"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Give me one little peek [ゼフィルス]
HFの栗の木も花が咲き始めました。
ゼフシーズンもピークのサインですが、先日の猛暑の翌日から、チバは雨が続いていました。
そんなある日、朝起きたらピーカンではないですか。
ちょっと出遅れの感もありましたが、行くしかありません。
でも栗の花にくる子たちを観察していても翅は広げてくれません。
広げてくれるのはこの子だけ。
吸蜜中の良い点は、かなり近寄っても逃げないこと。間近でゆっくり観察できます。
じっくり観察できたおかげであることに気が付いたのですが、それはまた後ほどということにして・・・
クイズです。
チョウチョのほかにもう一匹います。10秒以内で見つけてください。
この写真で種別まで分かる方は間違いなく虫屋さんでしょう。
見つけられただけでも良い観察眼を持っていると言えると思います。
ハムシだと思いましたが調べてみたら違っていました。
”ゴマダラ”と名前にありますが、まず頭に浮かぶのは”ヒョウ柄”です。
けっこう希少種のようです。
さて、本題に戻りますが、ポイントに着いたのは朝9時過ぎ。
栗の木ではなくて、陽の当たる下草や低い位置の木の枝葉をくまなく慎重に探していきました。
昨シーズンほどではないですが、ぽつぽつと次々に見つけられますし、梢の中で飛び交っているのもわかります。
下草にとまっている子も何頭かいます。でもそこは日陰。待っていてもまず開張はしてくれない。
後翅をスリスリする動作は見ていて楽しいですが、前翅はぴたりと閉じたまま。
でもチラリと見せてくれる子も。
羽化不全で翅が少しゆがんでいるがゆえに見える子も。
一旦ポイントから離脱して少し時間をあけ、また戻るということを何度も繰り返します。
陽の当たる場所が少しずつ広がっていきます。
でも新しく梢から舞い降りてきてくれる子はとうとういませんでした。
ザンネンに思いながら撤収したのですが、午後になってもいい天気のままだったので、あきらめきれず・・
もう一度訪れてみたのです。
向かう途中、なぜかいい予感がしていました。(まったく根拠はありません)
到着してみると栗の花には相変わらずいましたが、そこはスルーして林の中へ。
そしたら朝いた前出の羽化不全の子がまだそこにいました。
3時間も同じところにいたということです。
ちなみにこの子は飛べないわけではありません。
朝、この葉の上に舞い降りたところを見ていたし、なぜかこの写真を撮った直後、飛び立ったのです。
(普通に飛べていたので繁殖には影響ないと思います)
そして、もう一方の下草にいた子を見下ろしたとき、一瞬でしたが開いてくれました。
撮れたのはこの一枚だけ。
でも、いい予感は的中しました。
この子の翅スリスリを観察していて気が付いたこと。
前翅の斑紋が少し変わっているのがわかりますか?
拡大してみましょう。
黒い斑紋が現れるのはめずらしくないのですが、そのまたさらに上にオレンジ色の斑紋が出ています。
詳しい図鑑で調べてみたら、このオレンジ斑紋がでる個体もいるようです。
でもこのようにハッキリと2つ現れる個体はめずらしいのではないかと思います。
今日の湯加減
ゼフシーズンもピークのサインですが、先日の猛暑の翌日から、チバは雨が続いていました。
そんなある日、朝起きたらピーカンではないですか。
ちょっと出遅れの感もありましたが、行くしかありません。
ミドリシジミ (シジミチョウ科)
でも栗の花にくる子たちを観察していても翅は広げてくれません。
広げてくれるのはこの子だけ。
ダイミョウセセリ (セセリチョウ科)
吸蜜中の良い点は、かなり近寄っても逃げないこと。間近でゆっくり観察できます。
じっくり観察できたおかげであることに気が付いたのですが、それはまた後ほどということにして・・・
クイズです。
チョウチョのほかにもう一匹います。10秒以内で見つけてください。
この写真で種別まで分かる方は間違いなく虫屋さんでしょう。
見つけられただけでも良い観察眼を持っていると言えると思います。
ハムシだと思いましたが調べてみたら違っていました。
ゴマダラオトシブミ (オトシブミ科)
”ゴマダラ”と名前にありますが、まず頭に浮かぶのは”ヒョウ柄”です。
けっこう希少種のようです。
さて、本題に戻りますが、ポイントに着いたのは朝9時過ぎ。
栗の木ではなくて、陽の当たる下草や低い位置の木の枝葉をくまなく慎重に探していきました。
昨シーズンほどではないですが、ぽつぽつと次々に見つけられますし、梢の中で飛び交っているのもわかります。
下草にとまっている子も何頭かいます。でもそこは日陰。待っていてもまず開張はしてくれない。
後翅をスリスリする動作は見ていて楽しいですが、前翅はぴたりと閉じたまま。
でもチラリと見せてくれる子も。
羽化不全で翅が少しゆがんでいるがゆえに見える子も。
一旦ポイントから離脱して少し時間をあけ、また戻るということを何度も繰り返します。
陽の当たる場所が少しずつ広がっていきます。
でも新しく梢から舞い降りてきてくれる子はとうとういませんでした。
ザンネンに思いながら撤収したのですが、午後になってもいい天気のままだったので、あきらめきれず・・
もう一度訪れてみたのです。
向かう途中、なぜかいい予感がしていました。(まったく根拠はありません)
到着してみると栗の花には相変わらずいましたが、そこはスルーして林の中へ。
そしたら朝いた前出の羽化不全の子がまだそこにいました。
3時間も同じところにいたということです。
ちなみにこの子は飛べないわけではありません。
朝、この葉の上に舞い降りたところを見ていたし、なぜかこの写真を撮った直後、飛び立ったのです。
(普通に飛べていたので繁殖には影響ないと思います)
そして、もう一方の下草にいた子を見下ろしたとき、一瞬でしたが開いてくれました。
ミドリシジミ ♂ (ミドリシジミ科)
撮れたのはこの一枚だけ。
でも、いい予感は的中しました。
オマケ
この子の翅スリスリを観察していて気が付いたこと。
前翅の斑紋が少し変わっているのがわかりますか?
拡大してみましょう。
ミドリシジミ ♀ (ミドリシジミ科)
黒い斑紋が現れるのはめずらしくないのですが、そのまたさらに上にオレンジ色の斑紋が出ています。
詳しい図鑑で調べてみたら、このオレンジ斑紋がでる個体もいるようです。
でもこのようにハッキリと2つ現れる個体はめずらしいのではないかと思います。
今日の湯加減
実は今日も行ってきたのですが、今シーズンの子たちはサービス精神が少ないのか、人見知りするのか、
一枚もおっぴろげが撮れません。
”ちょっとだけよ”とじらされているのなら、また行くしかありませんが、天気と時間に恵まれるかどうか・・・
ところで、約半年におよんだ会議は昨日一旦終了しました。
”一旦”と書いたのは一区切りついたということで、これから先は実働が伴う課題が待っているからです。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
チョウチョの他に何かというのは、最初に見た時はわかりませんでした。
ゴマダラオトシブミという答えを見てから、改めて見たらわかりましたが(^_^;)
ミドリシジミの開帳、一瞬でも見れてよかったですね。
相手もこちらの意図で動いている訳ではないですし、
色んな条件とかもありますもんね。
by sasasa (2014-06-15 19:43)
ミドリシジミの仲間の新しい生息地を探して山梨県に遠征しましたが・・空振り三振でした。かといって既存の原宿のような生息地には絶対、行く気がしないし、時間だけがむなしく・・・
箱根のシーズンはこれからなのでそこに賭けてみます。
私もこれから仕事とは別の課題が忙しくなります。
by アサギいろ (2014-06-15 21:43)
先生!10秒以内で見つけました! 眼だけは持っているようです(^^)
by mipoko (2014-06-15 23:19)
予感ってあるんですね。午後もいかれてよかったと思います。
ミドリシジミ、ビードロのようで美しい翅です。
チラッとでも見せてもらえてよかったですね。 ^^
ゴマダラオトシブミ は色が目立ちやすいので、じぶんでも分かりました。
by moz (2014-06-16 05:10)
今日は、珍しいチョウ満載ですね。
by Silvermac (2014-06-16 06:07)
おはようございます^^
見つけたゾー(^0^ でも何かはわからないわ(--
ミドリシジミ、実物を見てみたいです。綺麗だね~♪
by mimimomo (2014-06-16 06:57)
ミドリシジミの開いた姿、うつくしい輝きですね
by engrid (2014-06-16 07:47)
>さささん
ゴマダラオトシブミは少しわかりにくかったですかね。
飛んでるのはたくさん見たのですが写真撮るのが大変なんです^^;
>アサギいろさん
仲間・・なんでしょうか・・あの子かあの子か・・それとも・・^^
高地はこれからですし、また次の打席でホームランを!
これから繁忙期ですね^^;
>mipokoさん
いい眼を持っているpokoさんにはちょっと物足りなかったですか?
次回は少しレベルアップしましょう^^
>mozさん
ゼフの翅はまさに七変化てす。今年ももう少しバリエーションを紹介できればと期待しています^^
ゴマダラくんはエトシブミにしては目立つ子ですね。
>Silvermacさん
去年ほどではないすですが、今年もたくさん観察できて幸せです♪
>mimimomoさん
見つけただけでもすばらしいです。 さすがに良い観察眼をお持ちですね♪
ミドリシジミ、見るには長靴が必要です^^
>engridさん
ある意味毎シーズンの恒例ですが、これだけは見飽きることがありません。
自然の恵みだと思います♪
by ぜふ (2014-06-16 21:00)
ミドリシジミむっちゃきれい`*::\ʕु•̫͡•ʔु/*-:`
by barbie (2014-06-16 23:29)
種別はもちろん分かりませんが、10秒以内に発見しましたー^^
(こっちの虫が一番最初に目に飛び込んできて、チョウチョはどこー?って探しちゃいましたw)
家の中でも猫より先に虫を見つけるので鍛えられてますかね?(笑)
ちょっかい出してる蟻さんがお茶目w
by リュカ (2014-06-17 10:52)
直ぐに見つけましたが、何か分かりませんでしたが・・・
蝶、自分には皆同じに見える・・・虫屋にはなれないな?
by g_g (2014-06-17 11:31)
スリスリ可愛いですよね。
チラッと見える緑色もきれいだし
by masao。 (2014-06-18 05:29)
>barbieさん
これではまだほんとの美しさの半分も写せてないんですけどね^^;
>リュカさん
ツワモノがいましたね。 しかもネコより目ざといとは!^^
アリはね、一本ずつ触ってたんですよ。迷惑がってるのがわかりました^^;
>g_gさん
さすがの観察眼ですね。
今回登場している蝶はすべて同一種ですから、同じに見えて正解ですよ^^
>masao。さん
スリスリチラリも好きなんですが、
どれだけ欲求不満かわかってもらえますよね^^;
by ぜふ (2014-06-18 06:50)
ゴマダラと言ったら白と黒の模様を連想してしまいますね。
一時、奥多摩で働いていたコトがあって、通勤の道々、歩道に
オトシブミが丸めたと思しき葉っぱが、たくさん落ちているのを見ました。
そう、ちょうど今頃の時期だったように思います^^。
by sakamono (2014-06-18 21:54)
>sakamonoさん
やっぱりこれはヒョウ柄ですよね^^;
落とし文の季節です♪ 奥多摩にはたくさんいるのでしょうね。
by ぜふ (2014-06-19 06:59)
開いて欲しい時ってなかなか開いてくれませんよね。
でも一瞬を逃さずにお見事!
ゴマダラオトシブミはレア度でいえば星5個くらい?
by 響 (2014-06-19 19:14)
羽根の模様にも個性って出るんですね。
最後の写真の説明を見て、なるほど、でした。
by うえいぱうわ (2014-06-19 20:08)
オトシブミ!
虫屋さんではないのですが、なんとなくそれだけはー!
しかし、ゴマダラというのは初めて見ました。
ミドリシジミは今まで一度も見たことがありません。
九州にもいるのでしょうか?このエメラルド・ブルー?というのでしょうか
この色はたまらない魅力です。通う理由がわかります。
by miya_gon (2014-06-20 09:14)
>響さん
開いてくれたのはほんの数秒でした^^;
オトシブミ自体がレアですからね・・でもHFのあるポイントにはいます^^
>うえいぱうわさん
虫も個体変異がありますね。でもこのタイプははじめて観察しました。
(見過ごしていた可能性もありますが^^;)
>miya_gonさん
ミドリシジミの仲間のほとんどは九州にも分布していると図鑑に書いてあります。
あとはご自分の眼で確認してください。
ただし、一度見ると病みつきになってやめられなくなりますよ^^
by ぜふ (2014-06-21 07:49)