"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Damselfly's Four Ponds [日記]
7月6日、朝刊の地方面の見出しにコンチューターが反応しました。
「絶滅危惧種 復活の兆し 見て」
”見て”という意味は記事を読んでわかりました。
ある絶滅危惧種の昆虫が棲息する場所が公開されるので”見にきて”ということでした。
公開されるのは7月9日だけ。 それは見に行くしかない、と事前申し込みの電話をしたのでした。
場所はチバ県A市にある池。
当日滞在できる時間は限られるし、棲息していることは確かでも観察できるとは限らない。
天気予報もその日は雨の確立が高く・・
しかしこのチャンスに賭けないのは虫屋としては情けないと思ったのでした。
その池は某大手メーカーの広い敷地の中にあるのです。
なので通常は社員以外は入れない。
人の出入りが自由ではないので環境が荒らされないということもありますが、ボランティアの方たちの手入れがないと、外来魚などの影響で棲息環境を維持できないということです。
そんな説明を聴いた後、日本トンボ学会の方の引率で観察会ははじまりました。
広大な敷地の奥の池に着き、「この池の畔のこの辺りも生息域なんですが・・」といった端から、いました。
観察指導員の方もびっくり。 「このポイントで観察できたのは久しぶりです」
しかも手を伸ばせば届きそうな場所にいました。
それでもなるべく大きく撮りたいので、テレコンバーターを付けましたが、曇天のためかなり厳しい。
狭い散策路に40名の参加者がひしめき合っていましたが、カメラを携えている人が少なく、我も我もという状況ではなかったこともあり、そおっと近づいて静かに撮ることができました。
利根川と信濃川流域と宮城県のそれぞれ一部にしか分布しておらず、RDB1に指定されています。
モノサシトンボとの違いは胸の色が黒っぽいことですが、さらに個体によっては胸の条紋が目立たなくなる。
比較のために去年撮影したモノサシトンボを。
他にこのフィールドで観察できる生き物たちの説明がはじまりましたが、こちらは撮影続行。
秘密兵器のFDを装着して池のロープをまたいで接写。 渾身のノートリミング。
モノサシトンボの仲間はみなユーモラスな顔をしていますが、RDB1だけにどこか神々しく見えました。
そう、もう二度とここには入れないかも知れない状況で観察できただけでもとても幸運でした。
さらに期待を超えて撮影もできてしまうとは。
しかも、次の池に着いた頃から雨が降ってきました。
またしてもかなり運を使ってしまった気がします。
メスも撮りたかったなぁなんて言うとバチが当たると思うので言いません。
ブルーギル駆除のための釣りをしているボランティアの方もいました。
これはブルーギルではありません。
利根川流域では絶滅してしまった魚ですが、滋賀県の研究施設で飼育している茨城霞ヶ浦ラベルを譲り受け、
野生復帰に取り組んでいるのだそうです。
これは屋外で飼育している個体。 色が濃くて何となくワイルド?
ということでオオモノサシトンボ特集記事でした。
今日はハンミョウ採りに房総へ行ってきました。
”ハンミョウ撮り”ではないところに注意。
今日のことも後日記事化したいと思っていますが、以下のことはリアルタイムで書いておきます。
鴨川のラーメン屋「まんぼう」も久しぶりだったのですが、新メニューある?と尋ねると、数日前からはじめたという、冷やしラーメンを勧められました。
さてここで問題です。
第1問 冷やしラーメン と 冷やし中華 の違いは何でしょうか?
揚げ玉がポイントで白菜や青梗菜など(隠れて写ってないけど)野菜の甘みが増していました。
第2問 上の2枚の写真で違うところはどこでしょうか?
答えは今日の湯加減で。
今日の湯加減
来週、帰省します。
7月31日(日)に高知県立牧野植物園にて、奥本先生の記念講演会があるのですがそれに随行します。
無料で予約も不要ですが、先着120名だそうです。お近くの方はぜひ!
「絶滅危惧種 復活の兆し 見て」
”見て”という意味は記事を読んでわかりました。
ある絶滅危惧種の昆虫が棲息する場所が公開されるので”見にきて”ということでした。
公開されるのは7月9日だけ。 それは見に行くしかない、と事前申し込みの電話をしたのでした。
場所はチバ県A市にある池。
当日滞在できる時間は限られるし、棲息していることは確かでも観察できるとは限らない。
天気予報もその日は雨の確立が高く・・
しかしこのチャンスに賭けないのは虫屋としては情けないと思ったのでした。
その池は某大手メーカーの広い敷地の中にあるのです。
なので通常は社員以外は入れない。
人の出入りが自由ではないので環境が荒らされないということもありますが、ボランティアの方たちの手入れがないと、外来魚などの影響で棲息環境を維持できないということです。
そんな説明を聴いた後、日本トンボ学会の方の引率で観察会ははじまりました。
広大な敷地の奥の池に着き、「この池の畔のこの辺りも生息域なんですが・・」といった端から、いました。
観察指導員の方もびっくり。 「このポイントで観察できたのは久しぶりです」
しかも手を伸ばせば届きそうな場所にいました。
それでもなるべく大きく撮りたいので、テレコンバーターを付けましたが、曇天のためかなり厳しい。
狭い散策路に40名の参加者がひしめき合っていましたが、カメラを携えている人が少なく、我も我もという状況ではなかったこともあり、そおっと近づいて静かに撮ることができました。
オオモノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
利根川と信濃川流域と宮城県のそれぞれ一部にしか分布しておらず、RDB1に指定されています。
モノサシトンボとの違いは胸の色が黒っぽいことですが、さらに個体によっては胸の条紋が目立たなくなる。
比較のために去年撮影したモノサシトンボを。
モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
他にこのフィールドで観察できる生き物たちの説明がはじまりましたが、こちらは撮影続行。
秘密兵器のFDを装着して池のロープをまたいで接写。 渾身のノートリミング。
モノサシトンボの仲間はみなユーモラスな顔をしていますが、RDB1だけにどこか神々しく見えました。
そう、もう二度とここには入れないかも知れない状況で観察できただけでもとても幸運でした。
さらに期待を超えて撮影もできてしまうとは。
しかも、次の池に着いた頃から雨が降ってきました。
またしてもかなり運を使ってしまった気がします。
メスも撮りたかったなぁなんて言うとバチが当たると思うので言いません。
ブルーギル駆除のための釣りをしているボランティアの方もいました。
これはブルーギルではありません。
ゼニタナゴ
利根川流域では絶滅してしまった魚ですが、滋賀県の研究施設で飼育している茨城霞ヶ浦ラベルを譲り受け、
野生復帰に取り組んでいるのだそうです。
これは屋外で飼育している個体。 色が濃くて何となくワイルド?
ということでオオモノサシトンボ特集記事でした。
オマケ
今日はハンミョウ採りに房総へ行ってきました。
”ハンミョウ撮り”ではないところに注意。
今日のことも後日記事化したいと思っていますが、以下のことはリアルタイムで書いておきます。
鴨川のラーメン屋「まんぼう」も久しぶりだったのですが、新メニューある?と尋ねると、数日前からはじめたという、冷やしラーメンを勧められました。
さてここで問題です。
第1問 冷やしラーメン と 冷やし中華 の違いは何でしょうか?
揚げ玉がポイントで白菜や青梗菜など(隠れて写ってないけど)野菜の甘みが増していました。
第2問 上の2枚の写真で違うところはどこでしょうか?
答えは今日の湯加減で。
今日の湯加減
昨年、ファーブル館でハンミョウの生態展示をしたら好評だったので今年もしようかと。
もうそろそろ新成虫がでている頃かと思いましたが甘かった。
暖冬だったとはいえ、7月は気温がさほど上がらず、まだ梅雨明けもせず。
最初のポイントでは収穫なしのため、鴨川まで足を伸ばすことにしたのでした。
まぁその結果、出たばっかりの新メニューを食べることができました。
そう、答えはスープ(ダシ)ですね。
冷やしラーメンのスープは飲めるけれど、冷やし中華のスープは酸っぱくて飲むとむせます。
そして、間違い探しの答えは”トマト”。(むずかしかったでしょ?)
乗っかっていたトマトを食べる前後の写真ではないんですよ。
写真撮ってたらマスターが”赤いものがあった方がいいね”ってトッピングしてくれたのです。
でもね、ここに載せちゃったからトマトなしで出せないね、マスター(笑)
(その代わり海苔はなしでもいいと思う)
ところで、ハンミョウもなんとか出たばっかりの個体を数頭とることができましたが、その話はまた別途。
来週、帰省します。
7月31日(日)に高知県立牧野植物園にて、奥本先生の記念講演会があるのですがそれに随行します。
無料で予約も不要ですが、先着120名だそうです。お近くの方はぜひ!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
いやいや、うらやましいかぎりです。
ボクもマイコさんをさがさないと・・
by アサギいろ (2016-07-24 07:41)
あっ 一枚目の写真と似たようなトンボ見たような気がします。
近づくと逃げるのでなんともいえませんが・・・
池の畔に咲いているのはヤブカンゾウでしょうか、いいですね。
by g_g (2016-07-24 08:17)
なんとも粋な計らいをしてくださる会社ですねぇ♪
足を運ばれた甲斐がありましたね^^
皇居内にも都内ではほとんど見ることのできなくなった植物が生息しているとか・・・
いつか機会あれば・・・と思ってはいるのですが ^^;
by よしころん (2016-07-24 10:11)
そうそう、ノバラの道は御坂山地、釈迦ケ岳周辺。
林道沿いは樹木のように育っている株も見かけましたよ^^
by よしころん (2016-07-24 10:19)
冷やしラーメンと冷やし中華、
そんな違いがあったのですね!
ちなみに北海道では、
冷やしラーメンと冷やし中華は同意で使われていて、
最近は冷やし中華というところが増えてますが、
以前は冷やしラーメンというところのほうが多かったです(^_^;)
by sasasa (2016-07-24 15:41)
>アサギいろさん
まだマイコはんに会われていなかったのですね・・
今年は会えますように。
(ガは深入りしないように気を付けます^^;)
>g_gさん
宮城県の生息地は知りませんが、そうだとするとうれしいですね。
マコモが茂る水辺です♪
ヤブカンゾウは終盤でした。
>よしころんさん
いわゆるCSR活動の一環なのでした^^
皇居の中には”新種”がいっぱいいるでしょうね。
ノバラの道、いつか行ってみたいです♪
>sasasaさん
”ラーメン”はもはや中華料理ではなく日本食ですからね♪
by ぜふ (2016-07-24 22:42)
美しい繊細な姿、出合えて良かったですね
きっちり管理の池、生態系の管理もしっかりは素晴らしいです
by engrid (2016-07-24 23:07)
宮城の何処かにもいるんですね
そうそう宮城の実家周辺では
冷やしラーメン普通にありますよ
植物油なのかさっぱりしてて好きです^^
by shino* (2016-07-25 22:36)
復活の兆しって言葉を聞くだけでも
うるうるしちゃいます。
見て、そして写真におさめられてよかったですね。
WWF の報告書とかが送られてきて
数が増えてるっていうのを読むと、うれしいです。
うまくバランスよくなっていくといいなあ。
by リュカ (2016-07-26 10:10)
こんにちは^^
トンボが見つかってよかったですね。すごい幸運^^
by mimimomo (2016-07-27 15:46)
お早うございます。
ラッキーでしたね〜\(^O^)/
by yakko (2016-07-28 09:49)
>engridさん
写真では大きく見えますが、小さくて繊細な昆虫です。
観察できてよかった♪
>shino*さん
宮城のくわしい生息域はわかりませんがその環境も保全されていますように。
冷やしラーメンのお店は絶滅心配ないんですね^^
>リュカさん
大勢のボランティアと企業の理解があってのことだと思いますが、
ほんとに狭い環境なのでコワイですね。。
>mimimomoさん
観察できる保証はなかったので幸運でした^^
>yakkoさん
色んな意味で^^
by ぜふ (2016-07-28 23:34)
ビワイチしてると淡水魚の研究センターとかあるので一度行ってみたいです。
by barbie (2016-07-29 13:13)
>barbieさん
センターの名前を忘れてしまいました^^;
ゼニタナゴ見つけたら教えてください♪
by ぜふ (2016-07-29 21:15)