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甲州信州の旅 前編 [探虫行]
今年も山梨県韮崎市での一泊採集会のお手伝いに行かせてもらい、その足で探虫行をしてきました。
三連休の最終日、7月20日朝8時に出発。
首都高は使わなかったので、韮崎にはお昼過ぎに到着。
R141清里ライン沿いに食事ができる店が何軒かあったはずだとゆっくり走っていると、見覚えのない看板が。

店名や店構えより、”そば粉生パスタはじめました” に惹かれました。
注文したのはもちろん、生パスタ。

そば粉なのでパスタのようなコシはありません。ベーコン、キノコ、野菜といっしょに炒めた和風しょうゆ味でした。
普通のパスタか冷やし中華がよかったな・・
さて、いよいよ参加者たちをお迎えして、採集ポイントへ案内します。

このクヌギ林の周りの原っぱにもバッタ類やトンボ類、いろんな昆虫がいました。


林の中には、

翅の縁紋が重なるか重ならないかで見分けられますが、そもそもオツネンでない可能性もあります。
その他には、

や、コメツキムシ、アカハネムシなど。
トラップをしかけて夜間採集もしました。

ライトトラップもしかけました。


汗トラップにくるチョウチョも。

バナナトラップにはコメツキムシやゾウムシもきました。


翌朝、まさに朝飯前の昆虫採集をしつつトラップの回収をしました。
朝ごはんを食べて無事解散、参加者の見送りやひととおりの後片付けをしてイベントは終了しました。
ここからはスタッフだけのお楽しみとなります。
まず撮りたかったのは、宿の池にやってくるトンボたち。

本命は去年も撮ったこの子。

前日、グンバイトンボもいたのですが、この子だけでも満足。

このあと宿を撤収し、スタッフだけの採集会。 林道の木陰でみんなでお昼を食べて昆虫採集開始。
オオムラサキも採れました。

そしてこのクヌギの洞には・・

姿は写っていませんが、オオクワガタがペアでいたのです。
もちろん、カブトムシやカナブンも採れました。


スタッフも解散となり、ここからは完全フリーの探虫行。
日没まで数時間しかないので、まずはいつもの高原に向けてまっしぐら。

霧ヶ峰踊場湿原に到着。
やや風が強く、雲の流れが速く、ずっと青空が広がっていたわけではありませんでしたが、とにかく涼しい。
木陰で昼寝でもしたら気持ちいいだろうなという誘惑に負けず、散策開始。
想定通りでしたが、この時期、ここで主に観察できるのはヒョウモンチョウの仲間とこの子だけ。


オスが求愛しているところに出くわしたのですが、なんとここでカメラが電池切れ。
時間がないこともあり、やむなく散策路を引き返しました。

次の目的地もいつもの場所、八島ヶ原湿原。
今回は御射山から入って反時計回りに周回しました。
(時間があれば物見石か蝶々深山まで登りたかったのですが・・)

ここでお茶しながら休憩するつもりでしたが、あいにくクローズドの看板。足取りは軽くありませんが、いざ出発。
シシウドやヌマトラノオなどの白い花が多く見かけられましたが、黄色い花は目立ちました。

黄色いチョウも目立ちます。


旧キャンプ場まできました。(振り返って撮影しています)

鬼ケ泉水まできました。

何とかのひとつ覚えのようにいつもこのアングルで撮っているように思います。
と、そこで待っててくれたように、一匹のトンボがいました。

ワンショットしか撮らせてくれなかったので、よくわかりません。
花がまだ少ないのか昆虫もあまりいませんでしたが、シシウドにぽつりと一匹。

と、木道の上を小さな黒い影が動きました。
ゴミムシの仲間でしたがカメラで追っかけているうちに隙間に姿を隠してしまいました。
が、そのすぐ脇の葉の上にこの子がいてくれました。

この子もワンショットだけでしたが、これがこの探虫行である意味貴重な一枚になろうとは・・・
その意味は次回以降の記事で紹介しようと思います。

このアリにはおどろきました。

ご覧のとおりの巨大さ。2センチ以上あったかもしれません。
はじめて見たムネアカの女王様への挨拶もそこそこに湿原を後にし、霧ヶ峰から諏訪湖に向けて駆け降りました。
高原の昆虫が少なかったので高原の花を。

ピークは過ぎているようでしたが、まだ見頃でした。



今日の湯加減
三連休の最終日、7月20日朝8時に出発。
首都高は使わなかったので、韮崎にはお昼過ぎに到着。
R141清里ライン沿いに食事ができる店が何軒かあったはずだとゆっくり走っていると、見覚えのない看板が。

「La Soba」
店名や店構えより、”そば粉生パスタはじめました” に惹かれました。
注文したのはもちろん、生パスタ。

そば粉なのでパスタのようなコシはありません。ベーコン、キノコ、野菜といっしょに炒めた和風しょうゆ味でした。
普通のパスタか冷やし中華がよかったな・・
さて、いよいよ参加者たちをお迎えして、採集ポイントへ案内します。

このクヌギ林の周りの原っぱにもバッタ類やトンボ類、いろんな昆虫がいました。

ウスバキトンボ (トンボ科)

オツネントンボ ? (アオイトトンボ科)
林の中には、

ホソミオツネントンボ ? (アオイトトンボ科)
翅の縁紋が重なるか重ならないかで見分けられますが、そもそもオツネンでない可能性もあります。
その他には、

ウスバカゲロウ (ウスバカゲロウ科)
や、コメツキムシ、アカハネムシなど。
トラップをしかけて夜間採集もしました。

ライトトラップもしかけました。

キボシカミキリ (カミキリムシ科)

ハンノヒメコガネ (コガネムシ科)
汗トラップにくるチョウチョも。

ジャノメチョウ (タテハチョウ科)
バナナトラップにはコメツキムシやゾウムシもきました。

オオゾウムシ (オサゾウムシ科)

翌朝、まさに朝飯前の昆虫採集をしつつトラップの回収をしました。
朝ごはんを食べて無事解散、参加者の見送りやひととおりの後片付けをしてイベントは終了しました。
ここからはスタッフだけのお楽しみとなります。
まず撮りたかったのは、宿の池にやってくるトンボたち。

オオシオカラトンボ ♂ (トンボ科)
本命は去年も撮ったこの子。

モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
前日、グンバイトンボもいたのですが、この子だけでも満足。

このあと宿を撤収し、スタッフだけの採集会。 林道の木陰でみんなでお昼を食べて昆虫採集開始。
オオムラサキも採れました。

オオムラサキ ♂ (タテハチョウ科)
そしてこのクヌギの洞には・・

姿は写っていませんが、オオクワガタがペアでいたのです。
もちろん、カブトムシやカナブンも採れました。


スタッフも解散となり、ここからは完全フリーの探虫行。
日没まで数時間しかないので、まずはいつもの高原に向けてまっしぐら。

ベニシジミ(春型)号とはるか後方は蓼科山
霧ヶ峰踊場湿原に到着。
やや風が強く、雲の流れが速く、ずっと青空が広がっていたわけではありませんでしたが、とにかく涼しい。
木陰で昼寝でもしたら気持ちいいだろうなという誘惑に負けず、散策開始。
想定通りでしたが、この時期、ここで主に観察できるのはヒョウモンチョウの仲間とこの子だけ。

ヒメシジミ ♀ (シジミチョウ科)

同上
オスが求愛しているところに出くわしたのですが、なんとここでカメラが電池切れ。
時間がないこともあり、やむなく散策路を引き返しました。

次の目的地もいつもの場所、八島ヶ原湿原。
今回は御射山から入って反時計回りに周回しました。
(時間があれば物見石か蝶々深山まで登りたかったのですが・・)

ここでお茶しながら休憩するつもりでしたが、あいにくクローズドの看板。足取りは軽くありませんが、いざ出発。
シシウドやヌマトラノオなどの白い花が多く見かけられましたが、黄色い花は目立ちました。

キンバイソウ
黄色いチョウも目立ちます。

ヒョウモンチョウ (タテハチョウ科)

ウラギンヒョウモン (タテハチョウ科)
旧キャンプ場まできました。(振り返って撮影しています)

鬼ケ泉水まできました。

何とかのひとつ覚えのようにいつもこのアングルで撮っているように思います。
と、そこで待っててくれたように、一匹のトンボがいました。

アオイトトンボ ? (アオイトトンボ科)
ワンショットしか撮らせてくれなかったので、よくわかりません。
花がまだ少ないのか昆虫もあまりいませんでしたが、シシウドにぽつりと一匹。

ウンモンテントウ (テントウムシ科)
と、木道の上を小さな黒い影が動きました。
ゴミムシの仲間でしたがカメラで追っかけているうちに隙間に姿を隠してしまいました。
が、そのすぐ脇の葉の上にこの子がいてくれました。

ルリイトトンボ (イトトンボ科)
この子もワンショットだけでしたが、これがこの探虫行である意味貴重な一枚になろうとは・・・
その意味は次回以降の記事で紹介しようと思います。

このアリにはおどろきました。

ムネアカオオアリ (ヤマアリ亜科)
ご覧のとおりの巨大さ。2センチ以上あったかもしれません。
はじめて見たムネアカの女王様への挨拶もそこそこに湿原を後にし、霧ヶ峰から諏訪湖に向けて駆け降りました。
オマケ
高原の昆虫が少なかったので高原の花を。

ニッコウキスゲ
ピークは過ぎているようでしたが、まだ見頃でした。

ヤナギラン

カラマツソウ

キバナオダマキ
今日の湯加減
昨日は文京区の某小学校にて開催された昆虫教室のお手伝いをしてきました。
約10人の子供たちとそのパパとママ。
カブトムシやクワガタムシの生き虫たちも連れて行ったのですが、昆虫好きの子たちばかりだったので虫に触れない子はいませんでした。
それどころが、いじられ倒されてました。
”乱暴にしたらだめよ”と注意しながら、ずっとクワガタを触っているママもいました。
昨日、今日の関東地方はとんでもない酷暑でしたが、出張訪問する虫たちもお疲れさまでした。
終了後、昆虫館に戻って、展示ケースの準備をしながらある方とある昆虫の訪問を待っていました。
それについては奥本先生のブログで。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
盛りだくさんの記事ですね。
>ウンモンテントウ
面白い柄の天道虫、見たことがないと思います。
by アヨアン・イゴカー (2015-07-26 23:00)
ニッコウキスゲに、澄んだ青空
昆虫、たくさんのトンボたち スイスイ飛ぶ姿も想像
高原の爽やかさを、いただいた感じです
by engrid (2015-07-27 07:53)
お早うございます。
充実した採集会・探虫行でしたね。珍しい昆虫がイッパイ !!
モノサシトンボの正面顔がカワイイ !
by yakko (2015-07-27 08:44)
電池切れは悲しいですねっ!
クワガタちゃんも、ずっと触られるのは嫌ですよねえ。。。
猫(あおくん)だったら「あんにゃー!」って言ってガブっと齧りそう(^^;
高原の花っていいなあ~~
by リュカ (2015-07-27 11:18)
昆虫だけではなく花も忘れずに掲載して貰えるとは嬉しいですね。アリのでかいのには驚きですね、以前どこかで見たような気がしますが・・・電源切れ、そんな時に限って悔やまれる被写体だったりします。
by g_g (2015-07-27 11:45)
ルリイトトンボの報告たのしみにしています。
それにしても信州の高原走りまくりですね。
ところで写っているバイクが「アカスジカメムシ号」ですか。
by アサギいろ (2015-07-27 21:54)
>アヨアン・イゴカーさん
ウンモンテントウの柄は個体差もありますが、いいデザインですね^^
>engridさん
高原の空気はおいしかったです♪
時間に余裕があればトンボの飛翔写真も撮りたかったです^^;
>yakkoさん
まだまだ盛りだくさんだした^^
モノサシは去年も登場してもらってます♪
>リュカさん
不精してイチガンをバイクから降ろさなかったのが悔やまれました><
クワガタたちも大変です^^;
>g_gさん
花の名前ちがってたらご指摘ください^^;
写真に撮れなかったのは悔やまれますが、しっかり観察はしました。
>アサギいろさん
実は・・ネタバレになるので書けませんがお察しください^^;
雨具を搭載するとアカスジのようですが、あくまで”ベニシジミ(春型)号”です^^
by ぜふ (2015-07-27 22:19)
遠出した収穫はありましたね。
by Silvermac (2015-07-28 05:59)
ビーナスラインで見たニッコウキスゲが懐かしいです。
やはりカラフルな子に惹かれます。
モノサシトンボってほんとに計れそうですね。
by barbie (2015-07-28 21:27)
>Silvermacさん
まだまだ他にもありました^^
>barbieさん
ここのはそんなに大きな群落ではありませんが、他の花が少ないので見映えがしますね。
モノサシトンボの一目盛はほんとに1センチくらいなんですよ^^
by ぜふ (2015-07-29 06:50)
電池切れだったり、レンズを交換してる間に逃げられたり・・・
悔しいですが、それも思い出・・・(^^)
by kazz (2015-08-02 14:08)
今さらの素朴な疑問なんですけど、
昆虫採集って、捕まえた後はどうするのですか?
by MIKUKO. (2015-08-02 14:44)
そば粉生パスタ きになるぅぅぅ
by ねこじたん (2015-08-03 22:15)