"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
カミキリムシと・・・ [探虫行]
前々回、前回とお勉強っぽい記事だったので、今回は少しチカラを抜きます。クイズもなし。
いや、チカラを抜くというよりも、こう暑いとチカラが入りませんよね。
昨日と今日も少し巡回してきましたが、暑過ぎて虫も日向には出てこないように思いました。
(チバもあちこちで高温注意報発令中です)
トンボもいつの間にか数が減りました。
アキアカネなどは涼しい場所へ移動していったのでしょうけど、ノシメやナツアカネもほとんど見当たらない。
(前記事の補足写真もまったく撮れません)
という事情で、今回は先週撮ったものを中心に甲虫(こうちゅう)記事にします。
最近お気に入りのS川の土手の上を歩きます。(土手にたどり着く前にムラサキシジミがいたけど撮り損ねた)
カラムシやヤブカラシなどが絡まりあっている茂みの葉の上にキタテハのカップルがいました。
後で気がつきましたが画面下に白いゾウムシが写ってました。(種類は不明)
さてこのカツプル、一瞬交尾をしているように見えましたが、ちょっとおかしな体勢です。
オスがゆっくり動いているのでじっと見ていると・・
しばらくこんな感じでオスが翅をゆっくりとぱたぱたさせながらメスに寄り添っていました。
交尾の後でまったりしているのか、暑さで疲れてふたりで体を休めているのか・・・
甲虫の記事といいながら横道に逸れてしまいましたね。
土手から少しわき道に入ったところの民家の駐車場の金網の外側に、桑の木が何本が集まっていたので、
カミキリムシでもいないかなと思って葉の裏を覗いていたら・・・いました。
こんにちは。キボシカミキリくん。
2頭いたので、一方に手乗りしてもらいました。
ヒゲが長いのと、背中の黄色い点々模様が特徴です。
この虫の幼虫は桑やイチヂクの木を食害してしまうのですが、ここに生えているのは栽培木ではないので・・
そのまま住宅街の中を歩いているとエントランスに大輪の白いユリが咲いているのが目にとまりました。
よくみるとその花にチョウがとまっていたので。
モンシロチョウも吸蜜というよりも、暑さで弱ったので保護色になりそうな花びらを見つけて休止しているところという印象です。
住宅地を抜け、橋を渡って反対側の土手に出る手前にイチジクの木があったので、ここにもいないかなと・・
いました。
小さいほうはオスかもしれません。
そうそう、この日土手に大量発生していた虫がいます。
数え切れないほどでしたが、ざっと100頭以上はいたチョウチョはこれ。
普通は林縁や林床など薄暗いところにいるのですが、どういうわけか土手の地面や両脇の草に群がってました。
また脱線しましたが、この土手にも桑の木が点在しています。
桑といえば、あのカミキリムシがいないかなと思ったら・・いました。
名前のとおりですね。手の届くところにいたのでつかまえると、小さくキイキイと鳴きました。
でもそのかわいいイタイケナ声とはウラハラに、正面顔をアップでみると・・
比較的大型のカミキリムシはみなダースベイダーのモノマネをしています。(事実は逆ですね)
最後はどこからみてもかわいい姿の甲虫に登場してもらっておわりましょう。
いつものオマケではなくて、今回は2部構成です。
(主役クラスなのでオマケにするには気が引けるというのが本音ですが)
ヒメウラちゃんが群がっている土手の上の草むらを、それでも他に何かいないかと、
ヒメギスの声などの雑音を自動カットしながら、コンチューターの感度MAXでローラーしていると。
突然、ある場所でメーターが振り切れたのです。それがこの光景。
普通のセセリンでないことは、0.005秒でわかりました。
別の場所でしたが、春に昆虫塾の方と一緒に探してなんとか一頭見つけるも、撮影できなかった子。
これは夏型なので、”一文字” の模様があまりはっきりしないのですが、なんとも涼やかなセセリンです。
おとなしくしてくれていたので、メモリカードが一杯になるくらい撮影しましたが、そのうちに・・・
開張してくれました。
表翅はこげ茶色なので飛ぶ姿は黒っぽく、蛾と見間違えるほどですが、顔はセセリンらしくプリティフェイス。
引き上げる前にもう一度戻ってみたら、少しだけ移動していましたが、まだいました。
来年、もし春型に会えたらまたご紹介します。
今日の湯加減
いや、チカラを抜くというよりも、こう暑いとチカラが入りませんよね。
昨日と今日も少し巡回してきましたが、暑過ぎて虫も日向には出てこないように思いました。
(チバもあちこちで高温注意報発令中です)
トンボもいつの間にか数が減りました。
アキアカネなどは涼しい場所へ移動していったのでしょうけど、ノシメやナツアカネもほとんど見当たらない。
(前記事の補足写真もまったく撮れません)
という事情で、今回は先週撮ったものを中心に甲虫(こうちゅう)記事にします。
ゴマダラカミキリ
最近お気に入りのS川の土手の上を歩きます。(土手にたどり着く前にムラサキシジミがいたけど撮り損ねた)
カラムシやヤブカラシなどが絡まりあっている茂みの葉の上にキタテハのカップルがいました。
キタテハ と ゾウムシ
後で気がつきましたが画面下に白いゾウムシが写ってました。(種類は不明)
さてこのカツプル、一瞬交尾をしているように見えましたが、ちょっとおかしな体勢です。
オスがゆっくり動いているのでじっと見ていると・・
しばらくこんな感じでオスが翅をゆっくりとぱたぱたさせながらメスに寄り添っていました。
交尾の後でまったりしているのか、暑さで疲れてふたりで体を休めているのか・・・
甲虫の記事といいながら横道に逸れてしまいましたね。
土手から少しわき道に入ったところの民家の駐車場の金網の外側に、桑の木が何本が集まっていたので、
カミキリムシでもいないかなと思って葉の裏を覗いていたら・・・いました。
こんにちは。キボシカミキリくん。
2頭いたので、一方に手乗りしてもらいました。
キボシカミキリ
ヒゲが長いのと、背中の黄色い点々模様が特徴です。
今度は桑の葉のステージに乗ってもらいました
この虫の幼虫は桑やイチヂクの木を食害してしまうのですが、ここに生えているのは栽培木ではないので・・
*
そのまま住宅街の中を歩いているとエントランスに大輪の白いユリが咲いているのが目にとまりました。
よくみるとその花にチョウがとまっていたので。
モンシロチョウ と カサブランカ?
モンシロチョウも吸蜜というよりも、暑さで弱ったので保護色になりそうな花びらを見つけて休止しているところという印象です。
住宅地を抜け、橋を渡って反対側の土手に出る手前にイチジクの木があったので、ここにもいないかなと・・
いました。
キボシカミキリ
小さいほうはオスかもしれません。
そうそう、この日土手に大量発生していた虫がいます。
クイズではありません
数え切れないほどでしたが、ざっと100頭以上はいたチョウチョはこれ。
ヒメウラナミジャノメ
普通は林縁や林床など薄暗いところにいるのですが、どういうわけか土手の地面や両脇の草に群がってました。
また脱線しましたが、この土手にも桑の木が点在しています。
桑といえば、あのカミキリムシがいないかなと思ったら・・いました。
クワカミキリ
名前のとおりですね。手の届くところにいたのでつかまえると、小さくキイキイと鳴きました。
でもそのかわいいイタイケナ声とはウラハラに、正面顔をアップでみると・・
比較的大型のカミキリムシはみなダースベイダーのモノマネをしています。(事実は逆ですね)
最後はどこからみてもかわいい姿の甲虫に登場してもらっておわりましょう。
セマダラコガネ
第2部
いつものオマケではなくて、今回は2部構成です。
(主役クラスなのでオマケにするには気が引けるというのが本音ですが)
ヒメウラちゃんが群がっている土手の上の草むらを、それでも他に何かいないかと、
ヒメギスの声などの雑音を自動カットしながら、コンチューターの感度MAXでローラーしていると。
突然、ある場所でメーターが振り切れたのです。それがこの光景。
普通のセセリンでないことは、0.005秒でわかりました。
別の場所でしたが、春に昆虫塾の方と一緒に探してなんとか一頭見つけるも、撮影できなかった子。
ギンイチモンジセセリ
これは夏型なので、”一文字” の模様があまりはっきりしないのですが、なんとも涼やかなセセリンです。
おとなしくしてくれていたので、メモリカードが一杯になるくらい撮影しましたが、そのうちに・・・
開張してくれました。
表翅はこげ茶色なので飛ぶ姿は黒っぽく、蛾と見間違えるほどですが、顔はセセリンらしくプリティフェイス。
引き上げる前にもう一度戻ってみたら、少しだけ移動していましたが、まだいました。
来年、もし春型に会えたらまたご紹介します。
今日の湯加減
”今日”じゃなくてこの日のことですが・・
土手の桑の木の下に数台の自転車がとまっていました。
しばらくすると数人の小学生が橋を渡って自転車の方へ向かって歩いていきます。
その中のひとりが手にナナフシを持っていました。
その子はそれを前を歩いていた子の頭に載せてしまいました。
それを見て他の子も指さして笑っています。
載せられた子は「やめろよ」といいながらもどこか得意そう。
「ちょっと写真撮らせて」というと立ち止まってくれました。
その子たちとはちょっとだけ仲良くなり、後でススメバチの頭のブローチも見せてもらいました。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
奇遇ですね、私も同じナナフシに出会いました。
by さとし (2012-07-29 17:47)
ナナフシは学術的に大々的な見直しをされているようですね。
これからの分類はどうなるんでしょうか?
古い記憶なので定かではありませんし脳内もアップデートされないのですが、ナナフシはメスしか居ないと聞いたことがあります(図鑑には雌雄でてますが)。
不思議な生き物の原点を知ることが出来るチャンスかも^^
by yayu-chang (2012-07-30 01:59)
ギンイチモンジセセリは今は絶滅危惧種かね?
by ryuyokaonhachioj (2012-07-30 07:14)
花を撮っているとき虫たちには気がつきますが
蝶にはあまり会えません、今年は特にですが・・・
by g_g (2012-07-30 07:39)
お早うございます。
ゴマダラカミキリを初めて見たとき、綺麗な虫〜 ! と思いましたが
後で害虫と知ってビックリ( ・_・;) カミキリにもいろいろいるんですね。ギンイチモンジセセリ ! スゴいです。初めて見ました。
by yakko (2012-07-30 08:46)
セマダラコガネは大好きです。
キボシは確かに昔イチジクの木でよく
見かけていましたがずっと見てない
気がします。
探してみよーっと!
by 響 (2012-07-30 18:55)
ギンイチモンジセセリは、何とも綺麗なセセリチョウですね~
よく知らなかったので、「原色蝶類検索図鑑」(北隆館)を見ました。
春型は、見事な白線でした。
イチモンジセセリの、直列した白い斑点とは、まったく違うののですね~
by albireo (2012-07-30 22:20)
>さとしさん
拝見しました。いろんな虫がたくさんいていいですね。でも熱中症は注意。
>yayu-changさん
分類が見直されているのですか。
ナナフシはみんなまとめてナナフシでもいいですけどね^^
おっしゃるとおり単為生殖だと思います。
>ryuyoさん
県単位ではそうなっているかもしれませんね。
なぜ少なくなったのかは知らないのですが、希少種だと思います。
>g_gさん
チョウは春型と夏型の端境期なのかもしれませんね。
もう少ししたらきっと・・
>yakkoさん
今はもう、桑やイチヂク栽培で生計を立てている農家も少ないでしょうから、
害虫といわれるほど迷惑はかけていないと思います^^
ギンイチは別格の趣きのあるセセリチョウですね♪
>響さん
セマダラちゃん、そちらの記事で見てからはじめて会えました^^
キボシは昔より増えている(減っていない)というウワサもありますので、
比較的見つけやすいんじゃないかと思います~ (みっけたらアップしてね)
>albireoさん
イチモンジセセリの”一文字”とはまったく別ものですよね^^ (春型は特に)
アイリスでいうと、カキツバタといったところでしょうか。
全体的なやわらかさの中に凛としたアクセントがくっきりしていて見飽きません^^
by ぜふ (2012-07-31 06:52)
どこか得意そう、、微笑ましい男の子
昆虫少年になって、採集でなく生態の観察をしてほしいな
夏休みに!
by engrid (2012-07-31 17:51)
>engridさん
なかなか逞しい子たちでしたよ。もう夏休み中でしょうね♪
すでにスズメバチを30匹はやっつけたと自慢してました。
この子たちにみつかったスズメバチは災難です・・^^;
(もちろん、気をつけるようにとは注意しておきました)
by ぜふ (2012-07-31 22:19)
ギンイチさん飛んでいると蛾みたいですよね。
今年は春型に逢いにいけなかったです。
by masao。 (2012-08-01 03:35)
>masao。さん
夏型は特に・・ですね^^
来シーズンはたくさん見られますように。。
by ぜふ (2012-08-01 06:20)
先日、駐車場でコガネムシのようなキラキラ光った虫を見つけましたが、あいにくカメラはなしでした。
by Silvermac (2012-08-01 10:08)
カミキリムシの顔はマジマジとみたことが無いのですが、
これはこれで凛々しいというか、力強い悪役顔ですね。
by うえいぱうわ (2012-08-01 13:08)
>Silvermacさん
コガネムシかカナブンか、はてはハムシか・・カメラなくてザンネンでしたね。。
>うえいぱうわさん
この子はカワイイという部類の顔ではないですね^^;
でもダースも元はアナキンだったようにカワイイ系のカミキリもいますよ^^
by ぜふ (2012-08-02 06:18)
こんばんは!
いつもおいでいただいてありがとうございます。今回もコメント
嬉しかったです♪
来週、いらっしゃるんですね。是非楽しんでらしてください~!
川村美術館のあのお花、そうそう・・・ポンテデリアというのですね。
結局自分で調べてもわからなくて。
ありがとう~良くご存知ですね。
でも残念ながら、そのときには、私は連れのお友達と
何かしらね~?ガマの穂綿の前のお花?といっていただけなので、
その後婦人ではなかったようです。
でもすれ違ったりしていたら楽しかったわね♪
楽しい夏休みをお過ごしください。
by ☆marilyn (2012-08-02 23:23)
こんばんは☆
そちらでも、カサブランカが咲いているのですね^^
男の子の帽子にとまっているのは虫さん?
小枝かしら・・・と(ごめんなさい。)
↑スズメバチを30匹やっつけたって・・・え~~~っw(°0°)w
すごく逞しいお子さんたちですね、驚きました!
by Rita (2012-08-03 00:00)
>marilynさん
あまりの偶然にもしやと思いましたが・・
ざんねんというか何というか^^;
ポンテデリアは元々知っていたわけではなく、数年前に川美で見て知ったんです。
また来年あたり偶然に・・^^
>Ritaさん
まさに小枝に見えますが、ナナフシという虫です^^
カサブランカは他人のお宅のでしたが、
モンシロチョウでは釣り合いがとれないくらいの咲きっぷりでした。
by ぜふ (2012-08-04 00:59)
ちょうど昨夜ガラス窓にゴマダラカミキリが遊びに来ていました♪♪
ただ、写真を撮ろうと思ってもお腹がこちらに向いていて撮れずでした(笑)
虫さん達もこの猛暑続きでは少々お疲れ気味なのかな?(^ω^;)
でも、ナナフシではしゃいでいる子供たちは元気いっぱいのようですね♪
by ちゃと。 (2012-08-05 23:23)
カミキリムシのおひげって長~いのね
カサブランカが立派なのかモンシロチョウがとっても小さく見えます
by めぇてる (2012-08-06 18:08)
黒と黄色の斑点模様は阪神タイガースのキャラになれそう(笑)
by barbie (2012-08-08 12:50)
暑くてトンボたちも非難? していても、探すとこんなにいっぱいの虫達がいるのですね。
ほんと、ダースベーダーですね(笑) 触覚の長さにびっくり・・・。どうしてねこんなに長くなったのでしょう? 長いととりえは?? 先まで分る?
セセリン、可愛いですね、それにスマートで速そう。
春型、楽しみにしてます。
ナナフシ、帽子につけちゃうんですね(笑)
by moz (2012-08-08 19:53)