"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
日向ぼっこ [観察会]
秋もいよいよ深まり、暦の上では立冬も過ぎると、いくら温暖化とはいえ、”寒い”とつぶやく瞬間がでてきます。
今日の関東地方のように、朝から冷たい雨が降っているとなおさらで。
恒温動物のニンゲンも活動開始しづらい。(あたたかい布団天国から出られないということもあります)
さて、昆虫はご存知の通り変温生物なので、こんなに寒くなくても気温の低い朝は体温も低くて動けないわけです。
ハチやトンボやセミやスズメガなど、筋肉の発達している昆虫は、高速で羽ばたきすることで自ら体温を高めることができます。
一方、チョウなどエンジン始動するのにもエネルギーが必要な虫は、お日様のチカラを借りて体温を高めます。
ホームフィールドの入口駐車場付近も草刈りが行われ、南向きのスロープは絶好の日向ぼっこ場所でした。
この子も明るい陽射しを浴びて暖機運転しているのだと思いました。
お日様の光をいっぱいに受けるために、これはまず間違いなくすぐ開張するだろうと思いました。
翅を開いたところを撮ろうと、じっとじっと待ちました。1分、2分、3分・・・なかなか開いてくれません。
まわりではヤマトシジミのオスたちがもうすでに、元気よくナワバリ争いしながら何頭も飛び回っています。
この子たちは着地するやいなや、どの子もおっぴろげになります。
おっと、ムラサキシジミもそろそろオープンかなと視線を元に戻してみましたが、微動だにしません。
そのうち、観察会参加者が大勢でこちらに近づいてきたため、舞いあがってしまいました。
あとで写真を見てわかったのですが、このムラサキシジミは日光浴していたのではなかったのです。
食事中(水分補給中)だったのですね。 もう暖機は終わっていたから開張しなかったのだと思います。
この後はいつものように観察会のテーマはそっちのけで(笑)勝手に昆虫撮影をしていましたが、
林の中の木漏れ日が降り注ぐ明るい梢では、暖機運転中の子を見ることができました。
畦道のアザミではこの子が食事中。
ハンノキ林をパトロールしていると下草の緑色と反対色の翅が目立つ子がいました。
このキタテハも日向ぼっこしているのかなと思いましたが・・
草刈作業に巻き込まれたのかもしれません。
まさにズタズタの体になってしまい、もう飛ぶことはできないようでしたが、元気に歩き回っていました。
その体にはまだエネルギーが充満しているようでしたが、どうしてあげることもできないのでこれを機に引き上げることにしました。
件のムラサキシジミがいたスロープにはカマキリもたくさんいて、開張待ちの間に遊んでもらっていたのです。
わざとぐっと近寄って、怒って翅を広げた瞬間を撮ろうと思ったのですが、この子も開張してくれず。
同じく変温動物の爬虫類も、ビタミン生成や殺菌などのために日光浴が欠かせないそうですね。
そういえばこの子もよく日向ぼっこしてますね。(すぐ逃げちゃうけど)
ウインクはしてくれなかったけど、
流し目はしてくれました。
今日の湯加減
今日の関東地方のように、朝から冷たい雨が降っているとなおさらで。
恒温動物のニンゲンも活動開始しづらい。(あたたかい布団天国から出られないということもあります)
さて、昆虫はご存知の通り変温生物なので、こんなに寒くなくても気温の低い朝は体温も低くて動けないわけです。
ハチやトンボやセミやスズメガなど、筋肉の発達している昆虫は、高速で羽ばたきすることで自ら体温を高めることができます。
一方、チョウなどエンジン始動するのにもエネルギーが必要な虫は、お日様のチカラを借りて体温を高めます。
ホームフィールドの入口駐車場付近も草刈りが行われ、南向きのスロープは絶好の日向ぼっこ場所でした。
ムラサキシジミ
この子も明るい陽射しを浴びて暖機運転しているのだと思いました。
お日様の光をいっぱいに受けるために、これはまず間違いなくすぐ開張するだろうと思いました。
翅を開いたところを撮ろうと、じっとじっと待ちました。1分、2分、3分・・・なかなか開いてくれません。
まわりではヤマトシジミのオスたちがもうすでに、元気よくナワバリ争いしながら何頭も飛び回っています。
ヤマトシジミ ♂
この子たちは着地するやいなや、どの子もおっぴろげになります。
(F14では絞り足りませんでした)
おっと、ムラサキシジミもそろそろオープンかなと視線を元に戻してみましたが、微動だにしません。
そのうち、観察会参加者が大勢でこちらに近づいてきたため、舞いあがってしまいました。
あとで写真を見てわかったのですが、このムラサキシジミは日光浴していたのではなかったのです。
食事中(水分補給中)だったのですね。 もう暖機は終わっていたから開張しなかったのだと思います。
この後はいつものように観察会のテーマはそっちのけで(笑)勝手に昆虫撮影をしていましたが、
林の中の木漏れ日が降り注ぐ明るい梢では、暖機運転中の子を見ることができました。
ムラサキシジミ ♀
畦道のアザミではこの子が食事中。
キチョウ
ハンノキ林をパトロールしていると下草の緑色と反対色の翅が目立つ子がいました。
キタテハ
このキタテハも日向ぼっこしているのかなと思いましたが・・
草刈作業に巻き込まれたのかもしれません。
まさにズタズタの体になってしまい、もう飛ぶことはできないようでしたが、元気に歩き回っていました。
その体にはまだエネルギーが充満しているようでしたが、どうしてあげることもできないのでこれを機に引き上げることにしました。
オマケ
件のムラサキシジミがいたスロープにはカマキリもたくさんいて、開張待ちの間に遊んでもらっていたのです。
オオカマキリ
わざとぐっと近寄って、怒って翅を広げた瞬間を撮ろうと思ったのですが、この子も開張してくれず。
「ちょっと、ねえ。翅広げてポーズとってくれない?」
「はずかしいからイヤ。」
「そんなこと言わずにちょっとだけ。ね、かわいいモデルさん、ウインクしてみて。」
「しょうがないなぁ。」
パチッ
オマケ その2
同じく変温動物の爬虫類も、ビタミン生成や殺菌などのために日光浴が欠かせないそうですね。
そういえばこの子もよく日向ぼっこしてますね。(すぐ逃げちゃうけど)
ウインクはしてくれなかったけど、
流し目はしてくれました。
今日の湯加減
ビタミンDは魚や卵などの食物にも含まれていますが、皮膚で作られるといってもいいそうです。
皮膚にはビタミンDの素となる物質が大量にあって、それが紫外線と反応してビタミンDになるんだそう。
ビタミンDが不足するとカルシウムの吸収率も低下するため、骨粗しょう症を予防するためにも、
日光浴は体にいいのだとか。しかも一日数分、冬でも30分程度で充分だそうです。
やっぱりニンゲンも日向ぼっこが必要なんですね。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんばんは^^
虫好きな方には色んな昆虫類が見えるのですね~
最近はほとんど目にしないです。庭に偶にシジミチョウが飛んできますが。
ムラサキシジミはやはり綺麗ですね。
by mimimomo (2012-11-17 18:10)
寒くなると、チョウは日向ぼっこをするのですね。\(^_^
by Silvermac (2012-11-17 22:32)
この時期の虫たちは、寒さとの戦いですね。
必死に生きているというのを他の季節よりも尚更感じます。
by sasasa (2012-11-18 00:06)
そういえば亀なんかも、たまに太陽光を浴びながら
じーーーーーってしていることがありますが、あれも
体温調整みたいですね。
by うえいぱうわ (2012-11-18 02:38)
羽を広げたムラサキシジミ、いいですね。
それとぼろぼろのキタテハ、とてもいい色です。
by さとし (2012-11-18 06:16)
>mimimomoさん
ムラサキシジミは翅を閉じていると見つけにくいチョウですね。
カマキリは草刈で隠れるところがなくなったせいかあちこちで歩き回ってました。
>Silvermacさん
チョウは季節によらず、気温の低いときは日向ぼっこしますね。気持ち良さそうです^^
>さささん
これから死に絶えてしまう種もあり、越冬する種もありですね。
虫たちもそれぞれですが、ニンゲンもそろそろ冬の準備ですね・・
>うえいぱうわさん
いわゆるひとつの甲羅干しですね^^ 気持ちよさそに見えますよね~
>さとしさん
梢が高くてちょっと遠かったですが、2~3頭が日向ぼっこしてました。
キタテハはきっとまだフレッシュな個体だったのではないかと思います・・
by ぜふ (2012-11-18 06:48)
お早うございます。
先日出掛けようと玄関ドアを開けたら、向かいの竹藪で丁度羽を広げたムラサキシジミが〜 日向ぼっこしてたんですね。撮れなくて残念 !
キチョウも見かけますが動きが早くて撮れません・・・
by yakko (2012-11-18 08:27)
わはははは、ウマイなぁ~カマキリのウィンク♪
そういう捉え方でカマキリを見たことがなくて
この前、不用意に捕まえたら指がまっ黄色になるという。
こんな攻撃カマキリするんだってびっくりしてしまいました。(^^;
しかも次は流し目だし(笑)
ムラサキシジミ、実はいまだに一度も見たことないんですよ。
こ~んなに綺麗なの開帳してたら、興奮してしまいそう(笑)
おっぴろげ・・・・って言うんですね。笑っちゃいました。
(いえ、口語で言うにはいいますが、改めて読むとなんだか
おかしくて吹きました)
by miya_gon (2012-11-18 10:17)
そうなんですね、人もやはり太陽の光って大切なんですね。
家にばかりいないで、外に出ないといけないんですね、最近は夜ばかりかも ^^;
キタテハくん、草刈作業に巻き込まれたのだとしたら、とても可愛そうです。でも、元気に動き回ってはいたのですね。もう少し頑張ってくれると良いなぁ。やはり、昆虫たちと仲良くするには、根気と時間が必要なのですね。見習わないと・・・。
カマキリのウィンク、素敵な一枚ですね ^^v
by moz (2012-11-18 11:00)
なるほど、蝶も体温を上げているんですね。
by めもてる (2012-11-18 11:15)
チョウが花以外のところにとまっている時は、水分補給をしている場合も
あるんですね。知りませんでした。カマキリのポーズがカワイイです^^;。
少しずつ寒くなって来て、日向ぼっこをしたくなってきました。
ニンゲンにも日向ぼっこが必要なんですね^^。
by sakamono (2012-11-18 14:15)
>yakkoさん
それはざんねんっ でも観察できてよかったですね。
玄関に1台、コンデジを置いておくのはいかが?^^
>miya_gonさん
カマキリは表情豊かなのでよく遊んでもらいます^^
流し目くんにもウインクしてもらいたかったけど・・さすがにムリ。(当たり前)
ムラサキシジミはこれからの季節はかえって見つけやすいと思います。
小春日和をねらってぜひ観察してみてください。
>mozさん
紫外線は体にわるいことばかりではないんですよね。
キタテハは繁殖活動後だったことを祈るだけですね。
オスのカマキリじゃないのでウインクもかわいく見えました^^
>めもてるさん
そうなんです、だからチョウの撮影は朝がいいということも言えます。
>sakamonoさん
そうなんです、チョウも水分やミネラルが必要なんです。
ニンゲンにも日向ぼっこが必要です。(単なる散歩や日光浴でもいいと思います^^)
by ぜふ (2012-11-18 14:57)
カマキリがすてきです
日向ぼっこ たまには必要ですね 人間も。
by lucky13 (2012-11-18 19:02)
>lucky13さん
このあとすぐ逃げられましたが、サービス精神のある子でした^^
色々な意味で日向ぼっこはいいですね。 これからの季節は特に。
by ぜふ (2012-11-19 06:56)
ムラサキシジミのブルーが綺麗ですね☆
最近、観察する時間がなくてなかなか生き物たちに会えません~;
by めぇてる (2012-11-19 18:36)
>めぇてるさん
ムラサキシジミはこれからの季節は主役級に格上げですね^^
by ぜふ (2012-11-20 07:04)
羽を開いていれば、目にとめることができるかもしれませんが
ムラサキシジミ、綺麗な色ですものね
観察眼をもたなくては!
カマキリのウィンク、いいです!
蝶も、陽にあたりミネラルの補給も、、生命の営みはおなじですね
by engrid (2012-11-20 16:28)
今年は、ムラサキシジミは見なかったですね。
綺麗な色が出てます~。
by ryuyokaonhachioj (2012-11-20 17:33)
ムラサキシジミはバックが黒くて
とっても綺麗ですね。
見せ方が上手いです。
トカゲからウインクされたい。
by 響 (2012-11-20 19:50)
>engridさん
昆虫はまぶたがないので、ウインクはできないんですけど、
カマキリはほんと表情ゆたかで撮っていて楽しいです♪
虫もニンゲンも日向ぼっこしてビタミンとミネラルをとって元気になるですね^^
>ryuyoさん
ムラサキシジミはこれからも見れますので探してみてください。
冬の冷たい空気に映える、とてもいい色です♪
>響さん
ちょうど舞台のように木漏れ日のスポットライトがあたる場所なんです。
いつもチェックしています^^
トカゲやカナヘビがウインクしてくれたら、面白いですねー^^
まぶたが下から閉じるウインクだしね♪
by ぜふ (2012-11-20 23:17)
ムラサキシジミ綺麗ですね~♪
私も日向ぼっこしていたいなぁ (^^ゞ
by mipoko (2012-11-21 22:35)
今年の秋は短かった気がします。あっという間に冬?
心なしか鮮やかな色の虫たちが姿を消した気がします。
カナヘビくん?爬虫類は結構好きなんです(笑)
by barbie (2012-11-23 13:47)
>mipokoさん
ムラサキシジミはこの季節の主役といってもいいくらいですね~
お疲れですか? たまに日向ぼっこしてビタミン補給してください^^
>barbieさん
秋も短かったし、夏が長かったですね・・
ほんのこの前まで暑い暑いと言ってた気がします^^;
ハチュ好きでしたか。 では次記事をお楽しみに♪
by ぜふ (2012-11-23 16:52)