"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
サラマンダー [探虫行]
時計は1か月、巻戻ります。
9月26日、この日はある目的があって、勝浦~鴨川をめぐってきました。
まずは勝浦のとあるキャンプ場近くの池へ。
池といっても、小さな貯水池で今やその機能を果たしていないので荒れ果てていますが、トンボは何種類か観察できます。
そう、赤とんぼの取材も来訪の目的だったのですが、そのことについては割愛します。
(つまりこの記事も赤とんぼ記事ではありません)
ある生き物を探して、池の周りを、ほぼ這いずるように歩いていると、林の中から黒いチョウが飛び出してきました。
房総ではめずらしくない、モンキアゲハですが、他のアゲハ類にもまして撮影は困難な蝶で、いまだにまともな写真は撮れたことがありません。
ハイレベル昆虫や希少種を撮影するなら、先日の彼岸花記事のときのように、対象と場所をしぼって、それだけを撮る覚悟で臨むべきと心得ています。(ついつい浮気もしますが)
なので、こんなタイミングでモンキアゲハを見かけても、いつもは観察だけして楽しむことにしています。
でも、このときは何故かチャレンジしてみようという気になり、望遠レンズに付け替えたのでした。
クサギの花に立ち寄った瞬間が唯一のチャンスでした。
翅の紋はどう見ても白いのですが、モンシロアゲハではなく、紋黄揚羽という名前が付いています。
(標本にするとこの紋が黄色くなるからです)
さて、本来の目的に戻りますが、ちょっといつもとはターゲットが違います。
1時間半探し回りました。
次の目的地にもいかなくちゃいけないので、そろそろタイムアップにしようと思い、最後にここだけ探そう、
と落ち葉をひっくり返したとき、ついに見つけました。
これは今朝、家で撮った写真です。 (この”ゆるさ”。その辺のゆるキャラたちとは次元が違うと感じます)
実はすでに一匹飼っていたのですが、ひとりじゃさみしいんじゃないかと思い、友達(または相方)を探しにきたのでした。
まだ完全な成体ではなく、子供のようです。
先住民はこの子。
この子は一年前からいますが、家にお連れしたときはすでに成体でした。
ふたりになって1か月たちましたが、相性は悪くないようで、いつも寄り添うか、重なって寝ています。
実はさらに、マンダーくんを見つけたと同時にもう一匹見つけてしまいました。
こんなところで探していたのですが、どこにいるかわかりますか?
2匹目ゲットか、と思ったのですが、この子はサンショウウオではありませんでした。
(ブロマイド撮影していないので詳細はまたいつか)
さあ、これで一つ目の目的は達成したので、次の目的地へと向かいました。
それは、先日も訪れた「斑猫沢」。
もう一度生態を確かめるためと、これもペアとなる相手を探すのが目的でした。
こちらはたくさんいましたので、見つけることに苦労はしませんでしたが、網をふるのは慣れていないので、
採集には手こずりました。
ハンミョウに関する記事は入稿済みだったのですが、ちょっと確かめたいこともあって、観察したかったのです。
───と、またもや林の中から黒いチョウが現れました。
今度はナガサキアゲハでした。
この子は時折、下草などの葉の上で休憩してくれるので、モンキと比べると撮影しやすいのですが、
このときは沢に沿って風が茫々と吹いていて、しかも止まった葉の茎が長かったものだから大変。
ブランコに乗っている人を撮影しているような状態になりましたが、幸い日差しが当たる場所だったのがよかった。
またまたオマケ付で目的を達成することができました。
さらに次の目的地に移動。
紫陽花の咲く頃に来るのがよい場所ですが、今の時期は閑散として、散策路も荒れ気味でした。
いたのはバッタだけでした。
ちょっと変わった色合いの子もいました。
そしていつものお店「まんぼう」に寄って帰ったのでした。
あれからまたひと月経ったのかと、あらためて気が付くと、条件反射のようにお腹が減って来ます。
(そろそろ冬メニューが出るかな・・)
正確には、まんぼうに行く前に、おはぎを買いにとある和菓子屋さんに寄り道をしました。
以前、ちらっと紹介したと思いますが、とんでもなく辺鄙なところにあるお店。
地元の人でも場所がよくわからないとか。
もともとは都内の高級住宅地に店をかまえていたそうですが、3年くらい前に彼の地に移転。
実は甘いものはニガテなのですが、ここの大福餅とおはぎは例外です。
ご興味のある方には個別に詳しい場所をお教えしたいのですが、ナビがあっても到達できるか怪しい場所です。
今日の湯加減
9月26日、この日はある目的があって、勝浦~鴨川をめぐってきました。
まずは勝浦のとあるキャンプ場近くの池へ。
池といっても、小さな貯水池で今やその機能を果たしていないので荒れ果てていますが、トンボは何種類か観察できます。
そう、赤とんぼの取材も来訪の目的だったのですが、そのことについては割愛します。
(つまりこの記事も赤とんぼ記事ではありません)
ある生き物を探して、池の周りを、ほぼ這いずるように歩いていると、林の中から黒いチョウが飛び出してきました。
房総ではめずらしくない、モンキアゲハですが、他のアゲハ類にもまして撮影は困難な蝶で、いまだにまともな写真は撮れたことがありません。
ハイレベル昆虫や希少種を撮影するなら、先日の彼岸花記事のときのように、対象と場所をしぼって、それだけを撮る覚悟で臨むべきと心得ています。(ついつい浮気もしますが)
なので、こんなタイミングでモンキアゲハを見かけても、いつもは観察だけして楽しむことにしています。
でも、このときは何故かチャレンジしてみようという気になり、望遠レンズに付け替えたのでした。
クサギの花に立ち寄った瞬間が唯一のチャンスでした。
モンキアゲハ (アゲハチョウ科)
翅の紋はどう見ても白いのですが、モンシロアゲハではなく、紋黄揚羽という名前が付いています。
(標本にするとこの紋が黄色くなるからです)
さて、本来の目的に戻りますが、ちょっといつもとはターゲットが違います。
1時間半探し回りました。
次の目的地にもいかなくちゃいけないので、そろそろタイムアップにしようと思い、最後にここだけ探そう、
と落ち葉をひっくり返したとき、ついに見つけました。
トウキョウサンショウウオ
これは今朝、家で撮った写真です。 (この”ゆるさ”。その辺のゆるキャラたちとは次元が違うと感じます)
実はすでに一匹飼っていたのですが、ひとりじゃさみしいんじゃないかと思い、友達(または相方)を探しにきたのでした。
マンダーくん(仮名)
まだ完全な成体ではなく、子供のようです。
先住民はこの子。
ランダーくん(仮名)
この子は一年前からいますが、家にお連れしたときはすでに成体でした。
ふたりになって1か月たちましたが、相性は悪くないようで、いつも寄り添うか、重なって寝ています。
実はさらに、マンダーくんを見つけたと同時にもう一匹見つけてしまいました。
こんなところで探していたのですが、どこにいるかわかりますか?
2匹目ゲットか、と思ったのですが、この子はサンショウウオではありませんでした。
(ブロマイド撮影していないので詳細はまたいつか)
さあ、これで一つ目の目的は達成したので、次の目的地へと向かいました。
それは、先日も訪れた「斑猫沢」。
もう一度生態を確かめるためと、これもペアとなる相手を探すのが目的でした。
こちらはたくさんいましたので、見つけることに苦労はしませんでしたが、網をふるのは慣れていないので、
採集には手こずりました。
ハンミョウ ♀ (オサムシ科)
ハンミョウに関する記事は入稿済みだったのですが、ちょっと確かめたいこともあって、観察したかったのです。
───と、またもや林の中から黒いチョウが現れました。
今度はナガサキアゲハでした。
ナガサキアゲハ ♂ (アゲハチョウ科)
この子は時折、下草などの葉の上で休憩してくれるので、モンキと比べると撮影しやすいのですが、
このときは沢に沿って風が茫々と吹いていて、しかも止まった葉の茎が長かったものだから大変。
ブランコに乗っている人を撮影しているような状態になりましたが、幸い日差しが当たる場所だったのがよかった。
またまたオマケ付で目的を達成することができました。
さらに次の目的地に移動。
妙法生寺
紫陽花の咲く頃に来るのがよい場所ですが、今の時期は閑散として、散策路も荒れ気味でした。
いたのはバッタだけでした。
クルマバッタ (バッタ科)
ちょっと変わった色合いの子もいました。
同上
そしていつものお店「まんぼう」に寄って帰ったのでした。
あれからまたひと月経ったのかと、あらためて気が付くと、条件反射のようにお腹が減って来ます。
(そろそろ冬メニューが出るかな・・)
オマケ
正確には、まんぼうに行く前に、おはぎを買いにとある和菓子屋さんに寄り道をしました。
さが野
以前、ちらっと紹介したと思いますが、とんでもなく辺鄙なところにあるお店。
地元の人でも場所がよくわからないとか。
もともとは都内の高級住宅地に店をかまえていたそうですが、3年くらい前に彼の地に移転。
実は甘いものはニガテなのですが、ここの大福餅とおはぎは例外です。
ご興味のある方には個別に詳しい場所をお教えしたいのですが、ナビがあっても到達できるか怪しい場所です。
今日の湯加減
赤とんぼ記事はあせらずゆっくり書くことにしました。
虫もだんだんと少なくなっていく季節ですが、コオロギなどの鳴き虫の声もここ一週間で急に少なくなったような気がします。
今年は冬の訪れが早いのでしょうか。
みなさんのところではどうですか?
秋の夜長、虫の声が聞こえないなら、サンショウウオたちの顔を見ながら心なごませましょうか。
ニガテな方も例外になることを祈りつつ・・
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
サンショウウオ捕獲おめでとうございます。
アカハライモリなら簡単に見つかるけど
サンショウウオ系を自然界で見つけたことがありません。
良い環境が残ってるんですね。
by 響 (2014-10-26 18:50)
チョウは見かけることが少なくなりました。
by Silvermac (2014-10-27 06:08)
お早うございます。
この夏モンキアゲハはよく見かけました。
サンショウウオは初めて見ました。ヤモリ同様可愛いですね(^_^)
by yakko (2014-10-27 06:25)
トウキョウサンショウウオ、サンショウウオでも見分け方があるんでしょうね・・・そういえば黒いアゲハ類はどんな文様か見る空きも無いほど早く消えてしまうのが多く感じます。黒い物体直ぐに分かりましたよ。
by g_g (2014-10-27 07:15)
おはようございます^^
サンショウウオもお友達が出来てよかったですね。一人じゃつまんない人生(?)
目的があってウロウロするのは楽しいでしょ?^^
by mimimomo (2014-10-27 09:54)
トウキョウサンショウウオ、初めて見ました!*
ここに来ると色々な生命と会えて嬉しいです。
アップの顔の写真がなんとも言えず可愛いです**
つやつやしていてきれいな肌。
私には名前が覚えきれないけれど、呪文のように唱えています。*
モンキアゲハ・・・もんきあげは♫
黒い蝶好きです、色が素敵に映える
by SaraTriennale (2014-10-27 21:23)
>響さん
実は先住民もここで見つけたんですが、そのときはびっくりどっきりでした^^
イモリは将軍らしくないので^^;”ミユキちゃん”にしようかと・・(笑)
>Silvermacさん
この記事も1か月前ですからね・・ アゲハはほとんどいなくなりましたね。
>yakkoさん
もともと南方系の子ですから、そちらではすでに普通種でしょうね♪
でもそれはそれでうらやましい^^
ヤモリもいます。放し飼いですが^^;
>g_gさん
房総にはこの子しか分布していないようなので、同定は不要でした^^
イモリ、すぐわかりましたか。さすがの観察眼ですね♪
>mimimomoさん
気のせいか元気がよくなったように思います^^
この日はついていました。とても充実した一日でしたね♪
>さらさん
飼いたくなりましたか? とってもなごみますよ♪^^
でも見かけによらずすごい瞬発力の持ち主なんですよ。
そこがまたいいんだけど^^
モンキアゲハはもとは南の国のチョウ・・なぜに黒いのでしょうね・・
by ぜふ (2014-10-27 22:23)
トウキョウサンショウウオの顔面アップ可愛いすぎです。
飼われてるんですね、っていうか飼えるですか。
きっと蝶たちも人を選んで飛んでくれるんでしょうね。
先日カモメと戯れてなんかそんな気がしましたよ。
by shino* (2014-10-28 02:12)
>shino*さん
”ベイビーフェイス”でしょ^^
飼うのに特別な設備はいりませんよ。 世話も簡単です。
その気になったらお教えしますので連絡ください^^
カモメ撮るの、楽しいですよね。選ばれましたか?^^
by ぜふ (2014-10-28 06:55)
この前 サンショウぉの唐揚げって記事を
みたばかっしなので
こんなかわいい子が… と思っちゃいました
by ねこじたん (2014-10-28 08:33)
トウキョウサンショウウオ、キュートなお顔
飼えるのですね、、サンショウウオの種は全て希少かと思っていました
かわいい寝姿、、なつくのでしょうか、、、
ヤモリはなきますが、声が出るのでしょうか
ゆるキャラなら、ピカイチに可愛らしいです
by engrid (2014-10-28 17:56)
トウキョウサンショウウオ。
トウキョウって名前が入っているなんて^^
可愛い顔してますねー。
重なって寝てる姿、微笑ましくて笑っちゃいました♪
by リュカ (2014-10-28 19:21)
>ねこじたんさん
カラアゲ・・・きっとおいしくないな、と信じます^^;
>engridさん
この子も絶滅危惧種です。(地域によってレベルは違います)
鳴くことはないようですね、たぶん。
モチーフにしたゆるキャラ、ないですよね。どうしてだろ^^
>リュカさん
東京近隣県に生息しているからのようですね。
都会っ子ということではないと思います^^;
仲間意識(集団意識)は高いようで、そこもまたなごみ処です~
by ぜふ (2014-10-28 23:42)
トウキョウサンショウウオの間抜けな顔に癒されますね(笑)
あんたに言われたくないわって言われそうですがʕ⁎̯͡⁎ʔ༄
しまなみからは無事帰還してます(笑)
今回は時間内に完走しましたよฅʕ•̫͡•ʔฅ
by barbie (2014-10-29 00:10)
神奈川県には大昔、房総半島と陸続きだった三浦半島にトウキョウサンショウウオがいるみたいです。(実際に見ていないので‥‥。)でも外来種のアライグマの捕食のため、激減しているようです。丹沢や箱根にはハコネサンショウウオやヒダサンショウウオがいるようですが、これもまだ見ていません。どれも大激減しているようなので、いまのうち見ておこうかな。
by アサギいろ (2014-10-29 06:21)
>bさん
どうしてこう絶妙な加減でぬけているのかなと^^
無事完走、よかったですね♪
>アサギいろさん
偶然の記事かぶりにびっくりでした。マイマイカブリでかぶったらもっとすごかった?^^;
イノシシの捕食圧も問題ですよね。
チバはトウキョウしかいないので、ハコネやヒダも観察したいです。
・・見分けがつかないかもしれませんが^^
by ぜふ (2014-10-29 06:59)
サンショウウオというと、オオサンショウウオのイメージしか持っていません
でしたが、小さいヤツは、愛嬌のあるカワイイ顔をしていますね。目が出てる
んですね^^;。前記事のリンク先の「ミゾソバ」の写真を堪能しました。
ありがとうございます^^。
by sakamono (2014-10-31 22:42)
11月2日の記事に、雪虫の写真載せました^^
by リュカ (2014-11-02 10:46)
トウキョウサンショウウオが、こんなにも可愛い顔をしてるとは(^_^;)
by sasasa (2014-11-02 18:23)
>sakamonoさん
はい。愛嬌のかたまりです^^ 慣れにくいのがタマニキズですが^^;
ミゾソバ見ていただいてありがとうございました。
>リュカさん
拝見しました! 集団も見てみたいですね。 生態はフシギのかたまり・・
リクエストに応えてくれてありがとう!
>さささん
サンショウウオはだいたいこんな感じですよ。うぱるぱもそうですしね^^
イモリは少しちがうけど・・
by ぜふ (2014-11-02 23:09)
ゆるきゃらの元祖のような、とろけたような目が愛くるしゅうございます。
サラちゃん(勝手に名前つけるなっちゅうの!)とマンダー君、仲よくなるといいですね。
蝶々もバッタもいいのですが、饅頭屋さんの写真も素敵ですね。
by アヨアン・イゴカー (2014-11-03 15:32)
>アヨアン・イゴカーさん
あ、3匹目がもしきたら、”サラちゃん”にすると決めていたんですよ!
よくわかりましたね・・わかるか^^;
さが野の写真へのコメントうれしいです。お饅頭の味も素敵ですよ♪
by ぜふ (2014-11-03 18:14)