"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
夏の課題虫 2014 [トンボ]
去年に引き続き、今年も夏の課題虫を撮りにいかなくては・・
と、8月になってからずっとヤキモキしていたのですが、なかなか時間がとれなかったり、
とれそうだと思ったら悪天候で行けなかったりしているうちに、シーズンも終了しそうでした。
時期も終盤だし、大雨も降ったし、行っても空振りになるんだろうなぁと気分は下がる一方・・
でも、ボロでもいいので写真撮れなくても観察できれば良いじゃないかと気持ちを整理して行ってきました。
~去年の記事から引用~
しかし今回訪れたのは都内の某所。
チバ県寄りにお住まいの都民の方はたいていご存知ではないかと思われる、M公園です。
公園に着いて、まずは大きな池に行ってみることにしました。
と、池の縁に沿ってスイーッと飛んで行くものが・・
飛び方でチョウトンボでないことはすぐわかりましたが、これはこれでとても見映えのするトンボです。
”ヤンマ”と名前につきますが、ヤンマ科ではなくてサナエトンボの仲間です。
”ウチワ”と名前につくのは見ての通り。
チョウトンボはさておき、ここはまずこのトンボに集中することにしました。
ひざまずいて草むらの中に身を隠し、この場所をナワバリとする個体が戻って来るのをじっと待ちます。
しばらくすると戻ってきてミソハギの花穂にとりすがりますが、落ち着く間もなく、他の個体が近づくとスクランブル発進していきます。
それを繰り返すのを何度も観察しているうちに、束の間邪魔者がいなくなり、落ち着いてくれました。
何メートルも離れている空域を横切るライバルには敏感に反応しますが、ニンゲンのような大きな物体が至近距離まで近づいても反応しないのが面白いです。
ただし、ゆっくりゆっくりにじり寄らないと逃げてしまいます。
草むらにはこの時期になると増えてくるこのチョウチョも。
そういえば、このチョウは故郷では”トンボチョウ”と呼んでいました。 (今でもそう呼ぶのかな・・)
ツーショットも撮れました。
さて、チョウトンボは葦の茂る池沼に生息します。
この公園には葦原があり、かつその傍にこの子たちのねぐらとなる喬木の林もあります。
条件は整っているのですが、ウチワヤンマを撮影している間、池の畔には現れてくれませんでした。
なので少しさまようことに。
葦原の周りをぐるりと探索しましたが、見つかったのはこのトンボだけ。
でも、前述した喬木の林の近くまできたところでとうとう見つけたのでした。
池から公園の外側へ向かって引き込まれた水路の縁に。
この水路にはシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、そしてギンヤンマもいて、熾烈なナワバリ争いが繰り広げられていました。
チョウトンボが水面にでた草の穂にとまろうとしてもすぐ誰かに蹴散らされてしまいます。
それでも我慢強く待ち続け、やっと対岸の葉の上にとまったところを望遠で狙っていると、
チョウトンボがどうしてチョウトンボと呼ばれるのかがわかりやすい写真が撮れました。
どうですかね?
一瞬、黒っぽいチョウチョに見えないでしょうか?
このように、裏翅は黒っぽいのですが、このトンボの真骨頂はやはり夢幻にきらめく表翅。
幸いにもこの個体はこの時期にしては傷みのないキレイな男の子(おそらく)。
どうにか近接撮影したいと向こう岸に渡ってそろそろと近づいて・・
撮れました。
実際はこの一枚を撮るまで、水路をこちら側と向こう側と行ったり来たり、水路に沿って右に左に行ったり来たり。
朝から曇っていたのに、いつの間にか陽が射してきてギラギラの暑気に包まれて汗だくになりました。
水路でザリガニ釣りをしている何組かの父子から見たらきっと怪しい来園者だったのではないかと思います。
なんとか今年も夏の課題虫の撮影ができました。
この時いてくれた子はちょっと敏感だったのでなかなか近寄らせてくれませんでしたが、とてもキレイな個体でした。
他にも数匹観察できましたが、最後はみなねぐらの梢に消えていきました。
引き返すときにもう一度さっきのウチワヤンマのポイントを通りすがりつつ何枚かまた撮影しました。
そしてまた池の畔から立ち去ろうとしたときに足元にこんな虫がいました。
30ミリほどある大きなハチ。
面白い生態の昆虫なので腰を据えてじっくり観察したいところでしたが、残念ながらもう時間がありませんでした。
そして出口付近で最後に見つけた虫。
チバではなかなか見かけないバッタです。(生息はしているらしい)
チョウトンボに翻弄されていた水路の畔、突如射してきた陽の光りに照らされた夏色ナンシー。
今日の湯加減
と、8月になってからずっとヤキモキしていたのですが、なかなか時間がとれなかったり、
とれそうだと思ったら悪天候で行けなかったりしているうちに、シーズンも終了しそうでした。
時期も終盤だし、大雨も降ったし、行っても空振りになるんだろうなぁと気分は下がる一方・・
でも、ボロでもいいので写真撮れなくても観察できれば良いじゃないかと気持ちを整理して行ってきました。
チョウトンボ (トンボ科) 8.25撮影
~去年の記事から引用~
地域によっては絶滅危惧種指定されいているトンボですが、チバはいくつかの場所で観察できます。 6月中旬から羽化するようですが、7月中旬~8月中旬がピークと思われるので夏休みとぴったり重なるトンボです。 だからというわけではないのですが、毎年夏休みの時期にはこの子を撮影するのが恒例になっています。
しかし今回訪れたのは都内の某所。
チバ県寄りにお住まいの都民の方はたいていご存知ではないかと思われる、M公園です。
公園に着いて、まずは大きな池に行ってみることにしました。
と、池の縁に沿ってスイーッと飛んで行くものが・・
飛び方でチョウトンボでないことはすぐわかりましたが、これはこれでとても見映えのするトンボです。
ウチワヤンマ (サナエトンボ科)
”ヤンマ”と名前につきますが、ヤンマ科ではなくてサナエトンボの仲間です。
”ウチワ”と名前につくのは見ての通り。
チョウトンボはさておき、ここはまずこのトンボに集中することにしました。
ひざまずいて草むらの中に身を隠し、この場所をナワバリとする個体が戻って来るのをじっと待ちます。
しばらくすると戻ってきてミソハギの花穂にとりすがりますが、落ち着く間もなく、他の個体が近づくとスクランブル発進していきます。
それを繰り返すのを何度も観察しているうちに、束の間邪魔者がいなくなり、落ち着いてくれました。
何メートルも離れている空域を横切るライバルには敏感に反応しますが、ニンゲンのような大きな物体が至近距離まで近づいても反応しないのが面白いです。
ただし、ゆっくりゆっくりにじり寄らないと逃げてしまいます。
ウチワヤンマ ♂ (サナエトンボ科)
草むらにはこの時期になると増えてくるこのチョウチョも。
イチモンジセセリ (セセリチョウ科)
そういえば、このチョウは故郷では”トンボチョウ”と呼んでいました。 (今でもそう呼ぶのかな・・)
ツーショットも撮れました。
ウチワヤンマ と トンボチョウ
さて、チョウトンボは葦の茂る池沼に生息します。
この公園には葦原があり、かつその傍にこの子たちのねぐらとなる喬木の林もあります。
条件は整っているのですが、ウチワヤンマを撮影している間、池の畔には現れてくれませんでした。
なので少しさまようことに。
葦原の周りをぐるりと探索しましたが、見つかったのはこのトンボだけ。
ショウジョウトンボ のペア (トンボ科)
でも、前述した喬木の林の近くまできたところでとうとう見つけたのでした。
池から公園の外側へ向かって引き込まれた水路の縁に。
チョウトンボ (トンボ科)
この水路にはシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、そしてギンヤンマもいて、熾烈なナワバリ争いが繰り広げられていました。
チョウトンボが水面にでた草の穂にとまろうとしてもすぐ誰かに蹴散らされてしまいます。
それでも我慢強く待ち続け、やっと対岸の葉の上にとまったところを望遠で狙っていると、
チョウトンボがどうしてチョウトンボと呼ばれるのかがわかりやすい写真が撮れました。
どうですかね?
一瞬、黒っぽいチョウチョに見えないでしょうか?
このように、裏翅は黒っぽいのですが、このトンボの真骨頂はやはり夢幻にきらめく表翅。
幸いにもこの個体はこの時期にしては傷みのないキレイな男の子(おそらく)。
どうにか近接撮影したいと向こう岸に渡ってそろそろと近づいて・・
撮れました。
チョウトンボ ♂ (トンボ科)
実際はこの一枚を撮るまで、水路をこちら側と向こう側と行ったり来たり、水路に沿って右に左に行ったり来たり。
朝から曇っていたのに、いつの間にか陽が射してきてギラギラの暑気に包まれて汗だくになりました。
水路でザリガニ釣りをしている何組かの父子から見たらきっと怪しい来園者だったのではないかと思います。
なんとか今年も夏の課題虫の撮影ができました。
この時いてくれた子はちょっと敏感だったのでなかなか近寄らせてくれませんでしたが、とてもキレイな個体でした。
他にも数匹観察できましたが、最後はみなねぐらの梢に消えていきました。
引き返すときにもう一度さっきのウチワヤンマのポイントを通りすがりつつ何枚かまた撮影しました。
そしてまた池の畔から立ち去ろうとしたときに足元にこんな虫がいました。
クロアナバチ (アナバチ科)
30ミリほどある大きなハチ。
面白い生態の昆虫なので腰を据えてじっくり観察したいところでしたが、残念ながらもう時間がありませんでした。
そして出口付近で最後に見つけた虫。
アオマツムシ ♀ (マツムシ科)
チバではなかなか見かけないバッタです。(生息はしているらしい)
オマケ
チョウトンボに翻弄されていた水路の畔、突如射してきた陽の光りに照らされた夏色ナンシー。
ベニシジミ (シジミチョウ科)
今日の湯加減
今日は、前記事で触れた写真会。
今、そこへ向かう電車の中。
結局、掲示候補として印刷してきた写真は2枚。
どちらにするかは昆虫館に着いてから決めます。
14時40分 山手線にて
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
すごいですね。
どれも鮮やかでどうしてこんなに寄れるんだろ?
たしか100マクロですよね?
僕は射程距離延ばしたいので
解像番長の300いつか買いたいです^^
by aidesu (2014-08-30 22:15)
飛ぶ昆虫の撮影は、やはり生態を観察、知っていないと難しいですね。
追いかけたらまず写真は撮れないってことでしょうね。(^_-)
by 路渡カッパ (2014-08-30 22:43)
チョウトンボもいれば、トンボチョウもいるって、
ややこしいですね(^_^;)
by sasasa (2014-08-31 02:03)
調べたら、高知中・高に併設の高知小学校というのがありました。やまももの詩はこの学校の可能性があります。
ひろめ市場隣の大手前小学校は廃校、新堀小が付こうに統合されました。
by Silvermac (2014-08-31 06:16)
おはようございます^^
ウチワヤンマって初めてかしら。わたくし自身は見かけたことないみたい。
今年は全く‘はからずも’と言う感じでチョウトンボを写せました。東御苑に居ました。
by mimimomo (2014-08-31 07:17)
お早うございます。
ウチワヤンマ は面白いですね ! チョウトンボは美しい〜
雨ばかりで牧野植物園や公園にも出掛けていないので 撮れた蝶は
いつも同じ 珍しくもない蝶ばかりです・・・
by yakko (2014-08-31 08:18)
>aidesuさん
気配を消す、ことに尽きますね^^
この日もメインは100マクでしたが、望遠は解像番長でない300です^^;
> 路渡カッパさん
その前に見つけられないとですね^^
追っかけると逃げられるのは世の常ですね・・^^;
>さささん
こんな地方名があるものだからいつも一瞬迷います^^;
そちらでの地方名があったら教えてください♪
>Silvermacさん
そうでしたか。新堀小に統合された話もそちらのブログで知りました。
>mimimomoさん
チバ市内では観察したことないですね。(どこかにいるとは思いますが)
お写真ぜひアップしてください。
>yakkoさん
お見舞い申し上げます。 鏡川沿いに親族がいるので状況お察しします。
外出できないのは残念ですね。でもお庭に来客があるのでは?^^
by ぜふ (2014-08-31 08:32)
青くて綺麗なトンボでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2014-08-31 18:43)
> ぼんぼちぼちぼちさん
はじめて観察したときから魅せられ続けています♪
by ぜふ (2014-09-01 06:59)
チョウトンボは、美しい姿ですね
飛翔している姿は、また格別でしょうね
狙いにくいトンボ、狙いを定めればひらりの繰り返し
素晴らしい一瞬の姿に魅せられます
by engrid (2014-09-01 18:23)
チョウトンボ。
こんなトンボが居るのですね!*
知らなかったです。
すごく新鮮。トンボのイメージが変わりました。
きれい。。
by SaraTriennale (2014-09-02 02:52)
>engridさん
チョウトンボは翅に色がある分、飛んでいる姿が華やかですね^^
同じ場所に舞い戻ってくるのを待ち構えて撮りました♪
>さらさん
地域によっては絶滅危惧種ですが、環境が整っている場所にはいます。
いつかぜひ観察に行ってみてください。 実物はもっとキレイ・・かも^^
by ぜふ (2014-09-02 06:43)
合併後の名前ははりまや橋小学校のようです。
by Silvermac (2014-09-02 15:06)
あぁ、とっても美しいですね。
始めて見た時、本当に蝶のようなトンボのような
不思議な体だな~って思いました。
今年の夏はアゲハと蝶トンボ、なんか虫に呼ばれた感じです。
少しですが接し方が変わったかな?
by shino* (2014-09-04 01:48)
>Silvermacさん
わざわざありがとうございます。Google Mapで確認しました^^
>shino*さん
よくみると、アズキ色の眼もきれいです。
虫に呼ばれた・・いい夏でしたね♪
少しでも昆虫に親しみを感じてもらえたとしたら、うれしいかぎりです^^
by ぜふ (2014-09-04 06:47)
チョウトンボがむっちゃきれいʕ•̫͡•ʔ♬✧
ベニシジミちゃんもカワイイですね。
悪天候には翻弄されっぱなしで今週末もツーリングに行けそうにない( °ω°)
by barbie (2014-09-04 08:43)