"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
赤いもの [探虫行]
虫探しに勝浦まで行って来ました。
ピンポイントで目的地が決まっていたわけではなく、”ポイント”を探すことが目的でした。
とはいえ、大体の場所は決めないと”行けない”ので、あるオプションを付けることで場所を決めました。
そこには季節はずれ?のナツアカネがいました。
さすがにもうこれ以上は赤くなれないというくらいにまっかっ赤。
これは新機材用のオプション、テレコンバーターを装着して撮ったものです。
本来はテレ端(望遠)で撮るのですが、ワイド端(マクロ)で撮るとこんなのぞき穴風の写真になります。
2時間弱かかってとあるキャンプ場に着き、大体のアタリをつけて虫探しをはじめました。
虫探しの様子はあえて載せませんが、小さなスコップ片手に地面にはいつくばっているのを想像してください。
1時間ほど、落ち葉をどけながらあちこち探りましたが目的の虫は見つかりませんでした。
なので気分転換に花なぞを撮ります。
ツリガネニンジンが一輪だけまだ咲いていました。
それからこれは何でしょう。 とても小さい花がこれも一株だけ。
オギノツメという草に似ています。
さて一旦探虫はやめて休憩です。
その休憩場所が目的地選定のためのもうひとつのオプションだったのです。
それは・・
温泉。
特に温泉好きでもないし、温泉巡りもしないのですが、たまに入りたくなりますよね。
お客さんは地元の方と思しきじいちゃんとばあちゃんばかり。(※ ばぁば率9割オーバー)
湯船に浸かりながら挨拶したじぃじは一宮から40分かけて車で来た(しょっちゅう来る)とのことでしたが。
写真は撮りませんでしたが赤茶けた色のお湯でアルカリ泉なのでしょう、つるつるというよりぬるぬるしてました。
源泉ではありますが、20℃くらいしかないので沸かしているそうです。
ぬるい方の湯船に30分くらい入りましたが湯あたりなし。体が温まりすぎて汗が吹き出ることもなし。
(ありますよね、長湯するとかえってクタクタに疲れてしまう温泉)
ただ、独特のニオイがタマニキズ。
硫黄臭や金属臭ではなく、もちろんカルキ臭でもないのですが、ちょっと苦手なニオイでした。
大広間(宴会場)に移動して、ビール!といきたいところですが、水でがまんし、「勝浦タンタン麺」を注文しました。
シャキシャキ感のあるタマネギのみじん切りが入ってて、客の年齢層を意識しているのか辛さは控えめでした。
でもさすがに湯上りですから半分くらい食べた時点で汗がぽたぽたと・・・
ちょうど食べ終わった頃、ステージでは、じぃじとばぁばのカラオケ大会がはじまったので退散することに。
ちょっと未練を感じたので、さっきのポイントの近くをもう一度探虫することにしました。
また小一時間程土まみれになったのですがゴミムシ君が二三匹いただけ。
が、思わぬ生き物を見つけてしまったのです。 それ(虫ではありません)はまたいつかご紹介します。
出発しようと廃材置き場を通りがかったときに出会ったのが扉の写真のナツアカネでした。
少し弱っているのでしょう、とまっている姿勢も低く、近づいても微動だにしませんでしたのでスーパーマクロで。
タンタン麺よりも赤い(笑)
このあと、K82で一旦海までくだり、UターンするようにK285をのぼり、内浦山県民の森を抜け、
麻綿原高原から清澄山へ行こうとしましたが車両通行止め。(人も入れないようにゲートが閉まってました)
また海までくだるのもどうかなと思ったので、林道横瀬線で養老渓谷へ抜けることにしました。
出発しようとしたらすぐ目の前にお寺の看板が。
「あじさい寺」とも書いてあり、気になって寄ってみることにしました。
どこが山門なのかわかりませんでしたが、前庭とおぼしきところに大黒様の像がありました。
本堂の方へ向かうと右手に手水が。
手を清めながらそこに書いてある看板を見て、思わず苦笑。
顔文字を使ったお寺の看板ははじめて見ました^^;
本堂に入ってみるとおみぐしもお守りもセルフサービスでということでした。
せっかくなので、”本邦初”?の打ち出の小槌おみくじを。
出てきた棒に書いてある番号を見て、自分でその番号の引き出しからくじを取るという仕組み。
その脇にもうひとつ、サイコロおみくじが置いてありました。(一個10円)
木でできたサイコロの各面に一文字ずつ漢字が書いてあります。 安、開、財、愛、健、恕・・だったかな。
どこで転がすのかなと説明書きを読むと大黒天のそばの六地蔵尊と書いてある。
先に境内を一周して戻ってみると・・ありました。
六文字の中なら”安”がいいかなと念じて投げました。
すると・・
通じました。
でもやっぱり”愛”にしとけばよかったかな・・・
出発しようとしていると、境内の掃除をしていた方が
見晴らし所にあるお堂にもぜひ行ってみてください、太平洋が見えますよ
とすすめてくれたのでならばと。
六角堂にも寄ってみました。
あいにくの天気で海は黒っぽくしか見えませんでしたが、展望は開けていました。
と、足元から何かが舞い上がりました。
蝶です。
風も吹いていたので飛び去ってしまうかと思いましたが、しばらく目で追っていると石畳の上に。
石の上は冷たいだろうからすぐそばの木のベンチの上に移動すれば?と虫念波を送ってみたら。
通じました。
リクエストに応えてくれてありがとう、とスーパーマクロでご挨拶。
この子はきっとこの秋に生まれた子で越冬するのだと思います。
ほどなく飛び去り、今度はどこかへ消えてしまいました。
もう一箇所くらいポイント探しをしたかったのですが、温泉でゆっくりしすぎたのと、お寺の寄り道で時間をかなり食ってしまったので、このあとまっすぐ帰路に着きました。
こうして記事化してみて気がつきましたが、”赤いもの”に縁のある探虫行でした。
昨日の朝、我が家を訪れてくれたお客さま。
出かけようと家を出たら飛んできたのですが、一瞬ヒカゲチョウかと思ったほどの大きさ。
前翅上端から後翅下端まで、目視40ミリはあろうかという立派な体格の子でした。
この子もきれいな個体でしたので越冬するのではないかと思います。
今日の湯加減
ピンポイントで目的地が決まっていたわけではなく、”ポイント”を探すことが目的でした。
とはいえ、大体の場所は決めないと”行けない”ので、あるオプションを付けることで場所を決めました。
そこには季節はずれ?のナツアカネがいました。
ナツアカネ (トンボ科)
さすがにもうこれ以上は赤くなれないというくらいにまっかっ赤。
これは新機材用のオプション、テレコンバーターを装着して撮ったものです。
本来はテレ端(望遠)で撮るのですが、ワイド端(マクロ)で撮るとこんなのぞき穴風の写真になります。
2時間弱かかってとあるキャンプ場に着き、大体のアタリをつけて虫探しをはじめました。
虫探しの様子はあえて載せませんが、小さなスコップ片手に地面にはいつくばっているのを想像してください。
1時間ほど、落ち葉をどけながらあちこち探りましたが目的の虫は見つかりませんでした。
なので気分転換に花なぞを撮ります。
シロヨメナ?
ツリガネニンジンが一輪だけまだ咲いていました。
それからこれは何でしょう。 とても小さい花がこれも一株だけ。
オギノツメという草に似ています。
さて一旦探虫はやめて休憩です。
その休憩場所が目的地選定のためのもうひとつのオプションだったのです。
それは・・
温泉。
勝浦つるんつるん温泉
特に温泉好きでもないし、温泉巡りもしないのですが、たまに入りたくなりますよね。
お客さんは地元の方と思しきじいちゃんとばあちゃんばかり。(※ ばぁば率9割オーバー)
湯船に浸かりながら挨拶したじぃじは一宮から40分かけて車で来た(しょっちゅう来る)とのことでしたが。
写真は撮りませんでしたが赤茶けた色のお湯でアルカリ泉なのでしょう、つるつるというよりぬるぬるしてました。
源泉ではありますが、20℃くらいしかないので沸かしているそうです。
ぬるい方の湯船に30分くらい入りましたが湯あたりなし。体が温まりすぎて汗が吹き出ることもなし。
(ありますよね、長湯するとかえってクタクタに疲れてしまう温泉)
ただ、独特のニオイがタマニキズ。
硫黄臭や金属臭ではなく、もちろんカルキ臭でもないのですが、ちょっと苦手なニオイでした。
大広間(宴会場)に移動して、ビール!といきたいところですが、水でがまんし、「勝浦タンタン麺」を注文しました。
シャキシャキ感のあるタマネギのみじん切りが入ってて、客の年齢層を意識しているのか辛さは控えめでした。
でもさすがに湯上りですから半分くらい食べた時点で汗がぽたぽたと・・・
ちょうど食べ終わった頃、ステージでは、じぃじとばぁばのカラオケ大会がはじまったので退散することに。
*
ちょっと未練を感じたので、さっきのポイントの近くをもう一度探虫することにしました。
また小一時間程土まみれになったのですがゴミムシ君が二三匹いただけ。
が、思わぬ生き物を見つけてしまったのです。 それ(虫ではありません)はまたいつかご紹介します。
出発しようと廃材置き場を通りがかったときに出会ったのが扉の写真のナツアカネでした。
少し弱っているのでしょう、とまっている姿勢も低く、近づいても微動だにしませんでしたのでスーパーマクロで。
ナツアカネ (トンボ科)
タンタン麺よりも赤い(笑)
*
このあと、K82で一旦海までくだり、UターンするようにK285をのぼり、内浦山県民の森を抜け、
麻綿原高原から清澄山へ行こうとしましたが車両通行止め。(人も入れないようにゲートが閉まってました)
また海までくだるのもどうかなと思ったので、林道横瀬線で養老渓谷へ抜けることにしました。
出発しようとしたらすぐ目の前にお寺の看板が。
「あじさい寺」とも書いてあり、気になって寄ってみることにしました。
どこが山門なのかわかりませんでしたが、前庭とおぼしきところに大黒様の像がありました。
本堂の方へ向かうと右手に手水が。
手を清めながらそこに書いてある看板を見て、思わず苦笑。
顔文字を使ったお寺の看板ははじめて見ました^^;
本堂に入ってみるとおみぐしもお守りもセルフサービスでということでした。
せっかくなので、”本邦初”?の打ち出の小槌おみくじを。
出てきた棒に書いてある番号を見て、自分でその番号の引き出しからくじを取るという仕組み。
その脇にもうひとつ、サイコロおみくじが置いてありました。(一個10円)
木でできたサイコロの各面に一文字ずつ漢字が書いてあります。 安、開、財、愛、健、恕・・だったかな。
どこで転がすのかなと説明書きを読むと大黒天のそばの六地蔵尊と書いてある。
先に境内を一周して戻ってみると・・ありました。
六文字の中なら”安”がいいかなと念じて投げました。
すると・・
通じました。
でもやっぱり”愛”にしとけばよかったかな・・・
出発しようとしていると、境内の掃除をしていた方が
見晴らし所にあるお堂にもぜひ行ってみてください、太平洋が見えますよ
とすすめてくれたのでならばと。
六角堂にも寄ってみました。
あいにくの天気で海は黒っぽくしか見えませんでしたが、展望は開けていました。
と、足元から何かが舞い上がりました。
蝶です。
風も吹いていたので飛び去ってしまうかと思いましたが、しばらく目で追っていると石畳の上に。
アカタテハ (タテハチョウ科)
石の上は冷たいだろうからすぐそばの木のベンチの上に移動すれば?と虫念波を送ってみたら。
通じました。
「ナイスアングル」
リクエストに応えてくれてありがとう、とスーパーマクロでご挨拶。
「どういたしまして」
この子はきっとこの秋に生まれた子で越冬するのだと思います。
ほどなく飛び去り、今度はどこかへ消えてしまいました。
もう一箇所くらいポイント探しをしたかったのですが、温泉でゆっくりしすぎたのと、お寺の寄り道で時間をかなり食ってしまったので、このあとまっすぐ帰路に着きました。
こうして記事化してみて気がつきましたが、”赤いもの”に縁のある探虫行でした。
オマケ
昨日の朝、我が家を訪れてくれたお客さま。
ムラサキツバメ (シジミチョウ科)
出かけようと家を出たら飛んできたのですが、一瞬ヒカゲチョウかと思ったほどの大きさ。
前翅上端から後翅下端まで、目視40ミリはあろうかという立派な体格の子でした。
この子もきれいな個体でしたので越冬するのではないかと思います。
今日の湯加減
これもお風呂で会ったじぃじに聞いた話ですが、この地方には褐色の湯の温泉がいくつかあるそうです。
でも、このぬるぬる(つるつる)したお湯はここしか知らないとのことでした。
ぬるい方の湯船ならずっと入っていられそうでしたが、どちらも小さいので混んでると長湯しづらいかも。
今回は平日だったので、お風呂は途中から貸し切り状態でしたが、土日はかなり混雑するとのことでした。
ちょっと遠いけど、あのニオイに慣れるのならまた行きたいと思うお湯でした。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
お寺というと、カタッ苦しいイメージしかありません
でしたけど、顔文字を使うっていう寺は初めて
みました(^_^)
by うえいぱうわ (2013-11-03 20:39)
こんばんは^^
色んな探検(?)をなさった一日だったのですね^^
虫こそ出会えなくって残念でしたが、トンボや蝶の赤いのに、タンタン麺の赤^^
by mimimomo (2013-11-03 21:14)
ぬるぬるの温泉のち担々麺がいいな〜
私なら迷わず「愛」です(笑)
by barbie (2013-11-03 21:30)
トンボはあまり見かけなくなりました。
by Silvermac (2013-11-03 22:07)
こんばんは。
ナツアカネ アカタテハ ムラサキツバメ〜〜〜
やはりぜふさん。向こうから会いに来たんですね∈^0^∋
珍しい温泉に浸かってみたいです(^_^)
by yakko (2013-11-03 22:22)
>うえいぱうわさん
読んだ瞬間、声を上げて突っ込みたくなりましたよ。
でもあまりに静かな山の中なので自粛しました^^;
>mimimomoさん
探検ではありませんが、ちょっと変わった”体験”の連続でしたね^^
お目当ての子に会えなかったのがザンネンでしたが・・
>barbieさん
そうくると思いました^^
”愛”を願って出なかったらショックなので、無意識に除外してたのかも^^;
>Silvermacさん
今年はトンボ(赤とんぼ)が少ないような気もしますね・・
>yakkoさん
思いのほか色々な虫たちに会えてよかったです♪
いいお湯でしたよ。ニオイ以外は^^;
by ぜふ (2013-11-03 23:01)
珍しい温泉付きの、のんびり探虫、いいですね。
by g_g (2013-11-04 07:28)
ここ行った事ないです。
御宿にも温泉ありますよね^^
by aidesu (2013-11-04 08:42)
無視探しの途中での温泉、良いな 笑
若いころはそれほどでもなかったですが、このくらいの年になるとやはり温泉はのんびりできて、気持ちいいので好きです。 ^^
そうですか、じいじとばあばなんですね、担担麺を食べて早めの退散ですよね ^^;
アキアカネ、最後の姿をぜふさんに見せてくれたのでしょうか?
なるほど、赤色に縁があったみたいですね。
思わぬ生き物? 楽しみです。
by moz (2013-11-04 12:43)
私もナツアカネの写真を見て、なんだかくたびれてるように見えるなぁ、と
思いました。こう、うなだれてる感じ^^;?
アカタテハもアップで見ると、結構毛深いんですね。
眼の模様も面白いです。
by sakamono (2013-11-04 12:49)
こうしてアップで見ると、
また違った印象ですね(^_^)
by sasasa (2013-11-04 22:30)
>g_gさん
のんびりしすぎて肝心の探虫が芳しくありませんでした^^;
>aidesuさん
そこも褐色のお湯ですか?
つるんつるん温泉は公民館みたいなところです^^
>mozさん
このときはすいててゆっくり浸かれてのんびりできました♪
でもお湯まで赤いとは知りませんでした。
偶然見つけた子はいずれまた・・
>sakamonoさん
そうですね、クビがかくっとなってますよね。もうこの時期ですからね。
アカタテハに限らず、チョウチョはみなけっこう毛深いです^^
目の模様も相当近くで見ないと(撮らないと)わからないですが面白いですね。
>さささん
トンボですか? チョウですか?
いずれにしてもスーパーマクロは楽しいです♪^^
by ぜふ (2013-11-04 22:57)
あじさい寺、
なかなかに、ユニークですね
悩み相談、、なるほどそうです、、頷いて、
お水をひとすくいでしょうかね
スパーマクロ、迫力です
by engrid (2013-11-05 00:05)
水神さんは観音菩薩さんの後ろにいるのかな?
by 馬爺 (2013-11-05 21:27)
面白そうなお寺ですね。
水神さまの看板の「これであなたの悩みは解消?・・・ッてなわけないか」は、顔文字の有無はさて置いても、前記事の御住職のお言葉よりも、更に面白く、仰る通りと思いました(^^)v
水神さまの像は、然程古くはなさそうにも思えますが、なかなか味のあるいいお顔をされていますね。
サイコロ御籤も、なかなかユニークで面白いと思いました。
by albireo (2013-11-05 22:03)
>engridさん
あまりにウケてしまって、肝心の水をかけるのを忘れてしまいました^^;
スーパーマクロは楽しいです♪
>馬爺さん
いや、頭に載っているのがそうだと思います。
>albireoさん
”てなわけないか” は皆心の中ではつぶやいていることですものね。
だから苦笑してしまいました^^
とにかくとてもユニークなお寺です。あじさいの頃にまた行こうと思います。
by ぜふ (2013-11-06 06:58)