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やっと訪れた初夏と川と虫たち [ファーブル会]
5月21日は前週の1回目に続いて、初夏の昆虫採集会の2回目。
チバからは3時間ほどかかりますが、秩父方面へ行ってきました。
アゲハ類も多く、川の流れに沿って飛ぶ姿を観察するだけでも訪れる価値があるのですが・・
やはり、ここに来ると見たいのはこの子。
翅を閉じてとまりますが、着地した直後に居住まいをただすかのように開閉することがあります。
川まで降りて、かなりしつこく追いかけましたが、こちらの殺気が強すぎたのでしょうか、あまり近寄らせてくれませんでした。
この川沿いには民家が立ち並んでいるのですが、こんな環境で暮らせたらいいなと妄想してしまう。
特にこの時期ということではなく、夏も冬もきっとそれぞれに自然を楽しめるのかと。
それともう一種類、この子たちに会えるのも楽しみにしていました。
今年、ゴミホリに行ったときに集団越冬しているのを観察しましたが、とても大きなテントウムシ。
川沿いにはオニグルミの木が其処ここにあり、この時期になるとでてきます。
なぜクルミの木にくるかというと、彼らの目当てがこの虫だからです。
メスのおなかは卵でいっぱいです。
体長は7~8ミリで比較的大きなハムシ。 名前のとおりクルミ類が食草です。
昨年訪れたときは、すでにクルミハムシの幼虫やサナギが観察されたのですが・・・
やはり、どこも虫たちにとっての季節の進行が遅れていることが、このことでも分かります。
カメノコテントウの幼虫もクルミハムシの幼虫を食べるのです。
これはちびっ子ペア。
3ミリくらいしかないし、ペアリングしていても動き回るし、葉っぱは風で揺れるしでなかなか大変。
深度合成撮影はことごとくNGでした。
アゲハではありませんが、このチョウもまだたくさん飛んでいました。
先日の越路行では観察できなかったのでよかった。
この虫もこのフィールドでは多いようです。
美しい色の翅をしていますが、ジョウカイボンの仲間なので体液には毒があります。
この子はジョウカイモドキの仲間か・・
途中にある土場も貴重な観察ポイント。
タマムシやカミキリムシの仲間がやってくるのです。
この子は木をかじり始めたのでしばらく見ていると・・産み始めました。
かじっては産み、かじっては産みを繰り返していました。
このあと、川へ降りてみることに。
ここでは普通のニホンカワトンボとミヤマカワトンボが入り混じって生息しています。
ナワバリ争いはしますが、空間(レイヤー)の棲み分けはしていないように見えました。
この石はトンボたちにとってベストポジションなのでしょう。
扉の写真はオスでしたが、メスも降り立ちます。
そしてやっとお近づきになれたオス。
ミヤマカワトンボはオスもメスも茶褐色の翅をしていますが、胴体の色が違います。
カワトンボたちと遊んでいると吸水中のアゲハたちに出会いました。
散らしてしまわないように、川石を踏み外さないようにそろりそろりと・・
オナガアゲハとミヤマカラスアゲハでした。
種が違っても仲良く吸水。一旦飛び立ってもしばらくするとまた舞い戻ってきました。
思わず時間を忘れてしまい、気が付くとお昼も過ぎていたので集合場所へ急ぎました。
ということで、タイトルバナーを入れ替えました。
この時期にここで見られる花。
へそまがりなのか一輪だけ上を向いて咲いていました。
ユキノシタも見頃のはずなのですが、これも季節のズレなのか、まったく見られませんでした。
これは・・
あと、川で見たおもしろい光景。
助けようと手を伸ばしながら撮影したのですが、自分で泳いで岩にたどり着きました。
それと、帰りに駅の前でスタッフが採集したチョウ。
今日の湯加減
チバからは3時間ほどかかりますが、秩父方面へ行ってきました。
アゲハ類も多く、川の流れに沿って飛ぶ姿を観察するだけでも訪れる価値があるのですが・・
やはり、ここに来ると見たいのはこの子。
ミヤマカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
翅を閉じてとまりますが、着地した直後に居住まいをただすかのように開閉することがあります。
川まで降りて、かなりしつこく追いかけましたが、こちらの殺気が強すぎたのでしょうか、あまり近寄らせてくれませんでした。
この川沿いには民家が立ち並んでいるのですが、こんな環境で暮らせたらいいなと妄想してしまう。
特にこの時期ということではなく、夏も冬もきっとそれぞれに自然を楽しめるのかと。
それともう一種類、この子たちに会えるのも楽しみにしていました。
カメノコテントウ ペア(テントウムシ科)
今年、ゴミホリに行ったときに集団越冬しているのを観察しましたが、とても大きなテントウムシ。
川沿いにはオニグルミの木が其処ここにあり、この時期になるとでてきます。
なぜクルミの木にくるかというと、彼らの目当てがこの虫だからです。
クルミハムシ ♀ (ハムシ科)
メスのおなかは卵でいっぱいです。
体長は7~8ミリで比較的大きなハムシ。 名前のとおりクルミ類が食草です。
クルミハムシ ペア (ハムシ科)
昨年訪れたときは、すでにクルミハムシの幼虫やサナギが観察されたのですが・・・
やはり、どこも虫たちにとっての季節の進行が遅れていることが、このことでも分かります。
カメノコテントウの卵
カメノコテントウの幼虫もクルミハムシの幼虫を食べるのです。
これはちびっ子ペア。
ヤノナミガタチビタマムシ ペア (タマムシ科)
3ミリくらいしかないし、ペアリングしていても動き回るし、葉っぱは風で揺れるしでなかなか大変。
深度合成撮影はことごとくNGでした。
アゲハではありませんが、このチョウもまだたくさん飛んでいました。
ウスバシロチョウ (アゲハチョウ科)
先日の越路行では観察できなかったのでよかった。
この虫もこのフィールドでは多いようです。
アオジョウカイ (ジョウカイボン科)
美しい色の翅をしていますが、ジョウカイボンの仲間なので体液には毒があります。
この子はジョウカイモドキの仲間か・・
未同定 (ジョウカイモドキ科?)
途中にある土場も貴重な観察ポイント。
タマムシやカミキリムシの仲間がやってくるのです。
この子は木をかじり始めたのでしばらく見ていると・・産み始めました。
ゴマフカミキリ (カミキリムシ科)
かじっては産み、かじっては産みを繰り返していました。
同上
このあと、川へ降りてみることに。
ここでは普通のニホンカワトンボとミヤマカワトンボが入り混じって生息しています。
ナワバリ争いはしますが、空間(レイヤー)の棲み分けはしていないように見えました。
ニホンカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
この石はトンボたちにとってベストポジションなのでしょう。
扉の写真はオスでしたが、メスも降り立ちます。
ミヤマカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
そしてやっとお近づきになれたオス。
ミヤマカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
ミヤマカワトンボはオスもメスも茶褐色の翅をしていますが、胴体の色が違います。
カワトンボたちと遊んでいると吸水中のアゲハたちに出会いました。
散らしてしまわないように、川石を踏み外さないようにそろりそろりと・・
オナガアゲハとミヤマカラスアゲハでした。
種が違っても仲良く吸水。一旦飛び立ってもしばらくするとまた舞い戻ってきました。
オナガアゲハ ♂ (アゲハチョウ科)
思わず時間を忘れてしまい、気が付くとお昼も過ぎていたので集合場所へ急ぎました。
ということで、タイトルバナーを入れ替えました。
オマケ
この時期にここで見られる花。
オダマキ
へそまがりなのか一輪だけ上を向いて咲いていました。
ユキノシタも見頃のはずなのですが、これも季節のズレなのか、まったく見られませんでした。
これは・・
ニセアカシア?
あと、川で見たおもしろい光景。
アオオサムシ (オサムシ科)
助けようと手を伸ばしながら撮影したのですが、自分で泳いで岩にたどり着きました。
それと、帰りに駅の前でスタッフが採集したチョウ。
クモガタヒョウモン ♂ (タテハチョウ科)
今日の湯加減
26日に「完訳ファーブル昆虫記」の最終巻が発売になりました。
先生は淡々としたもので、特に自ら何か区切りをつけようとするわけでもなく。宣伝もせず。
昆虫館に入庫していますか?と聞くと、「そういえば集英社に頼んではいたのだけど来てないね」
その後電話して無事届いたようです。
ということで、昆虫館でも購入できますが、もちろんネットでも。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんばんは^^
秩父の方はいろいろ収穫があったようですね。
この時期はペアが多い? 春ね。^^
カワトンボってお色が良いですね。名前にカワとあるのは川に住んでいるからなのかしら。
by mimimomo (2017-05-27 18:10)
お早うございます。
一枚目のミヤマカワトンボ ! 素晴らしい !!
昆虫の世界、嵌まると楽しいでしょう。蝶もトンボも素敵です(^_^)
by yakko (2017-05-28 08:26)
こんにちは、雪の下の開花例年並みと思ってます。
by めもてる (2017-05-28 13:10)
クルミハムシメスのお腹は随分大きいんですね。
アゲハの集団給水見てみたいです。
by g_g (2017-05-28 18:11)
>mimimomoさん
春はやはりラブ虫の季節ですね~
カワトンボは深く考えたことありませんでしたがおそらくそうだと^^
>yakkoさん
うれしいです、実は、タイミングを合わせるのに苦労しました^^;
虫の世界は嵌ると楽しいですが、深すぎて大変です^^
>めもてるさん
そうなんですね、秩父は少し遅れているようでした。
>g_gさん
卵を過積載しています^^
アゲハの仲間は給水するので、せせらぎがあったら探してください♪
by ぜふ (2017-05-28 21:18)
1枚目見惚れてしまいました。
すごいすごい~♪
by shino* (2017-05-29 13:06)
川の水がきれいすぎる!
だから こんなにたくさん虫さんがいるんだね
by ねこじたん (2017-05-29 21:56)
>shino*さん
息を止めてリズムをとりながら、タイミングを合わせました。
少しトリミングしています^^
>ねこじたんさん
魚もいっぱいいる、気持ちのいい川です。
ずっとこのままの環境であってほしい場所ですね。
by ぜふ (2017-05-29 23:28)
こんにちは。
6月1日から 新ブログ に移行します。ゆっくり のんびり ブログ
新URL は http//jyakko.blog.so-net.ne.jp/ です。
よろしくお願いいたします。(_ _)
by yakko (2017-05-30 16:59)
ミヤマカワトンボ、美しい肢体です
卵を抱えて、移動のクルミハムシ大変だ
あぁ〜〜1枚目、何度もみちゃいました
素晴らしいな、、一瞬の情景かな 驚きの美しさです
by engrid (2017-05-31 01:33)
>yakkoさん
あたらしいブログ楽しみにしています。
>engridさん
ミヤマカワトンボは狙って撮りましたが幸運でした^^
by ぜふ (2017-06-01 23:04)
1枚目、岩に写り込んだ影が、化石のように見えました^^;。
卵をいっぱいに抱えた、クルミハムシのお腹にも、驚きました...。
by sakamono (2017-06-02 00:17)
バナー写真、良いですね(*^^*)
by kazz (2017-06-02 15:22)