"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
虫の観察 [探虫行]
見えざる手が、けっして東北地方は通過させまいと進路をねじまげ、迷走する台風・・
それが過ぎ去った関東では、時節は大暑というのにまるで秋が訪れたような涼しさ。
なので少々お熱い写真でもかまわないかな?
カブト虫のオスは交尾中にキュウキュウと鳴きます。(メスも鳴くそうです)
カミキリ虫が関節を動かして出す鳴き声に似ています。(発音のメカニズムは違うらしい)
ではもうひとカップル
映倫にかけたようですが、たまたまこのような場所でしたので・・と思ったら飛び上がってくれました。
ツバメシジミのオスは交尾中にも翅をスリスリとこすり合わせます。
メスはしませんでしたが、するのかもしれません。
さて、実は今日もピン君を探しに来たのですが・・草むらにいくら目を凝らしても見つけられませんでした。
時間が経つにつれ曇っていく空の下、池の八つ橋のたもとに鮮やかに咲いていたのは・・
お盆の頃に咲き、お供えにも使うので「盆花」ともいうそうですが、はじめて知りました。
(地方によるのでしょうね)
池の縁や周りの林の中をスジグロシロチョウが何頭も飛んでいましたが、風も出てきてなかなか着地せず。
着地しても少し近寄るとすぐに舞い上がる敏感な子たちばかりで、結局一枚も撮らせてくれませんでした。
どうやら今日は虫運がないかなと半ば観念して、散策そのものを楽しむつもりで歩き続けました。
アジサイの株にヤブカラシが絡まっていたので、何かこないかなとしばらく待っているとハチが飛んできてくれました。
ヒメベッコウバチ?ルリジガバチ
その次に出くわした虫は意外なところ(杭の上)にいました。
弱っているのか、至近距離に近寄っても逃げないので、ちょっと失礼して接写しました。
もちろん耳ではありませんが、セミもよくみるとおもしろいなと・・のんびり考えていたら雲行きが怪しくなり・・
とうとうポツポツと細かい雨が降ってきてしまいました。
これはもうあきらめて帰ろうと思ったとき。ビオトープの水路に黒い影が・・・アゲハでしたが・・・
ちょうどそこに自然観察指導員らしき方に引率されて、捕虫網を持った子どもたちがやってきました。
菖蒲の説明を聞いている彼らの背後をアゲハがひらひらと・・ 見つかるかなと固唾を呑んでいたら、
案の定、説明は上の空できょろきょろしてたひとりの男の子が 「あー!おっきなチョウだー!」 と叫びました。
そしたら別の子が網を左右に振って追いかけはじめたので、じっと見守るしかありませんでしたが、
幸か不幸かアゲハは捕まることなく、林の中へ消えていきました。
やがて指導員の移動指示が発せられて、彼らはビオトープから去っていきました。
こっちはアゲハが飛んでいった方を名残惜しく見ていましたが、林の中で動くものはありませんでした。
ところが、ピオトープの水路を振り返ってみると、いつの間にか戻ってきていたのです。
近寄ると飛び立ち、近寄ると飛び立ちの繰り返しで、なかなか落ち着いてくれませんでしたが、
辛抱強く粘っていたら、やっと腰をすえてくれました。
得意の匍匐前進で水路の縁までにじりました。
最初のうちは翅をふるわせながら吸水していましたが、しばらくすると微動だにしなくなりました。
そのまま5分以上経過・・・どうしてそんなにたくさん水を飲めるのだろうと不思議でしたが・・・
よくみると、吸水しながら排泄しているのです。 ぽとぽとぽとと。。
充分撮れたので、ありがとうと言いながら立ち上がると、やっと身体の中の洗濯が完了したのか、
カラスアゲハも霧雨の中へと舞い上がりました。
這いつくばってカラスアゲハを撮っていたら目の前にこんなのが飛び出してきました。
あまりに小さい初齢幼虫だったのでピンボケしました。(言い訳です)
まだお昼前だったので、小雨が降る中、別のロケーションで撮影しました。
それが過ぎ去った関東では、時節は大暑というのにまるで秋が訪れたような涼しさ。
なので少々お熱い写真でもかまわないかな?
うちの子たち
カブト虫のオスは交尾中にキュウキュウと鳴きます。(メスも鳴くそうです)
カミキリ虫が関節を動かして出す鳴き声に似ています。(発音のメカニズムは違うらしい)
ではもうひとカップル
ツバメシジミ
映倫にかけたようですが、たまたまこのような場所でしたので・・と思ったら飛び上がってくれました。
愛のステージは枯れた結実したネジバナ
ツバメシジミのオスは交尾中にも翅をスリスリとこすり合わせます。
メスはしませんでしたが、するのかもしれません。
さて、実は今日もピン君を探しに来たのですが・・草むらにいくら目を凝らしても見つけられませんでした。
時間が経つにつれ曇っていく空の下、池の八つ橋のたもとに鮮やかに咲いていたのは・・
ミソハギ
お盆の頃に咲き、お供えにも使うので「盆花」ともいうそうですが、はじめて知りました。
(地方によるのでしょうね)
池の縁や周りの林の中をスジグロシロチョウが何頭も飛んでいましたが、風も出てきてなかなか着地せず。
着地しても少し近寄るとすぐに舞い上がる敏感な子たちばかりで、結局一枚も撮らせてくれませんでした。
どうやら今日は虫運がないかなと半ば観念して、散策そのものを楽しむつもりで歩き続けました。
アジサイの株にヤブカラシが絡まっていたので、何かこないかなとしばらく待っているとハチが飛んできてくれました。
どうしてこんなにくびれている必要があるのでしょうかね・・
その次に出くわした虫は意外なところ(杭の上)にいました。
ニイニイゼミ
弱っているのか、至近距離に近寄っても逃げないので、ちょっと失礼して接写しました。
目のうしろに耳みたいなのがあるのを再発見
もちろん耳ではありませんが、セミもよくみるとおもしろいなと・・のんびり考えていたら雲行きが怪しくなり・・
とうとうポツポツと細かい雨が降ってきてしまいました。
これはもうあきらめて帰ろうと思ったとき。ビオトープの水路に黒い影が・・・アゲハでしたが・・・
ちょうどそこに自然観察指導員らしき方に引率されて、捕虫網を持った子どもたちがやってきました。
菖蒲の説明を聞いている彼らの背後をアゲハがひらひらと・・ 見つかるかなと固唾を呑んでいたら、
案の定、説明は上の空できょろきょろしてたひとりの男の子が 「あー!おっきなチョウだー!」 と叫びました。
そしたら別の子が網を左右に振って追いかけはじめたので、じっと見守るしかありませんでしたが、
幸か不幸かアゲハは捕まることなく、林の中へ消えていきました。
やがて指導員の移動指示が発せられて、彼らはビオトープから去っていきました。
こっちはアゲハが飛んでいった方を名残惜しく見ていましたが、林の中で動くものはありませんでした。
ところが、ピオトープの水路を振り返ってみると、いつの間にか戻ってきていたのです。
近寄ると飛び立ち、近寄ると飛び立ちの繰り返しで、なかなか落ち着いてくれませんでしたが、
辛抱強く粘っていたら、やっと腰をすえてくれました。
カラスアゲハ
得意の匍匐前進で水路の縁までにじりました。
最初のうちは翅をふるわせながら吸水していましたが、しばらくすると微動だにしなくなりました。
そのまま5分以上経過・・・どうしてそんなにたくさん水を飲めるのだろうと不思議でしたが・・・
わかりづらいですがおしりに注目
よくみると、吸水しながら排泄しているのです。 ぽとぽとぽとと。。
充分撮れたので、ありがとうと言いながら立ち上がると、やっと身体の中の洗濯が完了したのか、
カラスアゲハも霧雨の中へと舞い上がりました。
オマケ
這いつくばってカラスアゲハを撮っていたら目の前にこんなのが飛び出してきました。
ショウリョウバッタ(幼虫)
あまりに小さい初齢幼虫だったのでピンボケしました。(言い訳です)
オマケ その2
まだお昼前だったので、小雨が降る中、別のロケーションで撮影しました。
ダイミョウセセリ
キキョウ
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
お早うございます。
ツバメシジミ、カワイイですね〜 頑張ってます ∈^0^∋
カラスアゲハって真っ黒じゃないんですね。綺麗です !
いろんな昆虫に出会えて良い散歩になりましたね。(^ニ^)
by yakko (2011-07-24 05:48)
おはようございます^^
カブトムシを飼育していらっしゃるのですか・・・手間がかかるのでしょうね。
我家でやったらすぐ死んでしまいそう(__;
ツバメシジミのお写真、見事ですね。美しいです。
トンボでも蝶でも、追っかけるとなかなか良い写真は写せないようですね。
結局、待てば海路の日和ありでしょうか・・・
by mimimomo (2011-07-24 07:05)
みなさん、おはようございます。今日も涼しいですね^^;
>yakkoさん
ツバメシジミの交尾シーンが一番よく見る気がします・・なぜでしょ。
ほんとのカラスの羽も”翠黛”っていうように、みどり色にも見えますから
この名前になったのではないでしょうか・・
いつもならもっともっとたくさん出会えるんですけど、この日は少なかったです。
>mimimomoさん
幼虫からだと、カブト虫の飼育はあまり手間かからないです^^
でも成虫が何十匹もいるとさすがに大変ですので配布しています。
ツバメちゃんはサービス精神旺盛でしたが(笑)
虫撮りは基本的に忍耐ですね^^;
by ぜふ (2011-07-24 07:36)
今年はチョウ、トンボが少ない気がします。
by Silvermac (2011-07-24 07:48)
>Silvermacさん
こちらもチョウが少ないように感じます。(トンボはそこそこ)
>majoramuさん
2000個目のナイスをありがとうございました^^
やはり何かご縁がある気がします。。
by ぜふ (2011-07-24 08:28)
粘られたかいがありましたよね。
カラスアゲハ、真っ黒かと思ったら、ビードロのようなきらきらの緑色なんですね。 ^^
蝶って本当に飛ぶ宝石色なんですね。
夏は、昆虫たちのラブラブな季節なんでしょうか? 映倫? (笑)
by moz (2011-07-24 17:21)
くびれは欲しいけどあんなに細くじゃなくて良いです。
食べた物は何処を通るんじゃい!って突っ込みたい体系ですね。
by 響 (2011-07-24 18:19)
>mozさん
クロアゲハとカラスアゲハは似てますからね。
宝石のように緑色がきらきらしてたらカラスです^^
虫の種類にもよると思いますが、夏はラブ虫が多いですね。
(映倫は流しといてください^^;)
>響さん
”自然に無駄はない”ともいいますからね・・
この子は食べ物がのどに詰まることはなく、腰に詰まるんでしょうか。
そんな詰まり方イヤだ~(笑)
by ぜふ (2011-07-25 06:13)
ハチさんのウエストにビックリ!!
カラスアゲハ綺麗ですね☆
by めぇてる (2011-07-25 15:06)
ラブラブ虫
恋の季節ですね。
by masao。 (2011-07-25 16:57)
>めぇてるさん
やっぱりインパクト大だったみたいですね^^;
自然は不思議です。カラスアゲハの翅の色も・・
>masao。さん
季節は最高潮ですね! いっぱい見かけます。
もちろん撮り損ねたラブ虫もいっぱいいますが^^;
by ぜふ (2011-07-25 22:20)
こんばんは。
niceを押し忘れていました・・・失礼しました(_ _)
by yakko (2011-07-25 22:46)
あのくびれが欲しい・・・(笑) あのハチさん、見かける度にどんなカラダの
仕組みになっているんだろうって思っちゃいます。
キキョウ、とってもキレイですね(▰╹◡╹▰)
台風が東北地方を通らなくて本当に良かったです。この過ごしやすい日が
続くといいな・・・
by ちゃと。 (2011-07-25 23:28)
カブトムシって鳴くんですね。
初めて知りました。
こうやって命をつないでいくんだなあ。
by うえいぱうわ (2011-07-26 00:27)
>yakkoさん
わざわざ押しにきてくれてありがとう┌(_ _)┐
>ちゃと。さん
ハチの世界もナゾだらけのようです^^
キキョウに反応してくれてありがとう♪ これも旬の花ですよね。
少しだけ過ごしやすい日が続きそうですね^^
>うぇいぱうわさん
カミキリ虫よりもせつない声で鳴きます。体格とは反対に^^
産卵したらどうしようか・・考え中・・
by ぜふ (2011-07-26 06:49)
息子たちが子供のころ カブト虫を飼育してましたよ。何年も。
山百合は大木の下の崖のようなところで咲いていました。
ネムノキはそろそろおしまいですね。
by majoramu (2011-07-26 07:58)
カラスアゲハの内側、ホントにキレイっ!
地味な和服からチラっと見える襦袢や襟の華やかさに通じるものがあるかも・・・と、柄にもなく、ちょっと雅な発言してみました(^^;)
日曜、屏風ヶ浦で海を見ていた時、頭上をトンボが通過。
大きさからすると、オニヤンマ・・・だったと思います。
オニヤンマは死んじゃったのしか撮影したことがないので、もうちょっと"親しく"なりたかったなぁ(TT)
by ふじのり (2011-07-26 08:29)
捕まらないでよかったですね♪
ホッと胸を撫で下ろしたことでしょう。
ミソハギがまだ咲かずに、ウズウズしてます。
週一回はポイントに出かけてるんですがね。
運が良いのか悪いのか、蝶のラブラブには
一度も出会った事がございませんです~(^-^;
by kazykaz (2011-07-26 15:57)
>majoramuさん
カブト虫を何年も=何世代も飼育していたとするとすばらしいことです。
ネムノキはおわりですか・・急いで近所に見に行きます^^;
>ふじのりさん
襦袢の艶やかさ、わかります。何事もちらりと見えるものは粋ですよね^^
オニヤンマは、http://floralmoon.blog.so-net.ne.jp/2010-11-06
に登場してます。いつか生きてるの撮れるといいですね^^
>kazykazさん
子どもたちのことを思えば捕まってしまってもいいかなと思ってました^^;
ミソハギは別の場所では散り始めていました。ずいぶん違うのですね。。
チョウのラブ虫はアップした写真のように草葉の陰でじっとしてますから
探さないとみつからないですが、探せばこの季節、いるはずです^^
by ぜふ (2011-07-26 23:53)
カブト虫飼育していたのは数年ですよ。
ナンキンハゼの蝉、偶然です。
高い場所の枝を望遠で撮ったので その時は気が付きませんでした。
by majoramu (2011-07-28 08:16)
ほんと早い梅雨明けで猛暑がきたかと思えばここ数日は雨で朝方とか涼しいくらい、布団また出してかけて寝てます。
今週末は雨で写真撮り行けません~
クワガタやひまわり、夏の景色とか撮りたいのいっぱいあるのに、、、
by やまべぇ (2011-07-29 22:19)
>majoramuさん
カブト虫、産卵しているかもしれません。そろそろ確認しなくちゃ。
ニイニイゼミは偶然でしたか~ 狙ってもなかなか撮れないのに・・^^
>やまべぇさん
この1週間ずっと曇ってましたね。週末は晴れて欲しかったのに・・
野生のクワガタ撮りたいです^^
by ぜふ (2011-07-30 06:20)
カラスアゲハ、綺麗な色が出てますね
直ぐに逃げる蝶類、撮るには忍耐なんでしょうね。
by g_g (2011-07-30 08:09)
7月末から、というよりも真夏は見頃の花は少なくなります。
北鎌倉ではいまや国民的な花? のなでしことか、オミナエシとか、ちょっと渋めの花かもしれません。
by moz (2011-07-30 11:48)
>g_gさん
ありがとうございます。間近で見られてよかったです。
今日の主役だと思ったときはひたすら忍の一文字ですが、
すかされることのほうが多いですね・・^^;
>mozさん
そうですね。南の島にでも行けば別でしょうけど^^
ほんとは今日、鎌倉へ行く予定だったのですが、あいにくの天気で・・
ざんねんです。。
by ぜふ (2011-07-30 21:11)