"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
春から冬へ? [観察会]
二十四節季の”穀雨”だった昨日、2年ぶりくらいにフィールド・ミュージアムに参加してきました。
これは県立博物館が主催するもので、今回は「山の学校」、お題は”晩春の山の生き物”でした。
チバの山の中の自然観察路を歩きながら、動植物を観察したり、ときには地層の観察をすることもあります。
この日は気温がとても低くて、会える生き物は少ないだろうという予告と注意事項を聞いてからいざ出発。
観察路に入ってすぐ、観察指導員の方が鳥の鳴き声に気がついて教えてくれました。
はじめて聞きましたが、「シィシィシィシィシィ・・・」とやや長く鳴く、ヤブサメという鳥だそうでした。(写真はナシ)
ここでは5月頃から聞こえ出すということでしたので今年はやや早いのだそう。
ツクバネウツギの開花も半月ほど早かったようです。
この辺りは”ミツバツツジの里”ともいわれており、地域名を冠するキヨスミミツバツツジを愛でながら歩いていきます。
しばらく進んで、やっと指導員の方が昆虫を見つけてくれました。
とまっているの花はコバノガマズミ。 こういう花にはコメツキやカミキリムシなどの甲虫が好んで訪れます。
またしばらく歩いて、最初に自力で見つけたのはこの子。
尻を上げるのはオスだけなのでオスメスの見分けは簡単です。
それから扉の写真の展望台を経由して、1時間弱歩きましたがみごとに何もいませんでした。
かろうじてコンチューターが木の根っこの穴の中にいる、1センチほどの虫を感知しました。
翅の模様が上のヤマトシリアゲに似ていますが、シリアゲムシの仲間ではありません。
ヤドリバエの仲間のヒラタハナバエに似ています。
この直後、天気予報が残念ながら的中して雨が降ってきたため、少し早めに観察会は終了しました。
でも当然、これでは”腹の虫”が収まらないので、ひとりで残業することに。
雨が降っていれば、当然、虫も雨宿りするわけなので、トンネルの中を探索することにしました。
まずはトンネルの右側の壁にいた子たち。
当然トンネル内は薄暗いので、マクロ撮影用のLEDライトで照らしています。
次はガガンボの仲間3種。
おもしろいことに2~3メートル間隔で体長が小さいものから順に並んでいました。
(最初のが2センチくらい、次が3センチくらい、最後のが4センチくらいですがどれも未同定)
Uターンして左側の壁面から蛾3種。
翅の模様と縁のギザギザが特徴的なのですがよくわかりません。
チャドクガにも見えるのですが、キレイな黄色をしているし白い帯がないのでこれもよくわかりません。
この蛾↑はトンネルのオレンジの光に照らされているのをそのまま見るととても地味に見えるのですが、
LEDで照らすと・・
実態はなんと、
まったく別の虫に見えるほど、美しい碧色(みどりいろ)をしています。
(昆虫の分類も”グリーン”の虫は”アオ”と称されることが多いのですが、)アオシャクの仲間だと思いましたが、
木のふるさと館に戻って図鑑で調べてみると、アオシャクではなく、コヨツメエダシャクのようでした。
(誤同定かもしれません)
こんなところで残業は終了です。 (かわいいヤスデも這ってましたが掲載自粛)
この時期、あちらこちらで藤の花が目に付きますね。
現地に向かう途中も、林縁や路傍に自生している藤を楽しむことができました。
偶然見つけてお昼を食べた蕎麦屋さんの庭にも咲いていました。
庭に出されているテーブル席で観賞しながら蕎麦をすすることもできるのですが、寒くてやめました。。
今日の湯加減
これは県立博物館が主催するもので、今回は「山の学校」、お題は”晩春の山の生き物”でした。
チバの山の中の自然観察路を歩きながら、動植物を観察したり、ときには地層の観察をすることもあります。
この日は気温がとても低くて、会える生き物は少ないだろうという予告と注意事項を聞いてからいざ出発。
観察路に入ってすぐ、観察指導員の方が鳥の鳴き声に気がついて教えてくれました。
はじめて聞きましたが、「シィシィシィシィシィ・・・」とやや長く鳴く、ヤブサメという鳥だそうでした。(写真はナシ)
ここでは5月頃から聞こえ出すということでしたので今年はやや早いのだそう。
ツクバネウツギの開花も半月ほど早かったようです。
この辺りは”ミツバツツジの里”ともいわれており、地域名を冠するキヨスミミツバツツジを愛でながら歩いていきます。
しばらく進んで、やっと指導員の方が昆虫を見つけてくれました。
コメツキムシの仲間
とまっているの花はコバノガマズミ。 こういう花にはコメツキやカミキリムシなどの甲虫が好んで訪れます。
またしばらく歩いて、最初に自力で見つけたのはこの子。
ヤマトシリアゲ ♀
尻を上げるのはオスだけなのでオスメスの見分けは簡単です。
それから扉の写真の展望台を経由して、1時間弱歩きましたがみごとに何もいませんでした。
かろうじてコンチューターが木の根っこの穴の中にいる、1センチほどの虫を感知しました。
翅の模様が上のヤマトシリアゲに似ていますが、シリアゲムシの仲間ではありません。
ヤドリバエの仲間のヒラタハナバエに似ています。
この直後、天気予報が残念ながら的中して雨が降ってきたため、少し早めに観察会は終了しました。
でも当然、これでは”腹の虫”が収まらないので、ひとりで残業することに。
雨が降っていれば、当然、虫も雨宿りするわけなので、トンネルの中を探索することにしました。
*
まずはトンネルの右側の壁にいた子たち。
ハナカミキリの仲間
当然トンネル内は薄暗いので、マクロ撮影用のLEDライトで照らしています。
次はガガンボの仲間3種。
おもしろいことに2~3メートル間隔で体長が小さいものから順に並んでいました。
(最初のが2センチくらい、次が3センチくらい、最後のが4センチくらいですがどれも未同定)
Uターンして左側の壁面から蛾3種。
ヤガの仲間 (ウスチャモンアツバ?)
翅の模様と縁のギザギザが特徴的なのですがよくわかりません。
ドクガの仲間 (ゴマフリドクガ?)
チャドクガにも見えるのですが、キレイな黄色をしているし白い帯がないのでこれもよくわかりません。
この蛾↑はトンネルのオレンジの光に照らされているのをそのまま見るととても地味に見えるのですが、
LEDで照らすと・・
実態はなんと、
まったく別の虫に見えるほど、美しい碧色(みどりいろ)をしています。
(昆虫の分類も”グリーン”の虫は”アオ”と称されることが多いのですが、)アオシャクの仲間だと思いましたが、
木のふるさと館に戻って図鑑で調べてみると、アオシャクではなく、コヨツメエダシャクのようでした。
(誤同定かもしれません)
こんなところで残業は終了です。 (かわいいヤスデも這ってましたが掲載自粛)
オマケ
この時期、あちらこちらで藤の花が目に付きますね。
現地に向かう途中も、林縁や路傍に自生している藤を楽しむことができました。
偶然見つけてお昼を食べた蕎麦屋さんの庭にも咲いていました。
庭に出されているテーブル席で観賞しながら蕎麦をすすることもできるのですが、寒くてやめました。。
今日の湯加減
”穀雨”の次の節季は”立夏”だというのに・・湯加減低すぎです。というよりも”湯”ではなくて”冷水”ですね。
今日のチバはまた一段と寒くて2月並みの気温というから驚きです。
イベントのタイトルは「晩春の~」でしたが、いつから春の次が冬になったの?と言いたくなりますね。。
昨日の「木のふるさと館」もこんな様子でした。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ミツバツツジに、ヤマフジと、花が咲き始めていますのに
日曜の寒さの戻りには、びっくりしました
桜に、雪のニュースの映像を見ながら、
綺麗なても、思いながら、、写真撮りたいなてね
by engrid (2013-04-22 01:24)
おはようございます^^
ご挨拶が‘寒いですねぇ’と言う四月下旬。四季折々がこれからは二季になるのかしら。
しかしトンネルの中にこんなに色々いるなんて・・・見つけるのが上手ですね。
残業のやり甲斐もあると言うものですね^^
by mimimomo (2013-04-22 06:56)
ウワォ!もうフジが咲いているんですね。
by g_g (2013-04-22 08:57)
初めて見る虫ばかり、アオシャクは蛾の仲間なんですね。
by Silvermac (2013-04-22 09:15)
寒い日が続きます。
ほんとにフィールドに虫がいません。
でもこれだけの虫を撮るなんてムシブロの鑑です。
私は・・・ムシブロ落第です。
by アサギいろ (2013-04-22 21:33)
>engridさん
雪桜の様子はさすがにオツとはいえない気がしますね・・
ミツバツツジの色も心なしかいつもより淡く感じました。
>mimimomoさん
雨季と乾季の二季になるよりはいいですが・・^^;
トンネルの中は少し暖かいですしね、狙い通りでした。
>g_gさん
関東では4月から咲き始めますが、満開になるのは早いと思います。
>Silvermacさん
アオシャクではなく、エダシャクだと思います。
てっきりアオシャクだと思いましたが・・
>アサギいろさん
でかける度に天気が良くない、気温が低いせいもあるでしょうけど、
やはり少ないと思います。悪い予感が当たってしまっています・・
だから、いつもは撮らない虫も撮っています^^;
by ぜふ (2013-04-23 06:24)
こんにちは。
いつまでも寒いですね〜 春はどこに行ったの???って感じです。
いろんな虫がいましたね。グリーンの蛾にビックリ(゜ロ゜)
こちらも山に桜に代わって藤の花が見られるようになりました。
by yakko (2013-04-23 14:53)
ここしばらくは寒い日が続いていましたが、
これから暖かくなってきそうな?
いろんな虫たちが顔をだしてくれるかな。
by うえいぱうわ (2013-04-24 02:09)
>yakkoさん
今日はまた春の嵐だそうですのでお気をつけください。
グリーンの蛾はキレイでしょ?^^
>うえいぱうわさん
そうあってほしいものです。ほんとに・・・
by ぜふ (2013-04-24 06:55)
ガガンボは刺さないけど
蚊に見えて痒くなっちゃう!
しかしあの蛾の色の変貌ぶりには驚きました。
虫の世界って奥が深いですね。
by 響 (2013-04-25 18:42)
立夏なんて、とんでもない話ですね…
この緑の蛾は、見たことがあるような気がします。以前、勤め先から帰る途中で見付けながら、カメラを持っておらず、撮りそびれて悔しい思いをした蛾に、似ているような気がします。
by albireo (2013-04-26 00:33)
>響さん
刺すのはメスの蚊ですね。刺さないのに蚊取り線香でやられるオスはかわいそう?^^
トンネル内のライトの色がグリーンの反対色のオレンジだったのが大きな理由ですね。
奥地への探検は続きます^^
>albireoさん
今度はまた急に暖かくなってきましたね。。オマケに雨風も・・
あざやかなグリーンで、印象に残る蛾ですよね。
分類上はエダシャクなんでしょうけど、分かりやすくアオシャクと呼びたい^^
by ぜふ (2013-04-26 06:05)
ガガンボ、今まで名前を知らずに何度も見た事ある虫ですね。
夏の夜に窓を開けていると、たまに部屋の中に入ってくるです(^_^;)
蚊かもしれないですけど(^_^;)
by sasasa (2013-04-29 21:09)
>さささん
ガガンボは刺さないので、入ってきても大丈夫ですよ。
刺されたとしたら、蚊ですね^^;
by ぜふ (2013-04-29 22:46)