"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
夏の課題虫 [トンボ]
実は食虫植物群落を見に行った帰り、チバ市内のとある大きな公園に寄り道をしました。
特に目当てはなかったのですが、下夕田池に行ってみると、この子がいました。
地域によっては絶滅危惧種指定されいているトンボですが、チバはいくつかの場所で観察できます。
6月中旬から羽化するようですが、7月中旬~8月中旬がピークと思われるので夏休みとぴったり重なるトンボです。
だからというわけではないのですが、毎年夏休みの時期にはこの子を撮影するのが恒例になっています。
でも何故いままで記事に載せなかったかというと、
この時の写真のデキにどうしても不満があって、リベンジしに行こうと思っていたからです。
どんなトンボでも、飛行写真はなかなか撮るのがむづかしいですが、このときは池の上にたくさん飛び交っていたので、チャンスとばかりにトライしてみたのです。
ところが結果は散々なものでした。
水面にハスの葉がたくさん浮いていてAFが効かない(遅くなる)のも大きな要因ですが、それはイイワケ。
時間はあったので粘りたおそうかとも思いましたが、この日は猛暑日だったこともありギブアップしたのでした。
それからもう半月以上経ってしまったのですが、今日やっとリベンジに行ってきたのですが・・
前回使用したズームはやめて100mmマクロ1本で立ち向かったのですが返り討ちにあってしまいました。
数も少なくなっていたし、翅が傷んでいる子ばかり・・というのもイイワケです。
もっと修行を積みます。
結局、前回の中の一枚の方がマシのような気がしますので、反省をこめて載せておきます。
さて、今日はホームフィールドの観察会でもありました。テーマはセミ。
みなさん(大人も)夢中になってぬけがらを集めていました。
が、そんな様子を横目で見つつ、別のものにカメラを向けるいつものパターン。
ウマノスズクサをおいしそうにもりもり食べていました。(3匹いました)
林縁の半日陰にはセンニンソウやツリガネニンジンが咲いていましたが、いつもより少ない。
反対にここでははじめて見た気がする花が。
これを撮っているとセセリンがやってきてくれました。
もう一種類。
ツリガネニンジンを撮ろうとしたら、大きなのが。
参加者の方が別の個体を網でつかまえて、子どもたちに持たせてあげていました。
代わる代わるに持って皆おおよろこびでした。
今日は初見の子もいました。
今までなぜかここで見られなかったゴマダラチョウを見ることができました。(写真はなし)
それからこの子。
なんと田んぼの稲穂の波の上をひらひらと舞ってくれました。(上はその後の写真)
あんまり低空飛行はしないと思いますが、写真で見るとわかるとおり翅が少し傷んでいたせいかもしれません。
それと忘れてはいけないのがこれ。
参加家族の中のひとりのパパがセミのぬけがらを探していてゲット。
観察会のあいだは虫かごに入れてみんなで観察しましたが、ここは採集禁止なので解散後に放虫。
ぼうやはザンネンがっていましたが、ダダをこねることもなく物分りのいい子だったようです。
こうべを垂れはじめた研修田を見ていると、上空からトンボが墜落しました。
青白いトンボと薄茶色のトンボがからまりあっているように見えたので、シオカラトンボのペアかなと・・
どうやら様子が変です。
オスのシオカラトンボが上からのしかかったまま、着水したまま水面でじっとしています。
よおく見てみると下になっているのは、ノシメトンボでした。
どうやらシオカラトンボに捕食されてしまったようです。
しばらく観察していると、水面から舞い上がって畦の上に着地しました。
シオカラトンボが首のところに噛み付いているなとシャッターを押す直前、ノシメトンボの頭がぽろりと落ちました。
同種同士でも共食いすることがあるくらいですから、これはめずらしいことではありません。
今日の湯加減
特に目当てはなかったのですが、下夕田池に行ってみると、この子がいました。
チョウトンボ (トンボ科) 7.28 撮影
地域によっては絶滅危惧種指定されいているトンボですが、チバはいくつかの場所で観察できます。
6月中旬から羽化するようですが、7月中旬~8月中旬がピークと思われるので夏休みとぴったり重なるトンボです。
だからというわけではないのですが、毎年夏休みの時期にはこの子を撮影するのが恒例になっています。
でも何故いままで記事に載せなかったかというと、
この時の写真のデキにどうしても不満があって、リベンジしに行こうと思っていたからです。
どんなトンボでも、飛行写真はなかなか撮るのがむづかしいですが、このときは池の上にたくさん飛び交っていたので、チャンスとばかりにトライしてみたのです。
ところが結果は散々なものでした。
水面にハスの葉がたくさん浮いていてAFが効かない(遅くなる)のも大きな要因ですが、それはイイワケ。
時間はあったので粘りたおそうかとも思いましたが、この日は猛暑日だったこともありギブアップしたのでした。
それからもう半月以上経ってしまったのですが、今日やっとリベンジに行ってきたのですが・・
前回使用したズームはやめて100mmマクロ1本で立ち向かったのですが返り討ちにあってしまいました。
数も少なくなっていたし、翅が傷んでいる子ばかり・・というのもイイワケです。
もっと修行を積みます。
結局、前回の中の一枚の方がマシのような気がしますので、反省をこめて載せておきます。
*
さて、今日はホームフィールドの観察会でもありました。テーマはセミ。
みなさん(大人も)夢中になってぬけがらを集めていました。
が、そんな様子を横目で見つつ、別のものにカメラを向けるいつものパターン。
ジャコウアゲハの幼虫
ウマノスズクサをおいしそうにもりもり食べていました。(3匹いました)
林縁の半日陰にはセンニンソウやツリガネニンジンが咲いていましたが、いつもより少ない。
反対にここでははじめて見た気がする花が。
ホトトギス (種類は不明)
これを撮っているとセセリンがやってきてくれました。
ヒメキマダラセセリ (セセリチョウ科)
もう一種類。
コチャバネセセリ (セセリチョウ科)
ツリガネニンジンを撮ろうとしたら、大きなのが。
オニヤンマ ♀ (オニヤンマ科)
参加者の方が別の個体を網でつかまえて、子どもたちに持たせてあげていました。
代わる代わるに持って皆おおよろこびでした。
*
今日は初見の子もいました。
今までなぜかここで見られなかったゴマダラチョウを見ることができました。(写真はなし)
それからこの子。
オオムラサキ ♀ (タテハチョウ科)
なんと田んぼの稲穂の波の上をひらひらと舞ってくれました。(上はその後の写真)
あんまり低空飛行はしないと思いますが、写真で見るとわかるとおり翅が少し傷んでいたせいかもしれません。
それと忘れてはいけないのがこれ。
ノコギリクワガタ ♂ (クワガタムシ科)
参加家族の中のひとりのパパがセミのぬけがらを探していてゲット。
観察会のあいだは虫かごに入れてみんなで観察しましたが、ここは採集禁止なので解散後に放虫。
ぼうやはザンネンがっていましたが、ダダをこねることもなく物分りのいい子だったようです。
オマケ
こうべを垂れはじめた研修田を見ていると、上空からトンボが墜落しました。
青白いトンボと薄茶色のトンボがからまりあっているように見えたので、シオカラトンボのペアかなと・・
どうやら様子が変です。
オスのシオカラトンボが上からのしかかったまま、着水したまま水面でじっとしています。
よおく見てみると下になっているのは、ノシメトンボでした。
どうやらシオカラトンボに捕食されてしまったようです。
しばらく観察していると、水面から舞い上がって畦の上に着地しました。
シオカラトンボが首のところに噛み付いているなとシャッターを押す直前、ノシメトンボの頭がぽろりと落ちました。
同種同士でも共食いすることがあるくらいですから、これはめずらしいことではありません。
今日の湯加減
立秋を過ぎても、お盆を過ぎても暑さは一向にやわらぎませんね。まさに”蒸し風呂”のような毎日です。
それでも今日は風がいささか強く吹く日で、日陰でその風を受けると、かすかに秋の気配も感じました。
過ぎ行く夏を惜しむ気分と過ごしやすい秋が待ち遠しいという気持ちがないまぜになってフクザツです。
ところで昆虫塾の次回採集会はチバ開催になるかもしれません。
しかも狙いは例のチョウチョ。
さて、どうなりますか・・フクザツな気分です。
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チョウトンボをgetですね。(^^)//""""""パチパチ
by Silvermac (2013-08-19 06:09)
秋の気配は感じています
すっかり蝉の声が、きかれなくなってきました
チョウトンボは、美しい優雅な姿、みとれています
by engrid (2013-08-19 07:27)
おはようございます^^
チョウトンボはトンボの中でもいっそう難しいですよね。わたくしは普通のトンボでも飛んでいるところを写せないし、ましてやチョウトンボは絶対無理(;、;
さすがぜふさん、飛翔姿が写せるだけでも尊敬です。
このホトトギスはヤマホトトギスかしらね。あまり茎の毛もないような感じだし。
by mimimomo (2013-08-19 07:46)
チョウトンボは今まで一度も見たことが無いですが
やはり池がある方を歩かないからかな?
ヤマホトギスにセセリ、奇麗ですね。
by g_g (2013-08-19 08:25)
いつも、興味深く拝見しています。
蜻蛉は共食いすることもあるのですか。驚きました。
by アヨアン・イゴカー (2013-08-19 11:29)
アゲハを追いかけようとしましたが、あっさり振り切られたのは
良い思い出です(笑)
ちょうでも、あれなんだから、それより運動性能が高そうな
トンボは、さらに難敵な気がしますー(笑)
by うえいぱうわ (2013-08-19 17:43)
>Silvermacさん
ん~getとまでは言えない気がします、満足はしていないという意味で^^
精進します。
>engridさん
こちらはまだ、ミンミン、アブラが元気よく、ツクツクもまばらですね。
チョウトンボはお気に入りのトンボなのですが、なかなかうまく撮れません^^;
>mimimomoさん
チョウトンボはホバリングもしてくれる分、撮りやすいかもしれませんが、
動きの不規則さはダントツですね^^; ハイレベルです。
ヤマホトトギスですか、なるほど、ありがとうございます。
>g_gさん
チョウトンボは池や沼にしかいないと思います。 川にはまずいませんね。
ヤマホトトギスがここ(谷津田)にあるとは思いませんでした^^
>アヨアン・イゴカーさん
なわばり争いの結末ではないと思いますが、蚊やハエよりは効率よく栄養摂取できるでしょうね。
>うえいぱうわさん
予測のし辛さという意味では、チョウトンボとアゲハはどっこいでしょうね。
おなじ”チョウ”ですし^^
by ぜふ (2013-08-19 21:37)
チョウトンボは、佐倉の姥が池で、撮ったことがあります。
どちらにしても、飛んでいる虫を撮るのは、至難の業ですね。
昆虫を、自由に捕まえられない、今の子供は可哀そうだと思いますが、これだけ自然が失われてしまうと、それも仕方の無い事かと思います。
家の近くの耕作放棄地も、どの範囲までかは不明ですが、既に一部が売却され、宅地となってしまうようです・・・
by albireo (2013-08-19 21:56)
子供の頃、ギンヤンマは捕れたのですが
オニヤンマだけは探すのも難しかったな。
by ごろすけ (2013-08-19 22:54)
こんばんは。
チョウトンボ、素敵ですね〜 !
セセリンは可愛いですね。私もこの夏、庭で初めて撮りました。
最後のトンボ、ショックです・・・(-.-;)y-゜゜
by yakko (2013-08-19 23:30)
>albireoさん
幸いチバにはまだチョウトンボがあちこちにいますね^^
ノコを持って帰れないのはかわいそうでしたが、自然の虫に触れることができただけでもその子のいい思い出と感性のタネになったと思います。
>ごろすけさん
今年はオニヤンマの当たり年のようです^^
逆にこのフィールドにはギンヤンマがいないんですよ^^;
>yakkoさん
今年はセセリンがとても少ない気がします。 そちらはどうでしょうか。
自然の摂理でシオカラトンボのようにたくましい種は個体数も多いんですよね。
by ぜふ (2013-08-20 06:48)
チョウトンボ初めて見ました
羽のツートンがいい感じ
なぜか我が家のミニの屋根にトンボが卵を
産みつけている なぜに?水なんて無いのに?
by lucky13 (2013-08-20 08:28)
こんにちは。お久しぶりです^^
チョウトンボ・・・はじめて見ました(*'o'*)
羽根が、蝶々を思わせる優雅な感じですね。
えっ、トンボって、共食いしちゃうことがあるのですか(驚!!)
by Rita (2013-08-20 13:58)
トンボは最近少なくなりましたね、近くの用水路に沢山いたんですが今年は殆ど姿が見えません、やはり暑いせいでしょうかね。
by 馬爺 (2013-08-20 20:30)
>lucky13さん
もうきっとお分かりかと思いますが、車の屋根が青いからですね、きっと。
水面だと勘違いするんです^^;
クルマの屋根に限らず、ブルーシートなどにも産卵してしまいますね。
>Ritaさん
お気に入りのトンボでここ数年撮り続けています。 翅の形がユニークでしょ。
シオカラトンボは特にですが、共食いしますね・・
>馬爺さん
暑さよりもヤゴの棲む水質変化の影響のほうがはるかに大きいと思います。
トンボは飛翔能力が高い昆虫なので避暑もできますから・・
by ぜふ (2013-08-20 22:19)
子供達のトンボの持ち方、どこを持っているのですか?
私はトンボは翅を持つものだと、というか、
それしか知らなかったので、もしかしたら間違った持ち方してたのかも。
シオカラトンボの捕食風景、私も初めて知りました!衝撃^^;
by かおりん (2013-08-20 23:06)
お写真を拝見してチョウトンボがひらひら舞う姿を見に行きたくなりましたが
この暑さでは。。。。
例のチョウチョって誰だろう?
by masao。 (2013-08-21 04:42)
飛行している昆虫を撮るのはなかなか難しいですよね。
AFが追いつかないし、何回もトライしないとダメなのでしょうね。でも、チョウトンボ、ちゃんと撮られていますよね ^^v
オニヤンマ、今まで捕まえたことがないです。速くて・・・ ^^;
子ども達、喜んだことでしょうね。
ホトトギス、こんなに咲いていましたか? 北鎌倉で先週一輪だけ見ました。
また行って見ます。
by moz (2013-08-21 05:55)
>かおりんさん
するどい観察力! そう、持ってないんです^^ 木の枝にとまらせているの。
最初は閉じた翅を指ではさんでいて、トンボに枝をつかませます。
その掴んだ枝を持つとこのような状態に♪ もちろんしばらくして飛び立ちました。
>masao。さん
暑さがやわらぎませんね・・でもはやく見に行かないとこの子達ぼろになっちゃうし・・悩ましいですねぇ^^;
例のチョウチョは乞うご期待!です^^
>mozさん
こういう背景だとまずAFは使えませんね^^; 置きピンかMFになります。
オニヤンマは同じ場所を行ったり来たりするので追いかけずにじっと待つのが捕まえるコツですね。
by ぜふ (2013-08-21 06:44)
トンボ同士の共食いはちょっとショック^^;
被写体として蝶よりトンボはさらに難易度が高い気がします。
by barbie (2013-08-21 07:44)
珍しいトンボですね。
僕のよくいくブログでペンタックス使っている人で
トンボ、鳥の飛行写真撮るのにDA300mm使ってますよ^^
アベノミクスで買っちゃいましょう!
by aidesu (2013-08-21 10:35)
はじめまして
虫撮り超初心者です
いろいろ勉強させていただきます
by あお (2013-08-21 16:17)
>barbieさん
静態だとトンボのほうが難易度低いんですけどね・・
チョウトンボはかなりのハイレベル^^;
>aidesuさん
あ、飛んでる写真の2枚目、フルズームじゃないけどDA300です^^
トリミング前提でDFA100でがんばりましたが暑さに心が折れました・・^^;
>あおさん
はじめまして。 虫撮りの世界へようこそ^^
by ぜふ (2013-08-21 22:27)
チョウトンボに会いたくて
ウロウロしていますが今年は見ないです。
やっぱり数が減ってるのかな?
トンボの共食いは改めて肉食だったんだなって思っちゃいますね。
by 響 (2013-08-22 19:56)
>響さん
それはザンネンですねー チョウトンボの棲める環境を保全してもらいたいですね。
トンボは雑食でもありますが益虫ですからね・・
by ぜふ (2013-08-23 06:53)
幼虫関係は、ちょっと苦手ですが、このジャコウアゲハの幼虫、なんだかカワイイですね。形も色も大きさも^^。オニヤンマ、子供に持たれている写真で、その大きさにビックリです。
by sakamono (2013-08-23 11:21)
はじめまして。
拙いブログにお越し戴ありがとうございました。
花や昆虫類は暑さにもめげずに活発ですね。
オニヤンマに遊ばれちゃって、熱中症になりそうでしたが
逃げられて諦めがつきました^^;
by akanenosora (2013-08-24 14:37)
>sakamonoさん
ジャコウの幼虫は個体差がありますが、イモムシでもケムシでもない、この
フシギな姿がアニメちっくでおもしろいですね♪ サナギもユニークですが^^
>akanenosoraさん
オニヤンマは何度でくわしても惹かれますね。
でも熱中症になるほどには熱中しないように・・^^;
by ぜふ (2013-08-24 22:02)
なるほど、オニヤンマは待ち伏せなんですね。 ^^
by moz (2013-08-25 13:40)