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アゲハ山探虫 ~その他編~ [探虫行]
アゲハ山探虫行で出逢った未紹介の虫たちを。
当然ですが、チバとショウナイは動物相も植物相も昆虫相も違います。
チバにいるのと種は同じでも容貌が少し違ったり個体数が違ったりします。
調査をしているわけではないですが、そういう地域差を楽しんでいるところです。
なのでゼフと甲虫以外に観察した昆虫たちも記録として残しておきたい。
まずはこのチョウチョ。
夏型の色ということでは関東と色変異はないように思います。
でも見つけた瞬間はイチモンジチョウかと思うくらい、一回り大きいと思います。
捕まえて実測すればよかったか。
ちなみにイチモンジチョウも何頭か観察できましたが悉く撮り逃がしました。
其処此処に群生がみられたオカトラノオ。
その花に来たこのチョウは何だと思いますか?
モンシロチョウ?
モンキチョウ?
スジグロシロチョウ?
正解は
1枚目はメス、2枚目はオス。
何頭かの集団でいましたが近寄らせてくれず証拠写真しか撮れませんでした。
この子も証拠写真のみ。
訪れる度に見られましたが、まったくとまってくれず、ただ一度だけとまったときの一枚。
手元の図鑑とは少し表翅の模様が違いますが、ヒメキマダラではないので。
続いて、これは何でしょうか。
シジミチョウくらいの大きさですが、シジミではありません。
セセリチョウでもありません。
正解は
チョウではなく、ガ。
今までは単独でしか観察したことがありませんでしたが、山頂付近の林の中で多数見られました。
次もガですが
ではないかと。
ヒゲナガガの仲間のメスだと思いながら撮りましたが違いました。
この子は分かりやすい子です。
チョウの幼虫は”植食性”つまり草食がほとんどですが、この子の幼虫はアブラムシを食べる”肉食性”。
しかも成虫もアブラムシの体液を吸うという肉食。
つまり、幼虫も成虫も肉食というめずらしいチョウです。
次はアブ。
ペアではありません。
アブがアブを仕留めたところ。
持っていた捕虫網にとまってくれたのでもう一枚。
胸(見た目は背中)の筋肉の盛り上がり方が特徴的です。 ジェットエンジンを背負っているよう。
すさまじいスピードで飛翔して獲物を捕獲するのでしょう。
次はバッタ。
エゾアジサイが涼しく咲いているなと近寄ったらオンステージの子がいました。
フキバッタの仲間メスアカフキバッタか・・幼虫なのでわかりません。
この子も幼虫。
クツワムシの子に似ています。
そしてアゲハ山を後にしようとしたとき、見送りに来てくれたのもバッタの子でした。
今日の湯加減
当然ですが、チバとショウナイは動物相も植物相も昆虫相も違います。
チバにいるのと種は同じでも容貌が少し違ったり個体数が違ったりします。
調査をしているわけではないですが、そういう地域差を楽しんでいるところです。
なのでゼフと甲虫以外に観察した昆虫たちも記録として残しておきたい。
まずはこのチョウチョ。
サカハチチョウ 夏型 (タテハチョウ科)
夏型の色ということでは関東と色変異はないように思います。
でも見つけた瞬間はイチモンジチョウかと思うくらい、一回り大きいと思います。
捕まえて実測すればよかったか。
同上
ちなみにイチモンジチョウも何頭か観察できましたが悉く撮り逃がしました。
其処此処に群生がみられたオカトラノオ。
その花に来たこのチョウは何だと思いますか?
モンシロチョウ?
モンキチョウ?
スジグロシロチョウ?
正解は
スジグロシロチョウ (シロチョウ科)
1枚目はメス、2枚目はオス。
何頭かの集団でいましたが近寄らせてくれず証拠写真しか撮れませんでした。
この子も証拠写真のみ。
訪れる度に見られましたが、まったくとまってくれず、ただ一度だけとまったときの一枚。
キマダラセセリ (セセリチョウ科)
手元の図鑑とは少し表翅の模様が違いますが、ヒメキマダラではないので。
続いて、これは何でしょうか。
シジミチョウくらいの大きさですが、シジミではありません。
セセリチョウでもありません。
正解は
イカリモンガ ♂ (イカリモンガ科)
チョウではなく、ガ。
今までは単独でしか観察したことがありませんでしたが、山頂付近の林の中で多数見られました。
次もガですが
クロマイコモドキ (マルハキバガ科)
ではないかと。
ヒゲナガガの仲間のメスだと思いながら撮りましたが違いました。
この子は分かりやすい子です。
ゴイシシジミ (シジミチョウ科)
チョウの幼虫は”植食性”つまり草食がほとんどですが、この子の幼虫はアブラムシを食べる”肉食性”。
しかも成虫もアブラムシの体液を吸うという肉食。
つまり、幼虫も成虫も肉食というめずらしいチョウです。
次はアブ。
ペアではありません。
シオヤアブ ♀ (ムシヒキアブ科)
アブがアブを仕留めたところ。
持っていた捕虫網にとまってくれたのでもう一枚。
同上
胸(見た目は背中)の筋肉の盛り上がり方が特徴的です。 ジェットエンジンを背負っているよう。
すさまじいスピードで飛翔して獲物を捕獲するのでしょう。
次はバッタ。
エゾアジサイが涼しく咲いているなと近寄ったらオンステージの子がいました。
未同定
フキバッタの仲間メスアカフキバッタか・・幼虫なのでわかりません。
この子も幼虫。
未同定
クツワムシの子に似ています。
そしてアゲハ山を後にしようとしたとき、見送りに来てくれたのもバッタの子でした。
ヤブキリの幼虫 ♀ (キリギリス科)
オマケ
アキアカネ (トンボ科)
ヤマユリ
今日の湯加減
この週末は帰京しています。
今日はこれからスカイツリーの大昆虫展に行ってきます。
お楽しみは奥本先生と池田清彦先生とカブトムシゆかりさんのトークショー。
例によって事前打ち合わせはナシ。
さあ、どんな話が飛び出すか。身内にすら分からないという楽しさ。
あ、ところで、ベニシジミ(春型)号、退院しました!
大昆虫展2017 開催中!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ベニシジミ号、退院おめでとうございます!
よかったですね~^^
イカリモンガは答え合わせ前に分かりました ^^v
毎年よくお会いしますので(笑)
by よしころん (2017-07-29 19:18)
アジサイは日本海要素植物のエゾアジサイかもしれません。
あまり自信ないですが面立ちは水上や新潟で見かけるエゾアジサイとよく似ています♪
by よしころん (2017-07-29 19:20)
ゴイシシジミ可愛いですねぇ♪ (^-^)
個人的にはチバとショウナイのスーパーに置いてあるの物違いをみてみたいです(^^;
by POKO (2017-07-30 09:01)
イカリモンガは山で時々見ますが写真は常に撮れません。
サカハチチョウ、綺麗ですね。ほんの偶に見る事ができますが・・・
by g_g (2017-07-30 09:23)
スカイツリー週末に行きました。大昆虫展のなかには入らなかったのですが、賑わっていたようですね^^
by リュカ (2017-07-31 16:34)
>よしころんさん
エゾアジサイかもですね♪ ご教示ありがとうございます。
花弁が5枚に見えましたが実際は4枚かもしれません。
いずれにしても、とてもいい青でした。
>POKOさん
スーパーではサクランボがおわり。メロンが盛り。
そして、待ってましたの「だだちゃ豆」がそろそろ登場です♪
>g_gさん
けっこう敏感な子ですよね^^;
サカハチも敏感ですが息を殺せば^^
>リュカさん
土曜日の夕方ならいましたが・・^^
花火大会の日でもあったのでスカイツリー周辺は大混雑でした^^;
by ぜふ (2017-08-01 21:03)
ゴイシシジミ、可愛いドット柄、オシャレさん
ぜふさん、レーザービーム、虫さんの視線を感じるセンサーが
作動するのですね、、敏感に、、見逃さないで、ここにいます
紹介してと、、すばらしい感度、
見せて、教えていただける此方は、果報ものです,感謝です
かなり不出来で申し訳ないですが。。。
by engrid (2017-08-04 07:28)
シオヤアブの、この背中の盛り上がっているところ、筋肉なのですか。
モーレツなハネのはばたきは、この筋肉が生み出している...。
何か、スゴイものを見た気分です^^;。
by sakamono (2017-08-04 22:38)
>engridさん
そうなんです、なぜか視線を感じるのです^^
ただし、この子のように睨まれていることも少なくありません^^;
>sakamonoさん
トンボもカも同じように胸がボディービルダーですね^^
相手より速く飛ぶ必要があるのですね。
by ぜふ (2017-08-05 18:07)
オカトラノオなど自然が多いのがわかります。
アブがアブを捕獲するなんて知りませんでした。
凄い!
by 響 (2017-08-05 18:40)
ムシヒキアブはなんでもとらえますね。
コガネムシだって一撃!^^
by ぜふ (2017-08-05 22:59)
イカリモンガ、以前わからなくてぜふさんに教えて頂いたの
よ〜く覚えてます(*^^*)
新種のシジミか!?と思った私・・・org
by kazz (2017-08-15 16:41)