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蜻蛉 2015 [トンボ]
第6回目になる年末恒例記事です。
~ トンボ特集 2015 (ボツ蔵からの復活) ~
去年の記事で ”振り返ってみると、今年はトンボの写真が少ないことに気が付きました” と書きましたが、
今年はさらにトンボの写真が少ない・・とはまぁ予想通りでした。
その大きな理由のひとつは、ヒョウタンゴミムシにはまって海浜を探虫することに多くの時間を割いたこと。
もうひとつ(間接的な理由)は、望遠レンズを持ち出す機会が少なくなってしまったこと。
それに対する直接的な理由は、古い機材をいくつか処分して手に入れたカメラが今年のメイン機になったこと。
この写真もそのTG-4を採集会ではじめて実践投入した日に撮ったものでした。

3月、はじめて訪れた場所で越冬からさめた子に出会えました。

4月、オスにも会えました。

5月、HFでも会えました。

新潟遠征でははじめてこのトンボに会えました。

扉の写真と同日、テレコンバーターを付けて超接写したトンボ。

この写真が撮れてしまったことが、望遠レンズを持ち出す機会が減った理由です。

6月、HFで観察した羽化したての子に会いました。
ホソミオツネントンボは別として、チバでは一番長く観察できるトンボだと思います。

これは一眼レフに望遠マクロを装着して撮影したもの。

7月、山梨遠征。 トンボの写真はあまり撮りませんでしたが・・
成虫越冬するもう一種のトンボ。

これはまさに蔵出し写真。 今年は観察できなかったと思い込んでいましたが撮ってました。

この子は忘れない。

そのあと霧ヶ峰まで足を延ばして、幸運にも出会えた子。

上高地まではたどり着けませんでしたが、その手前の谷で。

山梨まで引き返したとき、行くべき方向を指し示してくれた幸運の女神トンボ。

8月、冒頭に書いたようにプチ熱中症になりながら海浜をさまよっていました。
この子はハマゴウハムシを見つけたポイントにいた子。

はじめてチバで採集会を開催した日。

八王子遠征もし、昆虫エクスプローラの川邊さんと再会できたとても暑かった日。

9月、来シーズンの下見を兼ねて新フィールドへ。
ニンゲン擦れしていないのか、どの子も手で捕まえられるほど近寄らせてくれました。



丹沢へも遠征しました。 持っているのは奥本先生。

10月、アカネトンボも秋色に。


11月、今年は暖かくて長い秋、まだまだトンボたちも元気でした。
HFにて。

今シーズンは昨年ほど多くはないようでしたがたくさん会えました。

12月、外房では暖かい陽光を浴びて。

さすがに翅が傷んでしまった子もいましたが、しっかり飛び交っていました。

そして最後は一枚しか撮れなかったのでボツ蔵からの復活ではなく掲載した写真ですが。

やはり今年のチバの秋は暖かくて長かったのでしょう、こんな時期まで観察できたことに感謝。

こうしてみるとトンボはやはりいい被写体です。
他の虫にかまけてあまり撮影しなかった上に、ボツ蔵行き写真ばかり量産して申し訳ないと思うのは毎度のことですが、トンボたちを思い出しながら一年を振り返ることができてよかった。
前々記事のフユシャクですが、実はリベンジした日にもう一種観察できました。

翅は退化して飛べませんが、歩く速度はどれくらいかなと、指先でおしりをつんつんしてみると、
思ったよりしっかりした足取りで歩きました。
そしてトコトコと手すりの端までたどり着くと・・

なんとそこには別のメスがいたのです。

でくわした瞬間、じっと固まってしまいましたが、まるで合わせ鏡を見ているようでした。
今度はオスが見つからなかったのでまた行かなきゃ。

それではみなさま、今年はこれにて閉店といたします。 どうぞ、よいお年をお迎えください。
今日の湯加減
~ トンボ特集 2015 (ボツ蔵からの復活) ~
去年の記事で ”振り返ってみると、今年はトンボの写真が少ないことに気が付きました” と書きましたが、
今年はさらにトンボの写真が少ない・・とはまぁ予想通りでした。
その大きな理由のひとつは、ヒョウタンゴミムシにはまって海浜を探虫することに多くの時間を割いたこと。
もうひとつ(間接的な理由)は、望遠レンズを持ち出す機会が少なくなってしまったこと。
それに対する直接的な理由は、古い機材をいくつか処分して手に入れたカメラが今年のメイン機になったこと。
この写真もそのTG-4を採集会ではじめて実践投入した日に撮ったものでした。

5.24撮影 ニホンカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
3月、はじめて訪れた場所で越冬からさめた子に出会えました。

3.29 撮影 ホソミオツネントンボ ♀ (アオイトトンボ科)
4月、オスにも会えました。

4.18 撮影 ホソミオツネントンボ ♂ (アオイトトンボ科)
5月、HFでも会えました。

5.31 撮影 ホソミオツネントンボ ♂ (アオイトトンボ科)
新潟遠征でははじめてこのトンボに会えました。

5.10 撮影 ムカシヤンマ (ムカシヤンマ科)
扉の写真と同日、テレコンバーターを付けて超接写したトンボ。

5.24撮影 ミヤマカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
この写真が撮れてしまったことが、望遠レンズを持ち出す機会が減った理由です。

5.30撮影 ニホンカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
6月、HFで観察した羽化したての子に会いました。
ホソミオツネントンボは別として、チバでは一番長く観察できるトンボだと思います。

6.7 撮影 オオアオイトトンボ (アオイトトンボ科)
これは一眼レフに望遠マクロを装着して撮影したもの。

6.7 撮影 ハグロトンボ ♀ (カワトンボ科)
7月、山梨遠征。 トンボの写真はあまり撮りませんでしたが・・
成虫越冬するもう一種のトンボ。

7.20 撮影 オツネントンボ (アオイトトンボ科)
これはまさに蔵出し写真。 今年は観察できなかったと思い込んでいましたが撮ってました。

7.21撮影 ウスバキトンボ ♀ (トンボ科)
この子は忘れない。

7.21撮影 モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
そのあと霧ヶ峰まで足を延ばして、幸運にも出会えた子。

7.21撮影 ルリイトトンボ (イトトンボ科)
上高地まではたどり着けませんでしたが、その手前の谷で。

7.22撮影 クロサナエ ♂ (サナエトンボ科)
山梨まで引き返したとき、行くべき方向を指し示してくれた幸運の女神トンボ。

7.23撮影 ミヤマカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
8月、冒頭に書いたようにプチ熱中症になりながら海浜をさまよっていました。
この子はハマゴウハムシを見つけたポイントにいた子。

8.1撮影 アオモンイトトンボ (イトトンボ科)
はじめてチバで採集会を開催した日。

8.9撮影 アジアイトトンボ (イトトンボ科)
八王子遠征もし、昆虫エクスプローラの川邊さんと再会できたとても暑かった日。

8.22撮影 コオニヤンマ (サナエトンボ科)
9月、来シーズンの下見を兼ねて新フィールドへ。
ニンゲン擦れしていないのか、どの子も手で捕まえられるほど近寄らせてくれました。

9.19撮影 マユタテアカネ (トンボ科)

9.19撮影 オニヤンマ (オニヤンマ科)

9.19撮影 オオアオイトトンボ ペア(アオイトトンボ科)
丹沢へも遠征しました。 持っているのは奥本先生。

9.21撮影 ルリボシヤンマ (ヤンマ科)
10月、アカネトンボも秋色に。

10.12撮影 アキアカネ ♂ (トンボ科)

10.12撮影 アキアカネ ♀ (トンボ科)
11月、今年は暖かくて長い秋、まだまだトンボたちも元気でした。
HFにて。

11.1撮影 アキアカネ ペア (トンボ科)
今シーズンは昨年ほど多くはないようでしたがたくさん会えました。

11.1撮影 オオアオイトトンボ (アオイトトンボ科)
12月、外房では暖かい陽光を浴びて。

12.5撮影 アキアカネ (トンボ科)
さすがに翅が傷んでしまった子もいましたが、しっかり飛び交っていました。

同上
そして最後は一枚しか撮れなかったのでボツ蔵からの復活ではなく掲載した写真ですが。

12.20撮影 オオアオイトトンボ ♀ (アオイトトンボ科)
やはり今年のチバの秋は暖かくて長かったのでしょう、こんな時期まで観察できたことに感謝。

こうしてみるとトンボはやはりいい被写体です。
他の虫にかまけてあまり撮影しなかった上に、ボツ蔵行き写真ばかり量産して申し訳ないと思うのは毎度のことですが、トンボたちを思い出しながら一年を振り返ることができてよかった。
オマケ
前々記事のフユシャクですが、実はリベンジした日にもう一種観察できました。

チャバネフユエダシャク ♀ (シャクガ科)
翅は退化して飛べませんが、歩く速度はどれくらいかなと、指先でおしりをつんつんしてみると、
思ったよりしっかりした足取りで歩きました。
そしてトコトコと手すりの端までたどり着くと・・

なんとそこには別のメスがいたのです。

でくわした瞬間、じっと固まってしまいましたが、まるで合わせ鏡を見ているようでした。
今度はオスが見つからなかったのでまた行かなきゃ。

それではみなさま、今年はこれにて閉店といたします。 どうぞ、よいお年をお迎えください。
今日の湯加減
去年の最後の記事にも書きましたが、房総にはまだどうしても会いたいトンボがいます。
しかし今年も見つけられませんでした。
居場所の目星はついたのですが、近くは通過するもののなかなか突入することができないままとなりました。
去年の宿題は果たせなかったとはいえ、今年はまた虫密度の濃厚な一年でした。本も出たし。
虫運にも恵まれたと思います。来年もたくさんの虫たちに会えますように。
↓出た本
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
トンボってやはり綺麗ですねぇ~ なかなか撮れないけど ^^;
ぜふさんのおかげで山を歩いていても虫に会う楽しみもできました♪
ありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
ぜふさんもどうぞ佳いお年をお迎えくださいませヽ(^o^)丿
by よしころん (2015-12-30 21:16)
トンボの図鑑の様相ですね^^
来年もどうぞよろしくお願いします。
by ぐす (2015-12-30 22:00)
トンボの足にも産毛(?)みたいのがあって
ちょっと感動ww
何かがふれても敏感に感じるようになってるんですねー。
すっごいまじまじ観ちゃいました(笑)
by リュカ (2015-12-30 22:58)
あ、どうぞ良いお年をお迎えください^^
また来年もよろしく!!!
by リュカ (2015-12-30 22:59)
おはようございます^^
何とか言っても、トンボさんたちのお写真沢山ありますね~いろんな種類のトンボさん。綺麗ですね~胴体が特に美しい。
今年一年ご訪問いただきありがとうございました<(__)>
来年もまたよろしくお願いいたします。
どうぞ佳いお年をお迎えくださいませ。
by mimimomo (2015-12-31 06:42)
一年間、たくさんに楽しまさせていただきました
ありがとうございます
良いお年をお迎えくださいませ
by engrid (2015-12-31 15:16)
みなさま、一年ありがとうございました。
>よしころんさん
やはりトンボ撮影は望遠レンズがベターなのですが・・^^;
せっかく山に行かれるのですからたまに虫にも目をくれてやってください。
>ぐすさん
だいぶ種がかぶっていますし今年は枚数少なかったです^^;
たまに掲載されたラーメン屋行ってますよ^^
>リュカさん
トンボの足は獲物を確保するためカゴ状になるんです。
毛というかトゲトゲはカゴの網目になるんですよ♪
来年ぜひ、実物を近くで観察してみてください^^
>mimimomoさん
こうしてみるとボツ蔵行きだった写真のほうが多くて・・^^;
来年もっと鍛錬します♪
>engridさん
昆虫の魅力を伝えきれてなくていつも反省しきりですが、楽しんでもらえていたとしたらうれしいです^^
良いお年を~
>
by ぜふ (2015-12-31 17:41)
あけましておめでとうございます(^_^)/
今年もよろしくお願いしますです(^_^)
トンボたちの短い生涯の中で、こうして出会う事ができたのも、
何か感慨深いものがありますね。
by sasasa (2016-01-01 22:16)
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
こうして写真を拝見するとトンボは好い被写体なんですね
私は余り撮る機会が少なく残念に思っています。
by g_g (2016-01-02 12:20)
あけましておめでとうございやす!
今年もブログを通じて有意義な年としやしょうでやす(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2016-01-02 19:33)
みなさん、明けましておめでとうございます。
今年もムシブロをよろしくお願いします。
>さささん
いつもの子たちにいつものように会えることはいいことですね。
でも昨年はいつもの年よりも観察できた種数が少なくてざんねんでした。
>g_gさん
一番いいのは群飛の様子でしょうけど、それはなかなか出会えなくなりましたね。
めずらしい子に会えたらぜひ撮ってみせてください♪
>ぼんぼちぼちぼちさん
発信することはブログによって違いますが、ブログの多様性も大切ですよね^^
よい一年でありますように。
by ぜふ (2016-01-03 08:20)
とんぼ、それぞれに綺麗ですね〜
本年もどうぞよろしくお願いします。
by yakko (2016-01-03 19:42)
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ボルネオ島の植物園で蝶やトンボを見てきましたよ〜
名前?さっぱりわかりません(^^;)
by barbie (2016-01-05 00:13)
あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします^^
先生のショットの構図が素晴らしくて
何度も見返してしまいました
by shino* (2016-01-06 01:08)
>yakkoさん
もっとうまく撮ってあげないとトンボに文句いわれるかもしれないので精進します^^;
>barbieさん
熱帯植物園いいでしょうねー!
国内のは閉ざされているので虫たちがいないですからね・・><
>shino*さん
お褒めの言葉、ありがとうございます♪
先生の虫への愛は誰が撮っても伝わるのではないかと思います^^
by ぜふ (2016-01-06 07:27)
ぜふさん
初めまして ありがとうございます♪
お役にたてて良かったです、今度は録画してくださいね
トンボもいろんな種類がいますね~昆虫は大好きです
特にカマキリが!
「チャバネフユエダシャク」模様は無いけど似たようなのは見た事あります。東京郊外とかにも生息する昆虫なんですかね?
「虫屋さんの百人一首」タイトルが面白いです^^
by マリー (2016-01-06 13:45)
>マリーさん
さっそく録画予約しました^^
フユシャクは郊外ならいると思いますよ。
ところで、カマキリの記事も過去にいくつか書いています。
一番最近の記事は↓です。よろしければご覧ください!
http://floralmoon.blog.so-net.ne.jp/2015-10-24
by ぜふ (2016-01-06 20:23)
遅くなってスミマセン!
今年もよろしくお願いします
いろんな虫さん 楽しみにしてます
by ねこじたん (2016-01-07 05:54)
今年も宜しくお願い致します<(_ _)>
何か一種でも良いから撮ったことない虫さんに会いたいなぁ〜♪
by kazz (2016-01-07 11:38)
>ねこじたんさん
こちらこそ、よろしくお願いします。
ねこちゃんもたまに虫撮らない?^^
>kazzさん
そういうセリフ、ある意味うらやましいです。
だいたい毎年いくつかお初にお目にかかります^^
去年は念願のオオヒョウタンでしたし♪
by ぜふ (2016-01-07 22:30)
年が明けてしまいましたが、トンボの写真をたっぷり堪能しました。
こうしてたくさんの写真を見ても、みんなキレイな色をしていますねー。
本年もよろしくお願い致します^^;。
by sakamono (2016-01-09 15:03)