"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ひとり観察会 [観察会]
4月2日は午後から予定がありましたが、第1と第3日曜日はHFの観察会の日なので、
オタマたちの様子も気になるし、午前中だけ行ってみることにしました。
途中、釣具屋さんに寄ってアカムシ(虫たちのエサ)を買って、予定通り現地に着きました。
が、いつもの観察会の幟(のぼり)が立ってない。
そうか今日は年度初め。お正月と年に二度の観察会お休みの日でした。
もともと早退するつもりできたので、ひとり観察会をすることに。
谷津田に出てまずはオタマの様子をと、田んぼの縁の水路にしゃがむと、先日紹介した花が目に付く。
さらにその花の上にピンク色に光るものがありました。
虫だということはわかるのですが、”ピンク色”をインデックスにするとピンとくるものがありません。
逃げられるのを覚悟でにじりよって近接撮影し、カメラでプレビューしてみてアブだとわかりました。
アブの仲間の同定は難しいので、いつも端から調べる気が起きないのですがちょっと調べてみました。
が、やっぱりムリでした・・
そう、ピンク色の翅をしているわけではなく、光の屈折でそのように見えたのです。
実は透明の翅。
ところで、この黄色い花。
ウマノアシガタにしては開花が早かった(3月5日確認)のですが、キツネノボタンでしょうか?
オタマたちはだいぶ下の方へ移動しているようでしたが、産卵場所の周りにもたくさんいました。
テレコンを付けたカメラを持った手を伸ばし、オタマたちを刺激しないように水の中へ。
しかしテレコンが浸るくらいまでしか近づけられませんでした。(だから水中撮影ではない)
跪いた体勢でいると、地面近くにいる虫たちも見つけられました。
ミミナグサにじっとしていたハムシ。
前記事で紹介したヤナギルリハムシに大きさも色も形もそっくりですが、相違点がはっきりあります。
それは鞘翅の点刻。
この写真では分かりづらいと思いますが、ダイコンハムシは点線のように規則的に並んでいます。
すぐ足元にこの子がまた現れたので、今回はさらに接写にトライ。
おそらくオスだと思いますが、アップで見るとなかなかのコワモテでした。
タチツボスミレがたくさん咲いている林縁の斜面を眺めていると、またもやピンク色が横切りました。
これもアブかなと着地したあたりを調べてみると、それはもう少し大きい虫でした。
ムナビロアカハネムシヒメアカハネムシ (アカハネムシ科)
体長は約10ミリ。 他のアカハネムシとの識別がまた悩ましいのですが、鞘翅の形で判断しました。
次にハンノキ林の方へ(もう孵化しているかもと思いつつ)ミドリシジミの卵を探しに。
長靴ではなかったので近づける木が限られ、結局見つけることはできませんでしたが、
前回の観察会のときに撮影に失敗して写真を載せられなかった虫と再会。
この子はお一人様のようでした。
この辺でひとり観察会を終え、引き返す途中のあぜ道で最後に発見したゴミムシ。
体長約10ミリ。キアシヌレチゴミムシに似ていますが未同定としておきます。
いずれにしても、いよいよゴミムシたちも冬眠から明けて活動開始。
そろそろチョウやトンボたちも出現し、里山は賑やかになるでしょう。
この植物もそろそろ開花しているかと様子を見に行きましたが、まだ開店準備中でした。
4月1日の午後はお江戸のオリンパスギャラリーへ。
海野和男さんのトークセッションがあるというので参加してきました。
予定時間を大幅にオーバーしながら写真と撮影の仕方と昆虫そのものについても詳しく解説され、
終了後もギャラリー内で解説ツアーをしてくださるサービスぶり。
もちろん、作品もすばらしくて惚れ惚れするショットばかりでした。
海野さんはオリンパスだけではなく、ニコンの技術アドバイザーもされています。
今日の湯加減
オタマたちの様子も気になるし、午前中だけ行ってみることにしました。
途中、釣具屋さんに寄ってアカムシ(虫たちのエサ)を買って、予定通り現地に着きました。
が、いつもの観察会の幟(のぼり)が立ってない。
そうか今日は年度初め。お正月と年に二度の観察会お休みの日でした。
もともと早退するつもりできたので、ひとり観察会をすることに。
谷津田に出てまずはオタマの様子をと、田んぼの縁の水路にしゃがむと、先日紹介した花が目に付く。
さらにその花の上にピンク色に光るものがありました。
虫だということはわかるのですが、”ピンク色”をインデックスにするとピンとくるものがありません。
逃げられるのを覚悟でにじりよって近接撮影し、カメラでプレビューしてみてアブだとわかりました。
ヒラタアブの仲間 ♀ (ハナアブ科)
アブの仲間の同定は難しいので、いつも端から調べる気が起きないのですがちょっと調べてみました。
が、やっぱりムリでした・・
そう、ピンク色の翅をしているわけではなく、光の屈折でそのように見えたのです。
実は透明の翅。
同上
ところで、この黄色い花。
ウマノアシガタにしては開花が早かった(3月5日確認)のですが、キツネノボタンでしょうか?
だれか見分け方を教えてください。
オタマたちはだいぶ下の方へ移動しているようでしたが、産卵場所の周りにもたくさんいました。
ニホンアカガエルのオタマジャクシ
テレコンを付けたカメラを持った手を伸ばし、オタマたちを刺激しないように水の中へ。
しかしテレコンが浸るくらいまでしか近づけられませんでした。(だから水中撮影ではない)
跪いた体勢でいると、地面近くにいる虫たちも見つけられました。
ミミナグサにじっとしていたハムシ。
ダイコンハムシ (ハムシ科)
前記事で紹介したヤナギルリハムシに大きさも色も形もそっくりですが、相違点がはっきりあります。
それは鞘翅の点刻。
この写真では分かりづらいと思いますが、ダイコンハムシは点線のように規則的に並んでいます。
すぐ足元にこの子がまた現れたので、今回はさらに接写にトライ。
コガタルリハムシ (ハムシ科)
おそらくオスだと思いますが、アップで見るとなかなかのコワモテでした。
タチツボスミレがたくさん咲いている林縁の斜面を眺めていると、またもやピンク色が横切りました。
これもアブかなと着地したあたりを調べてみると、それはもう少し大きい虫でした。
体長は約10ミリ。 他のアカハネムシとの識別がまた悩ましいのですが、鞘翅の形で判断しました。
次にハンノキ林の方へ(もう孵化しているかもと思いつつ)ミドリシジミの卵を探しに。
長靴ではなかったので近づける木が限られ、結局見つけることはできませんでしたが、
前回の観察会のときに撮影に失敗して写真を載せられなかった虫と再会。
ヒメアカホシテントウ (テントウムシ科)
この子はお一人様のようでした。
この辺でひとり観察会を終え、引き返す途中のあぜ道で最後に発見したゴミムシ。
ゴミムシの仲間 (未同定)
体長約10ミリ。キアシヌレチゴミムシに似ていますが未同定としておきます。
いずれにしても、いよいよゴミムシたちも冬眠から明けて活動開始。
そろそろチョウやトンボたちも出現し、里山は賑やかになるでしょう。
この植物もそろそろ開花しているかと様子を見に行きましたが、まだ開店準備中でした。
オマケ
4月1日の午後はお江戸のオリンパスギャラリーへ。
海野和男さんのトークセッションがあるというので参加してきました。
予定時間を大幅にオーバーしながら写真と撮影の仕方と昆虫そのものについても詳しく解説され、
終了後もギャラリー内で解説ツアーをしてくださるサービスぶり。
もちろん、作品もすばらしくて惚れ惚れするショットばかりでした。
海野さんはオリンパスだけではなく、ニコンの技術アドバイザーもされています。
今日の湯加減
昨日はF会の月例会議もあり、フィールドには出られなかったのですが、今日は行きたかった。
チバは午後から雨が上がるという予報だったので待機していたのに、まったくその気配なし。
というわけで引きこもりました。
2016年の写真の整理をしていたら、先週海野さんの写真を見たからでしょうか、あらためて見ると
ボツ写真の多さにがっくり。
ハードディスクの肥しがかなり減りました。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんばんは。
ピンクのアブに見えますよ。光線の具合でしょうか〜
黄色い花はわかりません(;_;) mimimomoさんはご存じかも・・・
ダイコンハムシは見たことがありませんがテントウムシの大きさでしょうか? これからはぜふさんの季節ですね∈^0^∋
by yakko (2017-04-09 21:10)
お写真をみながら、春の空気を感じています
なんだか、野にでかけたくなるようなね
アカハネムシ、おしゃれさん
オタマジャクシ、およいでるかな
by engrid (2017-04-10 00:39)
おはようございます^^
今日はちょっと忙し過ぎ~
また日を改めて伺います。
by mimimomo (2017-04-10 09:22)
随分ムシさんが出ておりますね、当地ではまだ殆ど見かけません
とはいっても、花ばかり探しているので致し方ないですが・・・
ケキツネノボタンの花期は3月~7月。キツネノボタンの花期は4月~5月。左2点は実の形が違います。 ウマノシガタの花期は4月~5月。(写真の葉の形と実の形から見るとケキツネノボタンかなと思います。毛が写っているのがよく見えませんが・・・)
by g_g (2017-04-10 17:44)
アカハネムシのツノ?が櫛みたいで面白い。
水中撮影もできるスーパーマクロ?
気になります。
by shino* (2017-04-10 23:52)
こんばんは^^
さすがに虫を見つけられるのが早いですね~我が家ではまだ何にも見つけられないですよ。多分いるのでしょうけれど。
ウマノアシガタとキツネノボタンの見分け方ってかなり難しいようですが、花の大きさと葉が違う気がします。
ウマノアシガタは1.5から2センチくらいあるし葉があまり大きくない気がするのですよ。
キツネノボタンは花が1~1.5センチで葉が大きく花より葉が目立つような印象があるのですよね。(個人的な目かも知れないですが)
咲き始めは両方とも4月頃(3月だって咲くことあると思います)
ただ花期はウマノアシガタの方が短くふた月ほどで
キツネノボタンは四か月ほどは咲いているようです。
もっともこう言うのも最近のように気温の変化が激しいと、変わって来るでしょうけれど。
お役に立てずごめんなさい。
このお写真わたくしは、はっきり分かりませんがウマノアシガタかなーっと思っていました。
by mimimomo (2017-04-11 19:03)
>yakkoさん
ピンク色の翅はグリーンに見えることもあります。
ダイコンハムシは4ミリくらいしかありません。
>engridさん
まさに春の陽射しがまぶしくなりました♪
アカハネムシはここではめずらしい虫。会えてよかった^^
>g_gさん
ケキツネですか・・そちらとこちらでは花期が違うでしょうけど・・
実の形ですか、なるほど、もう一度確認してみますね。
>shino*さん
いわゆる櫛ヒゲですね。アカハネムシの仲間の特徴です。
TG-4はコンデジですが、テレコンも水中オッケーです♪
>mimimomoさん
花の大きさは2センチくらいあると思います。
ただ3月の初旬に咲いていたのでさすがに早いかなと・・^^;
葉や茎も含めて、もう一度確認しようと思います。多謝です。
by ぜふ (2017-04-11 22:32)
こんにちは^^
↑、昨夜コメントを書いたのですが・・・寒かった昨日と違って今日は暖かい。庭にはアブや蝶や小さい虫が一杯飛んでいましたよ^^
虫は暖かさに敏感ですね。
by mimimomo (2017-04-12 15:29)
ダイコンハムシの背中の写り込みが、いいですねー^^。
ギャラリーの写真、スゴイですね!
by sakamono (2017-04-13 23:59)
海野さん、先日NHKの番組拝見しました^^
オリンパス使われているんだな~と思っていましたが、ニコンも使われているのですね!
ますます親近感が~^^
by よしころん (2017-04-14 08:27)
>mimimomoさん
一気に出てきましたね♪ 桜は散りましたが花々もこれから一気でしょう!
>sakamonoさん
ダイコンハムシの背中とはまた細かいところに^^
海野さんの写真は虫愛がいっぱいです(^^♪
>よしころんさん
ワイルドライフの撮影のことも話していました。
NHKのカメラクルーもプロですから彼らとも色いろあったようです^^
オリンパスのカメラの撮影モードにテントウムシマークが付いたのは海野さんのおかげです♪
by ぜふ (2017-04-14 22:24)
そろそろ防水カメラが必要では?
とにかく何もいないと思っていてもしゃがむと思いの外いっぱい虫が見つかりますよね。
by 響 (2017-04-15 13:28)
>響さん
カメラは15m防水ですが水の中まで手が届きませんでした・・^^;
(15センチ防水でも十分ですけどね)
昆虫観察は、しゃがむ、はいつくばる、ねころぶ、に限りますね(^^♪
by ぜふ (2017-04-15 19:11)