"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
東奔西総 [オサムシ]
チバの桜も開花し、オサムシたちも次々とお目覚めでしょう。
東総、北総に続くなると西総となりそうですが、残念ながらそういう地域名はありません。
チバ県の北西部は「東葛(とうかつ)地域」といいます。
むかし東葛飾郡(ひがしかつしかぐん)といったので。(実は、前記事のカシワも東葛なのですが)
利根川の川面。向こう岸はイバラキです。
前回はカシワラベル、今回はノダラベルのアオオサ狙いです。
隣り合った市ですが、ノダ市はチバの西端なので、ノダラベルはぜひとも押さえたいところ。
でも過去に訪れたのは一度だけ、しかもその時は酒蔵見学でした。(それくらいノダには足が向かない)
カシワからいつも混雑する幹線道路16号線をしばらく進み、利根川方面へと右折。
数キロも行けば河川敷に出るはずが行けども行けどもたどり着かず。
一旦停車して現在地を確認して軌道修正。
運よく河川敷の外側の土手を越えていく道に出られました。
土手を越えるとだだっ広い運動場のような草地が広がります。
カシワあたりの利根川河川敷もそうですが、ラジコン飛行機などの練習場となっている草地を横断し、さらに藪を横切っていき、川縁まで出たところが扉の写真です。
崖はありませんが、倒木がないかと探索します。
増水した際になぎ倒されたり、斜めに傾いだ木々はありますが、倒木は見当たりません。
流されてしまうのでしょう。
また、川縁の林の地面はカラカラに乾いていました。
これではノダラベルは望むべくもないと思いましたが一本だけ焦げ目の付いたいい太さの倒木が。
コンコンと叩くといきなり。
大きさとしては本命くらいありましたが、残念ながら違いました。
威勢のいい女の子なのか、寝起きが悪いのか、「あなた誰よ」と威嚇されました。
この子のおかげで粘る気力が湧いたのでカラカラの林をしばらくさまよいましたが物件がない。
ふと頭上を見上げるとヤナギが立ち並んでいて、何ヤナギかは分かりませんが花が咲いていました。
このエリアはあきらめて、土手に戻る途中、藪の中に小さな倒木がありました。
期待はしませんでしたが、二本目からも出ました。
ちょっと小柄な女の子でした。
家のコクワ♂のお嫁さんになってもらうべくお連れしました。
再発進し土手下の砂利道を土手に沿ってトコトコ進んでいるとぬかるみがありました。
ひょいと避けようと草地側へ入ろうとしたら、前輪がずりっと滑ってコケました。
やわらかい泥土の中に倒れたので体もオートバイもダメージはほとんどありませんでしたが泥んこに。
ちょっと心が折れかかり、もう帰ろうかなと思う。
でもなかなか来ないであろう地なので、立て直して先に進むも川側の林がなくなっていくようでした。
またオートバイをとめて一人作戦会議・・
足元に咲いていたのは見慣れたあの花より小ぶりなものでした。
比べると大きさが違うのがよくわかります。
会議の結果、Uターンすることに。
同じところで転ばないよう慎重に走り、最初に突入したエリアも過ぎ、しばらく下流へ向けて走りました。
しかし、川縁に出られるルートが見当たらず、再突入の決断ができません。
するととうとう行き止まりになってしまいました。
なので川沿いの林に突入することはあきらめて土手沿いの道にあがりました。
徐行しつつ川側を横目で見ながら走っていると突然コンチューターの針が大きく振れました。
物件はこれ。
全体的にはカチカチだったのですが、根元付近は柔らかく朽ちていました。
2、3回バチツルをあてると・・本命のアオオサではありませんが・・出ました。
片方の前翅が割れてしまいましたが、胴体は無傷のようでよかった。
これ以上の深掘りはせず、この子もリリースしてノダの探虫は終了としました。
帰り道、遅いお昼を食べたあと、前回立ち寄り損ねた利根川のご神木を確認しに。
周辺にこんないい物件は皆無なので、色んな子たちの共同宿舎になっているのは確実。
崩すのは忍びないのですが、やはりせっかくなのでと自分に言い訳して端っこを少し。
すぐ出ました。
お尻で誰かわかります。(匂いもしていますし)
ちょこちょこ崩すだけで他の住人たちも出てきました。
3~4ミリしかありませんが鉱石のようです。
目の前をはねていく子もいました。
そして最後にまた黒い子が出ました。
オオゴミムシに似ていますが、この子は16ミリくらい。(オオゴミは20ミリくらい)
いずれにしても初採集のゴミムシです。
さあ、これでオサホリシーズンもおしまい。
いよいよ春モードに切り替えます。
輿入れしてもらったコクワちゃんは帰宅してからブロマイド撮影を。
なかなかの美人さんかと。
今日の湯加減
東総、北総に続くなると西総となりそうですが、残念ながらそういう地域名はありません。
チバ県の北西部は「東葛(とうかつ)地域」といいます。
むかし東葛飾郡(ひがしかつしかぐん)といったので。(実は、前記事のカシワも東葛なのですが)
利根川の川面。向こう岸はイバラキです。
前回はカシワラベル、今回はノダラベルのアオオサ狙いです。
隣り合った市ですが、ノダ市はチバの西端なので、ノダラベルはぜひとも押さえたいところ。
でも過去に訪れたのは一度だけ、しかもその時は酒蔵見学でした。(それくらいノダには足が向かない)
カシワからいつも混雑する幹線道路16号線をしばらく進み、利根川方面へと右折。
数キロも行けば河川敷に出るはずが行けども行けどもたどり着かず。
一旦停車して現在地を確認して軌道修正。
運よく河川敷の外側の土手を越えていく道に出られました。
土手を越えるとだだっ広い運動場のような草地が広がります。
カシワあたりの利根川河川敷もそうですが、ラジコン飛行機などの練習場となっている草地を横断し、さらに藪を横切っていき、川縁まで出たところが扉の写真です。
崖はありませんが、倒木がないかと探索します。
増水した際になぎ倒されたり、斜めに傾いだ木々はありますが、倒木は見当たりません。
流されてしまうのでしょう。
また、川縁の林の地面はカラカラに乾いていました。
これではノダラベルは望むべくもないと思いましたが一本だけ焦げ目の付いたいい太さの倒木が。
コンコンと叩くといきなり。
コクワガタ ♀ (クワガタムシ科)
大きさとしては本命くらいありましたが、残念ながら違いました。
同上
威勢のいい女の子なのか、寝起きが悪いのか、「あなた誰よ」と威嚇されました。
同上
この子のおかげで粘る気力が湧いたのでカラカラの林をしばらくさまよいましたが物件がない。
ふと頭上を見上げるとヤナギが立ち並んでいて、何ヤナギかは分かりませんが花が咲いていました。
このエリアはあきらめて、土手に戻る途中、藪の中に小さな倒木がありました。
期待はしませんでしたが、二本目からも出ました。
ちょっと小柄な女の子でした。
同上
家のコクワ♂のお嫁さんになってもらうべくお連れしました。
再発進し土手下の砂利道を土手に沿ってトコトコ進んでいるとぬかるみがありました。
ひょいと避けようと草地側へ入ろうとしたら、前輪がずりっと滑ってコケました。
やわらかい泥土の中に倒れたので体もオートバイもダメージはほとんどありませんでしたが泥んこに。
ちょっと心が折れかかり、もう帰ろうかなと思う。
でもなかなか来ないであろう地なので、立て直して先に進むも川側の林がなくなっていくようでした。
またオートバイをとめて一人作戦会議・・
足元に咲いていたのは見慣れたあの花より小ぶりなものでした。
イヌノフグリ
比べると大きさが違うのがよくわかります。
イヌノフグリとオオイヌノフグリ
会議の結果、Uターンすることに。
同じところで転ばないよう慎重に走り、最初に突入したエリアも過ぎ、しばらく下流へ向けて走りました。
しかし、川縁に出られるルートが見当たらず、再突入の決断ができません。
するととうとう行き止まりになってしまいました。
なので川沿いの林に突入することはあきらめて土手沿いの道にあがりました。
徐行しつつ川側を横目で見ながら走っていると突然コンチューターの針が大きく振れました。
物件はこれ。
全体的にはカチカチだったのですが、根元付近は柔らかく朽ちていました。
2、3回バチツルをあてると・・本命のアオオサではありませんが・・出ました。
マイマイカブリ (オサムシ科)
片方の前翅が割れてしまいましたが、胴体は無傷のようでよかった。
同上
これ以上の深掘りはせず、この子もリリースしてノダの探虫は終了としました。
帰り道、遅いお昼を食べたあと、前回立ち寄り損ねた利根川のご神木を確認しに。
周辺にこんないい物件は皆無なので、色んな子たちの共同宿舎になっているのは確実。
崩すのは忍びないのですが、やはりせっかくなのでと自分に言い訳して端っこを少し。
すぐ出ました。
お尻で誰かわかります。(匂いもしていますし)
アオゴミムシ (オサムシ科)
ちょこちょこ崩すだけで他の住人たちも出てきました。
ゴミダマ3兄弟
ドウガネサルハムシ (ハムシ科)
3~4ミリしかありませんが鉱石のようです。
目の前をはねていく子もいました。
ヒシバッタの仲間
そして最後にまた黒い子が出ました。
オオゴミムシに似ていますが、この子は16ミリくらい。(オオゴミは20ミリくらい)
オオクロナガゴミムシ (オサムシ科)
(アトマルナガゴミにも似ていますが北海道にしか分布してないよう)
いずれにしても初採集のゴミムシです。
さあ、これでオサホリシーズンもおしまい。
いよいよ春モードに切り替えます。
オマケ
輿入れしてもらったコクワちゃんは帰宅してからブロマイド撮影を。
なかなかの美人さんかと。
今日の湯加減
あっという間に3月も終わり、明日から4月というのがピンとこないほど。
すでに春が1か月過ぎてしまったと考えるとまたまた気が急いてきます。
とはいえ本格的にシーズン突入前に、今日はベニシジミ(春型)号の整備のためバイク屋さんへ。
前後のタイヤを新しくし、エンジンオイルとフィルターを交換して。
ブレーキディスクのパッドも交換してもらおうと思ったらまだ大丈夫とのことでした。
さあこれで準備万端。明日は少し遠出してきます。(北関東方面へ)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
お互いじっとしていられない季節になってきましたね(笑)
今日は珍しく日曜休み。
花は待ってくれないので、ゼフさん追い抜いてトンネルの先まで来ています。
ただいま時間調整中。
お天気は問題なし!どのこに会えるかな♪
by よしころん (2018-04-01 08:25)
イヌノフグリ、まだ現物は見たことが無いので
羨ましい写真です。
やっとこちらも温かくなってきたので
山野草もこれからです。
by g_g (2018-04-01 08:55)
堀当ててますね。
夏を待たずにクワガタがみれて
なんだか嬉しい。
by 響 (2018-04-01 21:09)
>よしころんさん
追い越されましたね^^
山の向こうはまだ早春でしょうね♪
>g_gさん
イヌノフグリはそれだけ見るとオオイヌと間違えそうです。
両方咲いていてよかった^^
>響さん
コケタので本命出るまで粘れませんでした^^;
本命ではないですがヒラタも出したかった・・
by ぜふ (2018-04-03 21:27)
イヌノフグリというお花もあるらしいですね。
今度、意識して見てみよう。
ドウガネサルハムシというコ、美しいですね。
これで3~4ミリとは。
写真でアップにするおかげで、その美しさが分かります。
by sakamono (2018-04-07 12:51)
>sakamonoさん
在来はイヌノフグリですが、減っていてなかなか見つからないようです。
ドウガネくんも地べたに這いつくばらないと見つけられないくらい小さいですね。
by ぜふ (2018-04-07 19:10)
お連れしたお嫁様、
マッチングは、首尾上々にいきますように
美人さんですものね
by engrid (2018-04-09 17:58)