"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Telepathy [観察会]
昨日は小雪でしたね。
”こゆき”じゃなくて、二十四節気の”しょうせつ”。
「まだ冬じゃない、晩秋だ」とは言い張れないような寒さのチバです。
朝起きて冷たい雨が降っているのを確認した瞬間、今日はヒキコモリデーに決定しました。
(ブログ日和ともいうかもしれませんね)
さて、ということで今回も撮れたてネタではなく、先日(11月18日)のことを書きます。
いつものホームフィールドの観察会のテーマは・・・あれ、何だっけ?”木の実”だったはずです・・・
開始前にチョウの日向ぼっこスポットを見上げると・・・いました、いました。
前記事で好評だったこの子。前回はメスでしたが・・
オスはメスにくらべて、表翅の青い部分が広いという特徴がありますが、色合いは同じです。
もう少し高い梢を白いのがチラチラ飛んでいます。
なぜか今年は久しぶり。 昨年、越冬していた子を記事にしたことのあるチョウです。
ムラサキシジミとは違って、ウラギンシジミはオスとメスで表翅の色合いがまったく異なります。
ウラギンのオスはこのように、暖色系の橙色をしていますが、メスは寒色系の白灰色です。
今回はちゃんと?観察指導員の方々の説明に耳を傾けながら谷津田に入っていきました。
林の中に点在するオオモミジが秋を燃え尽きさせる煉火のようで、みな嘆息。
少し別行動しているうちに、シートを広げて色んな木の実を見せてもらっていると・・
ぼくらにも見せてよというように、お客さんが飛び込んできました。
褐色のオスと草色のメスのペア。 白いシートの上で今度は彼らのことを観察です。
時間は少し前後しますが、林縁を歩いていると、「これは何?」という声。 かがんで覗いてみると・・
ぶらさがっている茎はサルトリイバラということでしたので、ルリタテハのサナギだと思います。
(もう羽化していて空っぽでした)
そしてこの後、別行動のルーティーンとしてひとりでハンノキ林のパトロールをしていると、
用水路沿いの日当たりのいいところに横たわる枯れ木の上に、日向ぼっこするルリタテハを見つけたのです。
ところが、順光で撮るために用水路をまたごうとしていたら、葦原の方へ向かって飛び立ってしまいました。
悔しいなと思いつつも、その後姿を目で追いながら「戻って来い、戻って来い」と虫念波を送ってみました。
すると、ひらりと身を翻してこちらに向かって飛んでくるではないですか。
しかも、少しちゅうちょするようにふらふらと舞い下りたのは元の枯れ木。
トンボは飛び去っても元の枝に戻ってくることがしょっちゅうですが、チョウのこういう行動ははじめて見ました。
(さすがにちょっと興奮してしまいました)
ゆっくり近づいていき、ポジション取り完了。 跪いたところがぬかるみでヒザが冷たいですが気にしない。
さあ今度は開張祈願のテレパシー発信。
まあ、発信しなくてもこの木に戻ってきた理由はひとつしかないので、大丈夫です。
ちょうど光の当たり方がよくて、青い部分の煌きがよくわかりました。(ポジション変えて正解でした)
しかしムラサキシジミの翅の鮮やかさも目を惹きますが、この子の裏翅と表翅の違いも何度見てもびっくりです。
それと、やはり今年はホームフィールドで明らかに個体数が多いのがオオアオイトトンボ。
大好きな虫なので、いくら撮っても飽きることはありません。
梢にとまることもあれば、地面の枯れ草にもいるし、もちろん居心地のよさそうな枝にもとまっています。
観察会が終わって引き返す途中、何気なく休耕田の中の湧き水が出ているところに下りてみました。
すると田んぼの向こうからこちらに向かってまっすぐに、連結したオオアオイトトンボが飛んできました。
こっちが顔を動かしてよけなかったら、おでこに直撃したのではないかと思うくらいの勢いでした。
が、振り返って見ると、どこにもその姿がないのです。
え?たった今まさに顔のすぐ近くを横切ったのは間違いないのに・・・
まさか?
まさか?とは思いつつ、
胸ポケットからコンデジを取り出しました。
そして、カメラを持った右手をまわして自分の左肩越しに・・・パチリ。
奇跡的に撮れてました。
読者の中にはハチュ好きの方も何人かいらっしゃるようなので・・
この日に見かけた子を。
この子もそろそろ冬支度をはじめるのでしょうね。
今日の湯加減
”こゆき”じゃなくて、二十四節気の”しょうせつ”。
「まだ冬じゃない、晩秋だ」とは言い張れないような寒さのチバです。
朝起きて冷たい雨が降っているのを確認した瞬間、今日はヒキコモリデーに決定しました。
(ブログ日和ともいうかもしれませんね)
さて、ということで今回も撮れたてネタではなく、先日(11月18日)のことを書きます。
いつものホームフィールドの観察会のテーマは・・・あれ、何だっけ?”木の実”だったはずです・・・
開始前にチョウの日向ぼっこスポットを見上げると・・・いました、いました。
前記事で好評だったこの子。前回はメスでしたが・・
ムラサキシジミ ♂
オスはメスにくらべて、表翅の青い部分が広いという特徴がありますが、色合いは同じです。
もう少し高い梢を白いのがチラチラ飛んでいます。
なぜか今年は久しぶり。 昨年、越冬していた子を記事にしたことのあるチョウです。
ウラギンシジミ ♂
ムラサキシジミとは違って、ウラギンシジミはオスとメスで表翅の色合いがまったく異なります。
ウラギンのオスはこのように、暖色系の橙色をしていますが、メスは寒色系の白灰色です。
ウラギンシジミ ♀ 2011.12.4 撮影
今回はちゃんと?観察指導員の方々の説明に耳を傾けながら谷津田に入っていきました。
林の中に点在するオオモミジが秋を燃え尽きさせる煉火のようで、みな嘆息。
少し別行動しているうちに、シートを広げて色んな木の実を見せてもらっていると・・
ぼくらにも見せてよというように、お客さんが飛び込んできました。
オンブバッタ
褐色のオスと草色のメスのペア。 白いシートの上で今度は彼らのことを観察です。
*
時間は少し前後しますが、林縁を歩いていると、「これは何?」という声。 かがんで覗いてみると・・
ぶらさがっている茎はサルトリイバラということでしたので、ルリタテハのサナギだと思います。
(もう羽化していて空っぽでした)
そしてこの後、別行動のルーティーンとしてひとりでハンノキ林のパトロールをしていると、
用水路沿いの日当たりのいいところに横たわる枯れ木の上に、日向ぼっこするルリタテハを見つけたのです。
ところが、順光で撮るために用水路をまたごうとしていたら、葦原の方へ向かって飛び立ってしまいました。
悔しいなと思いつつも、その後姿を目で追いながら「戻って来い、戻って来い」と虫念波を送ってみました。
すると、ひらりと身を翻してこちらに向かって飛んでくるではないですか。
しかも、少しちゅうちょするようにふらふらと舞い下りたのは元の枯れ木。
トンボは飛び去っても元の枝に戻ってくることがしょっちゅうですが、チョウのこういう行動ははじめて見ました。
(さすがにちょっと興奮してしまいました)
ルリタテハ
ゆっくり近づいていき、ポジション取り完了。 跪いたところがぬかるみでヒザが冷たいですが気にしない。
さあ今度は開張祈願のテレパシー発信。
まあ、発信しなくてもこの木に戻ってきた理由はひとつしかないので、大丈夫です。
ちょうど光の当たり方がよくて、青い部分の煌きがよくわかりました。(ポジション変えて正解でした)
しかしムラサキシジミの翅の鮮やかさも目を惹きますが、この子の裏翅と表翅の違いも何度見てもびっくりです。
それと、やはり今年はホームフィールドで明らかに個体数が多いのがオオアオイトトンボ。
大好きな虫なので、いくら撮っても飽きることはありません。
梢にとまることもあれば、地面の枯れ草にもいるし、もちろん居心地のよさそうな枝にもとまっています。
オオアオイトトンボ ♂
オオアオイトトンボ ♀
(これは木に産卵しにきたのだと思います)
観察会が終わって引き返す途中、何気なく休耕田の中の湧き水が出ているところに下りてみました。
すると田んぼの向こうからこちらに向かってまっすぐに、連結したオオアオイトトンボが飛んできました。
こっちが顔を動かしてよけなかったら、おでこに直撃したのではないかと思うくらいの勢いでした。
が、振り返って見ると、どこにもその姿がないのです。
え?たった今まさに顔のすぐ近くを横切ったのは間違いないのに・・・
まさか?
まさか?とは思いつつ、
胸ポケットからコンデジを取り出しました。
そして、カメラを持った右手をまわして自分の左肩越しに・・・パチリ。
「あ、みっかっちゃった。」
奇跡的に撮れてました。
オマケ
読者の中にはハチュ好きの方も何人かいらっしゃるようなので・・
この日に見かけた子を。
ヤマカガシ
この子もそろそろ冬支度をはじめるのでしょうね。
今日の湯加減
ムシブロ屋も一応社会人として生活していますので(日常感はないブログですが・・)
世の中のセチガラサやシガラミと無縁ではないので(無縁になりたいと思いもしますが・・)
何かとつまらないことで悩むこともままあります。(そうは思えないというご意見もあると思いますが・・)
でも、虫念波が通じたときはとってもいい気分、サイコーのココロモチになります。
直前にちょっとしたシガラミにふれたこともあってか、今までで一番、それをしみじみと感じた日でした。
みなさんにも”虫運”がありますように。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
まだまだ、チョウもいるんですね。探して見よう・・・
ムラサキシジミの翅を開いたの撮りたいと思ってます。
by ryuyokaonhachioj (2012-11-24 05:46)
羽根を開いたところは中々撮れません。
by Silvermac (2012-11-24 06:22)
お早うございます
ムラサキシジミ ルリタテハ 羽を広げた姿は感動の美しさですネ〜
イトトンボもいろいろ居ましたね。今年はとうとう見かけませんでした
by yakko (2012-11-24 08:44)
おはようございます^^
虫運の少ないわたくし。ルリタテハはホトトギスが好きらしく我家には沢山
サナギがいましたが、何故だか今年は一つも見かけない。
一昨年は部屋に連れてきて、羽化するところも見たのだけれど。
ムラサキシジミは雌も雄も美しいですね~雄の方がより一層綺麗ですが。
by mimimomo (2012-11-24 08:49)
ルリタテハ、偶に見かけますが閉じた格好が多いかな?
ヤマカガシ、先日日向ぼっこしてました。
by g_g (2012-11-24 10:40)
もう冬ですが、そんな中でも虫たちは必死に頑張ってますね(^_^)
by sasasa (2012-11-24 20:54)
ありがとうございます、その虫運、引き継ぎたいです。
こんな季節になったのに まだ居るんですね?蝶たち。
アタシも3日前に何種類か撮影できたところです。
しかし、ヤマカガシがまだいるとは!驚きです♪
はい、爬虫類大好きなのでものすご~く嬉しいです♪
by miya_gon (2012-11-24 21:40)
>ryuyoさん
ムラサキシジミやムラサキツバメはまだまだ見られると思います。
ウラナミちゃんはそろそろ姿を消す頃でしょうか・・ 探してみてください。
>Silvermacさん
日当たりのよいところにいれば、見られると思います。 まだきっといますよ♪
>yakkoさん
どちらもウラとオモテがあまりにも違いますが、それだけに感動♪ですね^^
>mimimomoさん
そうですか・・ウラ年だったんでしょうか・・来年はきっとオモテ年になりますように。
ムラサキシジミはまだこれからも見られると思います。虫運がありますように♪
>g_gさん
ルリタテハは翅を閉じていると見つけづらいと思いますがさすがですね^^
ハチュたちは日向ぼっこが欠かせないですね。
>さささん
そちらはもう秋終了ですかね。。 この子たちもこれから越冬です!
がんばってほしいですね。
>miya_gonさん
まだまだいるでしょ。 3種類が何か気になるので後でお伺いします^^
あ、ハチュ好きさんでしたか。 ヤマカガシいましたが、冬支度におおわらわかな?^^
by ぜふ (2012-11-24 23:42)
ルリタテハ、表と裏でこうも模様が違うのも
なかなか面白いものですね。
言われないと、きっと別の種類だって思って
しまう気がします(笑)
by うえいぱうわ (2012-11-25 01:16)
ルリタテハの色。。。なんとも言えず美しい*^^*
by ラブスコール (2012-11-25 06:06)
>うえいぱうわさん
表だけ知っていて、実際に外で翅を閉じているのを見たら・・そうでしょうねぇ。
>ラブスコールさん
実物はもっとキラキラと輝いていたのですが・・うまく撮りきれませんでした・・
by ぜふ (2012-11-25 07:36)
ルリタテハの裏と表の柄の違いにビックリです。
それにしても、ぶつかりそうになった瞬間、左肩にとまった
オオアオイトトンボもさすがです^^。
by sakamono (2012-11-25 12:13)
すごいですね、虫念波 ^^v
一生懸命念じると虫にも届くのでしょうか? それともぜふさんが特別?
ルリタテハ、とても綺麗。蝶たちもまだ元気なんですね。
by moz (2012-11-25 13:31)
>sakamonoさん
肩じゃなくて背中でした。もしかしてと思いましたが・・もしかしました^^
>mozさん
まだまだ修行中ではありますが、たまに通じることがあります^^
ルリタテハもそうですが、成虫越冬するチョウたちはまだまだこれからが本番ですね。
by ぜふ (2012-11-25 22:23)
イトトンボぉ~♪の一枚目のお写真素敵ですねぇ~♪
仲良しイトトンボ せっかくかくれてたのにぃ~ ぜふさんったら♪(^^)
by mipoko (2012-11-25 23:48)
>mipokoさん
逆光になるように撮りました。 赤い縁紋が目立ってきれいでしょ♪
背中にくっついたまま連れて帰ればよかったかな・・^^
by ぜふ (2012-11-26 07:01)
る、ルリさん綺麗!
こんな子に出会って見たいです。
ほんと良い角度で留まってくれてますね。
で、ヘビは嫌いです(笑)
by 響 (2012-11-27 09:32)
>響さん
うまく撮りきれなかったですが、はじめて見る煌きで感動しました♪
ルリ子ちゃんも成虫越冬するので、まだまだ会えるとおもいますよっ^^
ニョロだめでしたよね^^; ヤマカガシがボーダーラインですね・・
by ぜふ (2012-11-27 22:52)
おはようございます。
いつもいらしていただき、あたたかいコメントをありがとうございます。
来年は、ヘビさんの歳ですね。私にもご縁のある年周り(笑)
いいこといっぱいあるといいなぁ~
by ☆marilyn (2012-11-28 09:30)
最後の ヤマカガシにギョッ!
苦手も苦手なのです、、、早く冬眠してほしい!
by engrid (2012-11-28 16:30)
>☆marilynさん
おや、そうですか、巳年の方はお金に困らないとか・・うらやましいです^^
>engridさん
苦手の方とそうでない方とくっきり分かれるようですね、驚かせてすみません^^;
そろそろ冬眠でしょうね、当分登場しないと思います^^
by ぜふ (2012-11-28 22:46)
まだ、見つからないです~ヤマトシジミは何頭か・・・
ムラサキシジミはまだです・・・頑張って見ます。
by ryuyokaonhachioj (2012-12-01 11:14)