"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
山の学校 2017春 [観察会]
今日は千葉県立中央博物館が主催している山の学校へ行ってきました。
何回か記事にしましたが、シーズン中は月一回開催されている自然観察会。
十数年前からときどき参加していますが、今回はちょうど一年ぶりとなってしまいました。
房総半島のほぼど真ん中、清和県民の森の中で開催されます。
と、その前に。
この写真の解説は後ほど。
房総は晴れて気温が高いものの、朝から強風ときどき突風という天気でした。
山の学校は午後からなので、お昼はまんぼうで食べようと決めて一路カモガワへ。
月崎まではいつものルート、気分を変えてそこから養老渓谷経由で行ってみました。
小港鉄道の沿線はところどころ散り際の桜と菜の花が共演していました。
ここで列車がくるのを待って写真を撮りたいという衝動を折からの強風に吹き飛ばしてもらいつつ、
相変わらず狭い道を走り、峠を超え、海へと下り、とあるダムを目指しました。
ここは大事なフィールドのひとつ。約1年間来なかったので様子を確認しておきたかった。
ダム湖の奥に向かって進もうとするといきなり足元に。
しばらく進むと、見覚えのある素掘りのトンネルに到着。
ほぼ真っ暗なのですが(コウモリもいるし)フラッシュを焚いて撮ると、壁と天井の模様が・・
アオダイショウの模様に似ていることにあらためて気が付いて鳥肌が立ちました。
このトンネルを抜けてさらに進むと2本目のトンネルがあります。
しかしこのトンネルの内部は依然と同様、水没し、出口は倒木でふさがれていました。
そのトンネルの入口の落石の上にいたのが扉の写真の子でした。
図鑑にも活動時期は5月~7月とあるとおり、その通り、初夏に栗の木にいるところしか見たことがありませんでしたのでびっくりしましたが、何といういい場所に佇んでいてくれたことか。
踵を返してスプ・エフェのビロードツリアブたちが乱舞する広くはないけど明るい草地を探索していると・・
これも春の風物詩的な昆虫ですが、スプ・エフェと呼ぶにはどうしても抵抗のある子たちが。
いわゆるハンミョウとは別種ですが、こちらは体液に毒があります。
いっぱいいたのでしばらく観察していました。
さあ、山を下りてまんぼうへ。
店に入ってマスターとおかみさんに挨拶するなり、「今日のスペシャルをお願い」と注文。
「今日はシンプルにチャーシューメンでいい?」
ほどなくきました、花びらチャーシューメン。
味もシンプル、あっさり醤油味。 チャーシューは鉄板のおいしさ。
写真ではわかりませんが、メンマがいっぱい入っているのがうれしい。
マスターが新しいカメラを出してきて撮影会がはじまり、2テイク目は海苔を取り替えるこだわりも。
今日はあまりおしゃべりする時間がなかったので、食べたらすぐ出発。山の学校の集合場所へ。
山の学校・自然観察会で観察できた虫たちを。
ひょっとしたらと思っていましたが、今回も運よく会えました。
メスには会えませんでしたが、今年もこのターコイズブルーを観察することができてよかった。
赤い子もいました。
ピンクの子もいました。
もう一種、赤い虫が飛んできてくれました。
越冬していた個体が活動しはじめたのでしょう。
なかなか会えないし、飛んで逃げられそうなので、家にお連れしてから撮影。
ヒラタムシの所以たる体形をご覧ください。
木の皮の下で暮らすためのフォルムです。
林の中の朽ち木を崩していてムカデ以外でやっと出てきた一匹。体長8ミリくらい。
最後に寄った水路は鹿の水飲み場にもなっているのでしょう、そばに糞があったのでひっくり返すと。
クロマルエンマコガネ フトカドエンマコガネ(コガネムシ科)
水路では参加者たちがヤゴやドジョウを一生懸命捕まえていましたが時間いっぱいとなりました。
最後のトンネルでみつけた虫。体長10ミリ弱。
去年は観察できたアオオサムシやオオセンチコガネ、ヒメスギカミキリに会えなくてザンネンでしたがO先生に挨拶して帰路につきました。
観察した花をまとめて。
ダム湖畔にて。
山の学校にて。
今日の湯加減
何回か記事にしましたが、シーズン中は月一回開催されている自然観察会。
十数年前からときどき参加していますが、今回はちょうど一年ぶりとなってしまいました。
房総半島のほぼど真ん中、清和県民の森の中で開催されます。
と、その前に。
この写真の解説は後ほど。
房総は晴れて気温が高いものの、朝から強風ときどき突風という天気でした。
山の学校は午後からなので、お昼はまんぼうで食べようと決めて一路カモガワへ。
月崎まではいつものルート、気分を変えてそこから養老渓谷経由で行ってみました。
小港鉄道の沿線はところどころ散り際の桜と菜の花が共演していました。
ここで列車がくるのを待って写真を撮りたいという衝動を折からの強風に吹き飛ばしてもらいつつ、
相変わらず狭い道を走り、峠を超え、海へと下り、とあるダムを目指しました。
ここは大事なフィールドのひとつ。約1年間来なかったので様子を確認しておきたかった。
ダム湖の奥に向かって進もうとするといきなり足元に。
アオダイショウ
大丈夫な方はクリックすると大きな画像が見られます。
しばらく進むと、見覚えのある素掘りのトンネルに到着。
ほぼ真っ暗なのですが(コウモリもいるし)フラッシュを焚いて撮ると、壁と天井の模様が・・
アオダイショウの模様に似ていることにあらためて気が付いて鳥肌が立ちました。
このトンネルを抜けてさらに進むと2本目のトンネルがあります。
しかしこのトンネルの内部は依然と同様、水没し、出口は倒木でふさがれていました。
そのトンネルの入口の落石の上にいたのが扉の写真の子でした。
ゴマダラオトシブミ (オトシブミ科)
図鑑にも活動時期は5月~7月とあるとおり、その通り、初夏に栗の木にいるところしか見たことがありませんでしたのでびっくりしましたが、何といういい場所に佇んでいてくれたことか。
踵を返してスプ・エフェのビロードツリアブたちが乱舞する広くはないけど明るい草地を探索していると・・
これも春の風物詩的な昆虫ですが、スプ・エフェと呼ぶにはどうしても抵抗のある子たちが。
ヒメツチハンミョウ (ツチハンミョウ科)
いわゆるハンミョウとは別種ですが、こちらは体液に毒があります。
いっぱいいたのでしばらく観察していました。
同上 メス
さあ、山を下りてまんぼうへ。
店に入ってマスターとおかみさんに挨拶するなり、「今日のスペシャルをお願い」と注文。
「今日はシンプルにチャーシューメンでいい?」
ほどなくきました、花びらチャーシューメン。
味もシンプル、あっさり醤油味。 チャーシューは鉄板のおいしさ。
写真ではわかりませんが、メンマがいっぱい入っているのがうれしい。
マスターが新しいカメラを出してきて撮影会がはじまり、2テイク目は海苔を取り替えるこだわりも。
今日はあまりおしゃべりする時間がなかったので、食べたらすぐ出発。山の学校の集合場所へ。
山の学校・自然観察会で観察できた虫たちを。
ひょっとしたらと思っていましたが、今回も運よく会えました。
ホソミオツネントンボ ♂ (アオイトトンボ科)
メスには会えませんでしたが、今年もこのターコイズブルーを観察することができてよかった。
赤い子もいました。
カクムネベニボタル ♂ (ベニボタル科)
ピンクの子もいました。
ムネアカテングベニボタル (ベニボタル科)
もう一種、赤い虫が飛んできてくれました。
越冬していた個体が活動しはじめたのでしょう。
ベニヒラタムシ (ヒラタムシ科)
なかなか会えないし、飛んで逃げられそうなので、家にお連れしてから撮影。
同上
ヒラタムシの所以たる体形をご覧ください。
木の皮の下で暮らすためのフォルムです。
林の中の朽ち木を崩していてムカデ以外でやっと出てきた一匹。体長8ミリくらい。
エグリゴミムシダマシ (ゴミムシダマシ科)
最後に寄った水路は鹿の水飲み場にもなっているのでしょう、そばに糞があったのでひっくり返すと。
水路では参加者たちがヤゴやドジョウを一生懸命捕まえていましたが時間いっぱいとなりました。
最後のトンネルでみつけた虫。体長10ミリ弱。
ゴミムシかゴミムシダマシの仲間 (判明したら記載します)
去年は観察できたアオオサムシやオオセンチコガネ、ヒメスギカミキリに会えなくてザンネンでしたがO先生に挨拶して帰路につきました。
オマケ
観察した花をまとめて。
ダム湖畔にて。
ヤマルリソウ
フモトスミレ
山の学校にて。
フモトスミレ
フデリンドウ
タニギキョウ
今日の湯加減
実は一昨年の記事を下敷きにして書きましたが、そのときも回り方は同じでした。
まんぼうで何か新メニューできましたか?と聞いたら、「ざるラーメン」とのことでしたが
一昨年は涼しかったから定番の白湯トンコツを食べたようです。
ところで、このブログでも何回か紹介しました太田学の和菓子屋さが野が昨年秋に閉店になりました。
ご主人が高齢でもあり体力的に限界だとのことでした。(奥様に聞くことができました)
あの上品な甘さのみたらし団子や豆大福、キンツバ・・全くもって甘党ではありませんが美味でした。
さあいよいよシーズンイン。明日は朝から八王子で採集会・・起きられるかな・・
さが野 2015.6.20 撮影
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
フデリンドウ、可愛らしい
ヒラタムシの体高、納得の命名ですね、ぺったんこさん
でも 紅色、鮮やかで、綺麗
・・・アオダイショウは小さいままで、素早く繰り上げました
by engrid (2017-04-16 01:09)
おはようございます^^
ゴマダラオトシブミ って良い柄のお洋服来ていますね^^
ヒラタムシ、ほんと何だか可笑しい^^ 上手くできてるものですね~
昨日、わたくしもヤマルリソウを写しましたよ(^-^w
by mimimomo (2017-04-16 06:51)
先日フモトスミレ散策に出かけたのですが、見事外してしまいました^^;
小さいカワイ子ちゃんで大好きなスミレです^^
私も先日アオダイショウにバッタリ!?
トンネル模様そっくり~~~(><)
by よしころん (2017-04-16 07:30)
野に咲く春のお花たち可愛いなぁ
ヘビトンネル想像しただけで鳥肌が、、
by shino* (2017-04-16 11:15)
チャーシュウメンが美味しそう。
フモトスミレ暫く見ていないので羨ましい・・・
フデリンドウもう咲いているんですね。
by g_g (2017-04-16 17:15)
お早うございます。
昆虫の世界は奥が深いですね〜
ヤマルリソウは会って見たい花です。可愛い !! ∈^0^∋
by yakko (2017-04-17 08:40)
>engridさん
まさにぺったんこさんですね^^
とてもいい色でしょ?
>mimimomoさん
草間彌生さんによるデザインかも^^
ヤマルリソウ、名前覚えました(^^♪
>よしころんさん
フモトスミレ、かわいこちゃんですよね~
ヘビたちも冬眠から覚めてきました♪
>shino*さん
春の草花はすがすがしいですね♪
来春はぜひ春花撮影会に^^
>g_gさん
フモトスミレはそちらでは少ないのでしょうか?
春のリンドウは見目麗しいですね♪
>yakkoさん
ヤマルリソウはとにかく目立たないですねー^^;
そちらでも観察できるのでは? ぜひ見つけてください♪
by ぜふ (2017-04-17 20:40)
今日は不思議な形の昆虫オンパレードですね。ヒメツチハンミョウはどうしても好きになれません。
by アサギいろ (2017-04-18 21:55)
虫のバリエーションの豊富さにも
驚きですが吊り橋の床が木なのね。
こわーーっ!
トンネルも一人じゃドキドキします。
by 響 (2017-04-20 09:46)
トンネルの壁や天井、私もヘビの模様みたいに見えました。
ちょっとコワイですね。
オトシブミの足が、とても器用そうに見えるのは、先入観のせいでしょうか^^;?
ヒラタムシのフォルム、面白いですねぇ~。
by sakamono (2017-04-21 00:49)
>アサギいろさん
いよいよフィールドがにぎやかになってきました♪
ヒメツチハンミョウは飼えますよ^^
>響さん
これでも物足りなかったです^^;
橋はちゃんと下に鉄骨があります。でないと絶対ムリです^^
>sakamonoさん
実物は平気ですがトンネルのほうは不気味でした^^;
オトシブミはみんな器用ですよね。ヒラタムシはカッコイイです♪
by ぜふ (2017-04-22 11:09)