"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
天然水の森 [ファーブル会]
前記事(海ステージ)の続き、今回は山ステージです。
朝、トラップを回収し終わり、休憩するヒマもなく向かったのは丹沢でした。
東名秦野ICを降り、ヒルクライムのサイクリストが目立つヤビツ峠を越えた先、さらに山の中へと入っていく。
そこはS社が”水と生命の未来を守る”と標榜して全国に20か所ほど展開している「天然水の森」。
集合時間の12時ピッタリに着いたのですが、渓流沿いのバーベキューをする広場まで行くと一組を除いて皆到着していました。
そう、バーベキューするための火を熾すべく準備をしてくれていたのです。
まずは腹ごしらえというところですが、バーベキューしながらも昆虫採集してしまうのが虫屋の習性。
Uさんが一振りでしとめたのは。
平地にはいないヤンマなのでなかなか見られません。
広場のところどころにはシカの糞が落ちていたので、さっそく宝探しをするメンバーも。
センチコガネと一緒にでてきたのは。
今回の遠征のターゲットとしていた虫のもうひとつですが、上の写真は他のメンバーが採集して宿に戻ってから撮影したもの。
これは頑張らねばということで、酔っ払う前にT師匠とトラップを仕掛けにでかけました。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、沢沿いの獣道らしきポイントを見つけセットしていきました。
前日の砂浜とは違い、仕掛けられる範囲が狭いのと、さすがに疲れたのでセットしたトラップは5個だけ。
そそくさとバーベーキュー会場に戻りました。
宿でジンギスカンを食べ(食べてばっかりでした)、夜の帳が降りたらライトトラップ。
あまりいい虫は来ませんでしたが・・
蛾はたくさん飛んできました。
その中でちょっと目を引く子がいました。
同宿の親子連れが何組か見学に来たのでファーブル会の紹介も含めて夜間昆虫教室がはじまりました。
ライトトラップに来る虫を観察しながらの飲み会には参加せず、何人かで少しだけ夜の散策にでかけましたがほとんど収穫なし。
ゴミムシの仲間たちには遊んでもらいました。
部屋に戻ってお風呂に入ったらバタンキュウでした。
山奥の静けさと気温と空気があまりに良かったのでしょうか、10時過ぎに寝て、朝6時まで熟睡しました。
こんなことはもう何年もなかったことでした。
朝ごはんをもりもり食べてオサムシ班(T師匠とYさんと3人)は登山道に探虫に。
かなり急な細い道だったからでしょう。お目当てのシカ糞は見つからず。
登山道の分岐点の少し開けた平坦な場所もありましたが、まったく何も見つかりませんでした。
仕方なく帰りの下り道では花を撮影。
宿まで戻ってみんなと合流し、全員で探虫・散策にでかけました。
そう、まずオサムシ班はトラップの回収です。
さて、今日も合格か?
合格でした!(写真は連れて帰ってからよごれを落としてきれいにして撮影したもの)
ダイコクコガネと違い、1センチちょっとしかないのですが、動作はエンマコガネの仲間と同じで、ゼンマイ仕掛けのおもちゃのようなコミカルな動きをしてくれて、見ていてなごみます。(すぐ潜ってしまいますが・・)
都合、♂×2、♀×3を採集することができました。
トラップ回収したあと皆と合流して探虫しました。
アカアシクワガタがいる(去年いた)渓流沿いのヤナギの木がメイン会場でしたが、採れたのは♂1だけでした。
(T師匠が採集)
少し気温が低かった(20℃弱)せいか、その他にめぼしい虫は採れず。
目に付いたのはこの子たち。
ハバチの幼虫でしょうか、発光しているかのような半透明のカラダが美しい。
それと、
尺取り虫のようですが、少し様子が違う。大工道具のアレに似てますよね。
・・曲尺虫(かねじゃくむし)とニックネームを付けました。
このあと、お昼はまたまたバーベキュー(ほんとによく食べた)をして解散しました。
(実は未練がましく糞探しもしましたが成果なしでした)
ということで、山ステージでもターゲットとしていた虫が採集でき、大満足の遠征となりました。
また運を使いすぎたような気が・・・
前記事にも書きましたが、この翌日はインセクトフェアに行ってきました。
(この遠征参加者もほぼ全員参加)
標本の販売がメインのフェアですが、生きた虫を売っているブースもいくつかあります。
その中で最初に目を付けた・・というか、まさかこの生き虫が売られるなんて予想もしてなくてビックリでしたが、
いいお値段だったので一旦あきらめたのでした。
しかし、みんなでビールを飲みながらお昼を食べて(終了間際の)会場に再突入したら、まだ売れ残っていた。
あらかじめ相談していたT師匠からも”GO”サインが出たので、かなりディスカウントしてもらったこともあり購入。
その名の通り、対馬の固有種でしかも日本には1種しかいないとされるカブリモドキ。
希少性もさることながら、超美麗種ということでも人気があります。
特に鞘翅の縁取りが赤紫色から金緑色にグラデーションする様子が自然のなせる奇跡としか思えない。
ペアで買いました。
今日の湯加減
朝、トラップを回収し終わり、休憩するヒマもなく向かったのは丹沢でした。
東名秦野ICを降り、ヒルクライムのサイクリストが目立つヤビツ峠を越えた先、さらに山の中へと入っていく。
そこはS社が”水と生命の未来を守る”と標榜して全国に20か所ほど展開している「天然水の森」。
集合時間の12時ピッタリに着いたのですが、渓流沿いのバーベキューをする広場まで行くと一組を除いて皆到着していました。
渓流釣りもできます
そう、バーベキューするための火を熾すべく準備をしてくれていたのです。
全員は写っていませんが総勢15名でした
まずは腹ごしらえというところですが、バーベキューしながらも昆虫採集してしまうのが虫屋の習性。
Uさんが一振りでしとめたのは。
ルリボシヤンマ ♂ (ヤンマ科)
平地にはいないヤンマなのでなかなか見られません。
広場のところどころにはシカの糞が落ちていたので、さっそく宝探しをするメンバーも。
センチコガネと一緒にでてきたのは。
ゴホンダイコクコガネ ♀ (コガネムシ科)
今回の遠征のターゲットとしていた虫のもうひとつですが、上の写真は他のメンバーが採集して宿に戻ってから撮影したもの。
これは頑張らねばということで、酔っ払う前にT師匠とトラップを仕掛けにでかけました。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、沢沿いの獣道らしきポイントを見つけセットしていきました。
前日の砂浜とは違い、仕掛けられる範囲が狭いのと、さすがに疲れたのでセットしたトラップは5個だけ。
そそくさとバーベーキュー会場に戻りました。
宿でジンギスカンを食べ(食べてばっかりでした)、夜の帳が降りたらライトトラップ。
コクワガタ ♂ (クワガタムシ科)
あまりいい虫は来ませんでしたが・・
カワゲラの仲間
(カワゲラやトビケラは種類が多すぎで端から同定する気がしません)
蛾はたくさん飛んできました。
その中でちょっと目を引く子がいました。
トビイロシマメイガ ?(メイガ科)
同宿の親子連れが何組か見学に来たのでファーブル会の紹介も含めて夜間昆虫教室がはじまりました。
ライトトラップに来る虫を観察しながらの飲み会には参加せず、何人かで少しだけ夜の散策にでかけましたがほとんど収穫なし。
ゴミムシの仲間たちには遊んでもらいました。
部屋に戻ってお風呂に入ったらバタンキュウでした。
山奥の静けさと気温と空気があまりに良かったのでしょうか、10時過ぎに寝て、朝6時まで熟睡しました。
こんなことはもう何年もなかったことでした。
朝ごはんをもりもり食べてオサムシ班(T師匠とYさんと3人)は登山道に探虫に。
アメバチの仲間
かなり急な細い道だったからでしょう。お目当てのシカ糞は見つからず。
登山道の分岐点の少し開けた平坦な場所もありましたが、まったく何も見つかりませんでした。
仕方なく帰りの下り道では花を撮影。
宿まで戻ってみんなと合流し、全員で探虫・散策にでかけました。
そう、まずオサムシ班はトラップの回収です。
さて、今日も合格か?
ゴホンダイコクコガネ ♂ (コガネムシ科)
合格でした!(写真は連れて帰ってからよごれを落としてきれいにして撮影したもの)
ダイコクコガネと違い、1センチちょっとしかないのですが、動作はエンマコガネの仲間と同じで、ゼンマイ仕掛けのおもちゃのようなコミカルな動きをしてくれて、見ていてなごみます。(すぐ潜ってしまいますが・・)
都合、♂×2、♀×3を採集することができました。
トラップ回収したあと皆と合流して探虫しました。
アカアシクワガタがいる(去年いた)渓流沿いのヤナギの木がメイン会場でしたが、採れたのは♂1だけでした。
(T師匠が採集)
少し気温が低かった(20℃弱)せいか、その他にめぼしい虫は採れず。
目に付いたのはこの子たち。
ハバチの幼虫でしょうか、発光しているかのような半透明のカラダが美しい。
それと、
尺取り虫のようですが、少し様子が違う。大工道具のアレに似てますよね。
・・曲尺虫(かねじゃくむし)とニックネームを付けました。
このあと、お昼はまたまたバーベキュー(ほんとによく食べた)をして解散しました。
(実は未練がましく糞探しもしましたが成果なしでした)
ということで、山ステージでもターゲットとしていた虫が採集でき、大満足の遠征となりました。
また運を使いすぎたような気が・・・
駐車場のアザミにイチモンジセセリの団体さん
オマケ
前記事にも書きましたが、この翌日はインセクトフェアに行ってきました。
(この遠征参加者もほぼ全員参加)
標本の販売がメインのフェアですが、生きた虫を売っているブースもいくつかあります。
その中で最初に目を付けた・・というか、まさかこの生き虫が売られるなんて予想もしてなくてビックリでしたが、
いいお値段だったので一旦あきらめたのでした。
しかし、みんなでビールを飲みながらお昼を食べて(終了間際の)会場に再突入したら、まだ売れ残っていた。
あらかじめ相談していたT師匠からも”GO”サインが出たので、かなりディスカウントしてもらったこともあり購入。
ツシマカブリモドキ (オサムシ科)
その名の通り、対馬の固有種でしかも日本には1種しかいないとされるカブリモドキ。
希少性もさることながら、超美麗種ということでも人気があります。
特に鞘翅の縁取りが赤紫色から金緑色にグラデーションする様子が自然のなせる奇跡としか思えない。
ペアで買いました。
今日の湯加減
今日はこれからお酒(日本酒)のイベントにでかけてきます。
毎年、春と秋に開催される恒例イベント。
このときにしかまず飲めることのない(お気に入りの)蔵も出品されるのでいつも楽しみにしています。
お酒の定期・定点観測といったところでしょうか。
あ、その前に昆虫館に寄ってハンミョウのエサやりをしなくては。
単なる記録: 2015.9.29撮影 アブラゼミ ♀ (セミ科)
↓アマゾン川で買えます
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
山奥の渓流でバーベキューいいですね(^^)
by masao。 (2015-10-03 17:30)
こんにちは^^
蝶と蛾は似たようなものですが、どうも蛾と言うのは・・・(><;
セセリの団体さん、初めてですね~これだけ集まってるの^^
by mimimomo (2015-10-03 17:31)
>ゴホンダイコクコガネ
ティラノサウルスのようですね。恰好いい!
>鞘翅の縁取りが赤紫色から金緑色にグラデーションする様子が自然のなせる奇跡としか思えない。
確かに美しくはあるのですが・・・
此の辺の愛で方は、もうプロの領域ですね。ちょっと素人には難しい部分で、感動が共有できないのが残念!
by アヨアン・イゴカー (2015-10-03 18:40)
ムシも食事が必要ですが、その探虫する側も栄養を付けなければいけないですよね。
by g_g (2015-10-03 19:01)
我が県にS社の森があるなんて知りませんでした。
横浜にあるビール会社のKの工場でジンギスカンを食べたことはありますが・・。そこにダイコクさんが生息しているんですね。
モドキさんの精悍な顔が素敵だわ・・・なんてね。
by アサギいろ (2015-10-03 21:07)
>masao。さん
とっても遠いのが難点ですが、あくまで探虫のついでですので^^
>mimimomoさん
蝶と蛾を区別する国は少ないんですよ~^^
セセリはもっといたんですけどこれしか写せませんでした^^;
>アヨアン・イゴカーさん
ティラノというよりちっちゃいトリケラトプスですかね?^^
オサムシは美しいだけではなくその生態なども興味深いです♪
>g_gさん
そうですよね!^^
ちょっと食べすぎましたが・・^^;
>アサギいろさん
そちらはK社ですか、チバはSビール社ですが、やっぱり工場のレストランではジンギスカンです・・なぜでしょうね~^^
カブリモドキの顔にかぶりつき?^^;
by ぜふ (2015-10-04 20:04)
>ティラノというよりちっちゃいトリケラトプスですかね?^^
なぜか、気付かずに書き間違えました。^^;
トリケラトプスです。
by アヨアン・イゴカー (2015-10-05 00:19)
森でバーベキュウは美味しいでしょうね。
ゴホンダイコクコガネは小さいのでしょうが
サイみたいでかっこいい。
by 響 (2015-10-08 05:32)
シカ糞はよく見かけますが・・・
あまりマジマジと見たことはないですが、なにかいるのでしょうか???
by よしころん (2015-10-08 20:20)
森でバーベキュー良いですね^^
せせりの団体さんすごいな
by shino* (2015-10-08 20:38)
いい感じの渓流ですね。お酒とBBQよりも虫を優先するところが
さすがです^^;。ホントに発行しているように見える幼虫ですね。
幼虫関係は苦手ですが、これはキレイです。
by sakamono (2015-10-08 21:35)
>アヨアン・イゴカーさん
やっぱりそうでしたか^^
>響さん
食材は特別なものではないですが、場所が特別だと味も変わりますね♪
ゴホンダイコクは採れてよかった~^^
>よしころんさん
センチコガネ、エンマムシ、ゴホンダイコクなど。
シカ糞は宝の山です^^
>shino*さん
バーベキューしながらの探虫も良いです~^^
セセリはもっといましたが、一度に撮れたのはこれがMAXでした。
>sakamonoさん
虫優先ですが、イワナやヤマメもちゃんと食べましたよ^^
蛍光イモムシは日陰にいたのです。
by ぜふ (2015-10-08 22:08)