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河原採集会番外編とカブリモドキジュニアデビュー [探虫行]
10月18日、ファーブル会主催のバッタ採集会がありました。

場所は多摩川のとある河川敷。
9月にも開催していて、今回は2回目。10家族ほどが参加しました。
(本記事はそのレポートではありません)
その前日、オサ部メンバー数名は秘密裏に現地に入ったのでした。
河川敷に着いたら、準備開始。

ピクニックではありません。(何やらカラフルではありますが)
これはピットフォールトラップという昆虫採集器、通称”オサトラップ”。
専用のものではなく、見ての通り、プラスチックのコップとシリコンの皿に少し手を加えているだけ。
コップの中に特製のエサを入れて地面に掘った穴に設置するのです。
ピットフォールトラップとは”落とし穴”のこと。
一晩放置して翌日回収するのです。

今回のターゲットはゴミムシとマイマイカブリ。
ワンドの周囲と神社の林の中に合計30個くらいセットしました。
せっかくなので河川敷で虫探しもしてみましたが、めぼしいものは見つからず。なので写真もほぼナシ。
これは営巣場所を探していたと思われるドロバチの仲間。

さて、結果を先に書きますが、それは無残なものでした。

ゴミムシの仲間が数匹採れただけ。
その大きな理由のひとつは、多くのトラップが引っこ抜かれていたこと。
エサが食べられていたり、皿が裂けていたりしたものもありました。繁みの中のもやられていました。
メンバーで色々話をした結果としては、カラス、イヌ、タヌキ、イタチなど、複数種類の動物のシワザだろうと。
アライグマ、ヌートリア、そしてニンゲンも考えられそうでした。
うーむ。 恐るべしタマゾン川。 今度リベンジするときは色々と対策が必要のようです。

マイマイカブリは採れなかったのですが、先週、うちのツシマカブリモドキ夫婦のジュニアがデビューしました。

交尾しているのは確認していたのですが、産卵・孵化していることに気が付きませんでした。

今日までに3匹確認しました。

ブリードするつもりはなかったのですが、運よく繁殖してくれたので、大事に育てようと思います。

今は親子別居させています。

話を戻します。
トラップを仕掛け終えて期待に胸膨らませていたメンバーたちは、純喫茶でお昼を食べたあと、別のフィールドへ移動したのでした。

ここは一度行ってみたかった場所でした。
左手の土手の外側は大きなワンドになっていてその周囲が公園です。グラウンドなどの施設もあります。
反対側の土手は護岸工事が進んでいて人工的になっていますが、公園側はほとんど手が入ってない。
色んな虫や小動物が生息しているでしょうし、鳥たちの営巣地にもなっていると思います。
今後も大切に保全・保護されることを祈ります。


ということで、バッタ採集会のレポートはファーブル会のサイトをご覧ください。
ファーブル館のハンミョウ展示が好評です。

動物園でも水族館でもそうですが、エサやりタイムになると皆かぶりつきで観察してくれます。
ちょっとめずらしいシーンを観察することもできました。
エサの争奪戦がはじまったのです。

あわててスマホでガラス越しに撮ったので画質が悪いですが、様子はわかると思います。
エサをくわえていたほうがそれを落としてもケンカは続きました。
まるで相撲をとっているようです。

なかなかの迫力で、最後は相手の胴体に噛みついたほうが勝ったようで、噛みつかれたほうは逃げました。
今日の湯加減

ヒメアカタテハ (タテハチョウ科)
場所は多摩川のとある河川敷。
9月にも開催していて、今回は2回目。10家族ほどが参加しました。
(本記事はそのレポートではありません)
その前日、オサ部メンバー数名は秘密裏に現地に入ったのでした。
河川敷に着いたら、準備開始。

ピクニックではありません。(何やらカラフルではありますが)
これはピットフォールトラップという昆虫採集器、通称”オサトラップ”。
専用のものではなく、見ての通り、プラスチックのコップとシリコンの皿に少し手を加えているだけ。
コップの中に特製のエサを入れて地面に掘った穴に設置するのです。
ピットフォールトラップとは”落とし穴”のこと。
一晩放置して翌日回収するのです。

今回のターゲットはゴミムシとマイマイカブリ。
ワンドの周囲と神社の林の中に合計30個くらいセットしました。
せっかくなので河川敷で虫探しもしてみましたが、めぼしいものは見つからず。なので写真もほぼナシ。
これは営巣場所を探していたと思われるドロバチの仲間。

さて、結果を先に書きますが、それは無残なものでした。

ゴミムシの仲間が数匹採れただけ。
その大きな理由のひとつは、多くのトラップが引っこ抜かれていたこと。
エサが食べられていたり、皿が裂けていたりしたものもありました。繁みの中のもやられていました。
メンバーで色々話をした結果としては、カラス、イヌ、タヌキ、イタチなど、複数種類の動物のシワザだろうと。
アライグマ、ヌートリア、そしてニンゲンも考えられそうでした。
うーむ。 恐るべしタマゾン川。 今度リベンジするときは色々と対策が必要のようです。

マイマイカブリは採れなかったのですが、先週、うちのツシマカブリモドキ夫婦のジュニアがデビューしました。

ツシマカブリモドキ ペア (オサムシ科)
交尾しているのは確認していたのですが、産卵・孵化していることに気が付きませんでした。

ツシマカブリモドキ 幼虫 (オサムシ科)
今日までに3匹確認しました。

親子で仲良くお食事
ブリードするつもりはなかったのですが、運よく繁殖してくれたので、大事に育てようと思います。

「ちょっとーボクのとらないでよー」
今は親子別居させています。

話を戻します。
トラップを仕掛け終えて期待に胸膨らませていたメンバーたちは、純喫茶でお昼を食べたあと、別のフィールドへ移動したのでした。

ここは一度行ってみたかった場所でした。
左手の土手の外側は大きなワンドになっていてその周囲が公園です。グラウンドなどの施設もあります。
反対側の土手は護岸工事が進んでいて人工的になっていますが、公園側はほとんど手が入ってない。
色んな虫や小動物が生息しているでしょうし、鳥たちの営巣地にもなっていると思います。
今後も大切に保全・保護されることを祈ります。


ということで、バッタ採集会のレポートはファーブル会のサイトをご覧ください。
オマケ
ファーブル館のハンミョウ展示が好評です。

動物園でも水族館でもそうですが、エサやりタイムになると皆かぶりつきで観察してくれます。
ちょっとめずらしいシーンを観察することもできました。
エサの争奪戦がはじまったのです。

ハンミョウ (オサムシ科)
あわててスマホでガラス越しに撮ったので画質が悪いですが、様子はわかると思います。
エサをくわえていたほうがそれを落としてもケンカは続きました。
まるで相撲をとっているようです。

なかなかの迫力で、最後は相手の胴体に噛みついたほうが勝ったようで、噛みつかれたほうは逃げました。
今日の湯加減
前記事で”ツキまくっていた”などと書きましたが、そのツケが回ってきました。
今週はずっと何をやっても裏目、まったくもってツイテない日々。
やはり何事にも”コスト”はかかるものだなぁとつくづく感じた週でした。(来週は普通でありますように)
今日もこれから虫用のエサを採りに行ってファーブル館に行きます。
それと、今日はフォトサロン(写真好きのファーブル会員の集まり)の日なのです。
昆虫写真のことについて語り合う楽しい会です。館内に展示してある写真の入れ替えもします。
ハンミョウたちの世話もしなければ。
↓昨日(10/30 BS11)「宮崎美子のすずらん本屋堂」の番組内でやくさんが紹介してくれました
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
トラップを仕掛けるのも大変ですね。自然界は人間も含めて色々いますものね^^
ハンミョウは殺し合いまではしないのですね。それを聞いてちょっと安心。
by mimimomo (2015-10-31 17:39)
何時も教えて頂きありがとうございます。
昆虫の採取も邪魔がはいって大変ですね。
植物も登山道の両側はイノシシが掘り起こして
次年度から花が咲かなくなります。
by g_g (2015-10-31 18:43)
>mimimomoさん
それが・・あまり腹ペコになると共食いするんです・・><
それも自然ですからね。
>g_gさん
イノシシは根を掘り返すんですね。シカの食害もあるでしょうね。
さすがにこのときはイノシシのシワザではなかったと思いますが^^;
by ぜふ (2015-11-01 09:45)
仕掛けが かわいいですね
虫も かわいいのが好きなのかな?(笑
かぶるかみぶくろ
これで検索してみてくださいまし
by ねこじたん (2015-11-01 10:21)
虫以外にも、色んな動物がいるから、
トラップ仕掛けるのも大変ですね(>_<)
by sasasa (2015-11-01 19:02)
>ねこじたんさん
そう思ったのですが・・
かぶる紙袋というものの存在をはじめて知りました^^
>さささん
打てる対策はいくつかあるので次回があれば改善するつもりです。
by ぜふ (2015-11-02 07:10)
そうそう。前に書いた、博物館実習で昆虫採集をしたときに使った
黄色のトラップ。
そのときの学芸員さん曰くは、黄色は虫が寄ってくる色だって言われました。
ほんとなのかー?(笑)
薄いトレイのような容器で、中には水を少し入れてました。
水以外に何が入っていたのかは忘れちゃったのですが、虫は死んでなかったなぁ~
by リュカ (2015-11-02 10:28)
>リュカさん
花も黄色や白が集まりますね^^
ところで薄いトレイでは逃げられてしまいそうですが・・中身の問題ですね^^;
思い出したらぜひ教えてください。
by ぜふ (2015-11-03 07:35)
なかなか難しいのですね
そう、私の実家のあたり、結構に街なかなのですが
アライグマが出没、先日はフェレットまで走りました
実家の池には、時として鷺が飛来します、、小さな池なのに
街なかで、動物も頑張って生き抜こうとしているのですね
by engrid (2015-11-03 18:34)
幼虫というと、芋虫、毛虫の形を考えてしまいますが、こういう形の
幼虫もいるんですね。こういう虫(成虫)がいるのだと思っていました^^;。
多摩川の写真、いいですねー。こういう感じ、とても好きです。
by sakamono (2015-11-04 22:25)
>engridさん
野生化ペットの問題もありますね。
サギも群れになると問題がおきることがあるようですが家の池にくるのはいいですね。でも飼っている魚が狙いだとすると困りますね・・^^;
>sakamonoさん
そうですね、大概はイモムシ・ケムシの形ですよね。
オサムシの仲間の幼虫は少し無骨でカッコイイです♪
by ぜふ (2015-11-05 07:22)
タマゾン川恐るべしですね~~^^;
尾瀬でも夜中にテントの近くで「ニャ~」とも「ぎゃぁ~」とも聞いたことのない動物の鳴き声が・・・(><)
外をのぞいて確認する勇気はありませんでした・・・
by よしころん (2015-11-05 22:19)
全身鎧の幼虫がかっこいい!
成虫より貫禄が。
by 響 (2015-11-06 06:58)
>よしころんさん
野営中に獣の声は聴きたくないですね~^^;
でも正体は気になります^^
>響さん
そうですよね!カンロクあり^^
今はさらに脱皮してもっとかっこよくなってます♪
by ぜふ (2015-11-07 07:25)