"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Swarm [探虫行]
ムシブロ屋にとってみると、フィールドは1週間前とまったく変わっていました。
いつだか、ひょいと顔を出して、あっという間に姿を消した、今年の春。
やっと、戻ってきました。
やっと、虫の春がきました。
「おかえり。 待ってたよ。」と虫たちも口々につぶやいたことだと思います。
レギュラーフィールドのひとつ、坂月川のセイヨウカラシナの花にもミツバチやハナアブをたくさん観察できました。
ずいぶん前から咲いてはいたのですが、虫がいるのといないのではまるっきり見た目が違います。
虫たちもみんな、今か今かと待ち構えていたのでしょう。
モンシロチョウやモンキチョウをはじめ、いろんな虫たちが飛び回っていました。
ツバメシジミもここでは今年初見でした。
この子たちも団体さんでデビューです。(クイズではありません)
何匹いるか数えなくていいです。(フレームアウトしている子たちが他にも周りにいたので)
みんな今朝羽化したんでしょうね。こんな風に整列している様子も撮れました。
女子率が高いようでしたが・・
(どれくらいが普通の比率なのかはわかりません)
川沿いを川とは反対側の草むらや藪をチェックしながら探虫して歩いていきましたが、シオヤトンボはまるでハンミョウのように、次々と行く先の地面に舞い降りてくるほどたくさんいました。
何気なく対岸が気になって、ふと川岸を見下ろすと、コンチューターが何かに反応しました。
水辺で何かがパタパタ、ヒラヒラと動いていますが、モンシロなどの普通のチョウチョじゃない気がする。
少し距離がありましたがよく見ると、しかしそれは普通のアゲハ、”ナミアゲハ”でした。
ただし。
この子たちも団体さんだったのです。
オスのチョウは、こうして群れで吸水することがあります。
こちら側からだと遠かったので、反対岸にわたって撮ろうと、そそくさと橋を渡りました。
対岸からは水辺に降りることができたので、そっとそっと近寄って・・
吸水する理由はミネラル分の補給や体温調節などが考えられるそうですが、はっきりとは解明されていないようです。
なぜ群れで吸水するのかはさらにナゾです。
(単独でもします)
この直後何かに反応して、一斉に飛び立ってしまいましたが、例のごとくすでに地べたに座り込んでいたので、ついでということで休憩しながら舞い上がった彼らをのんびり眺めていました。
四散するかと思ったら、なぜか彼らは10数メートルの範囲に滞留しています。
これはひょっとすると、と思い、なおもそのままじっと石になって待っていると、一匹がまた舞い降りてきました。
すると、別の子も。
まるでトンボのようにほぼ同じ場所に戻ってきました。
もっと待てばひょっとしたら他の2匹も戻ってきたかもしれませんが、観察はここまでにしました。
今日の湯加減
ということで、昨日の湯加減
いつだか、ひょいと顔を出して、あっという間に姿を消した、今年の春。
やっと、戻ってきました。
やっと、虫の春がきました。
「おかえり。 待ってたよ。」と虫たちも口々につぶやいたことだと思います。
レギュラーフィールドのひとつ、坂月川のセイヨウカラシナの花にもミツバチやハナアブをたくさん観察できました。
ずいぶん前から咲いてはいたのですが、虫がいるのといないのではまるっきり見た目が違います。
虫たちもみんな、今か今かと待ち構えていたのでしょう。
モンシロチョウやモンキチョウをはじめ、いろんな虫たちが飛び回っていました。
ツバメシジミもここでは今年初見でした。
ツバメシジミ ♂
この子たちも団体さんでデビューです。(クイズではありません)
シオヤトンボ (群れ)
何匹いるか数えなくていいです。(フレームアウトしている子たちが他にも周りにいたので)
みんな今朝羽化したんでしょうね。こんな風に整列している様子も撮れました。
シオヤトンボ (群れ)
女子率が高いようでしたが・・
(どれくらいが普通の比率なのかはわかりません)
*
川沿いを川とは反対側の草むらや藪をチェックしながら探虫して歩いていきましたが、シオヤトンボはまるでハンミョウのように、次々と行く先の地面に舞い降りてくるほどたくさんいました。
何気なく対岸が気になって、ふと川岸を見下ろすと、コンチューターが何かに反応しました。
水辺で何かがパタパタ、ヒラヒラと動いていますが、モンシロなどの普通のチョウチョじゃない気がする。
少し距離がありましたがよく見ると、しかしそれは普通のアゲハ、”ナミアゲハ”でした。
ただし。
この子たちも団体さんだったのです。
アミアゲハ ♂ 集団吸水
オスのチョウは、こうして群れで吸水することがあります。
こちら側からだと遠かったので、反対岸にわたって撮ろうと、そそくさと橋を渡りました。
対岸からは水辺に降りることができたので、そっとそっと近寄って・・
吸水する理由はミネラル分の補給や体温調節などが考えられるそうですが、はっきりとは解明されていないようです。
なぜ群れで吸水するのかはさらにナゾです。
(単独でもします)
オマケ
この直後何かに反応して、一斉に飛び立ってしまいましたが、例のごとくすでに地べたに座り込んでいたので、ついでということで休憩しながら舞い上がった彼らをのんびり眺めていました。
四散するかと思ったら、なぜか彼らは10数メートルの範囲に滞留しています。
これはひょっとすると、と思い、なおもそのままじっと石になって待っていると、一匹がまた舞い降りてきました。
すると、別の子も。
まるでトンボのようにほぼ同じ場所に戻ってきました。
もっと待てばひょっとしたら他の2匹も戻ってきたかもしれませんが、観察はここまでにしました。
今日の湯加減
実は本編は昨日のことでした。
他にも巡回したいところがあったので切り上げたのですが、その場所は空振り。
それがわかっていれば、ずっとこのアゲハたちを観察していればよかったと後悔しました。
でも、今日は今日とて、朝からお天気でしたので、フィールドの巡回を継続しました。
今度向かったのは、もう一つのレギュラーフィールドの都川。
その成果はまた次回のお楽しみ。
ということで、昨日の湯加減
昨日は夕方から久しぶりにファーブル昆虫館に行きました。
奥本館長やスタッフの皆さんはじめ、館長の教え子の学生もゲストとして交えての懇親会でした。
標本教室などもするワークスペースが会場なのですが、ちょっとした食べ物やツマミを買い出してきて
テーブルコンロでソーセージなどを焼き、おしゃべりしながらビールやワインを飲むという、
大学のゼミでやる飲み会そのもののやわらかい雰囲気なんです。
話題も”虫”には限りません。
昨日一番盛り上がったのは、昭和のアニメでしたが、虫関係ではもうひとつ。
初音ミクの向こうを張って、”虫音ミク”を立ち上げようという話題になり、サンプリングする鳴声はどの虫にするかと・・・ミンミンミーン? リンリンリーン? スイーッチョン?
・・・やっぱりいまひとつ盛り上がりませんでした(笑)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
蝶類早くこちらの写真のように撮ってみたい(^.^) 昨日始めてキアゲハだと思いますが飛び交っていました、動きが速く目で追うのが関の山、カメラに納めるのは何時の日か・・・
by g_g (2013-04-30 06:22)
お早うございます。
トンボ アゲハ の集団にビックリ(゜ロ゜) 何なんでしょう〜 !
良いところに遭遇されましたね。「虫音ミク」は面白そうです。
by yakko (2013-04-30 08:42)
昆虫が集まるスポットがあるのですね。秘密でしょうね。(^。^)
by Silvermac (2013-04-30 09:37)
こんにちは^^
虫たちが一斉に出て来た感がありますね。昨日我家の庭にもアゲハ蝶。
黒い色でしたのでナガサキアゲハかしら~などと思いながら、カメラ持ってなかったし、ただ見ていただけ~
それからヒラタアブと思しき虫もホバリングしながら蜜を求めていたのかあちこちで見かけました。
昆虫類って群れるのが好きなのかしら^^ うちで見かける蝶はいつも一頭かせいぜい二頭。
by mimimomo (2013-04-30 10:13)
給水かあ。
単純にのどが渇いてーとかではないんでしょうね(笑)
by うえいぱうわ (2013-04-30 19:04)
もう、アゲハをこんなに撮られたのですか。
僕は、せいぜい1~2度見掛けたくらいです。
奥本大三郎さんなら、会話も楽しいのでしょうね。
僕は、奥本さんのエッセイが好きですが、あのユーモアの感覚は、素晴らしいですね。
by albireo (2013-04-30 22:26)
>g_gさん
アゲハとキアゲハは見つけるのは簡単ですが、撮るのは大変なチョウチョです。
忍耐力が試される被写体ですね^^ (この記事の子たちは楽でしたけど^^;)
>yakkoさん
アゲハの群れは我ながらよく見つけたものだと感心しました^^
虫音ミクもいいアイデアでしょ?
>Silvermacさん
大勢の方が散歩している土手ですが、ほとんど誰も気がつきません。
なので秘密にしているわけではないですが、宣伝もしません^^;
>mimimomoさん
アゲハやハチやアブが一斉に出てきましたね♪
ナガサキは緑化植物園で見かけました。
群れる昆虫はめずらしくないですね。(もっとも昆虫に限ったことではないけど)
>うえいぱうわさん
のどが渇いて・・ということではないですね。なぜなら、自分の体積以上の水を吸いますからね。人間にはできません^^;
>albireoさん
ナミアゲハはかなりの頭数見かけましたね。キアゲハは数頭だけです。
館長のユーモアは最高です♪
ちょっとブラックなのやナンセンスなものと、バラエティーも豊富なんですよ。
ここでは紹介できませんが・・^^;
by ぜふ (2013-05-01 00:14)
私も最近いろいろなチョウチョを見かけるのですが、みなさん忙しそうでなかなか立ち止まってくれないんですよ。
やはり吸水ポイントを探した方がいいんですかね?
by さとし (2013-05-01 06:00)
一度お伺いした時に、最初の画面の色鮮やかな虫の名を思い出せませんでした。ハンミョウではないかと今思い出しました。
川に泳ぎに行くときに必ず、道案内をするように前を飛んでいました。
by 月夜のうずのしゅげ (2013-05-01 20:53)
>さとしさん
アゲハの仲間は不思議なくらい花にもなかなかとまらないですよね^^;
でも必ず吸蜜するのにとまります。メスが産卵するときも撮影チャンスです。
とにかく”忍耐”ですかね・・^^
>月夜のうずのしゅげさん
ハンミョウです。とても好きな昆虫です。別名、ミチオシエともいいますね^^
川に泳ぎに・・情景が目に浮かぶようです。。
by ぜふ (2013-05-01 22:24)
この間NHKで、埴沙萌さんという、82歳の写真家さんが
植物と小さな生き物を素晴らしく写しているのを拝見しました。
ぜふさんも、生き物大好き、自然大好き。
こんな目線で、いろいろなものを見られたら楽しくって素敵ですね^^
by ☆marilyn (2013-05-02 08:17)
花が咲き
虫が飛ぶ
そんな春に、ようようなりましたね
フィールドも、賑やかに
春は、こうでなくてはね
by engrid (2013-05-02 17:45)
>☆marilynさん
その方は知りませんでしたが、植物専門の方はめずらしいでしょうね。
自然の中の生き物(特に虫ですが^^)を観察するのは楽しいです。
イノチの活動・躍動を感じるのが楽しいのだと思います。
>engridさん
やっと啓蟄を迎えたような気分でした^^
にぎやかな春を満喫したいですね♪ 夏が来る前に・・
by ぜふ (2013-05-03 09:06)
トンボの整列面白いです。
見てみたいです。
by 響 (2013-05-03 13:20)