"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
採集会の昆虫アルバム(2) [ファーブル会]
7月の採集会の記録。その2です。
場所は前回と同じ、山梨県某市。2週連続でお手伝いに行くことになりました。
1日目の昼間はバナナトラップを仕掛けました。

トラップ自体の写真を撮り忘れましたが、簡単に説明すると、少し腐らせたバナナなどを古ストッキングに入れ、
それをクヌギやコナラの木の幹に括り付けておくのです。
それにカブトムシやクワガタムシなど、さまざまな虫が誘引されてやってきます。
夕方、スタッフが同じ林の一角にライトトラップを仕掛け、みんなで夜間採集にでかけました。
本命の昆虫のカブトムシ、クワガタは何匹かしか飛んできてくれませんでしたが、他の虫は多種観察できました。
その中から少しだけ紹介します。

キレイな色をしている蛾もどこか毒々しさが漂うものですが、オオミズアオの色合いはピュアで神秘的だと感じます。
ちなみに、学名のアルテミスは”純潔の女神”の名だそうです。
(飛来した虫は蛾の仲間がもっとも多いのですが諸般の事情で割愛・・)
これはライトトラップに飛来したのではなく、近くの木の幹でぐうぜん観察した昆虫。

バットマンのトレードマークのような模様が特徴的。 15ミリくらい。
運よくカブトムシを捕まえた子もいました。

ライトトラップの成果に不満足だったスタッフたちは宿の庭先で再設営しました。
飛来する昆虫たちを熱心に観察する子たちの声が夜更けまで聴こえていました・・

翌朝、残留したままの昆虫を観察。
まずは前回も紹介した、もっとも個体数が多かったカミキリムシ。

次はコガネムシの仲間。

ツヤコガネかサクラコガネか・・・同定困難です。20ミリくらい。
前回につづき、今回も飛んできてくれました。

それと灯火に飛来するといえばこの昆虫。

このあと、バナナトラップの様子を見に行きましたが今回はあいにく芳しくありませんでした。
あるスタッフが言うには、今年は林全体が渇いていて、全体的に虫が少ないとのことでした。
そのときに見つけた、これもアミメカゲロウの仲間。

子供たちには人気がありません・・

実は、前日、ライトトラップ班とは別行動して、別のトラップを設営していました。
みながバナナトラップの様子を見に行っている間、こちらのトラップの回収に。

プラチックカップにエサを入れて、林床に埋めておくのですが、回収し忘れると虫たちの墓場になるので、目印の棒を立てておくのです。
そしてその成果はというと・・

クロオサムシの一種のエサキオサムシかもしれませんが、それが4匹と、

センチコガネが5匹採れました。 (師匠のTさんのトラップにはアオオサムシも)
子供たちにも見せましたが、欲しいという子はひとりもいませんでした。
(やっぱり、カブト、クワガタを生で見てしまうと見向きもされなくなります・・)
とはいえ、無事に観察・採集会は終了し、解散となりました。
解散式で、クワガタが採れなかった子を優先で、スタッフが採集したノコギリクワガタを分配しました。
するとさっそく、こういうことがはじまるわけです。

昔も今も変わらないということですね。

今日の湯加減
場所は前回と同じ、山梨県某市。2週連続でお手伝いに行くことになりました。
1日目の昼間はバナナトラップを仕掛けました。

トラップ自体の写真を撮り忘れましたが、簡単に説明すると、少し腐らせたバナナなどを古ストッキングに入れ、
それをクヌギやコナラの木の幹に括り付けておくのです。
それにカブトムシやクワガタムシなど、さまざまな虫が誘引されてやってきます。
夕方、スタッフが同じ林の一角にライトトラップを仕掛け、みんなで夜間採集にでかけました。
本命の昆虫のカブトムシ、クワガタは何匹かしか飛んできてくれませんでしたが、他の虫は多種観察できました。
その中から少しだけ紹介します。

オオミズアオ ♂ (ヤママユガ科)
キレイな色をしている蛾もどこか毒々しさが漂うものですが、オオミズアオの色合いはピュアで神秘的だと感じます。
ちなみに、学名のアルテミスは”純潔の女神”の名だそうです。
(飛来した虫は蛾の仲間がもっとも多いのですが諸般の事情で割愛・・)
これはライトトラップに飛来したのではなく、近くの木の幹でぐうぜん観察した昆虫。

ミヤマオビオオキノコムシ (オオキノコムシ科)
バットマンのトレードマークのような模様が特徴的。 15ミリくらい。
運よくカブトムシを捕まえた子もいました。

ライトトラップの成果に不満足だったスタッフたちは宿の庭先で再設営しました。
飛来する昆虫たちを熱心に観察する子たちの声が夜更けまで聴こえていました・・

翌朝、残留したままの昆虫を観察。
まずは前回も紹介した、もっとも個体数が多かったカミキリムシ。

アカアシオオアオカミキリ (カミキリムシ科)
次はコガネムシの仲間。

ツヤコガネかサクラコガネか・・・同定困難です。20ミリくらい。
前回につづき、今回も飛んできてくれました。

ヒメカマキリモドキ (キカマキリモドキ科)
それと灯火に飛来するといえばこの昆虫。

ヨツボシクサカゲロウ ? (クサカゲロウ科)
このあと、バナナトラップの様子を見に行きましたが今回はあいにく芳しくありませんでした。
あるスタッフが言うには、今年は林全体が渇いていて、全体的に虫が少ないとのことでした。
そのときに見つけた、これもアミメカゲロウの仲間。

ウスバカゲロウ (ウスバカゲロウ科)
子供たちには人気がありません・・

実は、前日、ライトトラップ班とは別行動して、別のトラップを設営していました。
みながバナナトラップの様子を見に行っている間、こちらのトラップの回収に。

オサムシトラップ(略してオサトラ)
プラチックカップにエサを入れて、林床に埋めておくのですが、回収し忘れると虫たちの墓場になるので、目印の棒を立てておくのです。
そしてその成果はというと・・

ルイスオサムシ (オサムシ科)
クロオサムシの一種のエサキオサムシかもしれませんが、それが4匹と、

センチコガネが5匹採れました。 (師匠のTさんのトラップにはアオオサムシも)
子供たちにも見せましたが、欲しいという子はひとりもいませんでした。
(やっぱり、カブト、クワガタを生で見てしまうと見向きもされなくなります・・)
とはいえ、無事に観察・採集会は終了し、解散となりました。
オマケ
解散式で、クワガタが採れなかった子を優先で、スタッフが採集したノコギリクワガタを分配しました。
するとさっそく、こういうことがはじまるわけです。

昔も今も変わらないということですね。

今日の湯加減
予想通り、夏バテしました。
夏バテの原因になることがあるので、クーラーはほとんど使わないのですが、
この夏は飼育中の虫が多いこともあって、使ってしまっています。
屋内で熱中症になることもあるので、ニンゲンにとっても使ったほうがいいと思いますが、
ずっとつけているとカラダがだるくなるのでこまめに調整しています。
それでも、昆虫たちは弱っていきます。ずっと元気だったオサたちもここに来てバタバタと・・
マンションの空き部屋ができてきて寂しい思いをしているところです。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
添景のある昆虫写真も良いですね。
by Silvermac (2014-08-17 05:58)
おはようございます^^
夏休みの子供たち、こう言う自然の中での生活が良い体験ですね。
カブトムシってやはり大きく特異な存在でしょうね~
by mimimomo (2014-08-17 06:59)
子どもの頃、黒砂糖と焼酎と酢を煮込んだものを夕方に木に
塗りつけ翌日の朝見に行ったら、たくさんのクワガタやカブトが
集まったことを思い出しました!(^^)!
ただ当時バナナは貴重でしたので使いませんでしたけど(笑)
by ごろすけ (2014-08-17 08:44)
ウスバカゲロウ、夏の夜に飛んできたのを覚えています
山ではみかけますが、もう街には居ませんね
子どもたち、やはりそうでしょうね
自分で捕まえたのなら、強ければ嬉しさ倍増かな
by engrid (2014-08-17 09:20)
>アカアシオオアオカミキリ
美しいですね。
昆虫には美しい色彩のものが沢山いますね。
昆虫の相撲は、動物の相撲に比べて生々しさがないので、のどかな感じがします。
by アヨアン・イゴカー (2014-08-17 10:08)
お早うございます。
オオミズアオは綺麗ですね〜
珍しい昆虫をたくさん見せていただきました(・_・)(._.)
by yakko (2014-08-17 10:11)
蛾って、毒々しいイメージですが、
オオミズアオは、他の蛾とはちょっと違った感じですね。
by sasasa (2014-08-17 11:44)
少し腐らせたバナナ。
この匂いは、虫たちには堪らないのでしょうね^^
家で熟したバナナが発する香りが充満すると、むせかえっちゃいます(笑)
速攻食べる!w
夏バテしちゃったのですね;; お大事にしてください。
エアコンって難しいですよね。25〜29度の間をぴこぴこ設定変えまくって使ってます^^;
by リュカ (2014-08-18 08:28)
色々、創意工夫されていらっしゃるのですね~、ここに伺う旅に子供時代に見た昆虫図鑑を見開いているようで毎回驚きと発見があります。
さて、私がプロデュースするクラッシックコンサートの件なのですが開催場所と日時はもうご存知かと思いますが、あと数名でしたらなんとか席が確保出来そうなのでご都合宜しければ是非ッ、どうぞ!
(約150席ほどありますがほぼ埋まってしまっています)
ただ、ぜふさんがどちらにお住まいなのか分からないのでご無理のない範囲でお願い致します。
shin.sion@tg8.so-net.ne.jp
上記アドレスまでご連絡頂ければ簡単な詳細のご案内を致しますので、宜しくお願い致します。
by shin.sion (2014-08-18 10:34)
>Silvermacさん
おっしゃるとおりです。図鑑的写真も大事なのですけどね^^
>mimimomoさん
色々な意味でトップシーズンです^^
カブトムシはほんとに特異というか象徴的で、いい昆虫ですね、飽きません♪
>ごろすけさん
へ~、それはかなり本格的でしたね^^ いっぱい採れたでしょ。
バナナ貴重でしたか? 北海道の話だから?^^;
>engridさん
里山が近くにあればまだ飛んでくると思いますが、さすがに都会は・・
さっきもらったばっかりなのに、オレのオレのと対戦を繰り返してましたね^^
> アヨアン・イゴカーさん
たくさんいるとすぐ感覚がマヒして無碍にしてしまうのですが、家に帰ってみると採っておけばなぁと悔しくなるんですよね^^;
昆虫の相撲は潔いので気持ちがいいですね♪
>yakkoさん
ほんとに優雅な昆虫ですね。
子供の頃、はじめて見たときの印象そのままで、まったく変わりません。
>さささん
蛾じゃなかったとしてもとても異端な昆虫だと思います。
>リュカさん
腐らせたというか発酵させたというか、たまらない香りですよね^^
世界共通の魅惑のようです♪
夏バテ、快復するのに甘酒飲みたい・・
>shinさん
ありがとうございます。まさにそういう感想を抱いてもらうことを願ってブログを運営しているので、うれしく思います。
ましてやshinさんにそう感じていただけるとは大変光栄です♪
別途メールさせていただきます。よろしくお願いします。
by ぜふ (2014-08-18 21:39)
オオミズアオ。
本当に神秘的な色。
こんな配色の服が欲しいです。笑
昆虫、
しっかり見たことなかったけれど、
いつもここで様々な色、線、形の昆虫が見れて楽しいです。
by SaraTriennale (2014-08-18 23:15)
>さらさん
日本の昆虫は比較的地味な子が多いのですが、中にはオオミズアオのように
けっしてハデではないけれど美麗な子がたくさんいます。
そういう子たちをおもに紹介したいということも本文の”諸般の事情”に含まれてますね^^;
センチコガネも美麗種だと思います♪
by ぜふ (2014-08-19 06:49)
おはようございます^^
コウホネに止まっている虫は一見カメムシみたいですが、違うみたい。
あとで出来るだけ大きくして載せておきます。
by mimimomo (2014-08-20 09:42)
いつ見ても思うのですが、ぜふさんの写真は虫たちが
とても鮮やかで、綺麗~♪
センチコガネ、こんなに綺麗なんだとびっくり!
今迄ほとんど注目していませんでした。
バナナトラップは初耳です。蜜を作って木に塗って翌朝取りに行くという
行動ばかりしていました(一昔前ですが^^;)目印を立てて置くのも
大事なことなんですね。
by miya_gon (2014-08-22 09:32)
>mimimomoさん
虫はおそらくアブのペアですね♪ 2匹だったとは^^
>miya_gonさん
お褒め頂き感謝です。
虫の撮影は光の加減をあまり気にしてられないので、
あとから明るさやコントラストは調整します。 実際見た目に近くなるように。
センチコガネは日陰だったのでかなり明るく補正してありますが、肉眼で近くで見るとこんな色合いです♪
ピン甘なので本来はボツ蔵行きですがトラップのことを書いたので・・^^;
by ぜふ (2014-08-23 10:27)