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初秋の旅 [日記]
毎年恒例の稲刈りに行ってきました。
一泊二日の強行軍のため探虫する余裕がないのがさびしいというかもったいないのですが、
稲刈り以外にも楽しみがあるので不満が募るようなことはありません。
ところが・・
棚田に向かう前に川岸で腹ごしらえをしていたら、向こうから虫がやってきました。
最初は向こうを向いていたのですが。。
接写しようとしたら逃げるどころか方向転換しました。
とでも呟いているのか? トコトコと歩いてきます。
もう、近すぎてピントが合わないくらい。
最後はクツのかかとのとこまで来てしまい、カメラを向けていると前転しそうでした。
さて棚田に着くと、まだ夏色のままのノシメトンボが出迎えてくれました。
稲刈りの写真は割愛しますが、20人余りで作業しました。
今回はサボッて探虫もせず、まじめに作業に参加したので、田んぼの虫の写真もなし。
ここが越後とは思えないほどの暑さでたくさん汗をかきましたが、その分温泉は気持ちよかった。
温泉を出て、いつもの宿泊地の茅葺の里へ。
もうアユが囲炉裏に並べられていました。
そして稲刈りの慰労会というか懇親会というか、楽しい宴は日付がかわるまで続くのでした。。
里は夜半から雨になり、床の中にいてもわかるくらい一時はかなりはげしく降っていましたが、
明けてみると気持ちのいい朝でした。
地元のお母ちゃんたちが作ってくれる朝ごはんは文化遺産に認定したいほどうまい。
かるく三杯飯が食べられます。
四杯目は自重しましたが、お腹いっぱいになったので食後の運動をかねて散歩にでかけます。
クズの花の香りがする藪を覗いていると、やはりいました。
最初に出迎えてくれたのは・・
次に現れてくれたのは・・
まだ夏の気配が濃厚な山の朝は日なたにしばらく立っていると汗ばむほど。
でも、日陰は別世界のように涼しい。
その涼しさに可憐な色を添える花もありました。
谷に下っていくと初秋らしい趣の好ポイントがあります。
薄と萩が川縁に茂る風情をいつもここで楽しんでいるのですが、いつもより萩の数が少ないようでした。
それでも、朝露に濡れるみずみずしさは都会の喧騒を忘れさせてくれます。
とはいえ、あまりゆっくりしていて都会に帰り着けなくなっても困ります。
ざっと帰りのルートを確認して出立しました。
帰り道で撮った写真を何枚か。
松之山温泉を過ぎて国道405号線の途中で見た山の中の棚田もいい風情でした。
その道を下りきったところは津南町。
飯山線の踏切で待っていると線路脇のニラの花に。
と、もう何種類かいたのですが、通過する電車が気になったのか舞い上がってしまいました。
さて、津南からは大きくふたつのルートがあります。
左折して国道17号線で湯沢方面へ抜けるのが普通ですが、ちょっと通りたいルートがあったので右折。
飯山線に沿って国道117号線をしばらく走り、横倉から奥志賀スーパー林道を目指して・・
行ってみたら、なんと工事中でした。
虚しく引き返そうとしていたら、こんどはこんな子が近寄ってきました。
とヒメギスになぐさめられましたが、津南まで戻るのも悔しいのでこのまま飯山街道を突き進みました。
志賀高原は15℃を下回り、凍える思いでしたが、地獄谷で少し暖を取り(キケンなのでマネしないように)、
無事帰って来ました。
なぜかバッタに好かれる旅でした。。
草津を過ぎたところで気になる家を発見しました。
茅葺のお蕎麦屋でした。
なんとかという、めずらしいつなぎを使う手打ち蕎麦が名物だそうでしたが、時間が遅かったせいか売り切れ。
でも峠越えで冷え切った身体には暖かいとろろ蕎麦と味噌おでんが正解でした。
出発しようとして、軒下に花を見つけました。 遠目にはアサガオかと思いましたが・・
シロバナもありました。
今日の湯加減
一泊二日の強行軍のため探虫する余裕がないのがさびしいというかもったいないのですが、
稲刈り以外にも楽しみがあるので不満が募るようなことはありません。
ところが・・
棚田に向かう前に川岸で腹ごしらえをしていたら、向こうから虫がやってきました。
最初は向こうを向いていたのですが。。
接写しようとしたら逃げるどころか方向転換しました。
「なんかおいしいそうなもの食べてるね」
とでも呟いているのか? トコトコと歩いてきます。
もう、近すぎてピントが合わないくらい。
ヒナバッタ (バッタ科)
最後はクツのかかとのとこまで来てしまい、カメラを向けていると前転しそうでした。
さて棚田に着くと、まだ夏色のままのノシメトンボが出迎えてくれました。
「準備はいいかい?」
稲刈りの写真は割愛しますが、20人余りで作業しました。
今回はサボッて探虫もせず、まじめに作業に参加したので、田んぼの虫の写真もなし。
ここが越後とは思えないほどの暑さでたくさん汗をかきましたが、その分温泉は気持ちよかった。
温泉を出て、いつもの宿泊地の茅葺の里へ。
もうアユが囲炉裏に並べられていました。
そして稲刈りの慰労会というか懇親会というか、楽しい宴は日付がかわるまで続くのでした。。
里は夜半から雨になり、床の中にいてもわかるくらい一時はかなりはげしく降っていましたが、
明けてみると気持ちのいい朝でした。
地元のお母ちゃんたちが作ってくれる朝ごはんは文化遺産に認定したいほどうまい。
かるく三杯飯が食べられます。
四杯目は自重しましたが、お腹いっぱいになったので食後の運動をかねて散歩にでかけます。
クズの花の香りがする藪を覗いていると、やはりいました。
最初に出迎えてくれたのは・・
ウラギンシジミ ♂ (シジミチョウ科)
次に現れてくれたのは・・
ミドリヒョウモン (タテハチョウ科)
まだ夏の気配が濃厚な山の朝は日なたにしばらく立っていると汗ばむほど。
でも、日陰は別世界のように涼しい。
その涼しさに可憐な色を添える花もありました。
ゲンノショウコ
谷に下っていくと初秋らしい趣の好ポイントがあります。
薄と萩が川縁に茂る風情をいつもここで楽しんでいるのですが、いつもより萩の数が少ないようでした。
それでも、朝露に濡れるみずみずしさは都会の喧騒を忘れさせてくれます。
とはいえ、あまりゆっくりしていて都会に帰り着けなくなっても困ります。
ざっと帰りのルートを確認して出立しました。
帰り道で撮った写真を何枚か。
松之山温泉を過ぎて国道405号線の途中で見た山の中の棚田もいい風情でした。
その道を下りきったところは津南町。
飯山線の踏切で待っていると線路脇のニラの花に。
キタテハ (タテハチョウ科)
と、もう何種類かいたのですが、通過する電車が気になったのか舞い上がってしまいました。
ギンボシヒョウモン (タテハチョウ科)
さて、津南からは大きくふたつのルートがあります。
左折して国道17号線で湯沢方面へ抜けるのが普通ですが、ちょっと通りたいルートがあったので右折。
飯山線に沿って国道117号線をしばらく走り、横倉から奥志賀スーパー林道を目指して・・
行ってみたら、なんと工事中でした。
虚しく引き返そうとしていたら、こんどはこんな子が近寄ってきました。
「ザンネンだったね、2週間後には開通する予定だよ」
とヒメギスになぐさめられましたが、津南まで戻るのも悔しいのでこのまま飯山街道を突き進みました。
志賀高原は15℃を下回り、凍える思いでしたが、地獄谷で少し暖を取り(キケンなのでマネしないように)、
無事帰って来ました。
なぜかバッタに好かれる旅でした。。
オマケ
草津を過ぎたところで気になる家を発見しました。
茅葺のお蕎麦屋でした。
なんとかという、めずらしいつなぎを使う手打ち蕎麦が名物だそうでしたが、時間が遅かったせいか売り切れ。
でも峠越えで冷え切った身体には暖かいとろろ蕎麦と味噌おでんが正解でした。
出発しようとして、軒下に花を見つけました。 遠目にはアサガオかと思いましたが・・
アサリナ バークレイアナ
シロバナもありました。
今日の湯加減
今日はコンサートを聴きにお江戸へ行ってきました。
バイオリンのソロ演奏でした。
クラシックを聴くのは年に一度くらいですが、生演奏の音に触れるのは耳の洗濯になる気がします。
さて、秘密結社の方がいよいよ本決まりになりそうで、うれしいことですが大変になりそうです。
夏バテはなんとかやり過ごすことができましたが、もう少しエネルギーを充填しておかねばと、
近年まれな日本らしい初秋の過ごしやすさを頼りに英気を養っておこうと思います。
庭のバッタたちの生演奏を聴きながら・・・♪
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
牧野植物園に行きましたが、チョウは余り止まらずセセリくらいしか撮影できませんでした。(;。;)
by Silvermac (2014-09-14 06:02)
おはようございます^^
やはりぜふさんは虫を寄せる何かをお持ちなんでしょうね^^
地方の田んぼの景色もいいですね~
単車で行動していらっしゃるのですか? 四輪より動きやすいでしょうね。
by mimimomo (2014-09-14 07:04)
お早うございます。
珍しいバッタですね。蝶にもいろいろな種類に会えて良かったですね。羨ましいです〜 最後の花、ストレブトカーパスにも似ていますね。
by yakko (2014-09-14 08:02)
移動中もしっかり写真を撮ってこられたようですね!
地獄谷の次の写真いいですね・・・心が洗われそうです。
by g_g (2014-09-14 08:03)
>Silvermacさん
セセリもチョウチョですから^^
>mimimomoさん
その”何か”を極めたいと思います^^;
動きは軽快、柔軟になりますが、荷物と天気に弱点があります^^
>yakkoさん
ストレブトカーパスという花は知りませんでしたが、とても似てますね♪
この花の葉はアサガオのようなんです。
>g_gさん
探虫はできませんでしたが、向こうから来てくれました^^
志賀高原、見晴しがよいところはほんとに気持ちがよかったです♪
by ぜふ (2014-09-14 08:47)
虫たちも人間のオーラがわかるんでしょうか。
好きな方には寄ってくるのですね。
稲刈りとツーリングお天気に恵まれたようで何よりです。
ゲンノショウコって名前は知ってましたが初めて見ました。
漢方薬になるやつですよね?美しい。
私も早く腰治してこんな旅したいです(^^)
by shino* (2014-09-14 11:26)
>shino*さん
天候とバッタに恵まれました^^
ゲンノショウコは効き目が”現の証拠”ということですね。
たしか胃腸の薬なので腰痛には効かないと思いますが(笑) 早くよくなって、
草花を探す旅にでかけられますように♪
by ぜふ (2014-09-14 15:53)
志賀高原を走れるなんてライダーの至福の時間です。
しかも野草や足元の愉快な仲間たちに出会えて羨ましい。
by 響 (2014-09-15 01:09)
いろりを囲んで食べる鮎、美味しいでしょうねー^^
朝食も野菜がたっぷり!これはホントにご飯が進みそうです。
私もたくさん食べちゃいそう^^
by リュカ (2014-09-15 11:38)
>響さん
奥志賀を走りたかったんですけどね^^;
志賀高原の湿原も散策したかったのですが、寒すぎました。。
>リュカさん
肉はまったく出てきません。
味噌汁やお漬物と生卵。 それだけでも十分ですが
さらにお釜で炊いたオコゲ。 まさにソウルフードですよ♪
by ぜふ (2014-09-15 22:28)
ぜふ さん 初コメントありがとうございました。
高知から越後まで棚田の稲刈りにバイクで行かれたのですね。
私には真似できないことですがとても充実したご旅行で羨ましく拝読しました。
美しい里山と山のご馳走、人々との交流、さらに昆虫や植物との出会い.....詩情がただよって来ます。
最後の花はアサリナ バークレイアナ でしょうか?
確かに葉はアサガオに、花はトレニアに似ていますね。
by 夕菅 (2014-09-15 23:55)
ひとなつっこいバッタさんだー!
鮎いっぱいしかも囲炉裏。いいなあ♪(・∀・`)
by ふゆん (2014-09-16 04:01)
>夕菅さん
お花の名前のご教示ありがとうございました。園芸品種ですかね。
蔓状になるもものとそうでないのがあるみたいですね。おもしろい^^
あ、高知は故郷で、現在はチバ在住です^^;
>ふゆんさん
やっぱりお弁当を分けてほしかったのでしょう^^
アユはいっぱい焼いていましたが、ひとり1匹でした^^; でもおいしかった!
by ぜふ (2014-09-16 07:06)
文化遺産、、ほんに美味しそう、、
囲炉裏端も、またいいですね、無くしたくない和の佇まい
by engrid (2014-09-16 18:26)
>engridさん
毎年通っていますが、変わらぬおいしさ、変わらぬおもてなしです^^
囲炉裏は日本人の原点のような気がします。
by ぜふ (2014-09-16 22:28)
このブログにバイクが登場するのって珍しくないですか。
茅葺きのお蕎麦屋さんでの一枚NICEですね。
by barbie (2014-09-17 00:38)
>bさん
もうすでにニコイチ状態です^^;
bさんも持ってるおいしいもんセンサーが働いて見つけることができました^^
by ぜふ (2014-09-17 07:00)
まだそれほど寒くないようでも、バイクに乗って、標高の高いところまで
行くと結構冷えるモノなのですね。「地獄谷で少し暖を取り」には、
笑いました^^;。お蕎麦屋さん、いい店構えですねー。
by sakamono (2014-09-17 23:21)
>sakamonoさん
ジャケットは来ていましたが、夏用だったので・・^^;
お蕎麦も味噌おでんもおいしかったですよ♪
by ぜふ (2014-09-19 07:02)
こういうところでの時間の流れはいいなと思います。
バッタさんに好かれてますね(^_^)
by sasasa (2014-09-20 19:17)
トリッカーでの林道ツーリング、気持ち良さそうです♪
お宿もイイ感じですね。(´ ▽ ` )ノ
by 路渡カッパ (2014-09-22 10:55)