"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
未成熟 [探虫行]
日本という地域には五つの季節があるといいます。春夏秋冬の四つと、もうひとつは梅雨という季節。
梅雨も五季のひとつだと思うと、鬱陶しさも少しやり過ごしやすくなるのではないでしょうか。
さて、コンスタントに1週間遅れの記事になってきていますが、今回は五つ目の季節に入る前、テリトリーを巡回した記録です。
最初に向かった公園ではキタテハがたくさん飛んでいました。(写真は割愛)
この前、ジャコウアゲハに遊んでもらった林にいた黒いトンボ。
少し遠くて、コシアキトンボかと思いましたが、オオシオカラトンボのメスのようです。
オオシオカラはここまで胴体の黒い部分が多くないと思いますので、コシアキトンボのメスに訂正します。
楽に通れた土手の上の小道は草茫々になっていて地面が見えないほどでした。植物の成長はすごい。
池の上の木道にはカナヘビがちょこちょこ顔を出していましたが、追いかけるのはやめにして、止まっている虫を。
ラブラブ中を覗き見。 ナミテントウのノーマル(並)カップル。
そしてこちらは、生まれてくる子の模様がとっても気になる、ノーマルでないカップル。
足して2で割るということにはならないんでしょうけど、ナミテントウの模様がどうして多彩なのかがこれでよくわかりますね。
そのまま木道を進み、池の上から離れようとしたとき、なぜかふとこの子たちをもう一度撮りたくなりました。
こうして後ろ髪を引かれるように同じ場所に戻るときは、いつも何かが現れる予感がします。
そんな気分で戻ってみると・・案の定あらわれました。
未成熟のようで、色がまだ定まっていないのだと思いますが、アジアイトトンボではないかと。
そういえば今年会うのははじめて。もっと早い時期、4月に一度探しにいきましたが会えなかったのでした。
他にはとくに目新しい虫はいなさそうでしたので、河岸を変えようと公園の出口にさしかかると、こんな花がたくさん咲いていました。
名前は知りませんが、どうして撮ろうと思ったかは、写真をよおく見ていただければわかると思います。
(昆虫クイズではありません)
さて、次はホームフィールドを巡回です。
着いてすぐ、田んぼの脇で出くわしたのは、
この子とミヤマセセリは普通のセセリチョウと翅の開き方が違います。
普通のセセリンはこう。
田んぼの水面を飛ぶ赤い物体がさっきから気になっているのですが、高速巡航中のため撮れません。
ちょっと時間をおいてみることにして、林縁を歩いているといいものがありました。
おいしいんですよね、これ。
ひとまわりしてベンチに腰掛けて休憩していたら、前回撮り損ねた子が飛んできてくれました。
それから最後に、高速で飛んでいた子がやっと疲れてくれて、畦に着陸してくれました。
今年初認でした。もう少し晴れていたらもっと鮮やかだったかもしれませんが、充分に目立っていました。
翌日、またここに来て、今度は飛んでいるところの撮影に挑戦しました。
少しトリミングしてあります。
ボツ蔵行きの写真ですが、なぜ載せたかというと、こんな子も飛んでいたからです。
ウスバキトンボだと思いました。
が、ショウジョウトンボともみあったりしているのでしばらく様子を見ていると、その赤い子と一瞬合体したのです。
(撮れませんでしたが)
産卵しています。
つまり未成熟ではない? ということはショウジョウではない? だとしたらさっき合体したのはなぜ?
う~ん・・やっぱり昆虫の世界は(自分にとっては)謎だらけ。
そして興味が尽きません。。
(追記)ナゾが解けました、というよりも誤りを訂正します。
ショウジョウトンボのメスは成熟しても赤くならないのでした。なので、これはごく普通の生態です。
この後、前記事のアカシジミを見つけました。
今日の湯加減
梅雨も五季のひとつだと思うと、鬱陶しさも少しやり過ごしやすくなるのではないでしょうか。
さて、コンスタントに1週間遅れの記事になってきていますが、今回は五つ目の季節に入る前、テリトリーを巡回した記録です。
最初に向かった公園ではキタテハがたくさん飛んでいました。(写真は割愛)
この前、ジャコウアゲハに遊んでもらった林にいた黒いトンボ。
オオシオカラはここまで胴体の黒い部分が多くないと思いますので、コシアキトンボのメスに訂正します。
楽に通れた土手の上の小道は草茫々になっていて地面が見えないほどでした。植物の成長はすごい。
池の上の木道にはカナヘビがちょこちょこ顔を出していましたが、追いかけるのはやめにして、止まっている虫を。
ラブラブ中を覗き見。 ナミテントウのノーマル(並)カップル。
そしてこちらは、生まれてくる子の模様がとっても気になる、ノーマルでないカップル。
足して2で割るということにはならないんでしょうけど、ナミテントウの模様がどうして多彩なのかがこれでよくわかりますね。
*
そのまま木道を進み、池の上から離れようとしたとき、なぜかふとこの子たちをもう一度撮りたくなりました。
こうして後ろ髪を引かれるように同じ場所に戻るときは、いつも何かが現れる予感がします。
そんな気分で戻ってみると・・案の定あらわれました。
未成熟のようで、色がまだ定まっていないのだと思いますが、アジアイトトンボではないかと。
そういえば今年会うのははじめて。もっと早い時期、4月に一度探しにいきましたが会えなかったのでした。
他にはとくに目新しい虫はいなさそうでしたので、河岸を変えようと公園の出口にさしかかると、こんな花がたくさん咲いていました。
名前は知りませんが、どうして撮ろうと思ったかは、写真をよおく見ていただければわかると思います。
(昆虫クイズではありません)
さて、次はホームフィールドを巡回です。
着いてすぐ、田んぼの脇で出くわしたのは、
ダイミョウセセリ
この子とミヤマセセリは普通のセセリチョウと翅の開き方が違います。
普通のセセリンはこう。
ヒメキマダラセセリ
田んぼの水面を飛ぶ赤い物体がさっきから気になっているのですが、高速巡航中のため撮れません。
ちょっと時間をおいてみることにして、林縁を歩いているといいものがありました。
キイチゴ
おいしいんですよね、これ。
ひとまわりしてベンチに腰掛けて休憩していたら、前回撮り損ねた子が飛んできてくれました。
イチモンジチョウ
それから最後に、高速で飛んでいた子がやっと疲れてくれて、畦に着陸してくれました。
ショウジョウトンボ
今年初認でした。もう少し晴れていたらもっと鮮やかだったかもしれませんが、充分に目立っていました。
オマケ
翌日、またここに来て、今度は飛んでいるところの撮影に挑戦しました。
少しトリミングしてあります。
ボツ蔵行きの写真ですが、なぜ載せたかというと、こんな子も飛んでいたからです。
ウスバキトンボだと思いました。
が、ショウジョウトンボともみあったりしているのでしばらく様子を見ていると、その赤い子と一瞬合体したのです。
(撮れませんでしたが)
産卵しています。
つまり未成熟ではない? ということはショウジョウではない? だとしたらさっき合体したのはなぜ?
う~ん・・やっぱり昆虫の世界は(自分にとっては)謎だらけ。
そして興味が尽きません。。
(追記)ナゾが解けました、というよりも誤りを訂正します。
ショウジョウトンボのメスは成熟しても赤くならないのでした。なので、これはごく普通の生態です。
この後、前記事のアカシジミを見つけました。
今日の湯加減
アカシジミがシーズンインを告げ、梅雨に入り、栗の花が咲き始めるといよいよ本番という感じです。
新しい道具を用意してウデの足りなさを補おうかと思ってお店に行きもしました。
でも、それを使いこなせるようになるための時間が足りないということにはたと気がついたのです。
ということで、今シーズンは道具は手になじんだ物を使い、もっと観察も楽しもうと思います。
そう、自分も未成熟なのでした。。
アカガネサルハムシ
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
キイチゴは撮影後食べた?(笑)
ナミテントウはどの組み合わせでどの模様が出るか
遺伝子の研究にも使われたようです。
最後の小さい奴はお見事!
宝石みたい。
by 響 (2012-06-09 18:33)
美しいハムシがいるんですね。
by さとし (2012-06-09 20:47)
なるほど~ 5つの季節 納得です!
子どものころイトトンボが大好きで見ると興奮していました。
懐かしい気持ちになりました(^v^)
by mipoko (2012-06-10 00:35)
わが家の庭には、よくチョウが来ますが、廣角系を着けていることが多いので間に合いません。
by Silvermac (2012-06-10 05:42)
お早うございます。
花を植え替えてからいろんな蝶がきますが間に合いません・・・(;.;)
もうショウジョウトンボが飛んでいるんですか〜 ハムシ、綺麗です。
by yakko (2012-06-10 08:21)
おはようございます^^
やはり昆虫の追っかけぜふさんは、わたくしなどと目も感も違いますね^^
泉自然公園で幾つか写しましたが、止まっているところだけ(--
しかも何だかはっきりしない・・・(><;
猩猩トンボの赤は美しいですよね~
by mimimomo (2012-06-10 08:46)
>響さん
それはもう、当然・・^^
遺伝の研究にはもってこいでしょうけど、組み合わせが無限にあるような^^;
最後の、ありがとうございます、実は5ミリくらいしかない虫です。
こんなにキレイなのに探して歩かないとまず見過ごしてしまいますね。
>さとしさん
タマムシ色のハムシですね^^ 小さくても美しさは引けをとらないです。
>mipokoさん
イトトンボに興奮? なんてステキで変わった子どもでしょう!^^
普通はヤンマなどの大きなトンボに惹かれるものなのに・・
でも実は Me,too だったり^^
>Silvermacさん
たくさん機材お持ちでしょうから、1台望遠専用にしては?^^
>yakkoさん
おそろいでありがとうございます。しかもまったく同じコメント、おもしろ~い^^
ズームお持ちでなかったら相方さんに借りてくださいね♪
ショウジョウトンボは夏のイメージがありますが、春からいるんですよね。
ハムシは載せ残しからのオマケでしたがこんなに反応が多いとは^^;
>mimimomoさん
いえいえ、最近、コンチューターの調子が悪くて困っています(TT)
泉で撮ったのはトンボですか? 今度ぜひ見せてください!^^
ナツアカネがまだいないこの時期のショウジョウトンボは目立ちますね。
by ぜふ (2012-06-10 09:13)
色んなカップルがいるんですね。☆いつくの子が生まれるんでしょうね。
トンボも、違う種類でもカップルになるのかな?
ほんと、昆虫の世界、不思議ですね。
ショウジョウトンボ、全部真っ赤なんですね、なんだか、真田幸村思い出しました(笑)
新しい武器? ですか 笑
欲しいけれど、高くて・・・手が出ません。じぶんも、同じままで行きます ^^;
by moz (2012-06-10 10:55)
>mozさん
星みっつですかね^^
トンボも含めて違う種類ではカップルにはならないと思います。
ショウジョウトンボの赤くない方はメスでした。すみません。
でも、赤いからショウジョウトンボというのに・・^^;
新しいのはほしいですが・・自分の観察眼を磨くほうにしばらく専念します(汗)
ほんとに色んな意味でスランプかもしれませんが。。
by ぜふ (2012-06-10 17:08)
あの組み合わせのナミテントウの子供は三日月型の星が両肩に1対のはず。
重ね合わせて、どちらかが黒い部分は黒くなるからだったような気が。
NHKのウルトラアイか何かでやっていたと思います。
by 春分 (2012-06-10 17:19)
>春分さん
三日月!? まさかと思うような模様になるんですね。
論理和なんですね。おもしろい^^
by ぜふ (2012-06-10 17:29)
素敵なフィールドですね。
アカガネサルハムシ近所のブドウ畑がなくなってから
見なくなっちゃいました。
by masao。 (2012-06-10 18:24)
紫色のヒナキキョウソウ。花弁が6枚ですね~♪
私が撮ったのも6弁でした(もちろん5弁が普通)
花の世界も不思議ですよね(*^-^*)
by kazykaz (2012-06-10 20:25)
5枚目の写真、花弁が5弁と6弁とがあるんですね。
by g_g (2012-06-10 20:33)
>masao。さん
それはザンネンでしたね。
これはクサボケの葉だと思いますので、バラ科の植物でもいいのかも・・
>kazykazさん
ヒナキキョウソウというのですね。 ありがとうございました。
6枚花弁はそれほどめずらしくないということですか^^;
>g_gさん
さすがにすぐおわかりでしたか?
ちょっとめずらしいのかなと思ったのですが・・^^
by ぜふ (2012-06-10 21:13)
ショウジョウトンボ、見事な赤ですね。
でもこれだけ鮮やか色だと鳥とかに狙われやすいんじゃ
ないかなあと、いらん心配をしてみたり(笑)
by うえいぱうわ (2012-06-10 22:56)
フランス製のビーズのようなアカガネサルハムシがむっちゃかわいいですね。ブローチにしてみたい。
by barbie (2012-06-10 23:24)
5つの季節。確かにそうですね。春でも夏でもない。
虫は僕も好きで、虫が出てくるのは歓迎ですが
蚊が出てくるのは勘弁ですね^^
by aidesu (2012-06-11 01:57)
いまの季節のこんなにも虫達が居るんですね
今度視点変えてみようかな。
by lucky13 (2012-06-11 03:46)
>うえいぱうわさん
全身赤づくめですからね^^(顔まで赤い)
トンボは鳥よりもすばしっこいので元気なうちは大丈夫だと思います。
>barbieさん
ビーズかぁ・・なるほど。何匹かいたので並んでいるのが撮れればよかったですね^^
5ミリのブローチはちょっと小さすぎるような気もします・・^^;
>aidesuさん
そう、春にしか出てこない虫もいますが、梅雨にしか出てこない虫もいますからね。
蚊も出てきました。すでに刺されまくりです・・^^;
>lucky13さん
よく見るととてもキレイな虫がたくさんいますよ^^
ぜひ虫方面に視点を変えてみてください。
無視しないで・・^^;
by ぜふ (2012-06-11 06:50)
再び~おじゃましま~す。
おはようでっす!
トンボではなく蝶です。トンボはなかなか目に入らないし(--; 目に入っても
写せないです。動きが早いですもの・・・
by mimimomo (2012-06-11 07:49)
てんとう虫の謎は、そこに、、、バリエーションはふえますね
ショウジョウトンボの飛ぶ姿は 見事ですね、
止まってるより、だんぜんいいです、
木苺もかわいい、、食べられたのですね、自然の恵み!
by engrid (2012-06-11 15:20)
>mimimomoさん
チョウですか。 何でしょう?気になります^^
>engridさん
ナミテントウはバリエーションが多いという意味でめずらしい昆虫ですね^^
トンボの飛行写真は難易度高くてまともに撮れたことがないです^^;
キイチゴでおいしいのはだんぜんこのモミジイチゴ♪
by ぜふ (2012-06-11 23:40)
昆虫の種類は調べれば調べるほどこれでいいのか悩みます。
トンボはホントによくわかりません。テントウムシ、困ります。
梅雨空みたいにいつも心はモヤモヤです。
by アサギいろ (2012-06-13 19:17)
ナミテントウは、色々な模様のを、一か所で見付けて、随分昔に
「てんとう虫の秘密」という記事を書きました。てんとう虫は、人気
があるようで、僕のブログの中では、最もアクセス数の多い記事です。
最近は、牛模様を見る事が多いような気がします。
ヒナキキョウソウは良く見掛けますが、六弁は初めて見ました。
by albireo (2012-06-13 21:36)
>アサギいろさん
トンボは種類が多いというよりも、似てるのが多すぎますね。
蛾や蜂、虻も同じ理由で同定はかなりむずかしい・・というより、ほぼお手上げ^^;
モヤモヤしてもしょうがないので、”何とかの仲間”程度でスッキリすることにしています^^
>albireoさん
ナミテントウは不思議なてんとう虫ですよね。
どうしてこの仲間だけがこんな生態なのか、不思議でしかたありません。
ウシ模様が最近多いのですか・・ ナゾは深まるばかりですね・・
キキョウソウはぱっと見、六弁が目に付いたのでふと撮ってみました^^
by ぜふ (2012-06-13 22:07)
nice&ご訪問ありがとうございます^^
昆虫は面白いですね。私も大好きです。
子供が小さい頃は、よく虫とりに出掛けましたが、最近は滅多にお目にかかれません。
河原にでかけてみようかしら。
by kyon (2012-06-14 21:24)
>kyonさん
昆虫好きですか!? それはうれしいです^^
ぜひまた川原や草原などにでかけてみてください♪
by ぜふ (2012-06-14 21:36)
ショウジョウトンボは此方では見れ名ですね。
始めて見ました。
by ryuyokaonhachioj (2012-06-15 07:14)
うふふ(*´艸`*)オマケが本題ですか。。。
オマケの最初のお写真が好きです。それとらぶらぶテントウちゃん♪♪
飛んでるところってなかなか写真におさめられないから憧れます(^ω^)v
あっ、、、キイチゴで思わず酸っぱ顔になっちゃいました(笑)
by ちゃと。 (2012-06-15 21:15)
>ryuyoさん
それほどめずらしいトンボではないと思いますが、田んぼや池がないとなかなかお目にかかれないかもしれませんね。
この時期はとても目立つトンボです^^
>ちゃと。さん
やっぱり動きのある写真がおもしろいですかね^^
撮るのは大変なんですけどね^^;
キイチゴの酸っぱさはほんと自然のやさしい酸味ですね。だいすきな味^^
by ぜふ (2012-06-15 22:22)