"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
覚えられない名前 [オサムシ]
オサホリはトップシーズンなので、12月17日、そろそろ頃合いだと思い、外房方面に行きました。
ただ今回のターゲットはゴミムシなので、正確には”ゴミホリ”。(語感がイマイチですが・・)
オサホリもゴミホリも早起きは必須ではありません。
相手は土の中でじっとしているので、昼間であれば採集の時間帯が成果に影響することはない。
ということですが、いつもの時間には起きて(前回の)ブログ記事の下書きをしてお昼前に出発。
途中、お気に入りのラーメン屋さんに寄り、大網白里街道を外房へ向けてひたすら進み、目的地に到着。

九十九里の手前のとある谷津田です。
去年の大晦日に掘り納めに行った場所で、そのときは色々な種類のゴミムシが採れたのでした。
ところが・・そのとき見つけた好ポイントへ行ってみましたが、何も出ない。
カマドウマやトカゲさえも出てこない。
去年と比べると土が乾燥しているようでした。
別の場所も探ってみましたが、カラカラに乾いていなくても土が固くてだめでした。
そう、オサムシやゴミムシが越冬のために潜る場所は、湿度が重要な要素なのです。
適度な湿度の小崖が理想ですが、地形は十分条件であり、必要条件ではないと経験的に思います。
では、どこの崖も必要条件が満たされていないとき、彼らはどこに潜るのか。
ひとつは前回の記事で紹介した朽木や立ち枯れの木でしょう。
でもそういう木もない場合は・・それがわかれば苦労はしないのですが、どこかにはいるはずで。
突き止めることができていないだけなのです。今後探求していきます。

さて、まだ突き止めることができていない身としてはどうするか。
必要条件を満たしていそうな場所を探すしかない。
去年、途中で探索をやめたその先に突入してみることにしました。
そしたら、十分条件も見たしている場所を見つけてしまいました。
脳内コンチューターもバリバリ反応しています。
と、まもなく。

いつもと写真のアスペクト比が違うのは、虫撮影のメイン機が入院中でスマホで撮っているためです。
(満足のいくクオリティでもありませんがあしからず)
ところで、写真を見てお気づきでしょうか。
実は残念なことにクラッシュさせてしまったのです。
ごく浅いところにいたのでしょう、バチツルの切っ先が命中したのだと思いますが、傷つけたのは片方の前翅(=鞘翅)だけで胴体までは届いていませんでしたので、命に別状はありませんでした。

鞘翅の下ががらんどうになっているのがわかると思いますが、後翅(飛翔用)が退化・消滅しているからです。
ここはもっといるかもしれないと、周辺も掘ってみたらあっさり。

今度は無傷。

一匹目とは別種のような色。
ちなみにこの崖は林の中の木陰ですが、ほぼ南向き。 常にではなくとも木漏れ日が当たると思います。
反対側の北向きの崖も掘ってみることにしました。
いきなり出たのは。

クラッシュしなくてよかった。 そっと土の中に戻しておきました。
かなりあちこち掘ってやっと出ました。

この子も2匹目と同じ色あいでした。

この状態で潜っていたのではなく、画面上の木の根の中にいたのだと思います。
オーバーハングしていたので、掘り当てた瞬間にぽとりと落ちたのを拾って崖面に置いて撮りました。

さてさて、オサムシは掘り当てたものの、本命の子が出ません。
崖はやめて朽木もせめてみましたが、あまりいい物件もなく、コンチューターも反応せず。
林の中を奥へ進むうちに竹林になり、それから先の様子はあまり良さそうではなかったので引き返すことに。
戻りながらもう一度崖の目ぼしいところをぽつぽつと当たっているとやっとゴミムシが出ました。
ただし元気に歩き回ってその場での撮影は困難だったので、連れて帰ってからの写真を。

このゴミムシには、”ヒメホソクビゴミムシ”、”コホソクビゴミムシ”という大きさの違う仲間がいます。
前者は約7.5ミリ、後者は約9ミリ、そして本種は約15ミリあるので”オオ”と付いているのだと思います。
が、どういうわけか、中くらいの”ホソクビゴミムシ”というのはいません。
それどころか、色形のとてもよく似た、しかも約22ミリとさらに大きいのがいます。
そのゴミムシの名前は、なんと”オオクビボソゴミムシ”。
”クビボソゴミムシ”ともいい、学名は Galerita orientalis 。
ちなみにオオホソクビゴミムシの学名は Brachinus scotomedes 。
クビボソは一番大きくて、オオホソクビは中くらいで・・
学名はさておき、ややこしすぎてもうほとんど覚えることをあきらめた和名を持つゴミムシです。

ボウズは回避できたので、シーズンイン当初の11月初めにキベリの子を採ったフィールドへ移動することに。
そのときもあやうくボウズでしたが、時期が少し早かったのだろうということでリベンジを予定していたのです。
ところが・・
前回よりもむしろ長く粘ってはみたものの、それこそアリ一匹も出ませんでした。
完全なボウズ。
逆に前回はよく一匹出せたものだと我ながら感心したというか運が良かったとつくづく。
時期が早かったわけではなく、やはりそこは必要条件が満たされていないのだということがわかりました。
最初のフィールドへ行く途中に寄ったラーメン屋さんのこの一杯はときどき無性に食べたくなる。

見ての通り野菜たっぷり、キクラゲやメンマもたっぷり。さらにゆで卵に分厚いチャーシューが二枚も。
それで760円。 しかも税込みという”おいしい”ラーメンです。
チバ市内および近辺でこれに勝るラーメンにはいまだに巡り合っていません。
今日の湯加減
ただ今回のターゲットはゴミムシなので、正確には”ゴミホリ”。(語感がイマイチですが・・)
オサホリもゴミホリも早起きは必須ではありません。
相手は土の中でじっとしているので、昼間であれば採集の時間帯が成果に影響することはない。
ということですが、いつもの時間には起きて(前回の)ブログ記事の下書きをしてお昼前に出発。
途中、お気に入りのラーメン屋さんに寄り、大網白里街道を外房へ向けてひたすら進み、目的地に到着。

九十九里の手前のとある谷津田です。
去年の大晦日に掘り納めに行った場所で、そのときは色々な種類のゴミムシが採れたのでした。
ところが・・そのとき見つけた好ポイントへ行ってみましたが、何も出ない。
カマドウマやトカゲさえも出てこない。
去年と比べると土が乾燥しているようでした。
別の場所も探ってみましたが、カラカラに乾いていなくても土が固くてだめでした。
そう、オサムシやゴミムシが越冬のために潜る場所は、湿度が重要な要素なのです。
適度な湿度の小崖が理想ですが、地形は十分条件であり、必要条件ではないと経験的に思います。
では、どこの崖も必要条件が満たされていないとき、彼らはどこに潜るのか。
ひとつは前回の記事で紹介した朽木や立ち枯れの木でしょう。
でもそういう木もない場合は・・それがわかれば苦労はしないのですが、どこかにはいるはずで。
突き止めることができていないだけなのです。今後探求していきます。

さて、まだ突き止めることができていない身としてはどうするか。
必要条件を満たしていそうな場所を探すしかない。
去年、途中で探索をやめたその先に突入してみることにしました。
そしたら、十分条件も見たしている場所を見つけてしまいました。
脳内コンチューターもバリバリ反応しています。
と、まもなく。

アオオサムシ (オサムシ科)
いつもと写真のアスペクト比が違うのは、虫撮影のメイン機が入院中でスマホで撮っているためです。
(満足のいくクオリティでもありませんがあしからず)
ところで、写真を見てお気づきでしょうか。
実は残念なことにクラッシュさせてしまったのです。
ごく浅いところにいたのでしょう、バチツルの切っ先が命中したのだと思いますが、傷つけたのは片方の前翅(=鞘翅)だけで胴体までは届いていませんでしたので、命に別状はありませんでした。

鞘翅の下ががらんどうになっているのがわかると思いますが、後翅(飛翔用)が退化・消滅しているからです。
ここはもっといるかもしれないと、周辺も掘ってみたらあっさり。

今度は無傷。

アオオサムシ (オサムシ科)
一匹目とは別種のような色。
ちなみにこの崖は林の中の木陰ですが、ほぼ南向き。 常にではなくとも木漏れ日が当たると思います。
反対側の北向きの崖も掘ってみることにしました。
いきなり出たのは。

シュレーゲルアオガエル かな?
クラッシュしなくてよかった。 そっと土の中に戻しておきました。
かなりあちこち掘ってやっと出ました。

この子も2匹目と同じ色あいでした。

この状態で潜っていたのではなく、画面上の木の根の中にいたのだと思います。
オーバーハングしていたので、掘り当てた瞬間にぽとりと落ちたのを拾って崖面に置いて撮りました。

さてさて、オサムシは掘り当てたものの、本命の子が出ません。
崖はやめて朽木もせめてみましたが、あまりいい物件もなく、コンチューターも反応せず。
林の中を奥へ進むうちに竹林になり、それから先の様子はあまり良さそうではなかったので引き返すことに。
戻りながらもう一度崖の目ぼしいところをぽつぽつと当たっているとやっとゴミムシが出ました。
ただし元気に歩き回ってその場での撮影は困難だったので、連れて帰ってからの写真を。

オオホソクビゴミムシ (オサムシ科)
このゴミムシには、”ヒメホソクビゴミムシ”、”コホソクビゴミムシ”という大きさの違う仲間がいます。
前者は約7.5ミリ、後者は約9ミリ、そして本種は約15ミリあるので”オオ”と付いているのだと思います。
が、どういうわけか、中くらいの”ホソクビゴミムシ”というのはいません。
それどころか、色形のとてもよく似た、しかも約22ミリとさらに大きいのがいます。
そのゴミムシの名前は、なんと”オオクビボソゴミムシ”。
”クビボソゴミムシ”ともいい、学名は Galerita orientalis 。
ちなみにオオホソクビゴミムシの学名は Brachinus scotomedes 。
クビボソは一番大きくて、オオホソクビは中くらいで・・
学名はさておき、ややこしすぎてもうほとんど覚えることをあきらめた和名を持つゴミムシです。

ボウズは回避できたので、シーズンイン当初の11月初めにキベリの子を採ったフィールドへ移動することに。
そのときもあやうくボウズでしたが、時期が少し早かったのだろうということでリベンジを予定していたのです。
ところが・・
前回よりもむしろ長く粘ってはみたものの、それこそアリ一匹も出ませんでした。
完全なボウズ。
逆に前回はよく一匹出せたものだと我ながら感心したというか運が良かったとつくづく。
時期が早かったわけではなく、やはりそこは必要条件が満たされていないのだということがわかりました。
オマケ
最初のフィールドへ行く途中に寄ったラーメン屋さんのこの一杯はときどき無性に食べたくなる。

野菜長州ラーメン
見ての通り野菜たっぷり、キクラゲやメンマもたっぷり。さらにゆで卵に分厚いチャーシューが二枚も。
それで760円。 しかも税込みという”おいしい”ラーメンです。
チバ市内および近辺でこれに勝るラーメンにはいまだに巡り合っていません。
今日の湯加減
この記事を書いていたら電気屋さんから電話があり、カメラの修理が終わったと。
さっそく受け取りにいきました。
修理伝票を見てみると、レンズCMOSユニットの交換という、ニンゲンなら心臓移植手術をしたようです。
ただ当然ながら、設定はすべて初期化されていました。これがなかなか面倒なんですよね・・
さっそく明日にでもテスト撮影に行かなくては。
「光線銃」にもラーメンがでてきます
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
地球の温暖化など、何か原因でもあるのかしら。
このところ「すごい!」と言うほど出た来ないようですね。
しかしゴミムシって名前が悪いと言うか、姿は愛らしいし綺麗ですよね^^
by mimimomo (2016-12-25 07:09)
ギックリ腰、うつしちゃってごめんなさい~~^^;
ひたすら温めてストレッチでほぼ回復・・・したい!
by よしころん (2016-12-25 07:54)
アオガエルって冬眠するとき
こんな色になるのですね。
ちょっとわたしも掘って良い場所で掘ってみようかしら?
カエル狙いで(笑)
by 響 (2016-12-25 17:17)
こんばんは。
根気が要りますね〜 スゴイです(・O・;
by yakko (2016-12-25 19:02)
アオガエルちゃん たまらないです♪
いつか飼いたいな^^
by shino* (2016-12-25 21:33)
カエルのつぶらな瞳がカワイイです。
寝起きで、状況が分からず困惑しているよう^^;。
by sakamono (2016-12-25 23:02)
日本の神様の名前を読んでいるみたいに感じちゃいました(笑)
日本の神様の名前も覚えられないーーーww
by リュカ (2016-12-26 13:35)
>mimimomoさん
ゴミムシたちは迷惑していると思います^^
姿形はさまざまですが、この子はかわいい感じですね♪
>よしころんさん
今回は心当たりなく起きたらでてました><
寝ているうちにうつったのだと思います^^
>響さん
カモフラージュなんですかね。みんなこんな色ですね。
カエル狙いですか・・クラッシュしないように^^
>yakkoさん
ねばりは必要ですね。まったく苦にならないですが^^
>shino*さん
ハチュ好きでしたね♪
シュレはまんまるの目がいいですね^^
>sakamonoさん
目はぱっちりあいてますが、完全に寝ぼけてましたね^^;
>リュカさん
大国主命とかですね・・ホソクビノミコトという神様はいないでしょうね^^
by ぜふ (2016-12-27 00:15)
アオガエルさんも、ビックリな出来事だったかな
邪魔しないでよとか、安眠妨害とか
by engrid (2016-12-29 02:11)
こんばんは^^
この一年お付き合いありがとうございました。
どうぞ佳いお年をお迎えくださいませ。
来年もまたよろしくお願いいたします。
by mimimomo (2016-12-29 19:20)
>engridさん
ここで寝ていますと表札でも出していてくれればジャマしないんですけど・・^^
>mimimomoさん
度々のご訪問ありがとうございました。良いお年を♪
by ぜふ (2016-12-31 08:56)