"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
青星紅小灰蝶 [探虫行]
4月9日、曇りがちながらも晴れたが、午前中しか時間がないので遠出はできない。
近場で気になるところはやはり、シオヤトンボのポイントです。
そのポイントでは早いと3月下旬に現れるので、いかに遅い春とはいえそろそろ出ているはずだと。
さらにオプションとして、今年まだ撮影できていないツマキチョウが撮れるかもしれないと皮算用。
結果的にその思惑は裏切られたのですが、その代わりにこんなミラクルショットが撮れたのでした。
種も仕掛けもありませんが経緯はのちほど。
そこはチバ市内のとあるビオトープ。
こことこの近くの用水路付近でほぼ毎年シオヤトンボを観察しているのです。
畔の土手や土留めで羽化しているヤゴもいるかもしれないと丹念に調べて歩きましたが見つけられませんでした。
成虫のシオヤトンボもまったく姿なし。
畔にしゃがんでいて見つけたのは青いハムシ。
スイバの葉の上にいたのでそうかと思いますが、どうも印象が違う気がしますので別途再同定します。
ビオトープを離れてM川の土手を探していると足元から透明に輝く翅の持ち主が飛び立ちました。
シオヤトンボだったと思いますが、林の中へ一直線に逃げ込まれ、撮影どころか観察もままなりませんでした。
と、用水路の上流から川の土手に向けてツマキチョウのオスが一匹、目の前をふわふわと飛んでいきました。
トンボモードからチョウモードにシフトチェンジです。
どこかにとまってくれることを祈りつつ後を追いますが、探雌行動中のツマキチョウのオスは飛び続けるばかり。
モンシロチョウたちにもアタックしては当然ながらふられ続ける。
見ていると気温が上がってきたのか、ツマキチョウのオスが何頭も入れ代わり立ち代わり土手に飛来しました。
彼らを追って、川のこちら側とあちら側を何度も行き来しました。
1時間以上粘りましたが、結局その中の一匹たりともとまってくれることはありませんでした。
飛翔写真を撮るという選択肢もありますが、時間もないのであきらめました。
M川の土手は菜の花(正確にはセイヨウアブラナ)がたくさん咲いていて、モンシロチョウが大勢飛び交う。
モンシロチョウもなかなかとまらないチョウですが、疲れるとそこらの葉の上などで休憩します。
ツマキは結局撮れなかったのですが、モンシロの三連は撮ることができました。
それとこんな子たちには遊んでもらえました。
そんな写真を撮ったあと、もう一度念のためにシオヤのポイントへ移動したとき。
この子たちを足元の草むらの中に見つけたのでした。
そしてついに、ベニシジミ(春型)号とベニシジミたちのスリーショット写真を撮ることができたのです。
しかも。
このベニシジミのペア、なんとどちらも”ブルースター”と勝手に呼んでいる、後翅に青白い紋があるレアタイプ。
もう何も言うことはありませんでした。
シオヤトンボやツマキチョウが撮れなくてもね。
土手を歩きながら灌木を見るとはなしに見ていると・・
カタツムリが枝にくっついているのを見つけました。
落ち葉の下や木の洞などで冬眠していた彼らも、春になって活動しはじめたのです。
たくさんついている木もありました。
マイマイカブリやツシマカブリモドキのエサとして調達しました。
翌日、越冬セットのツシマカブリモドキの幼虫たちの様子を確かめることにしました。(3か月ぶりです)
そしたら残念なことに3頭中、2頭は潜ったまま土に還ってしまっていました。
1頭は生きていたので、さっそくおめざセットを作り、カタツムリと一緒にタッパーに入れたのでした。
ところが・・
夜、帰宅してびっくり。
タッパーのフタがあいていて、幼虫の姿はありませんでした。(カタツムリはテーブルの上にいました)
懐中電灯片手に恒例?の家宅捜索がはじまりました。
1時間くらい捜索しましたが見つからないので、あきらめて寝る支度をしました。
だけど寝る前にもう一か所だけ探してみることにしたのです。(というか探しモレに気が付いた)
果たしてそこには・・
いました。
お見苦しい絵で恐縮ですが、ドキュメンタリーということでご容赦ください。
今日の湯加減
近場で気になるところはやはり、シオヤトンボのポイントです。
そのポイントでは早いと3月下旬に現れるので、いかに遅い春とはいえそろそろ出ているはずだと。
さらにオプションとして、今年まだ撮影できていないツマキチョウが撮れるかもしれないと皮算用。
結果的にその思惑は裏切られたのですが、その代わりにこんなミラクルショットが撮れたのでした。
ベニシジミのペアとベニシジミ(春型)号
種も仕掛けもありませんが経緯はのちほど。
そこはチバ市内のとあるビオトープ。
こことこの近くの用水路付近でほぼ毎年シオヤトンボを観察しているのです。
畔の土手や土留めで羽化しているヤゴもいるかもしれないと丹念に調べて歩きましたが見つけられませんでした。
成虫のシオヤトンボもまったく姿なし。
畔にしゃがんでいて見つけたのは青いハムシ。
コガタルリハムシ?
スイバの葉の上にいたのでそうかと思いますが、どうも印象が違う気がしますので別途再同定します。
ビオトープを離れてM川の土手を探していると足元から透明に輝く翅の持ち主が飛び立ちました。
シオヤトンボだったと思いますが、林の中へ一直線に逃げ込まれ、撮影どころか観察もままなりませんでした。
と、用水路の上流から川の土手に向けてツマキチョウのオスが一匹、目の前をふわふわと飛んでいきました。
トンボモードからチョウモードにシフトチェンジです。
どこかにとまってくれることを祈りつつ後を追いますが、探雌行動中のツマキチョウのオスは飛び続けるばかり。
モンシロチョウたちにもアタックしては当然ながらふられ続ける。
見ていると気温が上がってきたのか、ツマキチョウのオスが何頭も入れ代わり立ち代わり土手に飛来しました。
彼らを追って、川のこちら側とあちら側を何度も行き来しました。
1時間以上粘りましたが、結局その中の一匹たりともとまってくれることはありませんでした。
飛翔写真を撮るという選択肢もありますが、時間もないのであきらめました。
M川の土手は菜の花(正確にはセイヨウアブラナ)がたくさん咲いていて、モンシロチョウが大勢飛び交う。
モンシロチョウもなかなかとまらないチョウですが、疲れるとそこらの葉の上などで休憩します。
ツマキは結局撮れなかったのですが、モンシロの三連は撮ることができました。
それとこんな子たちには遊んでもらえました。
土管の上で日光浴中のキタテハ (タテハチョウ科)
羊歯の茎にしがみついていたアカヘリカメムシ (カメムシ科)
そんな写真を撮ったあと、もう一度念のためにシオヤのポイントへ移動したとき。
この子たちを足元の草むらの中に見つけたのでした。
ベニシジミ ペア(シジミチョウ科)
そしてついに、ベニシジミ(春型)号とベニシジミたちのスリーショット写真を撮ることができたのです。
しかも。
このベニシジミのペア、なんとどちらも”ブルースター”と勝手に呼んでいる、後翅に青白い紋があるレアタイプ。
もう何も言うことはありませんでした。
シオヤトンボやツマキチョウが撮れなくてもね。
オマケ
土手を歩きながら灌木を見るとはなしに見ていると・・
カタツムリが枝にくっついているのを見つけました。
落ち葉の下や木の洞などで冬眠していた彼らも、春になって活動しはじめたのです。
たくさんついている木もありました。
マイマイカブリやツシマカブリモドキのエサとして調達しました。
翌日、越冬セットのツシマカブリモドキの幼虫たちの様子を確かめることにしました。(3か月ぶりです)
そしたら残念なことに3頭中、2頭は潜ったまま土に還ってしまっていました。
1頭は生きていたので、さっそくおめざセットを作り、カタツムリと一緒にタッパーに入れたのでした。
ツシマカブリモドキ 幼虫 (オサムシ科)
ところが・・
夜、帰宅してびっくり。
タッパーのフタがあいていて、幼虫の姿はありませんでした。(カタツムリはテーブルの上にいました)
懐中電灯片手に恒例?の家宅捜索がはじまりました。
1時間くらい捜索しましたが見つからないので、あきらめて寝る支度をしました。
だけど寝る前にもう一か所だけ探してみることにしたのです。(というか探しモレに気が付いた)
果たしてそこには・・
いました。
お見苦しい絵で恐縮ですが、ドキュメンタリーということでご容赦ください。
今日の湯加減
その翌日の昨日、ブログ更新するつもりだったのですが、帰宅が遅くなり断念しました。
昨日は栃木まで遠征しての昆虫採集だったのです。
その内容はまた次回にでもアップしようと思っています。
が、腰を痛めてしまいました。
元々腰痛持ちなのですが、ここ数年は死火山状態だったので油断していたかもしれません。
今、腰にはロキソニンテープが貼られています。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
この時期になるといろんな昆虫類が居て楽しい季節ですね。
しかし蝶を写すのは難しいです。わたくしも9日の日、たまたまモンシロチョウと思われる白い蝶を発見、飛んでいるところしか撮れず、ボケボケ写真になりました(__;
by mimimomo (2016-04-12 07:30)
一枚目の写真すごーい!
こんなふうにとまってくれることがあるんですね^^
バイクと菜の花の背景も美しいし♪
家宅捜索で見つかって良かったですねww
いやー。しかし・・・見つかったときのこの様子は
やっぱり「ぎゃー!」って言っちゃうかも(笑)
タッパーの中の写真だとそうは思わないのに、なんでだろww
by リュカ (2016-04-12 07:54)
P.S. 腰、お大事にしてくださいネ
by リュカ (2016-04-12 07:54)
あや〜〜(>_<)
お大事になさって下さいませ〜
by よしころん (2016-04-12 16:51)
ブルースター、嬉しい出会いですね、、
指先に、優しい子達 ♪
探しもの、みつかってほっと、すこし活動したかったのかしら
春の絵 菜の花にモンシロチョウ いいですね
・・・腰、養生してくださいね
by engrid (2016-04-12 18:03)
一枚目の写真、信じられない光景!!!
ツシマカブリモドキ 幼虫 、かりに我が家にいたとしたら
即殺していたかも、形が・・・・ネ
by g_g (2016-04-13 11:24)
>mimimomoさん
モンシロチョウはなかなかとまってくれないですからね・・
撮りやすい虫はほかにもたくさんいると思いますのでぜひ^^
>リュカさん
CGではないですよ^^
カブリモドキは最後の一匹だったのでほんとにほっとしました。
腰火山は久しぶりの噴火です。ミラクルとひきかえだったのかな・・^^;
>よしころんさん
遠因は先月の藪漕ぎです^^;
しばらくおとなしくしています。。
>engridさん
ミラクルな出会いでした♪ しかもブルースターのペアなんて。
モンシロチョウのこんな様子もレアだと思います、うれしい春でした^^
>g_gさん
形がね、わかります^^;
このミラクルショットはもう二度と撮れないかもしれません。
by ぜふ (2016-04-13 22:20)
ベニシジミ号と、ベニシジミペアとのスリーショット、
よく撮れましたね(^_^)
腰、大丈夫ですか?
お大事にしてくださいね。
by sasasa (2016-04-13 22:24)
とうとう蝶を手なづけたのですね?
すごいショットにびっくりです。
一度こんなミラクルな写真を撮ってみたいです。
by 響 (2016-04-14 01:41)
>sasasaさん
ツーショット写真を撮りたかったのですが、いきなりのスリーショットでした^^
腰は長期戦になりそうです・・><
>響さん
気持ちが通じ合うフレンドリーなペアでよかったです^^
ブルービーでツーショットをぜひ♪
by ぜふ (2016-04-16 07:21)
お早うございます。
ベニシジミに春型とかあるんですね〜
よくベニシジミを見かけましたが全然分かりません(;_;)
カタツムリが木登りするとは知りませんでした・・・
by yakko (2016-04-16 09:38)
本記事に直接関係がありませんが、私にとって、気になるコトが
3点書かれていました。
「菜の花(正確にはセイヨウアブラナ)」「カタツムリが冬眠する」
「ロキソニンテープ」の3つでした^^;。
by sakamono (2016-04-16 16:56)
>yakkoさん
青星型もいるんですよ♪
カタツムリは木登り上手ですよ^^
>sakamonoさん
何が気になったのかわかりかねますが・・・
カタツムリは冬入手困難になります。夏はあんなにどこにでもいるのに・・^^;
by ぜふ (2016-04-16 21:54)
手乗りちょうちょ
虫プロですね〜
腰 おだいじにです
by ねこじたん (2016-04-17 09:22)
すごいすごい♪
ベニシジミコラボ~
流石です
by shino* (2016-04-20 21:06)