"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
虫はじめ [ファーブル会]
今年の虫はじめはファーブル会スタッフの呼びかけで小石川植物園になりました。
よりによって昨日は(意識して)寝坊していたので、あわてて支度をして、現地についたのはお昼でした。
でも午後は、チバではやや強かった風もやわらぎ日差しも暖かくて、いい観察日和となりました。
日差しが当たる場所の体感温度は15度くらいか。
実は入園するときには気が付かなかったのですが、正面玄関案内板に枝がかぶるように咲いていました。
そう、この花は帰りがけに気が付いて撮ったのです。
マンサクの花は3月頃から咲き始めると思っていましたが、シナマンサクは早咲きでこれからが見頃のようです。
ちなみに、”ハヤザキマンサク”よりも早咲きみたいです。(小石川植物園のホームページによると)
まだ全員集まっていなかったので、それまでの間に、この花を楽しみました。
昨年も見に来ましたが、この時期になると見目もさることながら、香りも楽しみに来たくなります。
小石川植物園は複数のロウバイの木があります。
この他にも、ウンナンロウバイという木がありました。
さて、主目的の昆虫相の観察に突入です。
とある木(名前を失念)だけ、空蝉がまだたくさん残っていました。
でもこれ、よく見るとちょっと面白いのです。
セミは頭を上にして羽化しますが、この子たちのついているところは垂れ下がった枝の先です。
まさか地面からこの枝の先に飛びついたわけではないでしょうから、この子たちは幹から枝先まで這って来てUターンしたことになります。
しかも、3匹も。
同時に来たわけではないでしょうけど、1匹がたまたまそうしたわけではないということですね。
向かいの林の中では幹から樹液の出ているシラカシを見つけました。
いわゆる”カブト虫の匂い”がしました。
根本の土はかなり固かったけど、甲虫類の幼虫が潜っていそうな気配が濃厚。
さらに気温が上がったのか、どこからかクサカゲロウが飛んできて、シュロの木の幹にとまった。
枯れ枝の中で越冬中のハムシの仲間を観察。
これはカミキリ虫の穿孔を間借りしていたのだと思いますが、さらに割ってみると穿孔した本人も出てきました。
それから、直径2メートルほどの切り株(中はほとんど空洞状態)の内側の土を少し掘ってみると、コメツキムシの仲間と思われる幼虫が数匹いました。
いずれも未同定。。
そして、ヤブランの株の根本で集団越冬中のカナヘビを観察しました。
そんなところで、お腹もすいてきたので観察終了となりました。
園の奥の方に並んで立つ木。
普通のサルスベリと似た花が咲くのでしょうか・・・
昼食を食べた売店の近くで見つけた花。
どこを探しても札がなくて名前がわかりませんでしたが、ホオベニエニシダではないかとのこと。
マメ科の灌木なのですが花期は春。 暖かさでほころんでしまったのでしょうか。
それにしても、この日見たのは黄色い花ばかりでした。
今日の湯加減
よりによって昨日は(意識して)寝坊していたので、あわてて支度をして、現地についたのはお昼でした。
でも午後は、チバではやや強かった風もやわらぎ日差しも暖かくて、いい観察日和となりました。
日差しが当たる場所の体感温度は15度くらいか。
シナマンサク
実は入園するときには気が付かなかったのですが、正面玄関案内板に枝がかぶるように咲いていました。
そう、この花は帰りがけに気が付いて撮ったのです。
シナマンサク
マンサクの花は3月頃から咲き始めると思っていましたが、シナマンサクは早咲きでこれからが見頃のようです。
ちなみに、”ハヤザキマンサク”よりも早咲きみたいです。(小石川植物園のホームページによると)
まだ全員集まっていなかったので、それまでの間に、この花を楽しみました。
ソシンロウバイ
昨年も見に来ましたが、この時期になると見目もさることながら、香りも楽しみに来たくなります。
小石川植物園は複数のロウバイの木があります。
ロウバイ
この他にも、ウンナンロウバイという木がありました。
さて、主目的の昆虫相の観察に突入です。
とある木(名前を失念)だけ、空蝉がまだたくさん残っていました。
でもこれ、よく見るとちょっと面白いのです。
セミは頭を上にして羽化しますが、この子たちのついているところは垂れ下がった枝の先です。
まさか地面からこの枝の先に飛びついたわけではないでしょうから、この子たちは幹から枝先まで這って来てUターンしたことになります。
しかも、3匹も。
同時に来たわけではないでしょうけど、1匹がたまたまそうしたわけではないということですね。
向かいの林の中では幹から樹液の出ているシラカシを見つけました。
いわゆる”カブト虫の匂い”がしました。
根本の土はかなり固かったけど、甲虫類の幼虫が潜っていそうな気配が濃厚。
さらに気温が上がったのか、どこからかクサカゲロウが飛んできて、シュロの木の幹にとまった。
クサカゲロウ (クサカゲロウ科)
枯れ枝の中で越冬中のハムシの仲間を観察。
ハムシの仲間
これはカミキリ虫の穿孔を間借りしていたのだと思いますが、さらに割ってみると穿孔した本人も出てきました。
カミキリムシの幼虫
それから、直径2メートルほどの切り株(中はほとんど空洞状態)の内側の土を少し掘ってみると、コメツキムシの仲間と思われる幼虫が数匹いました。
コメツキムシの仲間
いずれも未同定。。
そして、ヤブランの株の根本で集団越冬中のカナヘビを観察しました。
カナヘビ
そんなところで、お腹もすいてきたので観察終了となりました。
園の奥の方に並んで立つ木。
シナサルスベリ
普通のサルスベリと似た花が咲くのでしょうか・・・
オマケ
昼食を食べた売店の近くで見つけた花。
どこを探しても札がなくて名前がわかりませんでしたが、ホオベニエニシダではないかとのこと。
マメ科の灌木なのですが花期は春。 暖かさでほころんでしまったのでしょうか。
それにしても、この日見たのは黄色い花ばかりでした。
今日の湯加減
脱走未遂オサムくんも含めて、オサタワーの住民たちはみな土の中に潜りっぱなしになりました。
虫おさめのときに採集したゴミムシの仲間たちも、ハンミョウも、木の皮などの下でじっとしています。
マイマイは里子に出しました。クワッチたちはいつもどおり、食餌のとき以外は姿なし。
なので、野外ではなくて室内でも観察する楽しみがない・・・いや、少ない。
そう、今ウチで観察できる昆虫は、クロゲンゴロウたちとミズカマキリ。
この子たちも成虫越冬するのですが、水生昆虫なので土と違って潜っても姿は見えます。
でも寒いのでしょうか、たいてい皆、水草の下で寄り添って、ゲンゴロウ玉になっているのです。
(なかなかうまく写真が撮れませんが)
観察しているとつい時間を忘れるので、エサをあげるとき以外はなるべく見ないようにしています。
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ひゃ〜ニョロニョロ幼虫だけはパスです(笑)
カナヘビくんは冬眠中だったのでは、悪い夢を見ていなければいいけど(笑)
by barbie (2015-01-12 23:13)
虫始めが晴天で良かったですね。
by Silvermac (2015-01-13 05:43)
おはようございます^^
小石川植物園に行かれたのですね~ 今年はたまには出かけないといけないわ^^
もうシナマンサクが咲いているでしょうね。入口右わきのところ結構早いですものね。
マメ科の植物はホオベニエニシダではないかと思いますが・・・
by mimimomo (2015-01-13 07:00)
早咲きとはいえシマノマンサクは随分早い開花ですね。
カナヘビの越冬はヤブランなどの根本に多いでしょうか?
覚醒してないのか元気がないような・・・
by g_g (2015-01-13 09:14)
お早うございます。
暖かくなって良い観察日和になりましたね。
蝋梅を見に牧野植物園に行かなくっちゃあ〜
カナヘビは見かけても平気になりました。
by yakko (2015-01-13 11:01)
マンサクに蝋梅、早春の花が咲きだしていますのね
カナヘビ、おとなしいわね
暖かな日和に、虫もソロリ動くのかしら
by engrid (2015-01-13 18:16)
>bはん
カナヘビはチビッコたちだけで冬眠してました^^
>Silvermacさん
とても乾燥していますが、この時期の関東は晴天が多いですね。
>mimimomoさん
ホオベニエニシダですか、ありがとうございます。 名前のとおりですね。
花期は春のようですが、暖かくてほころんだのでしょうかね♪
あとで追記します^^
>g_gさん
ハヤザキマンサクはもう少しあとのようです^^;
カナヘビは石垣の中、岩の下、いろんなところで越冬すると思います。
寝ボケてましたが、目が覚めたら元気に這い回りだしました^^
>yakkoさん
また寒波がきているようです。風が強くて寒いですね・・・><
カナヘビはとてもかわいいですよね^^
>engridさん
先日の水仙見物はザンネンでしたが、ここは期待通りに咲いてくれていました。
虫たちはほとんど土の中ですが、クサカゲロウなど活動中のもいますね♪
真冬でも暖かいと活性があがります。 ニンゲンもそうですね^^
by ぜふ (2015-01-13 21:41)
わー、小石川植物園行かれたのですね。
私はぐずぐずしててまだ。
今月一回は行きたいと思ってるのですが・・。
カナヘビって初めて見ましたけど、ちょっと可愛いかも。
百日紅の木は夏に行きましたけど花は咲いてませんでしたよ。
by shino* (2015-01-13 23:13)
>shino*さん
ロウバイはまだまだ見頃、マンサクもこれからなのであわてなくても大丈夫^^
シナサルスベリはやはりそうですか、花を見た記憶がないです。
カナヘビはほんとかわいいですよ。飼いたいくらい^^
by ぜふ (2015-01-14 06:50)
面白いです!
のこされた空蝉で、行動を想像できるなんて楽しい^^
ロウバイ、何処に観に行こうって思っていたのですが小石川植物園にあるのですね。行ってみようっと。今月末になったら終わっちゃうかなあ。。。
カナベビ、掌に(@@
羨ましすぎます!!
こんなにおとなしいのは、眠たいのかしら?寒いのかしら?
触りたいなー^^
by リュカ (2015-01-14 12:46)
おいら昔 カナヘビがへびと思ってました
違うと知ったとき 衝撃でしたけどね♪
今年もよろしくお願いいたします
by ねこじたん (2015-01-14 21:47)
>リュカさん
ここのロウバイは入ってすぐのところにあります。マンサクも。
今月中ならどちらも大丈夫ではないかと思います♪
カナヘビくんたちはお察しの通り、寝ぼけているんです^^
>ねこじたんさん
てことは、足のあるヘビ? それも衝撃ですね^^
by ぜふ (2015-01-15 21:40)
コメツキムシの幼虫ははじめてみました。
何もいない寒い森でもしっかり虫たちは生きてくれてるのですね。
by 響 (2015-01-15 22:24)
>響さん
探せばいますね。 もっと探したかったのですが、植物園なので・・^^;
冬の森に行ってみてください♪
by ぜふ (2015-01-15 23:12)
黄色のへびとおもってました♪
by ねこじたん (2015-01-16 22:43)
「虫おさめ」の次は「虫はじめ」なんですね^^。
こんな時期までセミの抜け殻が残っているものなんですねぇ。
ロウバイの花びらの感じが、とても好きです。
私もちょっと、眺めに行きたいです^^。
by sakamono (2015-01-17 12:04)
昨夜は初めましてでした^^;楽しい一時を過ごすことが出来ました
ありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。
by kinkin (2015-01-18 05:58)
>ねこじたんさん
ヘビだとしてもこのサイズならかわいいですね^^
>sakamonoさん
空蝉は意外にたくさん残っていますね。 軽くて丈夫だからでしょうね。
ロウバイは色合いもさることながら香りもいいですよね。ぜひお運びを^^
>kinkinさん
ありがとうございました。
鉄道のことはからっきしなのであまりお話できなくてすみませんでした。
またよろしくお願いします。
by ぜふ (2015-01-18 16:34)
昨日はどうもありがとうございました
酔っ払ってまともなご挨拶もできず申し訳ございません(~_~;)
これからよろしくお願いします
またお逢いしましょうね^ - ^
by ken_jp (2015-01-18 17:50)
こうやって冬眠している虫たちを見られるというのも
ぜふさんところならでは だと思います。
とても貴重ですね。
カナヘビの冬眠姿も初めてみました。
ゲンゴロウ玉がちょっと気になるところです。
やっぱり固まると寒くないのでしょうか?
by miya_gon (2015-01-18 20:05)
>ken_jpさん
いえいえ思いもよらぬローカルな話にびっくりしました^^
またよろしくお願いします。
>miya_gonさん
越冬中の虫の記事はそこここで拝見できるとは思いますが、それなりに皆さん探すの大変でしょうね^^;
次記事はリクエストにお応えしてということではないですが・・^^
by ぜふ (2015-01-18 21:29)