"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ハンミョウGO [探虫行]
ハンミョウの生態展示のための採集は8月になって本格化しました。
いや、読みが甘かったという反省をバネにして、それならしっかり発生時期を確認しようと頭を切り替えました。
前回ほぼ空振りしてから2週間後の8月5日、今度は南房総のポイントから巡ることにしました。
いつもとは違うルートで内房から向かうことに。
保田から長狭街道へ入りました。
走りながら、そういえば夏は訪れたことがないなぁ、じゃあ行ってみようかと、途中右折して佐久間ダムへ。
記録のために載せておきますが、それはそれは閑散としていました。
12月から2月は水仙が、3月になると頼朝桜が咲き乱れるフィールドはまさにオフシーズンでした。
この日も猛暑だったせいか、セミの声も遠くにしか聞こえず、虫の気配がしませんでした。
長狭街道へ入り直してカモガワへ急ぎました。
約1時間後、前回7月の採集ポイントに着きました。
こういう沢は房総半島には数えきれないほどあると思いますが、ハンミョウのいるポイントは限られる。
ここは勝手に「ドレミファソラシド沢」略して「ドレミ沢♪」と呼んでいます。
由来はこの写真。
日当たりがよくて開けていることが大事です。
前回よりも増えていました。
前回のルリシジミたちもそうですが、こういう砂防ダムにはチョウたちが吸水にきます。
まだ発生数は少ないようでしたが、数頭採取できたので別の場所へ移動しました。
ちょっと別の目的もあり、ツキザキへも寄ってみましたが、目的のモノは見つからず、ハンミョウもいませんでした。
ここも虫の気配が少なく、すごすごとフィールドを後にしようとしたとき、心和む虫を見つけました。
救われた気分になりました。
キャンプサイトの小川にいたこの子は、結果的に記事後半の伏線になりました。
この日は早めに帰路につきました。
この翌週、8月12日も発生調査を兼ねてGO!
今度は逆にツキザキ方面からアプローチ。
ただし、前出のモノサシがいたフィールドには寄らずチバニアン(仮)へ。
春にニワハンミョウがいた展望台にはハンミョウの影なし。
それでも河原の石畳にはきっといるだろうと・・・
いたのはハグロトンボの集団でした。
視界に入るだけで20頭はいました。
敏感な子たちでどんなに静かに近寄っても散り散りになってしまいます。接写はムリかなと・・
ところが石畳の表層を流れる水に浸かっている水草の上に舞い降りた子がいたので、
日当たりのよい場所だったし、撮らせてくれるならこの子がいいなと、浅場を辿りながら近づくと・・
とてつもなく接近させてくれました。
個体によってこんなに違うと、虫にも性格があるのかなぁと思ってしまいます。
しかもこんなサービスもしてくれたし。
本命ののハンミョウもいました。
しかし観察したのは3頭だけ。 その内2頭を採取したので次のポイントへ向かいました。
いつもの斑猫沢。
そこでも2頭採れましたが、発生は少数でした。
採集が忙しくないので、こんな子に目が行ったりする。
そして沢を渡渉しようとしたとき。
お先に失礼とばかりに飛び去る影。
急きょ立ち止まって目で追うと、向こう岸の灌木の葉の上に舞い降りるのを確認。
実はもう、飛んでいく姿を見て、それが何かは目星がついていましたが、ここでは初見なのでドキドキ。
果たしてそれは。
久しぶりに観察して興奮。
そもそもこの沢もルーミスを探して巡り歩いているときに見つけたのでした。
そのときの見当が間違っていなかったことがやっと証明できたという興奮も。
でもザンネンながらこの一枚を撮った瞬間に飛び去り、戻っては来ませんでした。
が、ある意味満足したので、また次のポイントへ。
と、カヤの葉にかわいい子を発見。
とても特徴的なチョウの幼虫です。(成虫も特徴的ですが)
アニメの”ひつじのショーン”に似ていると思いませんか? (思わないか)
お昼を食べて向かったのは記事前半の沢。
この日はたくさん発生していました。前回とはまったく様子が違いました。
支流の沢をあわせて10頭以上確認。
獲物をロックオンするとこんな体勢になります。
いつもとは違うルートで下山。
さあ、最後にもう一か所行かなくては。
そう、見込みが甘かった裏N山へ。
数は少なかったですが、発生を確認。
2頭確認。1頭だけ採集して帰りました。
今頃はここもたくさんいるでしょう。
2日ともカモガワを経由したので、もちろんお昼は”まんぼう”へGOしました。
1日目はこれ。
冷やし中華との違いは先日解説済みですが、だしがうまうまです。
トマトは採用されていましたが、ハクサイはキュウリに変更、海苔はきざみになっていました。
(マスターの気分だと思いますが)
2日目はこれ。
たまには基本に戻ってみない?と出してくれました。
柚子胡椒はなんと自家製だそうです。 基本は大事ですね。
今日の湯加減
高知県立牧野植物園にて開催されている「昆虫★植物展」は9月4日まで。 お近くの方はぜひ!
いや、読みが甘かったという反省をバネにして、それならしっかり発生時期を確認しようと頭を切り替えました。
前回ほぼ空振りしてから2週間後の8月5日、今度は南房総のポイントから巡ることにしました。
ハンミョウ ♀ とベニシジミ(春型)号
いつもとは違うルートで内房から向かうことに。
保田から長狭街道へ入りました。
走りながら、そういえば夏は訪れたことがないなぁ、じゃあ行ってみようかと、途中右折して佐久間ダムへ。
記録のために載せておきますが、それはそれは閑散としていました。
12月から2月は水仙が、3月になると頼朝桜が咲き乱れるフィールドはまさにオフシーズンでした。
この日も猛暑だったせいか、セミの声も遠くにしか聞こえず、虫の気配がしませんでした。
長狭街道へ入り直してカモガワへ急ぎました。
約1時間後、前回7月の採集ポイントに着きました。
こういう沢は房総半島には数えきれないほどあると思いますが、ハンミョウのいるポイントは限られる。
ここは勝手に「ドレミファソラシド沢」略して「ドレミ沢♪」と呼んでいます。
由来はこの写真。
日当たりがよくて開けていることが大事です。
前回よりも増えていました。
ハンミョウ (オサムシ科)
前回のルリシジミたちもそうですが、こういう砂防ダムにはチョウたちが吸水にきます。
アオスジアゲハ (アゲハチョウ科)
まだ発生数は少ないようでしたが、数頭採取できたので別の場所へ移動しました。
ちょっと別の目的もあり、ツキザキへも寄ってみましたが、目的のモノは見つからず、ハンミョウもいませんでした。
ここも虫の気配が少なく、すごすごとフィールドを後にしようとしたとき、心和む虫を見つけました。
モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
救われた気分になりました。
キャンプサイトの小川にいたこの子は、結果的に記事後半の伏線になりました。
ハグロトンボ ♂ (カワトンボ科)
この日は早めに帰路につきました。
この翌週、8月12日も発生調査を兼ねてGO!
今度は逆にツキザキ方面からアプローチ。
ただし、前出のモノサシがいたフィールドには寄らずチバニアン(仮)へ。
春にニワハンミョウがいた展望台にはハンミョウの影なし。
それでも河原の石畳にはきっといるだろうと・・・
いたのはハグロトンボの集団でした。
ハグロトンボ (カワトンボ科)
視界に入るだけで20頭はいました。
敏感な子たちでどんなに静かに近寄っても散り散りになってしまいます。接写はムリかなと・・
ところが石畳の表層を流れる水に浸かっている水草の上に舞い降りた子がいたので、
日当たりのよい場所だったし、撮らせてくれるならこの子がいいなと、浅場を辿りながら近づくと・・
とてつもなく接近させてくれました。
ハグロトンボ ♂ (カワトンボ科)
個体によってこんなに違うと、虫にも性格があるのかなぁと思ってしまいます。
しかもこんなサービスもしてくれたし。
本命ののハンミョウもいました。
ハンミョウ ♂ (オサムシ科)
しかし観察したのは3頭だけ。 その内2頭を採取したので次のポイントへ向かいました。
いつもの斑猫沢。
そこでも2頭採れましたが、発生は少数でした。
採集が忙しくないので、こんな子に目が行ったりする。
ヤマクダマキモドキ (ツユムシ科)
そして沢を渡渉しようとしたとき。
お先に失礼とばかりに飛び去る影。
急きょ立ち止まって目で追うと、向こう岸の灌木の葉の上に舞い降りるのを確認。
実はもう、飛んでいく姿を見て、それが何かは目星がついていましたが、ここでは初見なのでドキドキ。
果たしてそれは。
ルーミスシジミ (シジミチョウ科)
久しぶりに観察して興奮。
そもそもこの沢もルーミスを探して巡り歩いているときに見つけたのでした。
そのときの見当が間違っていなかったことがやっと証明できたという興奮も。
でもザンネンながらこの一枚を撮った瞬間に飛び去り、戻っては来ませんでした。
が、ある意味満足したので、また次のポイントへ。
と、カヤの葉にかわいい子を発見。
とても特徴的なチョウの幼虫です。(成虫も特徴的ですが)
クロコノマチョウの幼虫 (タテハチョウ科)
アニメの”ひつじのショーン”に似ていると思いませんか? (思わないか)
お昼を食べて向かったのは記事前半の沢。
この日はたくさん発生していました。前回とはまったく様子が違いました。
支流の沢をあわせて10頭以上確認。
獲物をロックオンするとこんな体勢になります。
いつもとは違うルートで下山。
さあ、最後にもう一か所行かなくては。
そう、見込みが甘かった裏N山へ。
数は少なかったですが、発生を確認。
2頭確認。1頭だけ採集して帰りました。
今頃はここもたくさんいるでしょう。
オマケ
2日ともカモガワを経由したので、もちろんお昼は”まんぼう”へGOしました。
1日目はこれ。
冷やしラーメン改
冷やし中華との違いは先日解説済みですが、だしがうまうまです。
トマトは採用されていましたが、ハクサイはキュウリに変更、海苔はきざみになっていました。
(マスターの気分だと思いますが)
2日目はこれ。
柚子胡椒ラーメン
たまには基本に戻ってみない?と出してくれました。
柚子胡椒はなんと自家製だそうです。 基本は大事ですね。
今日の湯加減
明日から毎年恒例の稲刈りにニイガタへ行ってきます。
10年経ちましたが、徐々に刈る時期が早まっています。
10年前は米の品種が違っていましたが、当時は秋分の日頃だったと思います。
行き帰りは三国峠を経由していくつもり。
その目的はもちろん虫。
ターゲットは決まっています。
見つかるかどうかはわかりませんが、時期的な見込みの甘さはないと思います。
という見込みがはずれるかもしれませんが。
では行ってきます。(ワケあって帰ってからもしばらくオフラインになる”見込み”です)
高知県立牧野植物園にて開催されている「昆虫★植物展」は9月4日まで。 お近くの方はぜひ!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
様々なブルーどの色も美しいですね
ハンミョウの立ち姿
ジャポニカ学習帳の表紙になりそう!!
by shino* (2016-09-02 23:25)
いまごろ峠に向かわれている頃でしょうか。
クロコノマチョウの幼虫、ひつじのショーン!分かります^^
遠征の成果お待ちしています ^^v
by よしころん (2016-09-03 06:50)
稲刈りとはお疲れ様です、実家かな?
それにしても当地のコメより早い感じですね。
by g_g (2016-09-03 08:57)
お早うございます。
ハンミョウは顔は恐いけど綺麗な衣装(?_?)を纏っていますね !
by yakko (2016-09-03 10:53)
こんにちは^^
記事の更新に気付かなかったです<(__)> 何故かしら…
ハンミョウは綺麗ですね。あちこちで確認できたのですね?^^
ハグロトンボも性格がある?そうかもしれないですね~
ヒヨドリなんかでもあるみたいだし。
by mimimomo (2016-09-05 13:45)
ドレミファソラシド沢に、なるほどです 楽しい命名
ハンミョウの正面からの姿,勇壮ですね
美しい肢体ににあわず、強者かしら
ひつじのショーン 似てますよ、可愛らし過ぎの幼虫さんです
by engrid (2016-09-05 18:31)
>shino*さん
そうか、ブルーのバラエティでもありましたね♪
いつかもし表紙の投票があったら一票お願いします^^
>よしころんさん
三国峠は行きも帰りも通りました。 ダイジェストでアップするつもりです。
顔黒のヒツジにしか見えなくなります^^
>g_gさん
実家とは方向が逆ですし、コウチではもう半月も前に刈り終わってますね^^
>yakkoさん
こんなに派手でも地表でじっとしていると目立たないんですよね。
顔はかわいいと思います^^
>mimimomoさん
分布と発生時期の調査でもありました。
性格というかなぜか敏感さは違いがありますねー
>engridさん
上のドがちょっと見切れていますが・・^^;
ハンミョウは肉食ですが、まったく害のない虫です。
もはや、ひつじのショーンを見ると、クロコノマの幼虫に似てるなと・・^^
by ぜふ (2016-09-06 21:52)
ドレミファソラシド沢はほんとうに
風が吹き抜けるとその音階を奏でそうですね。
ハンミョウはやっぱり悪人顔だ。
by 響 (2016-09-07 14:28)
この幼虫、取って付けたような顔をしてますね。
顔だけ別の虫みたいで、なんだかカワイイです^^;。
あ、先日見たのは、ハグロトンボかな?
こんな感じのトンボでした。
by sakamono (2016-09-08 23:27)