"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
にじんでいいんです [蝶]
先週、久しぶりにHFの観察会に参加することができました。
そう、6月1日のチバは猛暑でした。
観察指導員のひとりがリュックに付けている温湿度計を、参加者の子供(10才くらいの子)に読ませました。
「さあ、今の温度は何度で、湿度は何パーセントですか?」
リュックは背負ったままなので観察指導員は自分で見ることができません。
「ん~と、ん~と、36度で28パーセント・・」
「?? もっとよおく見て。逆じゃないかな?」
「ん~と、ん~と、28パーセントで・・36度・・」
「じゃあ、お母さん、助けてあげてください」
「・・・・・・・・36度で28パーセントですね」
「えーーーー!」
リュックをおろして確認する指導員の方。
「これは大変だ、みなさん、熱中症に気を付けてください!」
集合場所の日なたの気温はそれくらいあったのです。
さて、今回の写真は順不同で掲載します。
単なる写真掲載記事ともいいますが、今回の主人公の白い子はこちらです。
ルリシジミというくらいですから、翅の表面は青い(瑠璃色というよりも空色)のですが、
この子はヤマトシジミやツバメシジミよりも少し高いところを飛びまわり、とまってもまず翅は広げません。
それでもこの子はめずらしく地面近くにとまって寛いでいるようだったので接写に挑戦してみました。
と、ここまで書いたら、パソコンのディスプレイの前を小さなイモムシが一匹歩いていきました。
(この子については後ほど)
さて、ルリシジミににじり寄って、ファインダー越しに観察していてあらためて気が付いたことがありました。
それは、裏翅も浅い角度で見ると、表の色が透けて青く見えるのです。
ヤマトシジミやツバメシジミも透けますが、それは翅の付け根の部分です。
ルリシジミは付け根ではなく、上翅の半分くらいが透けて淡いスカイブルーになります。
実際はこのもっと何倍も(という表現は適切ではないけれど)きれいににじんでいました。
こちらは梢で光が透けて見えていた子。
観察会開始前に集合場所で見つけた子。
次は片手懸垂をしていた黄色い子。
黄色いというよりも名前のとおり、飴色ですね。
(同じく飴色でこれによく似たハチでベッコウアメバチモドキというのがいますが、これは20数ミリだったので)
もう少し地味な色の子。
10ミリくらいしかない小さな虫ですが、HFにはたくさんいます。 よく見ると小さいながらもけっこう立派なヒゲです。
ところで、実はこの日はゼフ初見の日でした。 しかも本命のミドリシジミ。
イチモンジチョウがいた梢でしっかりと観察はしたのですが、写真を撮ろうとしたらハンノキ林の中へ消えていきました。
そこで今日撮ってきた写真。
午前中の雨が午後になってやみ、うっすら陽も差してきたのでおもむろに出かけてきたのです。
証拠写真しか撮れませんでしたが、2頭観察しました。
今年は出現がやや早い。でもこの先しばらく雨の予報が続きます。
はてさてこればかりはお天道様の気分しだいですね。。
前述のパソコンの上を散歩していた子。
ハンノキの葉を食べる悪い子たちですが、危険を察知すると集団でポーズを決めるシンクロ虫です。
一番右の子は慌て者? それとも間違い探しってこと?
今日の湯加減
そう、6月1日のチバは猛暑でした。
観察指導員のひとりがリュックに付けている温湿度計を、参加者の子供(10才くらいの子)に読ませました。
「さあ、今の温度は何度で、湿度は何パーセントですか?」
リュックは背負ったままなので観察指導員は自分で見ることができません。
「ん~と、ん~と、36度で28パーセント・・」
「?? もっとよおく見て。逆じゃないかな?」
「ん~と、ん~と、28パーセントで・・36度・・」
「じゃあ、お母さん、助けてあげてください」
「・・・・・・・・36度で28パーセントですね」
「えーーーー!」
リュックをおろして確認する指導員の方。
「これは大変だ、みなさん、熱中症に気を付けてください!」
集合場所の日なたの気温はそれくらいあったのです。
さて、今回の写真は順不同で掲載します。
単なる写真掲載記事ともいいますが、今回の主人公の白い子はこちらです。
ルリシジミ (シジミチョウ科)
ルリシジミというくらいですから、翅の表面は青い(瑠璃色というよりも空色)のですが、
この子はヤマトシジミやツバメシジミよりも少し高いところを飛びまわり、とまってもまず翅は広げません。
それでもこの子はめずらしく地面近くにとまって寛いでいるようだったので接写に挑戦してみました。
と、ここまで書いたら、パソコンのディスプレイの前を小さなイモムシが一匹歩いていきました。
(この子については後ほど)
さて、ルリシジミににじり寄って、ファインダー越しに観察していてあらためて気が付いたことがありました。
それは、裏翅も浅い角度で見ると、表の色が透けて青く見えるのです。
ヤマトシジミやツバメシジミも透けますが、それは翅の付け根の部分です。
ルリシジミは付け根ではなく、上翅の半分くらいが透けて淡いスカイブルーになります。
T先輩、絞り甘いですかね?
実際はこのもっと何倍も(という表現は適切ではないけれど)きれいににじんでいました。
こちらは梢で光が透けて見えていた子。
イチモンジチョウ (タテハチョウ科)
観察会開始前に集合場所で見つけた子。
ベニカミキリ (カミキリムシ科)
次は片手懸垂をしていた黄色い子。
コンボウアメバチ (ヒメバチ科)
黄色いというよりも名前のとおり、飴色ですね。
(同じく飴色でこれによく似たハチでベッコウアメバチモドキというのがいますが、これは20数ミリだったので)
もう少し地味な色の子。
ヒゲナガハナノミ ♂ (ナガハナノミ科)
10ミリくらいしかない小さな虫ですが、HFにはたくさんいます。 よく見ると小さいながらもけっこう立派なヒゲです。
ところで、実はこの日はゼフ初見の日でした。 しかも本命のミドリシジミ。
イチモンジチョウがいた梢でしっかりと観察はしたのですが、写真を撮ろうとしたらハンノキ林の中へ消えていきました。
そこで今日撮ってきた写真。
ミドリシジミ ♂ (ミドリシジミ科)
午前中の雨が午後になってやみ、うっすら陽も差してきたのでおもむろに出かけてきたのです。
証拠写真しか撮れませんでしたが、2頭観察しました。
今年は出現がやや早い。でもこの先しばらく雨の予報が続きます。
はてさてこればかりはお天道様の気分しだいですね。。
オマケ
前述のパソコンの上を散歩していた子。
ヒラアシハバチの幼虫
ハンノキの葉を食べる悪い子たちですが、危険を察知すると集団でポーズを決めるシンクロ虫です。
一番右の子は慌て者? それとも間違い探しってこと?
今日の湯加減
昨日も会議の準備と会議で一日費やしました。
そのためブログの更新が今日になりました・・という言い訳はさておき。
昨日買ったお酒のラベルには”Di Estate Cicala”と書いてありました。
”夏のセミ”
ハルゼミはいますが、ナツゼミはいませんね。
イタリアにはいるのかな・・
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
確かこの日の自分は、
あまりの暑さに千葉そごうに避難して涼んでました(^_^;)
直射日光だと、そのくらいの気温はありましたよね(^_^;)
by sasasa (2014-06-08 21:17)
ヒラアシハバチの幼虫、この状況にぶつかったら・・・・
やっぱりこの虫は無視して過ぎ去ります・・・
by g_g (2014-06-09 08:25)
こんにちは^^
何だか突然凄い雨になっていますよ。確かに変なお天気ですね~
午前中は日も出ていたのに。
それにしても36度(@@ 暑かったでしょうね。
ベニカミキリって綺麗ですね。
一番下の悪い子たち・・・会いたくないわ(><;
by mimimomo (2014-06-09 12:14)
集団でポーズを決める!すごい技を持ってるんですね(笑)
by barbie (2014-06-09 23:45)
片手懸垂をしているのを見て、ふと思ったんですが。
虫達にも体を鍛えるっていう感覚はあるのかなあと(笑)
我々以上に体が資本の彼らですから、パワーアップは
生活向上とか良いパートナーの確保につながりそうな
感じですが。
by うえいぱうわ (2014-06-10 12:16)
>危険を察知すると集団でポーズを決めるシンクロ虫です。
これは面白い写真ですね。しかも、一匹反転している子がいる、
なんと愉快な写真でしょう。こんな姿見たら、立ち止まって暫く見てしまいます。
by アヨアン・イゴカー (2014-06-10 22:30)
ヒラアシハバチは・・・すごく不思議です。
ぜふさんに影響され、チョウ以外の昆虫も写真を撮るようにしています。
by アサギいろ (2014-06-11 05:58)
チョウ可愛いです*
by SaraTriennale (2014-06-11 06:03)
ルリシジミ、ほんとに裏ににじんでいますね。
面白い~ ^^ 昆虫も良く観察するといろんな発見があるんですね。
ヒラアシハバチの幼虫も 笑
一匹だけ対称形になってます、やっぱりあわてものかも ^^;
by moz (2014-06-11 06:45)
ヒラアシハバチの幼虫。普通に見たら
「ぎょえーーー!」と言ってしまいますが
ぜふさんのコメントが面白かったので、まじまじ見ることができました(笑)
日本のアニメで、夏のシーンにセミの鳴き声が入ることが多いですが
海外では、あの鳴き声の正体は何だ?って疑問に思う人が多いみたいですね^^
でもちゃんと海外にも蝉は居るようで安心しました(笑)
by リュカ (2014-06-11 14:07)
ヒラアシハバチの幼虫面白いですね。
ミドリシジミも登場して賑やかになってきましたね。
ヒオドシチョウの蛹(抜け殻)が公園のフェンスにたくさんぶら下がっていました。
by masao。 (2014-06-11 17:19)
なんだかとてもユーモラスな、ヒラアシハバチ
笑ってしまいますね
うちの、きゅうりやトマトにも、蝶が飛び交うようになりました
狙っていますが、撮るのは難しいですね
by engrid (2014-06-11 17:44)
>みなさま
主人公よりもジョーカーの方に注目が集まったようですね♪
予想通りともいえますが・・^^;
>さささん
それは大正解でしたね^^
あの日がウソのように涼しくなりましたが・・^^;
>g_gさん
はじめて見たらぎょっとしますよね^^;
でも慣れればとてもユーモラスですよ^^
>mimimomoさん
集団で食べますからね。 ハンノキは大ダメージですが、ニンゲンには無害ですよ^^
>barbieさん
ほんとに、どこかに指揮者がいるんじゃないかと思うくらいですが
すごい技です^^;
>うえいぱうわさん
これも実は劇的写真なんですよぉ。
止まり損ねた瞬間です^^ オスかメスかは不明ですが・・メスかな?^^;
>アヨアン・イゴカーさん
毎年見る光景なのですが、何度見ても面白くて毎回じぃぃぃっと観察してしまいます^^
>アサギいろさん
おや、それはいいことですね^^
ぜひいろんな虫の写真をアップして見せてください! 楽しみにしています。
>SaraTriennaleさん
小さなシジミチョウたち、近寄って観察するとなかなかカワイイ顔してます♪
>mozさん
ルリちゃんは実物はもっともっと感動的でした。リベンジします!
違う葉にいる連中もシンクロするんですよ^^
でも慌て者はこの子だけでした^^;
>リュカさん
はじめて見たときはやっぱり、ぎょえーーーってなりましたよ^^;
ハンノキを食べる悪い子たちですが憎めません。。
セミに対する日本人の感覚は独特ですね。
フランスやイタリアのとらえ方(虫としての認識)は全く違うようですね^^
>masao。さん
フェンスだったんですね。
たくさんぶら下がっているなんて、そんな光景ぜひ見てみたいです。
いよいよシーズンインです♪^^
>engridさん
まさにそのとおり、とってもユーモラスなイモムシたちです^^
とっても不思議でもあります。 見ていて飽きません。
きゅうりやトマトにくるのはシジミチョウたちでしょうか?
ぜひ撮影にチャレンジしてみてくださいね♪
by ぜふ (2014-06-11 21:38)
6/1は草野球をしていて、死にそうに暑かったのを覚えています。
やっぱり、スゴイ気温だったんですね...。
イモムシは苦手ですが、小さなヤツが集団でポーズを決めている
様子はカワイイですね^^。
by sakamono (2014-06-14 10:22)
>sakamonoさん
あれからすっかり涼しくなったと思ったら、昨日からまた真夏日ですね^^;
ヒラアシハバチの子供たちはユーモラスです^^
by ぜふ (2014-06-15 20:44)