"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
スズメバチの事情 [日記]
一年前の記事を下敷きにして書いています。
松本章さんの個展「立͡體昆蟲譜」が今年も開催されました。
会場は今回もお江戸日本橋の画廊。

会期は過ぎてしまいましたがご紹介します。
展示してあるのは普通の標本ではありません。
立體(りったい)と銘打ってあるように、ジオラマチックというかフィギュアのような作品です。

扉の写真は販売用の女王様たち。
今回も様々な虫たちの標本がありましたが、まずは蝶から。

この個体もそうでしたが、練馬区採集の虫がたくさんありました。(光が丘かな?)
さすがにこの子は23区ではなくて青梅市。

100%完品の個体で細部まで造作を凝らしていて美しい作品。
ウスバアゲハとしていないところに同調します。
飛び出す絵本的な作品も。

生きているようでおもしろい。

この虫は前回もありました。

何アメンボかはわかりませんが、アメンボは脚がとても繊細なので大変だろうと思います。
この虫も前回展示されていたと思いますが、今回もあまり強調はされていない様子でした。

からだが柔いので、これも手間がかかるだろうなぁと思う虫。

そして今回もっとも繊細で、目が釘付けになった作品はこれ。

一体どうやってこの形に固定するのでしょうか・・
その前に、どうやって傷めることなく採集するのでしょうか・・
企業秘密でしょうね。
次回はどんな虫が題材となるのか想像できませんがまた見に来たいと思います。
こちらは生きています。
リアルジオラマ。

先日、また北総へ行く途中、ふと気になった野鳥公園に立ち寄って探虫をしたのですが。
意外と敷地は広く、広場よりも林の占有率が高かったのですが、倒木や朽ち木は皆無。
やっと見つけた一本を掘って出てきたのが胡蜂でした。

越冬するのは女王様だけ。
通常は単独で朽ち木や土中に潜るのですが。

この朽ち木からはなんと合計4頭も掘り出してしまいました。

このフィールドのように、住宅事情が悪い場合は背に腹は代えられなくなるようで。
集団越冬しているような状態になってしまうこともあるようです。
面白い生態だったので、ちょっとかわいそうですが、証拠としてお連れすることにしました。

周辺は住宅地なので事前駆除ということで。
今日の湯加減
松本章さんの個展「立͡體昆蟲譜」が今年も開催されました。
会場は今回もお江戸日本橋の画廊。

会期は過ぎてしまいましたがご紹介します。
展示してあるのは普通の標本ではありません。
立體(りったい)と銘打ってあるように、ジオラマチックというかフィギュアのような作品です。

胡蜂(オオスズメバチ)
扉の写真は販売用の女王様たち。
今回も様々な虫たちの標本がありましたが、まずは蝶から。

緋縅蝶(ヒオドシチョウ)
この個体もそうでしたが、練馬区採集の虫がたくさんありました。(光が丘かな?)
さすがにこの子は23区ではなくて青梅市。

薄羽白蝶(ウスバシロチョウ)
100%完品の個体で細部まで造作を凝らしていて美しい作品。
ウスバアゲハとしていないところに同調します。
飛び出す絵本的な作品も。

浅葱斑(アサギマダラ)
生きているようでおもしろい。

この虫は前回もありました。

飴棒(アメンボ)
何アメンボかはわかりませんが、アメンボは脚がとても繊細なので大変だろうと思います。
この虫も前回展示されていたと思いますが、今回もあまり強調はされていない様子でした。

玉虫(タマムシ)
からだが柔いので、これも手間がかかるだろうなぁと思う虫。

ナナフシ
そして今回もっとも繊細で、目が釘付けになった作品はこれ。

ヒトスジシマカ
一体どうやってこの形に固定するのでしょうか・・
その前に、どうやって傷めることなく採集するのでしょうか・・
企業秘密でしょうね。
次回はどんな虫が題材となるのか想像できませんがまた見に来たいと思います。
オマケ
こちらは生きています。
リアルジオラマ。

先日、また北総へ行く途中、ふと気になった野鳥公園に立ち寄って探虫をしたのですが。
意外と敷地は広く、広場よりも林の占有率が高かったのですが、倒木や朽ち木は皆無。
やっと見つけた一本を掘って出てきたのが胡蜂でした。

コガタスズメバチ (スズメバチ科)
越冬するのは女王様だけ。
通常は単独で朽ち木や土中に潜るのですが。

この朽ち木からはなんと合計4頭も掘り出してしまいました。

このフィールドのように、住宅事情が悪い場合は背に腹は代えられなくなるようで。
集団越冬しているような状態になってしまうこともあるようです。
面白い生態だったので、ちょっとかわいそうですが、証拠としてお連れすることにしました。

周辺は住宅地なので事前駆除ということで。
今日の湯加減
去年の記事を下書きにしているのでわかったのですが、
ちょうど1年前も猛烈な寒波が日本列島を襲っていたようです。
また、日本海側の各地は暴風雪警報が発令されていたようです。
さて、今日は日本蛾類学会の総会に出席してきました。
奥本先生の記念講演もあり、東大の階段講堂で聴講できて幸せでした。
さすがに会員の方たちの研究発表は難易度が・・
やっぱり蛾の世界に近寄るのはキケンです。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
個展のムシの形がリアルですね。
越冬する鉢は女王蜂だけなんですか?
越冬していた女王蜂は掘り起こされて
目は覚めるんでしょか。
by g_g (2018-01-28 08:39)
あ、今年も開催されたのだ~と思ったら昨年のでしたか^^;
今度開催の際はぜひ事前に教えてくださいね。
本当にすごい!どのこも今にも動きだしそうですもの。
by よしころん (2018-01-28 20:07)
>g_gさん
暖かいところに置いておくと目を覚ましますので、春まで冷蔵庫に入っててもらいます^^
>よしころんさん
今年も開催されました。ただ案内ハガキが届いたのが会期終了の3日前。
運よくチバにいたのであわてて行ってきたのでした^^
次回ご案内しますね!
by ぜふ (2018-01-28 22:13)
蚊は見てるだけで痒くなるけどこれを作ったひとも痒みと戦ったのかな?(笑)
それにしても繊細な作品ですね。
by 響 (2018-01-29 12:48)
おはようございます^^
蜂ってやはり怖いですね~写真見ただけで面構えが凄いなーっとビビってしまいますよ。
by mimimomo (2018-01-30 07:16)
>響さん
これを作った方はデザイナーですがスズメバチに何度も刺されたというつわものです^^
その反面とても繊細な造作ですね。
>mimimomoさん
スズメバチも生態系の一部ですのでいなくなっては困りますが、
こうしてどうしようもなくて一か所に集まっているのは不憫です。
by ぜふ (2018-01-31 22:45)
おぉ、私の住む青梅市の名前が...^^;。
スズメバチ、大きさといい色といい、それにこの顔、
やっぱりコワイです。1度刺されたコトがあるので^^;。
by sakamono (2018-02-01 20:57)
オオスズメバチは迫力ありますね。とくに女王様は。
刺されましたか!じゃあアナフィラキシー気を付けないとですね。
2回刺されて平気ならもう大丈夫かもしれませんが・・^^
by ぜふ (2018-02-01 21:50)