"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Tranceform [ファーブル会]
うちのセスジスズメ5兄弟ですが、おととい二匹が羽化し、昨夜もう一匹羽化しました。
天然ではなかなか撮れないアングルです。
最初の2匹も夜中に羽化したようですが、朝観察してみると少し様子が変でした。
わかりますか?
翅が少しねじれているんです。
こういうのを”羽化不全”といいます。
サナギから出るとき、または出た直後の周りの環境(何かに圧迫されていたり悪天候だったり)によってこのようになることがあります。
ただ、この飼育ケースは充分広く、圧迫するものはありませんし、移しかえるときも注意したつもりでした。
もちろん天候は関係ありません。
先日の暴風雨の日も彼らはこの安全なケースの中でサナギとして過ごしていましたし。
原因はわからないのですが、とにかく彼らは残念ながら飛ぶことができません。
このまま外に放してもすぐ鳥のエサになるだけなので、このままここの住人でいてもらうことにしました。
一方、これは昨夜デビューした子です。(羽化のシーンは見られませんでした)
この子はちゃんと羽化できたようで、ひと安心でした。
スズメガの中でもみごとなまでの直線的シェイプ。こういう形の翼のジェット機ありますよね。
横から見るとこんな様子。
さて、セスジスズメの”セスジ”とは翅の形や模様は関係なく、文字通り背中の模様が由来だと思います。
これ。
3本の線が2本の細い線に変わり、おしりの方では1本になる白い”スジ”がうつくしいです。
それと、よく見るとまるで動物のようなフサフサとして毛に覆われているのがわかります。
触ってみると、とてもキメ細やかなビロード。 (肌触りがとっても気持ちいいんですよ)
あの黒くてポップな水玉模様の幼虫からどうしてこんなすっきりした直線的フォルムで、しかもビロードに包まれた体になるのか、とても不思議です。
さあ、残りの2匹も無事羽化しますように。
今日はテリトリーの巡回も少ししてきました。
舗装していない方の土手にでてみるとオギやカヤが左右から覆いかぶさるように茫々と伸びていていました。
その中へ突入してすぐ目に付いた花。
直径1センチほどの小さい花がからまるようにちらほらと咲いていました。
そんな藪の中にはバッタが隠れています。
にらめっこしているとだんだんと首をかしげるようにして体を回転させていきました。
オンブバッタのいた藪の前の地面に咲いていた花。
ベニバナのゲンノショウコだと思って撮っていると・・
アブが横から割り込んできてくれました。
こちらは正真正銘。
この花が咲いていたのは土手の終点にあるビオトープ。
何やら手入れをしている人がいました。
ここは毎年ホタルが観察できるのですが、それはこういう方々のお陰なんですね。
来年の夏に向けて今から環境を整える必要があるわけです。
ホタルのエサとなるカワニナが生息できるようにしているのかと聞いてみたら、違いました。
ここではこの貝がエサとなるようです。
このおばあちゃんはボランティアかつ趣味でやられているようでしたが、元々はこの坂月川のトンボを観察することが趣味だったとか。
ここには30種類以上のトンボがいるとのことでした。
オニヤンマのヤゴも見せてくれました。ヒメコガムシもたくさんいて見せてくれました。
おばあちゃんは昆虫たちの世話をし、育て、観察するのが楽しくてしようがないと言ってました。
こうして手入れ作業をするようになって10年間、医者の世話にもなっていないとも・・・
二人しゃがんでそんなことを話している周りをさっきからオニヤンマがくるくると巡回飛行しています。
おしゃべりも終わりにしようとしたら、トンボのために挿している枝にとまってくれました。
オス同士のこのツーショットはちょっとめずらしい。
さあ、そろそろ帰りましょう。
土手を引き返していると見送ってくれる子がいました。
一昨日、待望の”イモコレ”が発売されたので、用事を済ますついでにそそくさとお江戸に買出しに行って来ました。
そう。イモコレとは、芋虫コレクションのことです。
先日の記事に登場したこの子も出てきました。
そして、今回のラインアップの中で一番欲しかったのがこれ。
完成度も一番高いように思います。
ということで、これらはぜんぶストラップなんです。 (いわゆる「ガチャガチャ」)
今日の湯加減
セスジスズメ (スズメガ科)
天然ではなかなか撮れないアングルです。
最初の2匹も夜中に羽化したようですが、朝観察してみると少し様子が変でした。
わかりますか?
翅が少しねじれているんです。
こういうのを”羽化不全”といいます。
サナギから出るとき、または出た直後の周りの環境(何かに圧迫されていたり悪天候だったり)によってこのようになることがあります。
ただ、この飼育ケースは充分広く、圧迫するものはありませんし、移しかえるときも注意したつもりでした。
もちろん天候は関係ありません。
先日の暴風雨の日も彼らはこの安全なケースの中でサナギとして過ごしていましたし。
原因はわからないのですが、とにかく彼らは残念ながら飛ぶことができません。
このまま外に放してもすぐ鳥のエサになるだけなので、このままここの住人でいてもらうことにしました。
一方、これは昨夜デビューした子です。(羽化のシーンは見られませんでした)
セスジスズメ (スズメガ科)
この子はちゃんと羽化できたようで、ひと安心でした。
スズメガの中でもみごとなまでの直線的シェイプ。こういう形の翼のジェット機ありますよね。
横から見るとこんな様子。
さて、セスジスズメの”セスジ”とは翅の形や模様は関係なく、文字通り背中の模様が由来だと思います。
これ。
3本の線が2本の細い線に変わり、おしりの方では1本になる白い”スジ”がうつくしいです。
それと、よく見るとまるで動物のようなフサフサとして毛に覆われているのがわかります。
触ってみると、とてもキメ細やかなビロード。 (肌触りがとっても気持ちいいんですよ)
あの黒くてポップな水玉模様の幼虫からどうしてこんなすっきりした直線的フォルムで、しかもビロードに包まれた体になるのか、とても不思議です。
さあ、残りの2匹も無事羽化しますように。
*
今日はテリトリーの巡回も少ししてきました。
舗装していない方の土手にでてみるとオギやカヤが左右から覆いかぶさるように茫々と伸びていていました。
その中へ突入してすぐ目に付いた花。
マメアサガオ ?
直径1センチほどの小さい花がからまるようにちらほらと咲いていました。
そんな藪の中にはバッタが隠れています。
ハネナガイナゴ (バッタ科)
にらめっこしているとだんだんと首をかしげるようにして体を回転させていきました。
オンブバッタ ペア (バッタ科)
オンブバッタのいた藪の前の地面に咲いていた花。
ベニバナのゲンノショウコだと思って撮っていると・・
アカバナユウゲショウ
アブが横から割り込んできてくれました。
こちらは正真正銘。
ゲンノショウコ
この花が咲いていたのは土手の終点にあるビオトープ。
何やら手入れをしている人がいました。
ここは毎年ホタルが観察できるのですが、それはこういう方々のお陰なんですね。
来年の夏に向けて今から環境を整える必要があるわけです。
ホタルのエサとなるカワニナが生息できるようにしているのかと聞いてみたら、違いました。
ここではこの貝がエサとなるようです。
サカマキガイ
このおばあちゃんはボランティアかつ趣味でやられているようでしたが、元々はこの坂月川のトンボを観察することが趣味だったとか。
ここには30種類以上のトンボがいるとのことでした。
オニヤンマのヤゴも見せてくれました。ヒメコガムシもたくさんいて見せてくれました。
おばあちゃんは昆虫たちの世話をし、育て、観察するのが楽しくてしようがないと言ってました。
こうして手入れ作業をするようになって10年間、医者の世話にもなっていないとも・・・
二人しゃがんでそんなことを話している周りをさっきからオニヤンマがくるくると巡回飛行しています。
おしゃべりも終わりにしようとしたら、トンボのために挿している枝にとまってくれました。
オニヤンマ (オニヤンマ科)、 オオシオカラトンボ (トンボ科)
オス同士のこのツーショットはちょっとめずらしい。
さあ、そろそろ帰りましょう。
土手を引き返していると見送ってくれる子がいました。
ツマグロヒョウモン ♂ (タテハチョウ科)
オマケ
一昨日、待望の”イモコレ”が発売されたので、用事を済ますついでにそそくさとお江戸に買出しに行って来ました。
アゲハの幼虫
そう。イモコレとは、芋虫コレクションのことです。
先日の記事に登場したこの子も出てきました。
アケビコノハの幼虫
そして、今回のラインアップの中で一番欲しかったのがこれ。
シンジュサンの幼虫
完成度も一番高いように思います。
ということで、これらはぜんぶストラップなんです。 (いわゆる「ガチャガチャ」)
今日の湯加減
セスジスズメを飼育してみて、あらためて昆虫の変身の様子に感動しました。
羽化不全の子がでたのはザンネンでしたが、あの台風の中では全滅だった可能性が高いと思います。
(採取した場所にそのままいたとすると)
ということで、次回は”変態”について書いてみようと思います。
と宣言しとかないと書かない(書けない)かもしれないので、自分に対する課題付与です。
ちなみに今晩の日曜洋画劇場は「トランスフォーマー」・・・”変態するやつ”です(笑)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
羽の形が本当にカッコいいですね!
一般的な蛾のイメージとは違いますね。
by sasasa (2013-09-22 21:34)
弱肉強食の世界ですね。
食うか食われるかの世界。ほんと怖いです。
冗談ではなく、人間社会の焼肉定食で良かったです^^
by aidesu (2013-09-23 03:03)
ストラップとは気付きませんでした。良く出来ていますね。
by Silvermac (2013-09-23 07:02)
おはようございます^^
蝶や蛾は全く幼虫の頃から成虫が同じと思えない変わりようですよね^^
我家でルリタテハの羽化を観察したことがありますが、時間が永過ぎて(--;
by mimimomo (2013-09-23 07:14)
幼虫って、色といい、模様といい、最高に面白いですね。
でも、これって売れるのかな?
ガの成虫も、顔が大好きです。
by さとし (2013-09-23 07:17)
>さささん
スズメガの仲間は直線的な翅のが多いですが、この子はみごとなシェイプです^^
模様まで直線的ですからね。
>aidesuさん
食うか食われるかの世界では暮らしたくないです。(シゴトとしても^^;)
焼肉定食・・そういえば最近食べてないな・・^^
>Silvermacさん
シンジュサンの幼虫は細工がほんと良くできています♪
>mimimomoさん
長丁場ですから、ビデオを設置して撮影するのがいいですね^^;
でも自宅で観察とはうらやましいかぎりです。
>さとしさん
イモムシ、ケムシは嫌われがちですが、かわいい子もたくさんいますよね。
蛾の顔がおすき? なかなかのコアファンですね♪^^
これ、売れますよ。だってひとりで3個も買ってる人がいるんですから。
by ぜふ (2013-09-23 07:44)
お早うございます。
セスジスズメを見てビックリ仰天 !! つい先日フェンスに止まっている
蛾(?_?)と全く同じだったからです。名前も分からないまま撮りました。
イモコレ・・・苦手だけどカワイイですねσ(^◇^;)
by yakko (2013-09-23 08:50)
イモコレのストラップは一瞬びっくりします^^;
USBメモリーなんてできひんかな(笑)
by barbie (2013-09-23 08:58)
見事にトランスフォーマーしてくれたんですね。 ^^
羽化不全は残念でしたが、命が助かってよかったです。
それにしても、すごい流線型のフォルムですね。どうやって飛ぶんでしょう? 飛び方も他のとは違うのかな?
おばさん、ご苦労様です。こういう方のおかげで、環境も守られているんですね。
ストラップ、おもしろいです。見せたら、引いてしまう方もいるんでしょうね笑
by moz (2013-09-23 08:58)
セスジスズメ、育てるのもそれなりに好みの植物を入れて育てているんでしょうね!
イモコレのストラップ、知る人ぞ知るおもちゃなんでしょうね?
by g_g (2013-09-23 09:01)
セスジスズメ、ステルス戦闘機のようでカッコイイですね^^
by yayu-chang (2013-09-23 12:39)
ちょっと気の毒な子もいたのは残念でしたが、無事に羽化出来た子もいたので、良かったです。
僕の知る限り、闇雲に虫を嫌う女性が多いような気がしますが、年配の女性で、虫が好きな方というのは、とても素敵ですね。
そういう場所の保全をして下さるのは、とても有り難いことです。
by albireo (2013-09-23 14:22)
なんとも、リアルなストラップ、、びっくりです
おばあちゃんのような方だ、みえるからホタルの環境も
整えられているのですね、
感謝の気持です
by engrid (2013-09-23 17:08)
>yakkoさん
近くにヤブカラシやサトイモ、サツマイモなどの蔓性の植物がありませんか?
イモコレはさすが海洋堂というデキ映えです^^
>barbieさん
USBメモリはあってもおかしくないですね。PCにささってたら楽しい♪
>mozさん
こうして手入れをすることが健康法だとも言ってましたがありがたいことです。
ストラップはもう何人かに見せましたが引き気味ですね・・^^;
>g_gさん
幼虫のエサはヤブカラシです。
イモコレは第二弾じゃないかと思います。予備を買いに行かないとと思っています(笑)
>yayu-changさん
コンコルドにも似てますよね♪
>albireoさん
女性は虫嫌い率が高いですが、なぜかイモムシ好き率は男性より高い気がします^^
この方はトンボ好きだったですけど、おかげでトンボ以外の虫も観察できてありがたいですね。
>engridさん
ドキッとされてしまいますがなかなかいい虫アイテムだと思います。
おばあちゃん、顔まで泥まみれでしたがとても楽しそうでしたよ^^
by ぜふ (2013-09-23 23:14)
セスジスズメの姿は天然のジェット機ですね。
いやまあ、ジェット機の方が彼らをまねたのかな(笑)
見事な飛翔体。すごく速そうです。
by うえいぱうわ (2013-09-24 22:10)
>うえいぱうわさん
スズメガの仲間の翅の回転はとても速いですよ。
普通の蛾はできませんが、この子たちはホバリングできます♪
ちなみに英名は”Hawk Moth”
by ぜふ (2013-09-24 23:00)
アップで見て驚きました。こんなに毛がフサフサなんですね。昆虫には毛が生えているというイメージがなかったもので。
イモコレは、ものすごいインパクトです^^;。
by sakamono (2013-09-28 12:30)
>sakamonoさん
蛾にかぎらず、チョウチョも意外に毛むくじゃらな子が多いですね^^
イモコレは周りのひとにもインパクト大のようでいいネタになってます♪
by ぜふ (2013-09-29 07:20)
スズメ蛾は戦闘機みたいシルエットですね。
それにしてもぜふさん・・・
ストラップがマニアックすぎますゼ(笑)
by 響 (2013-09-29 19:23)
息子が保護したセスジスズメガの幼虫も羽化に失敗して羽が曲がっている為、そのまま育てようと思っているのですが、初心者なので餌やどのような環境で育てたら分からないので教えて頂けると嬉しいです。
by ヨネ (2021-07-27 12:55)