"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
年末年始の記録 [探虫行]
記事の日付が前後しますが、大みそかの探虫行のことを。
とその前に・・
12月30日にトンボの沼に行ったとき、たまたま近くにいすみ鉄道の駅があったので寄ってみました。
子供のころの故郷を思いだす無人駅。
ホームに上がって写真を撮って遊んでいたら、たまたま汽車がやってきました。
しずかでのどかなところなのですが、オートバイを線路に近づけすぎていたからでしょうか、通過するとき、
ふぉわーんと警笛をひとつ鳴らされました。
そして大晦日。
チバは風もなくポカポカ陽気でした。
もう行くしかありません。
利根川リベンジに。 もう一度新規開拓に。
利根川下流の河川敷は広大です。(パラグライダーの飛行場やヘリコプターの訓練ポートなどがあるほど)
その中でビオトープ化されていると思われる一帯があることを例によってグーグルアースで確認。
行ってみると確かにそこは広いビオトープでした。
しかしそれはいわゆる”バードサンクチュアリ”でした。
延々と枯れた葦原が広がり、獣道もまったくといっていいほどない。
イバラの混じった藪を漕いで川べりまで探索しても、ただただ藪と枯れ葦原のみ。
灌木もまばら。 立ち枯れは一本もなければ倒木すらない。
川べりへ向けてのアプローチを何回か繰り返すも、どこも同じでした。
踏み跡のない深い藪に入ると、引き返すときに途中で戻り方がわからなくなるほどでした。
汗もかき真冬であることも忘れていましたが、冬どころか春が其処ここにありました。
せっかく咲いてくれているのに虫はいない・・
完全ボウズ。
でも、せっかくここまで来たので、とある優良物件の様子だけでも見て帰ろうと。
土手沿いの道を15分ほど走り、もう一度河川敷へ降りていきました。
その物件は小さな藪の中にある倒木なのですが、場所はしっかり覚えているので迷うこともなく現地着。
本腰を入れて掘るつもりはないとは思いつつ、ちょっとだけということで、アタリをつけてバチツルをザクッと。
一撃で出てきました。
出たとたんにアオゴミムシ臭が漂います。(個人的には不快な匂いと思いませんが)
崩した木片を拾って隠しておきました。
物件の様子はわかったので一旦は立ち去ろうとしたのですが、諦め悪く、もうちょっとだけと・・
またしても一撃で。
これも集団でしたが、何かわかりますか?
虫屋ならこのおしりだけですぐ分かると思いますが・・
観察だけしてお連れはしませんでした。
明けて元日。
引き続きとてもいい天気だったので、前々記事で書いたとおり、初詣のついでにHFに行ってみました。
写真の左端の梢を振り仰ぐと・・
チョウチョがいました。
いますよね。
無事越冬できますように。
HFでは何種類かの越冬虫を観察できます。
おなじみのホソミオツネントンボも見つけることができたのですが、撮影できた一枚がピンボケでした。
その代わりに?見つけた虫たち。
何かいますよね?
斜面の途中に生えている木だったので接近することができませんでしたが、目いっぱい手を伸ばして。
彼らも越冬体勢ではありますが寝ているわけではありません。
気配を察知すると動き始め、危険を感じると飛び去ってしまいます。
幸い、HFでは毎冬観察できているハエです。
この子たちは越冬体勢というわけではありませんが、屋内とはいえ冬季は不活発。
いつもは気配を感じるとすぐ潜水してしまうのですが、たまに水面に浮かんで寝ていることがあります。
つまり撮影のチャンス。
偶然、相方も寝ていました。
メスの背中にスジがあるのでそういう名前が付いているのですが、よぉく見るとスジはオスにもありますね。
今日の湯加減
とその前に・・
12月30日にトンボの沼に行ったとき、たまたま近くにいすみ鉄道の駅があったので寄ってみました。
子供のころの故郷を思いだす無人駅。
ホームに上がって写真を撮って遊んでいたら、たまたま汽車がやってきました。
上総東駅
しずかでのどかなところなのですが、オートバイを線路に近づけすぎていたからでしょうか、通過するとき、
ふぉわーんと警笛をひとつ鳴らされました。
そして大晦日。
チバは風もなくポカポカ陽気でした。
もう行くしかありません。
利根川リベンジに。 もう一度新規開拓に。
利根川下流の河川敷は広大です。(パラグライダーの飛行場やヘリコプターの訓練ポートなどがあるほど)
その中でビオトープ化されていると思われる一帯があることを例によってグーグルアースで確認。
行ってみると確かにそこは広いビオトープでした。
しかしそれはいわゆる”バードサンクチュアリ”でした。
延々と枯れた葦原が広がり、獣道もまったくといっていいほどない。
イバラの混じった藪を漕いで川べりまで探索しても、ただただ藪と枯れ葦原のみ。
灌木もまばら。 立ち枯れは一本もなければ倒木すらない。
川べりへ向けてのアプローチを何回か繰り返すも、どこも同じでした。
踏み跡のない深い藪に入ると、引き返すときに途中で戻り方がわからなくなるほどでした。
汗もかき真冬であることも忘れていましたが、冬どころか春が其処ここにありました。
オオイヌノフグリとホトケノザ
せっかく咲いてくれているのに虫はいない・・
完全ボウズ。
でも、せっかくここまで来たので、とある優良物件の様子だけでも見て帰ろうと。
土手沿いの道を15分ほど走り、もう一度河川敷へ降りていきました。
その物件は小さな藪の中にある倒木なのですが、場所はしっかり覚えているので迷うこともなく現地着。
本腰を入れて掘るつもりはないとは思いつつ、ちょっとだけということで、アタリをつけてバチツルをザクッと。
一撃で出てきました。
集団越冬中のアオゴミムシ (ゴミムシ科)
出たとたんにアオゴミムシ臭が漂います。(個人的には不快な匂いと思いませんが)
アオゴミムシ (ゴミムシ科)
崩した木片を拾って隠しておきました。
物件の様子はわかったので一旦は立ち去ろうとしたのですが、諦め悪く、もうちょっとだけと・・
またしても一撃で。
これも集団でしたが、何かわかりますか?
虫屋ならこのおしりだけですぐ分かると思いますが・・
マイマイカブリ (オサムシ科)
観察だけしてお連れはしませんでした。
明けて元日。
引き続きとてもいい天気だったので、前々記事で書いたとおり、初詣のついでにHFに行ってみました。
ハンノキ林
写真の左端の梢を振り仰ぐと・・
チョウチョがいました。
いますよね。
越冬体勢のウラギンシジミ (シジミチョウ科)
無事越冬できますように。
HFでは何種類かの越冬虫を観察できます。
おなじみのホソミオツネントンボも見つけることができたのですが、撮影できた一枚がピンボケでした。
その代わりに?見つけた虫たち。
何かいますよね?
斜面の途中に生えている木だったので接近することができませんでしたが、目いっぱい手を伸ばして。
キモグリバエの仲間
彼らも越冬体勢ではありますが寝ているわけではありません。
気配を察知すると動き始め、危険を感じると飛び去ってしまいます。
幸い、HFでは毎冬観察できているハエです。
オマケ
この子たちは越冬体勢というわけではありませんが、屋内とはいえ冬季は不活発。
いつもは気配を感じるとすぐ潜水してしまうのですが、たまに水面に浮かんで寝ていることがあります。
つまり撮影のチャンス。
メススジゲンゴロウ♀ (ゲンゴロウ科)
偶然、相方も寝ていました。
メススジゲンゴロウ ♂ (ゲンゴロウ科)
メスの背中にスジがあるのでそういう名前が付いているのですが、よぉく見るとスジはオスにもありますね。
今日の湯加減
昨日は大寒。やっと大寒を過ぎました。
ということはつまり、次の節気は「立春」。
ああ何といういい響きでしょうか。
だからやる気を出したわけではありませんが、今日も探虫に行ってきました。
そしたら寒いのなんの。風が冷たいのなんの。
でも頑張った甲斐あってか、うって変わって大漁でした。
明日昆虫館へお連れするつもりです。
2017-01-21 19:00
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コメント(8)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ぜふさん地元で大漁と言えば、寒ブリ、いえいえ、寒カブリですね。
by アサギいろ (2017-01-22 06:07)
おはようございます^^
今年は暖冬気味とは言うものの、外での作業は寒くないですか。
ボウズでなくて良かったですね。
蝶は今回は始めのお写真ですぐわかりました^^
by mimimomo (2017-01-22 07:17)
>アサギいろさん
寒ブリおいしいですよねー・・・お察しの通りです^^
>mimimomoさん
手も足も使うので探虫作業中は寒くないんです。
移動中です、鼻水でるのは^^;
ところで、ログとして書いておきますが、今日RSSが更新されなくなりましたね。
あと、記事管理画面の各記事のアイコン写真が一部勝手に変わってしまっています。
ソネブーさん、何かやらかしているようですね・・いつものことですが・・
by ぜふ (2017-01-22 22:58)
バイクはいろいろなフィールドに行くには最高のパートナー
のようですね、ホトケノザとオオイヌノフグリなどは畑に
行くと陽だまりなどでは偶に見かけますが農家にとっては
迷惑な雑草のようですね、ゲンゴロウ久し振りに見させて
頂きました。
by g_g (2017-01-23 10:55)
掘り当て名人ですね。
もう偶然じゃない神がかりな
力を手に入れましたか?
by 響 (2017-01-24 10:24)
>g_gさん
チバは雪が積もることはまずないですからね^^
だからホトケノザなども見つけられます♪
>響さん
偶然じゃないですが、神がかりでもないです。
もう、見ただけで物件の査定ができるのです^^
次記事でまた。
by ぜふ (2017-01-26 22:25)
31日と元日、これが掘り納めと掘り初めでしたか^^;。
ウラギンシジミ、分かりました。このブログで覚えました^^;。
by sakamono (2017-01-27 00:04)
>sakamonoさん
ウラギンシジミを覚えていただきありがとうございます。
ぜひ実物も探してみてください^^
by ぜふ (2017-01-28 08:48)